256 【突発RP村】胡蝶の夢
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……ハナの残りは部屋に置いてあるぞ。
トレイルが食う分までは、ないかもな。
[まだ“仲間”が誰かに殺されてしまったことなど、気づかずに。]
分かった。
ありがとう。
[おぞましい食事の音を聞き届ける、二回目の夜。
人狼の仲間が犠牲に選んだのがハナであることにすら、私は何も感じない。
そして。
トレイルさんの声がいつの間にか聞こえなくなっていたことに、まだ気付かず。]
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— 3日目/早朝 —
[食事の残りを部屋に置いた、という声を聞いて、寝ぼけ眼は覚醒する。 向かうのはハナの部屋。 ドアを開ければ漂う死臭。キャサリンのものより瑞々しい血のにおい。
胴体は食い尽されていたけど、伝えていたお願いを聞いてくれたらしく、 それ以外の部分は十分に残っていた。]
……ハナ。かわいそうに。
[こんな子まで、こんな有様になるなんて。 なんて残酷なのだろうと思い、泣けてくる。
だからといって私は仲間を止めるなんてことはしない。 おぞましいけれど、これは必要な食事らしいもの。]
(10) 2016/11/16(Wed) 01時頃
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待っててね。 ハナの子供も、つくってあげる。
[肉片を拾い集めながら、遺骸の頭を優しく撫ぜる。 この子が羨ましかった。きょうだいがいる、しっかり者の長女。 ハナの子供ならきっと可愛いだろう。期待が膨らむ。
……ただ、キャサリン、ハナと、女性の肉片は順調に手に入ってるものの、 男の人の遺骸が手に入らずにいるから、まずいかも。 いくら寒い冬といえど、屍のにおいは少しずつ隠せなくなってくる。]
相手は誰がいいかな? ランタン屋さん? ケヴィンさんは、オーレリアさんとだから、だーめ。
[明るく微笑みながら、腕の中に拾い集めた肉塊をタオル越しに撫でる。
部屋を検めるが、ジェフさんは流石の手際というべきか、ほとんど証拠を残さずに事を済ませていたから。 あとは特に手をつけるまでもなく、自室に戻った。*]
(11) 2016/11/16(Wed) 01時頃
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— 日が昇って —
[ベッドの下に隠した遺骸は2人分。 タオルで厚く包んであるから、今はまだ、においが強く漏れてはいないはず。 部屋を捜索されれば見つけられてしまうものだけど、 昨日はジェフさんがうまく誤摩化してくれた。
この状況に、この行為に、慣れつつある自分。 おかしいかな? 分からないや。
死者への敬意を払う方法は、教えてくれた覚えがない。
吹雪が未だ止まない不可思議も、もう諦めが勝って、 まだ帰れないなら仕方ないよね、と自分に言い聞かせる。]
(12) 2016/11/16(Wed) 01時半頃
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[ハナの部屋の前を通りかかった時、そこには誰かがいて。>>9]
ランタン屋さん?
[彼の意識は落ちていたのだろうか。 その身を案じるように近付き、目を覚まさないようなら肩を叩いてみた。
もちろん、私にとっては既に見た部屋の中の惨事に、驚くことはなく。**]
(13) 2016/11/16(Wed) 01時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2016/11/16(Wed) 01時半頃
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[>>60ランタン屋さんは我に返った。 だけど立ち上がろうとしてまた崩れ落ちたので、支えられるなら支えようとした。 こんなところでどうしたんだろう、と、まず私が思ったので。 聞かれてもきょとんとして、確かめるように口に出す。]
ハナちゃんを殺したんじゃないよね。 ランタン屋さん。
[泣きそうな表情で、しかし落ち着いてそう言い放つ。 そうじゃないことは私はよく知っている。ので、これはあくまでも、 大丈夫だよと励ますつもりだったけれど、どう受け取られたか。
幼いハナの遺骸を横目に、今も悲しさと期待が同居している。**]
(70) 2016/11/16(Wed) 15時半頃
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トレイルが………殺された。
[かすれた声で、それだけを、ぽつりと伝える。]
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あなた“も”人狼なの?
