207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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ギリ―、お前は死ぬな。
[自分の肩に刺さったナイフの事は黙ったまま。
もうこの船の秩序は壊れるだろう。
その時、船長の傍にいる事が出来るのは、きっと。]
お前しかいないだろう。
[意識を手放した男の耳を撫でた。
毒の治療もしない自分は……きっと。]
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―第二甲板―
[小突かれて笑い声を上げていたニコラスは厨房へと移動する。 その後ろ姿を何となしに眺めて、暫くは座ったまま。]
―――?
[セシルがオルガンを中断し、その場を去った頃だったろうか。 ふいにのこぎりを握るリーの姿が目に入る。>>8 その視線を追って、いつの間にかヴェラの姿が見えないのに気付いた。
そう、それが気になったのは只、何となく。勘だ。 立ち上がり、二人からやや遅れて厨房の方へと歩みを進めた**]
(20) 2014/12/13(Sat) 02時頃
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……はあ。
[グレッグのことを殺してしまったと、溜息を吐く。
ホレーショーはきっと私のことを憎んでいるだろう。
だが、しかしこれでミナカが助かるなら。
……物静かな豹からの聲が聞こえないことには、まだ気づかない。]
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―厨房ー
[厨房の方に意識を向けると、少し逡巡した後リーが側に付いてくる。>>45話しかけられ、それに軽く振り向いた]
………あ?
[ヴェラの瞳が一瞬紅く染まったのは、ちらりと見えたような気もしたがはっきりとは確認していない。 あいつがどうしたんだと聞き返そうとして。
ガシャアアン!!と派手な音が周囲に鳴り響いたのは、その刹那だったか。]
―――――!?
[咄嗟に踏み込めば、首元に牙を立てられ血に沈む料理人と、 グルルと唸り声をあげ、血まみれでそれを押し倒す半獣半人の姿]
(47) 2014/12/13(Sat) 12時頃
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ニコラスッ、!!!!!
[思わず鋭い叫び声が口をついて出た。 喚きながらも手斧を握り締めるニコラスにかろうじてまだ息はあったか。 ニコラスの肩にかけられたじみた前足、 今まさに喉笛に噛みつこうとする紅い口。 明らかに冷静さを失い獣同然に唸り続けるその姿も、 赤茶の毛並みは紛れもなくヴェラーヴァルと同じもので]
(49) 2014/12/13(Sat) 12時頃
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――ヴェラぁ、テメェかぁっ!!!!!
[一瞬の動揺は、状況を理解するや否やぎらりとした殺意に転じた。 誰かが止める間もなく一息に飛び出て槌を抜き、 ヴェラに向かって振り下ろそうと一閃する。 反撃を企むニコラス本人が、その手斧を振るうのとどちらが早かっただろうか*]
(50) 2014/12/13(Sat) 12時頃
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ヴェラ、そちらの方はどうなった。
返事をしろ。
[先ほど煩い声がどうのと言っていたのを
最後に聲が聞こえない。
確かにヴェラのこちらを刺す冷たい瞳には
いつ裏切られるとも知れない恐怖を覚えてはいた。
だが仮にも同族だ。
いつか彼のことを仲間と言える日が来るのではないかと、
思っていた……]
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― ―
[やがて咆哮も上げぬまま、半獣半人の化け物が息絶える。 見開かれたままの紅い瞳はいつもと同じ無表情のままで。 逆に絶望を体現しているようだった。]
……………ッ、
[肩で荒い息を吐き、鉄槌を構えたままその場に佇んだ。
――そうしているとふと、魂の気配がするのを感じた。
それは目の前で命を落とした料理人のものと、 息絶えた化け物の禍々しい紅い気と、もう一人。
もう一人、第三甲板で未だ知れぬまま奮闘を繰り広げた、か弱い「人間」の聲。 ――ホレーショーを慕っていたあの若造、グレッグが 命を落としたことを知らせていた。]**
(51) 2014/12/13(Sat) 12時頃
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[ギリ―の治療をしながら船長の聲を思い出す。
そしてギリ―の行動も船内の惨状も。
どれも浅はかな自分の行動が原因だ。
切り捨てる事をしない船長やギリ―、そして単に慣れ合いを嫌い
我関せずなのかも知れないが、だんまりを続けてくれたヴェラ。
