人狼議事


256 【突発RP村】胡蝶の夢

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おいしくないなら、食べないだろうな。

[少女のあどけなさを思わせる疑問に、同じように簡単な言葉と理由で返事を。]


受付 アイリスは、メモを貼った。

2016/11/15(Tue) 00時頃


/*
ごめんなさい業務連絡。

襲撃描写ですが、お二方のどちらかが表でやりますか?
そうしない場合は、襲撃の状況を私が表に伝えても大丈夫です。
すぐCOするつもりですし。


/*
ありがとうございます。
赤で描写して、おおよそのところをアイリスに伝えてもらうのがいいかな、と思いましたが、トレイルが表でするならそれでもよいです。

それとも二人で襲います?


受付 アイリスは、メモを貼った。

2016/11/15(Tue) 00時半頃


/*
んー、と。今日表で描写する気はとりあえず無いです。
襲撃に関しては特に希望が無ければ自分がしますよ。


/*
ではキャサリンはお任せします。


/*
了解です。

といっても、私のロルで多少なりとも触れちゃうと思うので、そこはあれそれ。


【人】 受付 アイリス

— 2日目/朝 —

[昨日は、服を汚して中へ戻った後、食事をいただいて。
ぽつりぽつりと誰かと会話しただろう。

吹雪は、二晩経ったというのに未だ止まない。
いくらなんでもこれはおかしいなあ、と思う私。
まるで、何かの意志がここから人を出さないとしているような、ふしぎな状況。

寝付けずに、朝早く目覚めた。
今日もキャサリンは騒いでいるのかな。]

(8) 2016/11/15(Tue) 00時半頃

[現実を見ようとせず、人として振る舞っても。
吹雪はヒトも獣も、閉じ込めたまま逃がしてはくれなくて。]

……っ、…く

[かちり、かちり、物欲しげに牙が鳴る。抱き締めた己の身体が妙に熱い。
若い狼が衝動に耐えられた時間は、短いものだっただろう。]


[不気味な静けさが覆う夜の修道院に、四つ足のケダモノが闇に紛れ現れる。
爛々と輝く紅い目に、茶色の毛皮を持った狼は酷く飢えている。まるで、ずっと我慢をしていたみたいに。]

……

[その鼻が辿るのは誰の足取りか、
居る、居る。部屋に籠っていない人間が。]


[それもまた、旅人の時と同じ。
互いにとって不幸なことだった。

誰よりも真実を知っていたから、危機感を抱いていたから
落ち着かず、眠ることなど出来なかったのかもしれない。
金色の髪を持つ修道女は、その目を持って自分の正しさを知ることとなった。]


[彼女は獣の正体を知らず、獣は今本能に呑まれて訳も分からなくなっていて。
身寄りの無い寂しさを寄せ合い、きょうだいと呼びあっていた。
その相手を互いに認識出来ていないのは、幸運だったのかもしれない。]

[哀れな修道女は懸命に逃げた、必死に必死に、玄関へと。
けれどドアノブを握る間も無く、あっさりと追い付かれて。

……林檎よりも昏い紅が、散った。]


[しかし、例え外に出れたとして、吹雪の中では運命は同じ。
彼女の咄嗟の行動は悪手だったと言えるだろう。恐怖で声もあげられず、哀れなことだ。]



[若い狼は今は仲間に呼び掛けることも忘れ、無我夢中で肉を貪るばかりだけど。
もし、気付くことが出来たのなら、その気があるのなら。
食事に加わる同胞を退けたりは、しない。*]


[食堂でうつらうつらとしながら暖炉前で座っていると、何かが駆ける音がして、目を覚ます。]

そうか、始めたか。


[静かにそう言って、テーブルの上の水を飲み、食堂を出る。

音と臭いを頼りに、玄関まで行くと、若い狼が修道女を貪り食っていた。
自分は人の姿のまま、その姿を見守る。
自分にはただの修道女だが、この狼にとっては古い知り合いだったか。

そう思いながら、腕を組んで壁に背を預け、その様を見下ろして。]


……ほどほどに、しておけよ。
証拠を残さぬようにな。

[血の匂いに鼻を動かし、ごくりと唾を飲むも、若い狼の獲物を横取りする気にはなれない。

それに、そうだ、ここには“食料”は数日分あるじゃないか。
急ぐことはない、と、そっと食堂に戻った。*]


