人狼議事


75 サプリカント王国の双子

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――お慕い申しておりました。

[心中呟いた言葉はそれだけ。
 後は、締まるような想いに消えた。]



(私は、王女になるのだ。)


[首に。
細い、目に見えない糸が、絡みつくような。]


[女王がグラスに口をつけ、中身の液体を飲み下したのにゆったりと笑む。
 その瞳は黒曜より昏く、とぷりと濁っていた。]


[そうすぐに変調を来たすものではない。
 それで良かった。それが良かった。

 時は、満ちた。]


【人】 掃除夫 ラルフ

―城敷地内・バルコニー下―

[ベンチから、バルコニーのよく見える位置に動いていた。
暑くて動くのを嫌った主をここまで動かした従者が
どれだけ苦労したかは推して知れよう。

マイクのスイッチが入り、キィンとした音に眉を寄せたものの、
女王の姿と声、そして二人の王女の姿に暫し茫然として見上げるだけだった]

 は、噂はあくまで噂…か。

[呟く。
それほどまでに見上げた先の王女は完璧な美しさ。
麗しき双子を納めた視界は、女王の声途切れても動くことは*なかった*]

(21) 2012/01/09(Mon) 14時頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2012/01/09(Mon) 14時頃


掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2012/01/09(Mon) 16時頃


―着替えの間―

 …… ね、シメオン。

[衣装のズレなど、口実で。
実際は殆ど、手直しの必要はないだろう。
ただ、二人になりたかった。]

 バルコニーから、国民たちの姿を、見たわ。
 …… 本当に、たくさん、で。


    "父さん"と"母さん"の姿、は… わからなかったの。

[この話を聞かせられるのは、自分付きの世話役ただ一人。]


 きっと、見に来てくれてはいたと、思うんです。
 でも、…… 上に立つということは、一人ひとりの顔までは、
 見られないことなのですね。

[こんなことを言っても仕方が無いのは、わかっている。
けれど、胸に去来した空虚な寂しさは、どうしようもなく。

会いたいと、泣いた夜があった。
寂しいと、縋った夜があった。
王女としての教育を受け、歳を重ねるうちに、そんな事はなくなっていたが。

ミッシェルではなかった頃の、あの少女はもういなくなった、筈なのだが。]


 これは、ひとりごと、です。

[幾度も彼に見せていた、弱い姿。
その前にくっつけていた、幼い言い訳。]

 だから、すぐに忘れてくださいね。

[忘れろとまで謂うのは、本当に久しぶりだった。]


 …… わたし、

             母親に、なりたかった。


[もう二度と言うまいと、過去形にして。
妹王女には、決して許されぬ願いだった。]


[自分が生まれたときに、喜んでくれたという本当の両親。
養子である自分も可愛がってくれてはいるが、実の"娘"に対するグロリアの態度は、やはり何か違って見えて。
子を産むというのは、どんなことなのだろうかと、幾度も夢想した。
それが決して叶わぬと知ったときには、あまりの衝撃に涙さえ出なかった。

遅めの初潮を迎え身体が女になった、13歳も終わろうという頃だった。
普段は忙しくしている宰相レベッカが、二人になれる時間をつくり、神妙な顔で話してくれたのをよく覚えている。

王女なんてやめる、と言わなかった、言えなかったのは、本当の両親の思いや、シメオンの存在があったから。
衝動を踏みとどまるほど情緒が成熟し始めていた時期だったというのも、大きかった。
その点で言えば、身体の成熟が少し遅かったのは、良かったと言えるのだろうか。]


[自分の子を、腕に抱くことができたなら。
諦めることのできなかった願い。

その子を、本当の両親に見せてあげられたなら。
どんなに、二人は喜んでくれるだろうか。
わが子というのは、どんなに可愛いものだろうか。
くすぶる想いは、胸の中で成長し続けていたが。]

 …… それだけ、です。

[王女なのだと、日々自分に言い聞かせて。
宰相になるのだと、頭の隅に追いやっていた願いは、
どうしても捨てることができずにいた。
こうして、もう言わぬと誓いながら、逃げられぬ、逃げぬと思いながら、なのに忘れ去ることが出来ずにいる自分は、なんて未練がましいのだろう。

自嘲の笑みを浮かべながらも]