彼らに報いなければと、ただおろおろする心を叱咤する。]
ギリ―。死ぬなよ。
[その米神を軽く撫で、溜息を吐いた船長に頭を下げた。]
申し訳ありませんでした。
[あなたにそんな顔をさせた事。]
あんたもギリ―も。護るから。
[どんな形であれ、全力で。
左肩がずくりと痛んだが、笑みだけは変えずに。]
ヴェラも……って……返事が……。
[彼は護る事も護らせる事もしないだろうと、判っていたが。
それでも少しでも歩み寄れたら。
そう思っていた相手が、船長の聲に答えない事に首を傾げた。]
[大丈夫だと思いながらも、胸騒ぎは止まらなかった。]
あんた本当に父親の様だ……。
[黒指輪の呪いかどうかは判らないが、
ヒトで無くなった今が絶望でも恐怖でも無い、全く違う姿になった。
元々それを隠して耐えていただけなのかも知れないが]
大丈夫。あんたのギリ―は生きる。
[ポン、と初めてその肩を叩いた。]
……ニコラスと、ヴェラが……殺された。
[第二甲板で知った事実を、紅い聲は絶句しながらも告げる**]
父親か……。
[肩に置かれた感触に、30年以上前もそうやって父との触れ合いがあったと思い起こす。
少年の名はシャルル・ド・ポンメルシー。
文学をこよなく愛し武芸に長けた内気なそばかすが目立つ愛らしい少年であった。
戯れに芝居などやってみた時には「まるで何かに取り憑かれたかのようだ」と評される別人のような演技を見せることが取り柄であった。
裕福な貴族の家に生まれ優しい母と父に囲まれ少年は幸福であった。……両親が流行病に倒れるその日までは。
両親が死んだ後少年の家は彼の叔父に乗っ取られた。
少年の命は暗闇の内に密かに葬られようとした。
命からがら逃げ延びた少年が辿り着いたのは
一隻の船であった。絶望の髑髏を掲げた。]
[少年はその絶望に自分がそぐうように自らの顔を白粉で塗りたくった。道化を演じている間は自分は恐怖を覚えないでいられるだろうと分かっていたから。
少年の望みは復讐と家の復興。
力と財を得ることが必要だった。
血反吐を吐くような努力をして強くなった。
手っ取り早く権力を得る為に恐怖によって海賊たちを支配していった。
でも、そんなものは長年を生きる間にどうでもよくなっていった。最初から私の欲しかったものは力でも富でもなく復讐でもなく。
安心のできる居場所と家族だったんだ。]
ニコラスとヴェラが……そうか。
[ミナカからの聲に私は顔を歪めた。
私は纏う闇に願いを込めて生きてきた。
生きていればこの先に何かが待っているのではないかと。
その末に起きたこの人狼騒動。
それが私に齎すのは絶望か、希望か。
ただ、瞼の裏に焼き付いた紅い月に祈った。
どうか……と。]
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[自分に続いて厨房に入って来たリーは、 瀕死のヴェラへ近づき何かを尋ねているようだった。>>54 彼が小さく呟いた声は耳に留めず、首元を抉られ倒れたニコラスの方に歩み寄る。 まだ生きていたか、もう息は無かったか。 無表情でその身体を見下ろして、片膝をつく。 じっとその姿を見て息を吐いた]
……呆気ねェもんだな。
[先程まであんなに騒がしかった奴が、こうも簡単に死ぬものか。 いや、人の命の儚さなんて余るほどよく知っているけれど。
それでも酒に溺れて馬鹿みたいな笑い声をあげて、 危なっかしい死線を幾度も潜り抜けて、 いくら追い払ってもちょこまかと後を付いてきた若造が 死ぬ事に何だか実感がなかった。]
(66) 2014/12/13(Sat) 15時頃
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[実感がなかったのだということ。 気紛れだった拾い物が、いつしかそこにいるのが当たり前になっていたことに、自分で少し驚く。
―――ああ、そうか。
何をおいても自分が死にたくないと望む、その次か次くらいには。 きっとこいつにも死んで欲しくなかったのだなとぼんやり気付く。 それが恐怖から逃れる為に酒を浴び、気を狂わせるばかりの生でも。]
一度俺に拾われたからには、もっと足掻いて見せろ。 ざまぁねぇな、馬鹿が。
[尤も、化け物の力を得た暗殺者相手に反撃を試み、乱入があったとは言え相討ちに持ち込んだのは、悪あがきとしては十分すぎるほどではあるけれど。 悪態めいた言葉とは裏腹に、その声色や仕草は弔うようだった。 彼から何か伝わる念はあったろうか。静かに掌をニコラスの顔上半分に宛て、少しばかりそうしていた*]
(68) 2014/12/13(Sat) 15時頃
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[やがて、用件を告げリーがさっさとその場を去って行く。>>61 ああ、と短く答えてそれを見送り。
入れ替わるようにして第二甲板にやって来たのはホレーショーである。いつもと変わらないような明るい声に振り向き、声に応える>>42]
ああー?テメェか。どうした。
[彼の顔を見て先程の気配を思い出し、やや表情を引き締める。]
…………下で何があった。 あのガキ……グレッグに、何が?