【人】 受付 アイリス

— ハーノットの日記・2 —

アイリスが、「きょうだいがほしい」と言ってきた。
俺は妻と顔を見合わせ、笑ったよ。

馬鹿なことをほざくようになったもんだ。
これ以上、うちの食いぶちを増やすような真似を誰がするもんか。
遊ぶ金が底を尽きてるんだ、いい加減にしろ。

きょうだいは作れないとハッキリ言ってやった。
アイリスはしつこく食い下がらないのが、唯一のいいところだ。
良き父として、殴って言うことを聞かせるのは本意じゃあないしな。

(20) 2016/11/15(Tue) 01時頃

【人】 受付 アイリス

さて、それよりも今は金が無くて困った。
アイリスがどこからか拾ってきて読んでる古い本に、金銭的価値がありゃあ良かったんだが。
売り飛ばしても一銭にもなりゃしないから、本当にあいつは役に立たない。
それでも家を追い出さない俺の優しさに、いい加減応えてくれんものか。

友人の医者に、金の相談を持ちかけてみた。
そしたらちょうどいい、お誂え向きの方法があるんだとよ。

持つべきものは友に限る。
しばらくはまた遊んでられそうだ。

アイリスも、喜んで協力してくれるだろう。

(21) 2016/11/15(Tue) 01時頃

[増えた気配に一度牙を突き立てるのをやめた狼は、顔を上げ男を視界に捉える。]

ーー……

[そして彼を少しの間唸り声を上げて睨みつけていた、同胞だと知っている筈なのに。
この狼は覚醒に至れども沢山の食料と閉じ込められてしまったくらいで理性を失う、とても未熟な獣だった。

やがて、その“匂い”に気付けば再開される残虐な食事。やって来ないのなら分けるつもりはないらしい。
忠告は果たして聞こえていたかどうか。満足がいくまで貪り続け、玄関は飛び散る紅で酷い有り様に変わってしまった。*]


あれ……っ、
俺、昨日……。

[声になったのは無意識のこと。

昨夜必死に堪えていた後の記憶は、何処へ?
それでも確かに腹はしっかりと、満たされていた。**]


【人】 受付 アイリス

— 2日目/早朝 —

[まだ誰も目覚めていないほどの早朝。
日の光もまだ差さない。

窓を揺らす風の音ばかりが聞こえる。
——それと、他に、私の耳に囁く声。
いや、声というより、音。

身震いしながら、じっとそれを聞いていた。]

(31) 2016/11/15(Tue) 02時頃

もし、誰かを食べるのなら。
ほんの少しでいいから、残しておいて。

[就寝前に、そう伝えていた。
その理由は告げなかったけれど、不思議に思われたかな。

私が、彼らの仲間なら、
これくらいのワガママは、聞き入れてくれると信じて。]


【人】 受付 アイリス

[——やがて、事が終わったのを感じた。
院内に再び静寂が戻ったのを確認してから、部屋を出る。

廊下を歩けば、鉄の錆びたようなにおいが感じられた。
吐き気が込み上げる。
けれど、そのにおいの強まる方向へ、ひたひたと突き進んでいく。

玄関先。
夜明け前の闇の中、散らばる肉片がそこにあった。

それが、“誰”だったのかは、分かっていたから。
見下ろせば反射的に、瞳から生暖かい雫が零れ落ちる。]

(32) 2016/11/15(Tue) 02時頃

【人】 受付 アイリス

……ねえ、キャサリン。
あなたが嘘をついたこと、まだ覚えているから。

本当のこと、知ってるよ。
子供はコウノトリが枕元に運んでくるわけじゃない。
人間が子供を作る時は、別の手順が必要なんだよ。

[そう呟いたのは、いつかの意趣返しか。>>1:64
そして、私の中の知識を、ようやく試す時が来た。>>0:200

こんなに凄惨なものを見たせいで、
すごく恐ろしくて悲しいけど、

でも、



  今ね、すごく、わくわくが止まらない。]

(33) 2016/11/15(Tue) 02時頃

【人】 受付 アイリス

 



キャサリンの子供、私が作ってあげる。



 

(34) 2016/11/15(Tue) 02時頃

【人】 受付 アイリス

[散らばる肉片を掻き集めて、タオルに包む。
食べ残された、皮も骨も、名前も知らない臓物も。

まるで砂場で綺麗な小石を拾い集めるかのように、拾っては、寄せ集めて。
キャサリンだったものの破片を、腕の中に抱いていく。

——私は、知っているよ。
人間の子供ができるには、男の人と、女の人の、体の一部を、混ぜ合わせて、
捏ねて、捏ねて、捏ね合わせたら、可愛い赤ちゃんが産声を上げるの。

お父さんが、そう教えてくれた。

きょうだいを作るためには、材料を集めて来いって、教えてくれたから。
だから私は、夢にまで見たきょうだいのために頑張るの!]

