3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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風紀委員 ディーンは、まだ意識が戻らないようだ。[18]
2010/03/01(Mon) 01時頃
……吸えばよかったろ
――莫迦め。
[ふ、と。 身体の中から、
何か 抜けていくような。]
そうか?
[なんだか、急に憑きものがおちていく感じがした。]
じゃ、今からでも吸おうか。
……―― 勝手にしろ。
[血の匂いが、気持ちが悪い。
シャツが纏わりつくのを、引き剥がしながら。]
そうか、吸っていいのか。
[セシルの身体をじろじろ見た。]
――……どこがいいかなぁ。
[どこからか響いた ばか の声にはきょろきょろ]
――…、
いなく、なった?
[小さな呟き、は。
探るようなことは、せず。]
|
…ぅ、ぁ…… [ガタガタと震えながら身を縮める。 僅かに頭を上げ、怯えきった目で辺りを見回し]
あぁぁぁぁぁぁあっぁあっぁああぁああぁあ!!!!! …くるなっ! やだ!やだぁ…!! [シーツにくるまれたまま、もがいて後ずさり、部屋の隅へと逃げ込む。 小さく身体を丸め、幼子のようにむずかる姿は、普段からは想像もつかぬ様子。]
(18) 2010/03/01(Mon) 01時半頃
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おちた、のね
わたしのなかには、ま だ…
[深い闇の爪痕、つめたい]
どこにいる?
[小さく聴こえる声に居場所を尋ねる。]
――、…えろおやじ
[小さな声が在った。]
……、そうか、まだ。
[――尋ねる声がする。だから、
それ以上自分は、訊かずに。]
……だめ、残ってるの
あの子の忘れもの わたしのなかに置いていった
やみと ぞうお と さつい
(そして、さみしさ と)
だからごめんなさい
でも声だけ、こうして きかせ て
|
…やだ。……やだ。
もう、やだ…。 [震えながら、ただそれだけを繰り返す。]
(28) 2010/03/01(Mon) 01時半頃
|
…… 、…
… ――
それは。
あれを、見つければ。
晴れるのか。
[えろおやじ との単語には、呆れたような空気を伝え。]
… …あのこ の。
[やみ ぞうお さつい。]
…… あのこの?
[歪んで 寂しそうな 笑み。過ぎる。]
それで晴れるなら、早く探さないと ね。
……――
……、…ケイトは
何処、だろうな。
何処に、いるんだろう。
|
………ッ!! [触れられた手に更に怯えて、引き攣るような短い呼吸を繰り返す。 怖くて、苦しくて、苦しくて。息を吸えば吸うほど息苦しくてならない。
見開かれた葡萄色の瞳は、焦点の合わぬまま何も映さない。]
(40) 2010/03/01(Mon) 02時頃
|
あの子の…
……あの子だけのせいじゃないわね
わたしのやみもまざっている。
/*
中身すまない。
弟子矢がささった者はいるだろうか?
そこだけは計算的にチェックしておきたいので。
ちなみに俺は刺さっていない。
|
[肩に触れる手の感触はあたたかくて、それがこちら側へ繋ぎ止めているのかと思った。
ただ、怖くて怖くて、息がうまくできなくて。あちこちが痛むのすら忘れてしまうほどに怯えて。 過呼吸が止まらない。苦しくて苦しくて仕方がない。ぼおっとした頭でカップを渡される。指先がまだ、震えていた。]
(60) 2010/03/01(Mon) 02時頃
|
いや
だ、 怖い
怖い
怖い、 ―――厭だ
厭だ
厭だ…!!!
|
…あぁ……ぁ…… [カップは震える手からとりあげられたか。 左手は自分の喉を握りつぶそうとするかのように爪を立てて、 そのままかくんと失神する。]
(63) 2010/03/01(Mon) 02時半頃
|
…… ?
今度は、何 なん だよ。
[こわい いやだ。]
今、どこにいんの。
サイ、モン
が、
っ、 来
――ッ、…!!!
みな、み、 の、…一階 に。
どう、
して
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