31 人形は満月の下で踊る
情報
プロローグ
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
|
嗚呼、聞こえる。やつの足音が聞こえる……。
(0) 2010/09/02(Thu) 14時頃
|
辺りは日が沈み、まだ満ちるには時間が掛かりそうな紅い月が、空へと昇りはじめました。
場面は大きな街の一角、小さな家の前。
青年の姿をした人形は、何かに怯えるように辺りを見回すと、静かにその中へと入っていきました。
やがて夜が明けると、辺りに明るみが増し、街は彼の怯えをかき消すように賑やかになっていきます。
月が紅くなったことで祭りが始まることを知った人々は、街に集まりはじめました。
さあ、10年ぶりの月紅祭の始まりです。**
(#0) 2010/09/02(Thu) 14時頃
|
[木陰の幌馬車から、未だ細い紅月を見上げ。]
――紅い月の下 鈴の音響かせ ――奏でる調べは 遥かな狂詩曲(ラプソディア)
[リュートを小さく爪弾きながら、女は低く口ずさんだ。]
――小さな鼓と 胡弦の織り成す ――鼓動に煽られ 心は高鳴る
(1) 2010/09/02(Thu) 19時頃
|
|
――銀鎖の腕輪を シャラリと鳴らせば ――金沙のショールが 熱気にたなびく
[女の居る……否。女を【造った】一座は、明朝には祭りの行われる街に入ろうとしていた。]
――さあさ唄えや 全てを忘れて ――さあさ躍れや 宴に酔いしれ……
[……後に続く詩は遠い国の詞(ことば)か、或いは意味を成さぬ*呟きか*]
(2) 2010/09/02(Thu) 19時頃
|
|
[……と。一座の男に、皆の居る焚き火の元へと促され。弦を爪弾く指は止めるも、視線は月に捕らわれたまま。]
ううん、ここでいい。私、月を見ていたい。 ……本当に、月が紅く染まるのね。
[先の祭りの時期に採掘されたという自身の石を確かめるよう、そっと、胸元に手を当てた。 さらりと揺れる腕輪に飾られた黄玉(インペリアルトパーズ)は身の内に眠る宝玉と同一の結晶なのだと、己の持ち主……座長夫婦が昔語っていたと思い返しつつ。]
……ありがとう。月に厭きたらそちらに向かうわ。
[静かに、微笑んだ。]
(3) 2010/09/02(Thu) 21時頃
|
|
[……やがて男が去ったのを察し、空に呟く。]
……貴女が、私の《母》なのね。
[《父》ならば女の造り手を、《親》ならば女を一座の娘として育てた夫婦を指すであろうが。紅月を《母》と当てはめ、くすりと笑い。]
お逢いできて、嬉しい。 ねえ、お母さん。何かリクエストはある? せっかくなら私のお唄、聴いて頂戴? ……ああ、言っておくけれど。恋歌はあまり期待しないでね。私、歌詞の意味がよく解らないの。
[……やがて目を細め再び爪弾きだす彼女が浮かべた笑みが、見た目の歳より遥かに幼いと、*気付く者は無く*]
(4) 2010/09/02(Thu) 21時頃
|
|
お父様、お茶が入りましたよ?
[軽くノックをして、扉を開く。 父はにこやかに微笑んで、自分の下へと促してくれた。]
今日は良質の葉を貰ってきたので、早速淹れてみました。 今、机の方に…。
[小さな背で、手を伸ばしてカップを机の上に置く。]
『ありがとう。』
[そう言ってくれた父は、軽く私の頭を撫でて微笑んでくれた。]
どういたしまして。お父様、例の事件…ですか?
[父は、困ったような顔で頷くと私に新聞を渡してくれた。]
また人形の石が奪われてしまったんですね。犯人は一体誰なんでしょうか?
(5) 2010/09/02(Thu) 23時頃
|
|
[私達人形にとって、月紅石は命そのもの。 それを奪われてしまえば、意思も心も喪ってしまう。 私は心配そうな顔をしていたのだろう。父はそっと頭を撫でて]
『大丈夫だよ、心配しないでも犯人を捕まえるから。』
[私は父に余計な気を使わせてしまったと反省して微笑む。]
はい。お父様は名探偵ですもの。きっと犯人を捕まえられます。私も一生懸命お手伝いしますね。
[父と一緒に笑うと、昨夜見た紅い月を思い出した。]
そういえば、いよいよ月紅祭が始まるんですよね? 初めての月紅祭とっても楽しみです!