 …… あなたがいてくれて、本当に、よかった。

[謝罪の言葉を、飲み込んで。
これで謝っていたら、何度謝罪したって足りやしない。

ただ、礼の言葉に変え。
少し眉を下げた、笑みを浮かべた。]


――着替えの間――

 はい。

[始めは、名を呼ばれて、それに対する返事。]

      ―― はい。

[二度目は、心の暗がりを肯定する、重い、重い返事。
 "王女"の父と母は国王と女王でしかなく。
 栄えたこの国の"国民"の、ひとりとひとりではない。
 "王女"の見るべきが"国民"だとしても、その愛を注がれるのは特定の誰かであってはならない。

 ミッシェルの静かな深い声に、もう何年も、何年も昔の、縋り泣く姿が重なった。
 この、まだ本当は二十に満たぬ子の、何度数えてもただの四つしか歳の離れない子の小さな儚い背を、その度に宥めすかすしか出来なかった、力ない自分を思い出す。]


 はい。はい。

[三度目は、ひとりごと、を受け入れた。
 四度目は、忘れてください、を聞き入れた。

 だから、あとは何も言わなかった。
 言う必要はなかった。ひとりごとは、聞こえてなどいないのだ。
 このただの十九歳の少女の、か細い呟きは耳には届かないのだ。]


 ――勿体無いお言葉です、私の、私だけのミッシェル様。

[瞳を伏せたまま、笑う。
 愛おしいと抱き寄せることはしない。そんな事は、出来ない。

 こんな汚れた身体では、彼女を汚してしまうから。]


[シメオンの出自は、知っている。
初めてあったとき、彼はどこまで使用人としての教育を受けていたか。
たとえ所作ができていても、噂話は耳に入ってくるもので。

己も、今は王女ではあるが、元は一般庶民だ。
木に登ったこともあるようなおてんばで、しとやかさとは縁がなかった少女からすれば、生粋の完璧な世話役がつくよりも、随分と気楽でありがたくさえあった。
だから、彼が自分を、汚れたなどと卑下しているなんて、知らなかった。

過ぎると言われるやもしれぬほど頼りにしていた彼の賛辞は、いつも、胸の奥を暖めてくれて。]


 あなたがいなければ、今の私はありませんでした。
 これからも、よろしく頼みます、ね。

[信頼と親愛を込めて。
彼のいない城での生活など、考えられない。

姉や母を、あまり待たせる訳にもいかない。
最後の弱音を流してしまえば、行きましょうか、と促した。]


掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2012/01/10(Tue) 05時頃


[あの儚い少女の呟きは聞こえていなかったから、今から起きることはみんな自分のただのエゴだ。
 盗人の最後の悪あがきだ。
 静かに伏せた目の向こう、扉の奥を思う。

 この国はどうかしている。
 男を王女と着飾るのもそうだが、ただの庶民の子に責を押し付け、体裁を取り繕おうとしている。
 きっと本当の王女が存命であったなら、いや、自分が王女つきの世話係などにならなければ、自分もまだ己の身が可愛いままでいられたのだろう。

 だけれど、知ってしまった。
 知らなくていいことを、きっと知ってしまった。
 涙を、痛い想いを、本心を。]


[これから起こることはエゴだ。
 何が起きても彼女の味方でありたいという、世話係としてのエゴイズムだ。
 姫を救い出す騎士になんてなれなくていい。
 これが自分の人生のピリオドでいい。

 きっともうすぐだ。]




[あの女の肉を食べたら、何種類の薬の味がするだろう。]

 


【人】 掃除夫 ラルフ

―回想・バルコニー下にて―

[スーツの袖口を、引かれる。
上着の裾を、引っ張られる。
肩を、そっと叩かれる。
しかし、バルコニーを見上げたまま天鵞絨はぴくりとも動かない。
小さなリスザルが器用に手を叩いた様子も、視界に入っていない様子。
背後でため息が落ちた]

 『…ま、…ルフ様、ラルフ様…!』

 …?!あ?なんだ?

 『終わりました』

 え?

