258 【突発誰歓】鬼渡し弐
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[滑り込むのは緋色のナニカ]
[呼び起こされるは、淵に沈めたくろいモノ]
……逃げて逃げて、その先に。
壁があったら、また逃げて。
……どこまで逃げてくれっかな?
[く、と落ちる嗤いは密やかに]
……他の連中が『逃げる』態、見る側になるのもわるかねぇよな。
[だって、自分はいつも。
『逃げる』背を見られて、嘲られる方だったんだから]
……そーそ。
そーじゃねぇと、面白くねぇんだよ。
[ただ蹲っていられたら、面白くない上に気分が悪い。
心の奥底、深い澱み。
そこに沈めた、昔の自分を思い出すから]
[『興味を持ったら、どこまでも追いかけていく』。
それが、現在の伐山龍人という人物に対する、一般的な評。
が、ひと昔前の彼を知る者からは、
『何かあるとすぐに逃げるヤツ』。
という評の方が多くなされる。
自分に自信がなくて後ろ向きで、けれど、それを表に出して嘲られるのも嫌で。
その結果、表面的には強気を装って、その実、いつも上手く『逃げる』事ばかり考えるようになっていて。
そんな自分への鬱屈や苛立ち、そんな状態になった事に対する周りへの責任転嫁と、それに付きまとう自己嫌悪。
そんな澱みはいつか深い、ふかい淵を作り出して。
自分の本質は、その淵に沈めて見ないようになっていた]
[誰かと接すれば自分も相手も傷つけて、より淵を深くする悪循環。
そんな状況から抜け出した契機が、とある写真と、それを撮った人物との出会い。
当たり前のように、色々と教えてくれて。
ごく自然に、写真の道を示されて。
気が付いたら、その後ろを追いかけていた。
自分にできる事、自分だからできる事のとっかかりを示してもらえたのが嬉しくて、恐らく過去に知り合った誰よりも懐いていて。
そんな様子が、『かわいい後輩』とか『わんこみたいなヤツ』という評に結び付いていたらしい、というのはさておき]
[そうやって、追いかけてはみても。
本質は簡単には変わらぬ、変われぬから。
ふとした時に感じる距離や、自分の脆さを晒しそうになると、逃げだして。
それに対する自己嫌悪が、もやもやという形で降り積もって。
そんな状態を知られるのが嫌で、宛ナシ旅に託けて、距離を取った。
結局また、『逃げた』。
そうして逃げた、その先で。
緋に魅せられ、その果てが──現状]
[追いかけて追いかけて、さて、その先には何がある?
『鬼』が求めるのは新たな依り代、新たな闇。
『彼』が求めるものは、『彼』自身にも見えていない。
ただ、逃げる側から逃れたいだけ。
追う側になって逃げるものを追いたいだけ。
ずっと続けていた立場をひっくり返したい。
単純といえば単純な──でも、容易くはできなかった事をやりたい。
そんな澱みに、この立場はがっちりと合いすぎて。
余計なことまで考える必要性は存在しない]
[先輩が過去にできなかった事。
それを投げかけた意図がどこにあるのかは知らない。
ただ、羨望と憧憬の対象にできなかった事をやるというのは、妙に響くもの。
それができたら、それができれば。
もう、あのひとから『逃げる』必要なんてないんじゃないか──わき上がったのは、そんな感情。
それは、『鬼』に揺らされ、『彼』の中で急激に強くなる]
……なんとしても……。
[捕まえる。
捕まえて、それから──は。
やっぱり、見えていないけれど]
[追いついた、捕まえた]
[あの人が出来なかった事が、できた]
[過るのはそんな思い──それを為せたのが、自分だけの力じゃない事は、見えない、見ない]
[今はただ、『鬼』の高めた感情のまま、その事実に酔いしれるだけ]
[器が『望み』のために、全力を出して闇を深めたから、とは言わないけれど]
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