[窓の外に乗り出すように見つめると、家の前の通りは既に賑やかな団体が忙しなく行き来していた。]
お父様、私少し外を見てきてもよろしいですか?
[私は父の許可を得ると、迷わず家の外へと出て行った。]
(6) 2010/09/02(Thu) 23時半頃
|
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/09/02(Thu) 23時半頃
|
―朝・街の大通り―
うわぁぁぁぁぁ〜。すごい!人が一杯です!!
[普段から人が多いのは見慣れていましたが、今日はいつにも増して多い気がしました。 どこを見ても人や人形ばかりで、思わず感嘆の声を上げてしまい、 それを見ていた通行人の視線を一身に浴びていることにも気付けず。 結局気がついたのは見知った顔に声をかけられたときでした。]
あっ!おはようございます!朝早くから人が一杯でびっくりしてしまいました。 私、今回が初めてのお祭りなので… とっっっっっっっっっっっっっっても!楽しみです!
[そう言って笑うと、自分の家の父の部屋を見上げました。]
お父様の仕事が終わったら、一緒に回るんです!
[そう言って皆に微笑みながら朝の挨拶をして回ることにしました。]
(7) 2010/09/02(Thu) 23時半頃
|
|
―月の広場―
[広場に出ると、既に賑やかな町並み、知らない人が、見た事もないようなものを売っていたり、 大道芸人のような人たちも一杯いました。]
すっっっっごい!! 世界にはこんなに私の知らないことが一杯あるんですね!
[すっかり興奮したまま、私は広場の隅から隅まで見て回ることに*しました。*]
(8) 2010/09/03(Fri) 00時頃
|
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/09/03(Fri) 00時頃
|
―早朝・街の正門―
[その街は彼女が今まで回った集落の中でもかなり大きな規模の物らしく。手続きを待つ隊商や旅人、或いは同じように芸を売る者達で、正門はごった返していた。]
……込み合ってるわね。さすがは月紅祭、なのかしら?
[誰にともなく問い掛ければ、渋面の座長。前方の、長年馴染みの隊商の幌馬車が、手続きに時間を食っている様子が解せないらしく。]
……例年出入りしてる所は顔パスなの? なら、いつもは此れほどでもないのね。
[何かあるのかもしれない、と低く警戒を促す座長に言葉を返そうとした時。
馬車の中を、何者かが覗き込んだ。]
(9) 2010/09/03(Fri) 03時頃
|
|
[不調法を問い詰める夫人の声に、街の警史らしき男は淡々と、近頃頻発する月紅石強奪事件の説明をする。]
月紅石を……?
[人形の核とも呼べる石は決して安価な物ではなく。また、埋め込まれた宝玉もそれだけで一財産と呼べる類いの物が使われている故に、狙われてもおかしくは無いと知ってはいるが。]
……怖い、話ね。
[警戒を促され、また、簡単な旅荷の為にやや手続きが手間取っている旨を聞きつつ。 一応、意には留める物の。……本心では、世間話と大差無い風に聞き取り、他人事のように素っ気ない言葉を返した。]
(10) 2010/09/03(Fri) 03時頃
|
|
―朝・月の広場―
そんな……平気よ。工房は、大通りに面した所にあるのでしょう?
[安宿に馬車を預け、興行場所を確保し。舞や唄を披露していると、自らの出番の合間に座長夫妻に声を掛けられた。 この街に居る合間に彼女は【造り手】の元へ通い、検査と修繕とを行う運びとなっていたのだ。が。]
なら、一人で行けるわ。一度に何人も抜けたりしたら、興行の方が疎かになってしまうもの。
[騒ぎを聴いた夫妻が、極力単独で動くのを避けるよう彼女に言い含め、行き来は誰かを護衛に付ける旨彼女に告げたのだった。]
(11) 2010/09/03(Fri) 03時頃
|
|
[しかし。]
……心配しすぎよ! そりゃ……あまり安い身では無い自覚はあるけれど。その分、それなりに精巧には出来ているでしょ?