(35) 2016/11/15(Tue) 02時頃

【人】 受付 アイリス

うふ、ふ、ふふ。

[つい、笑いが漏れてしまう。
キャサリンはもういない。悲しいな。悲しいな。
涙は溢れるのに、でも、嬉しいな。
キャサリンのおかげで、私の夢が叶えられるの。

私には烏滸がましい夢だった。
いのちを産むことすらできない、できそこないの土塊が、
はじめて自分の手で家族を作るの。

私にだって、子供が作れるの。

あとひとり。今度は、男の人の肉片を集めなきゃ。]

(36) 2016/11/15(Tue) 02時頃

【人】 受付 アイリス

[絶好の機会を恵んでくれた、囁き声の主に感謝をしましょう。

闇の中、目をこらして、もし足跡が残っていたりしたら、それを拭き取って。
毛や、服の切れ端が落ちていたら、残らず拾って。
怪しまれることのないように、証拠を全て隠してしまう。

あの人たちが捕まってしまったら、私の目的も達成できない。
だから私は、私にできることをしなくちゃ。

ねえ、私、役に立ててるかな。
店先で笑うことしかできなかった私だけど、お父さんもお母さんも見直してくれるかなあ?]

(37) 2016/11/15(Tue) 02時頃

【人】 受付 アイリス

[後始末が終われば、玄関先に残るは、
辛うじてそれがキャサリンであったと判別できる程度の肉塊のみ。

私がタオルにくるんで腕に抱えた分は、まだ生暖かく、鉄錆臭い。
あんなに朗らかにアップルパイを作っていたお姉さんが、あっというまにこうなっちゃうなんてね。

ふしぎ。
いのちって、ふしぎ。

抜き足差し足、気配を殺して自分の部屋へ戻る。
持ち帰った肉片と、血で汚れた服はベッドの下に隠して、そのまま日が昇るまで眠れないまま過ごしていた。*]

(38) 2016/11/15(Tue) 02時頃

【人】 受付 アイリス

— ハーノットの日記・その3 —

アイリスが、またきょうだいを強請ってきた。
あいつめ、店先で妙な話をしてその気になってやがるな。迷惑なことだ。

どうしても五月蝿いから、脅かすつもりで嘘を教え込んでやった。
何もないところから生命が誕生するわけがない。
子供を作るためには、男と女の体の一部を集めて混ぜ合わせろって。

アイリスは俺と妻の実の子じゃねえから、髪の色も目の色も違う。
まるで別の何かを寄せ集めたような見た目をしてる。
だからあいつにとっては、疑いもしなかったんだろうが。

まあ、そんな惨たらしい作り話を本気にしてくれたところで、どうせビビって諦めるだろう。
肉片から赤ん坊が産まれるとか、気色悪いったらありゃしねえ。

(40) 2016/11/15(Tue) 02時半頃

【人】 受付 アイリス

まあ、今日は機嫌がいいほうだ。
久々に大金が入ったから、気兼ねなく遊べる。

医者の友人が提案してくれた臓器売買ってやつ。
体に大きな影響は残るが、それに見合っただけの金が稼げる。
こんな簡単な方法があったなんて、早く気付くべきだった。

ああ、臓器を売ったのは俺じゃねえよ?
勿論アイリスだよ。

親孝行のためだと教えたら、喜んで頷いてくれた。
初めてあいつが可愛く見えたね。

まあ俺は優しいから、売るのはアイリスにとって必要のない臓器だけにしたよ。
娘のことを考える、いい父親だろう?

(42) 2016/11/15(Tue) 02時半頃

【人】 受付 アイリス

どう考えても、子供を産むための器官なんて必要ねえもんな。

綺麗に全部摘出できたらしいから、笑いが出るほど儲けた。
どこの馬の骨とも知らねえ生まれの子供でも、こうすりゃ役に立つんだな。

大丈夫、どうせあいつには、自分の体がどうなってるかなんて分かりっこ無いだろう。
知恵が足りてないんだから。

人間未満の土塊でも、使い方次第で金に換えられる。
俺の親としての才能が怖いったらありゃしねえ。
愛してるよ、アイリス。

(43) 2016/11/15(Tue) 02時半頃

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