[既にグレッグの身に何かあったことを察している自分に、ホレーショーが思う所はあったろうか。 状況を尋ね、彼が遺書を見せるならそれを目にする]
(72) 2014/12/13(Sat) 15時半頃
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[この状況でグレッグの匂いのするものを持っているとなると、解毒剤か毒そのものだろう。
この船大工が毒という手段を好むような性格だった覚えはないから、解毒剤か……。]
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―少し前―
[己とリーの乱入にヴェラらしき化物の紅い瞳が一瞬こちらを向く。 普段であれば背後を取られるような真似などしない暗殺者は、完全に獣の本能に身を窶しているようだった。
自分が駆けだしたのとほぼ同時にニコラスの手斧が振られ、ヴェラの頭蓋へと致命傷を与える。 それに追撃する形で思いきり振りかぶり、 獣人の脳天に鉄槌を叩き落とした。
獣の耳と尻尾が生えた、頭を潰された獣は、 リーの問いかけ>>54には結局応えることなく、その場で息絶えた。*]
(84) 2014/12/13(Sat) 16時頃
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―現在―
[自分の言葉にホレーショーは些か疑問そうな顔を浮かべたが、 そこまで気には留めていないようだった。>>78 それよりも、と彼の言葉に耳を傾ける。 矢張りグレッグが命を落としたのは事実だったのだ。]
………ギリアンを? 流石にアレをあのガキが相手にするにゃ 荷が勝ってんじゃねェのか、……。
[話だけを聞けばてっきりグレッグがギリアンを疑い挑み、 その末に船長に粛清されたという顛末かと思ったが。 ホレーショーの声が少し震えているのと、黙って紙切れを押し付けてくるのに気付く。 騒ぎに気付いて集まって来た周囲の人間に悟られないようにそれを目にし、書かれた言葉に目を見開いた]
―――
(90) 2014/12/13(Sat) 16時半頃
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……あのガキが遺したのか、これを。
[驚いたように小さく呟いた。 近寄って来たフランク>>88や、他にも居たろうか。 彼等に説明をするホレーショー>>91の言葉を聞きながら 遺言について考えた。
どういう経緯でグレッグがそういう結論に至ったのかは分からない。 けれど。決して好戦的な方ではなかったあの下っ端が向かっていったのなら、彼の言うように相応の覚悟があったのだろうとは読み取れた。
覚えておいてもいいんじゃないかと話したホレーショーに 分かったと告げるように、渡された紙切れを返すかしまい込むかして]
(93) 2014/12/13(Sat) 16時半頃
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[ついでに自分も尋ねられれば淡々と第二甲板で起こったことの説明をする。 ヴェラが人狼だったこと。それにニコラスが襲われ、相討ちになったこと。 厨房内で倒れるヴェラの姿は半人半獣のものから 徐々に本来の獣じみた四肢に姿を変えており、 もしじっくり調べればその姿は既に獣じみたものであったろう。
――そう、人狼はこの手で殺した。 これで脅威は去った、と安心すべき状況なのかもしれないが、 それには先程の遺言が引っかかった。
ミナカが人狼だという言葉がグレッグの勘違いなら良いけれど、 化け物が一匹だという保証もまた、無い。
本人に根拠を直接問い詰められればいいのだけれど、 彷徨う魂の気配を感じるのは途切れ途切れで、 どうもそう都合よくは行かないようだ。]
(94) 2014/12/13(Sat) 17時頃
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[質問があれば答え、会話をしつつ。 ホレーショーが遺体を見に厨房に移動したので、それについていった。>>95皆から会話の聞こえない、少し離れた所。
ぽつりと呟いたホレーショーの言葉を聞けば、 無表情でその視線を追った。 死に際まで無邪気にきゃっきゃっと足に縋りついていた"拾い物"。恐怖を感じずに死んだのは精々幸いと言えば幸いなのか。
バカじゃないもん。 死に際、拗ねたようなそんな聲が聞こえたが やかましい。俺が馬鹿だと思ったら馬鹿なのだ。]
………ああ。
[図らずも似たような境遇の男に、ぽつりとそれだけを返して頷いて。ややあってふいに口を開いた]
(97) 2014/12/13(Sat) 17時頃
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…そうだな、テメェには話しておいてもいいか。
てめーの可愛い弟分―――グレッグは、確かに人畜無害な「人間」だったぜ。 お前のことだからハナから疑っちゃいねぇんだろうが、一応な。
何、俺には昔からちっとな、分かるんだ。 死者の聲と――その魂がヒトかバケモンかってことがな。
[信じるか信じないかは勝手だが、と付けたしてそう告げる。 この状況下で余りべらべら情報を話すのは余り得策とは思えないが、こうして同じように拾い物を喪った、他の連中より付き合いの長いこいつには話してもいいか、と思ったのだ。 ホレーショーの反応を見て、真面目な顔で一言ぼそりと付け足した]
おい爪無し。 お前も俺の拾い物だ。 ―――テメェまで、死ぬんじゃねぇぞ。
[そう言って立ち去るホレーショーを見送り。 用がなくなれば己も第二甲板を離れ、第三甲板へ**]
(98) 2014/12/13(Sat) 17時頃
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