きっちり外套羽織って、昼過ぎに行って夕方前には戻れば、大丈夫よ。だから……ね?
[……あまり納得していない様子の夫妻にだめ押しの笑みを浮かべ、広場を見回した。 沙の織物や装飾具を売る旅商人や、異国の琴に合わせて剣舞を披露する踊り子。色とりどりの屋台を行き交う人の流れの合間には、人形の姿も多々。]
(12) 2010/09/03(Fri) 03時頃
|
|
大丈夫よ。ほら、街の人形達も普通に行き来してるでしょ? 騒ぎが酷くなるようなら、また考えるけれど……。
……それにしても、凄い規模のお祭りなのね。
[心配顔の夫妻を他所に、彼女は熱気に溢れる広間を興味津々と眺めていた。その中には、興奮した様子で広間を回る小さな少女人形の姿も、*あっただろうか*]
(13) 2010/09/03(Fri) 03時頃
|
|
― 路地裏 ―
はぁ……っ。 はぁっ……。 ……ッ。
[どさり。音を立てて、狭い路地裏のスペースに座り込む。 荒く上がった息を整えると、最後に大きく息を一つ吐いて。 瞳を閉じれば、月の広場、大通りから聴こえる賑やかな音が耳に届いた。]
……お祭り?なのかな。
[どきどきと鼓動する心臓は、ないけれど。 疲労を残す体。 重く感じる瞼をあけて、首をゆるりと、賑わう雑踏の方へ向ける。]
君は、ここに、居るのかな……?
[掠れる息で、ぽつりと零す。再び、鉛の様に重い瞼を*下ろした。*]
(14) 2010/09/03(Fri) 20時頃
|
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/09/03(Fri) 22時半頃
|
―月の広場―
[見た事もないような大道芸や、歌を歌ったり、踊ったりする人、全てが新鮮でした。 私は感嘆の吐息を漏らし、父から貰ったお小遣いでお菓子を買う事にしました。]
わぁ〜これも甘くておいしいです。 こういう時って人形はとっても便利です。いくら食べても太らないですし…。
[近所の女性たちは甘いものが好きでも、太るから一杯食べれないと、よく嘆いていました。 楽しくなってお菓子に夢中になっていたら、どすんと、誰かにぶつかってしまいました。]
あ、ご、ごめんなさい。大丈夫ですか?
[顔を上げると、先程歌ったり踊ったりしていた人がそこにいました。]
あ!!さっき歌を歌ってた綺麗なお姉さんです!
[思わず大きな声を上げてしまったので、両手で口を抑えました。]
(15) 2010/09/03(Fri) 22時半頃
|
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/09/03(Fri) 23時頃
|
― 路地裏→月の広場 ―
[片手を壁について身体を支えながら、よろよろと立ち上がる。]
広場は、危ない、かな? それとも……。 『木の葉を隠すなら森の中』ってやつかな?
[昔、本か何かに書いてあった言葉を思い出す。 小さな身体なら、人込みに紛れればむしろ見つかりにくいかもしれない。 そんな事を考えながら、大通りの方へ歩を進め始める。 ――……いや、どちらにしろ。 留まっていては『探し物』は見つからないのだから。]
(16) 2010/09/03(Fri) 23時頃
|
|
[きょろきょろと視線を左右に泳がせながら、歩く。 探し物を、見つけるために。追っ手に、見つからない様に。]
[辺りを包む賑やかな音、楽しそうな声。笑い顔。 自分の周りの空気だけ、切り取られている様な、そんな感覚に。 僅か悲し気に微笑んでみたりして。 斜め下へ視線を落としたその時。]
『あ!!さっき歌を歌ってた綺麗なお姉さんです!』
[耳に飛び込んできた、懐かしい声>>15に。 びくりとして顔を上げる] ホリー!!