[>>82明かりの消えたランタンのような、そんな暗い瞳に、私はどう映っているのだろう。
私が囁き声を聞いた二人の人狼とは違うこの人は、ハナを食べてはいないと知っているけど。 人間だとか、人狼だとか、そんな些細な違いを螺子足らずの土塊は知らない。
そっと彼の耳元で、小さく楽しげに囁く。]
だいじょうぶ、黙っててあげますから。 ハナ、美味しかった? ねえ。
[彼が自分を人狼だと思うなら、それでいいんじゃない。 私は責めるでもなく、その様子を面白がる。
他に誰がこの部屋で、この様子を見ていたかは知らないけど、 声だけは彼にしか聞こえないように。**]
(88) 2016/11/16(Wed) 19時半頃
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[今のランタン屋さんと、トレイルさんの声が重なる。
食べたくなかったけど、食べちゃったあの人。
見ている私には、違いが分からないでいる。]
受付 アイリスは、メモを貼った。
2016/11/16(Wed) 21時半頃
え?
トレイルさんが?
[聞こえてきた赤い声は、唐突な知らせで。
でも確かに、起きてから姿を見ていない。]
……そっか。
[次々に人が死んでいくこの場所で。
人狼だけは安全なのかもと思っていたけど、そんなわけなかった。
ただそれを知る。
死を悼む感情は、今の私からは抜け落ちている。
それは全てのいのちに等しく。]
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[>>102声を荒げられて、びくりと肩が跳ねる。 ランタン屋さんの感情の揺れ動きのように、その灯火は弱まったり、激しく燃えたり、不安定。]
……化け物でも、みんないっしょです。 こわくなんかない。
[悲しい目で彼に、じいっと視線を合わせる。 私だって人間じゃない。ただの土塊。何にもならない役立たず。 それでも私にできることがあったんだから。 怒ることも、悲しむことも何もない。
きっと、ランタン屋さんが感情を露にする相手が私じゃないなら、 もっと違う答えをあげられたのかも。]
(104) 2016/11/16(Wed) 22時半頃
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それなら。 ハナが寂しくしてるといけないから。 ハナと一緒に、ハナの子供を作りませんか?
私、お手伝いしますから。
[真面目な顔で提案したら、さあ、どう思われたかな。 でも、どうすればいいかと問われても、そうするのが一番だと思うから。
私は、目元は泣きそうなのに、笑った。 かなしいね。うれしいね。もう何もわからない。]
(105) 2016/11/16(Wed) 22時半頃
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……寂しくなるな。
[彼女の淡々とした返事はいつものこと。
気にせず、自分の気持ちをこぼす。]
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[>>108一緒にいてはいけない。 その拒絶の言葉を受けて、後ずさる。
そうか。そうだった。 私はそれが、嫌で、嫌で。]
うん。 それなら、いい。
[人でもない、狼でもない、 ただの土塊は、下がるしかない。]
(125) 2016/11/16(Wed) 23時半頃
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無理じゃないよ。 子供は、……“いのち”は、作れるもの。
[>>111首を横に振って、溜め息をひとつ。 私が信じ込んでいることを疑う理由なんかなかった。 林檎が赤い実をつけるように、花が種を残すように、いのちは作れる。 私の手だって、それができる。]
私が、やってみせる、から。
[光の宿らない目で、ひとつ笑って。 ゆらりと踵を返そうとした時、>>120怒声が私を追い越した。
それを見送って、間も無く聞いたのは仲間の声。 トレイルさんが、殺された。と。*]
(126) 2016/11/16(Wed) 23時半頃
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アイリスは、ジェフからの報せに心が大きく動くことはなく。
2016/11/16(Wed) 23時半頃
アイリスは、ケヴィンのことを昨日に引き続き考えている。
2016/11/16(Wed) 23時半頃
アイリスは、オーレリアと共に、私のしたいことを。
2016/11/16(Wed) 23時半頃
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