[名前を呼んで、駆け寄った。]
(17) 2010/09/03(Fri) 23時半頃
|
|
[声が大きかったのでしょうか? やっぱり周囲の人たちの視線を感じてしまいました。]
あ…ご、ごめんなさい。 さっきの唄が上手だったので、つい大声だしちゃいました。
[もう一度だけ頭を下げると、誰かに名前を呼ばれました。 きょろきょろと辺りを見回すと、一人の男の子を発見。 私と同じくらいの身長の男の子なので人形でしょうか?]
えっと…私がホリーですけど…。
[父のお客さんだったりすることもあるので、知らない人でも挨拶はしっかりします。]
おはようございます。
(18) 2010/09/03(Fri) 23時半頃
|
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/09/04(Sat) 00時頃
|
……え?
[逃亡した後、ホリーが記憶を失った事は知らずに。 少し他人行儀とも思える挨拶。声に。首を傾げながら。]
……お、おはよう。 どうした、の? [僅か戸惑いながら、聞いてみる。]
(19) 2010/09/04(Sat) 00時頃
|
|
[近寄ってきた子を見ると、どうやら女の子だったようです。 失礼をしてしまったなと、反省しつつ…。]
どう…?えっと…どうもしていませんが?
[あれ?と彼女の首をかしげる様子に、思わずこちらも首を傾げてしまいました。]
えっと、お父様のお客様…ですよね?
[なにやら話が噛み合いそうにないので、早々に疑問を口にしてみることにしました。]
(20) 2010/09/04(Sat) 00時頃
|
|
お客様……?何、言って……。 僕が……僕が、分からないの?
[はっとして、俯いて。 自分のダイヤの埋め込まれている部分に手をあてる。]
[人間と違って、人形の記憶は簡単に『取り外し可能』。 姿を消した時点で、可能性を考えなかったわけではない。けれど。 ――……尤も、宝石は無事だという事には気付かず。 リセットされたのだと、そう思う。]
ううん。何でもない。 ……『お父様』って、言ったよね? 君には持ち主が居るんだ? ……幸せ、なのかな?
[以前とは違う、元気そうな表情と、先程聴こえた明るい声に。 そんな事を聞いてみる。]
(21) 2010/09/04(Sat) 00時半頃
|
|
[彼女の様子に、思わず不思議そうな顔をしてしまいました。]
あ…れ…?お知り合いでした…か?
[とっても失礼なことをしてしまったのでは?と焦ってしまいましたが、 続く様子はどうやら大丈夫そう…なのでしょうか?]
えっと…、はい、お父様はこの街で探偵をしているんですよ。名探偵なのです!
[本当は私がそう言いふらしているだけで、真実はよく分からないのですが…。 それでも大好きな父の話になると、それだけで笑顔がこぼれてしまいます。]
持ち主…というよりもお父様とお呼びしていますが、でも、とっても幸せですよ!
[思わず零れる笑みは、いつもの事です。]
えっと、随分と元気がないように見えてしまうのですが…。 なにかお困りですか?
[困ってる人には親切丁寧に!父の教えを守って、少し寂しげな様子の彼女の事を聞きたいと思ってしまいました。]
(22) 2010/09/04(Sat) 00時半頃
|
|
……そうなんだ。 (やっぱり、記憶が無いんだ。)
そうなんだ。 (今君は、幸せなんだね。)
ううん。大丈夫だよ。 あ、そうだ。 『初めまして』僕の名前は、スカーレット。 ……宜しくね。
[悲しみをぎゅっと堪えて、にこりと微笑みながら挨拶をする。 胸のダイアモンドがちりちりと痛む気がした。]
(23) 2010/09/04(Sat) 01時頃
|
|
[彼女を見つめる目は、どうしても不思議そうな顔になってしまいます。 でも、なぜだか、胸のダイヤモンドがとても痛いです。]
はじめまして、スカーレットさん。 よろしくお願いします。
[そう言ってもう一度、頭を下げました。 なぜでしょうか?彼女の寂しそうな笑顔がとっても辛く感じます。]
本当に大丈夫ですか? あの、具合とかが悪いのでしたら、私の家が近くですので、休まれていきませんか?
[視線を家のほうに向けて、もう一度彼女に向かって首を傾げました。]
(24) 2010/09/04(Sat) 01時頃
|
1
2
3
4
5
6
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る