 『だから、ほら、女王様も王女様方も、もう』

[従者の示す先、バルコニーには誰もいない。周囲の人々も三々五々]

(82) 2012/01/10(Tue) 20時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[はっとして瞬いて、次いでむっとした顔をした]

 なぜすぐに言わないんだ。

 『ずっと服を引っ張ったり肩を叩いたりしていたのですが』

 なぜ口で言わない。

 『…周囲に感づかれない方がよろしいかと思いまして』

 ……………。

[こほん。咳払い一つ]

(83) 2012/01/10(Tue) 20時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ


 次は対談か。
 …じゃあ、ボクは行くよ。
 おまえはホテルに戻るなりなんなりしていろ。
 戻るときに連絡をするから、電話は持っておけ。

 『え?あっ、招待状はお持ちですよね?
  はい、行ってらっしゃいませ』

[どうも、調子がおかしい。大丈夫か?
そんな従者の視線を背に受けながら城の中へと向かう]

(あそこに転がってた女達がみんなつまらないものに思える)

[城の入口で招待状を見せながら思うのは、
国の東にある観光ビーチの光景。
時折目についたシルエットを呼んで弄んだりしていたが、
今はもう日焼けの色など眼中にない]

(84) 2012/01/10(Tue) 20時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

―そして城内―

[案内に続いて城の中を進む。
目を閉じれば青と白緑のドレス。
姉王女の赤い花、妹王女の天青、大きなあれは…パールだっただろうか。
そして、双子の二人の凛とした顔。

裡に抱える邪な考えはおくびにも出さず。
通路から見える調度品に目をやり価値の高いものに気づいた時は、
僅かに薄笑みを浮かべた]

 (これだけのものをこんな風に置けるとは、さすがは王家だ)

[王女に見惚れて最初の思惑を忘れたわけでは―ないらしい]

(85) 2012/01/10(Tue) 20時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

―応接間―

[応接間。見回して、招待者の少なさに一瞬足を止め一つ息をつく。

ひとまず自分以外の二人を見た。
一人は柔らかそうな生成りの髪。そういえば姉王女の付き人も似たような色だった。
一見しただけでは自分より上なのか下なのか判断がつかなかった。

もう一人は、はっきりとした金髪で。
たぶん、若いのだと思う。学生だろうか。
木立瑠璃の中に緊張を見て取った。
数年前までは自分も同じ立場だったが、もう少し場慣れしていた筈だ]

 あ、ああ。ボクはラルフ・グレーアム。
 よろしく。

[ふと目が合って名前だけの挨拶を交わした>>40
出自やなにやらはきっと女王達の前でするだろうから。
抑揚の少ない口調ながらも表情は明るい。
―繕ったものではあるけれど、そこにぎこちなさはないはずだ]

(86) 2012/01/10(Tue) 20時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ


 え?ああ…見取り図、ですか。
 それはありがたい。頂きます。

[ハンスから見取り図を受け取って、小さく首をかしげた。
滞在は長い時間ではないはずだ。果たして使う機会はあるのだろうか、と]

(87) 2012/01/10(Tue) 20時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[そして、女王と王女達が姿を見せる。
目の前に広がるのは下から見上げていたのとは違う輝き。
宝石でもドレスでもなく、まとった雰囲気に眩しそうに目を細め、
襟元を正して恭しく一礼した。

女王の声に、次いで名乗る王女達の声に耳を向ける。
名乗る表情からは視線を外さず、目が合えば口元に柔らかな笑みを見せた]

 私は、ラルフ・グレーアムです。
 サプリカントの東の地、エルメアから参りました。
 実家は昔から商いをしており、曽祖父は先々代の女王陛下と
 親しくさせていただいていたと聞いております。

 本日は私のような若輩者に麗しき凛花の如き女王陛下と
 王女様がたと相見える機会を頂き、ありがとうございます。
 畏れ多くも大変嬉しく思っております。

[述べる口上は無難ではあるが、態度は場慣れしている様子。
外向けのスイッチが入った今は普段の抑揚のなさもない。
浮かべる表情は柔らかではあるが、端々に余裕が垣間見える]

(88) 2012/01/10(Tue) 20時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ


 ――……?

[こちらを見る妹王女>>80と視線があったなら]

 さすが、王女様。
 すばらしいパールを身につけていらっしゃる。
 私の家では交易で宝石を扱ったりいたしますが、
 それほどのものはお目にかかったことがない。

 …そして、そのすばらしさをも従えてしまうほどの美麗さ。

[そして、姉王女の方を一度見てから、
再び妹王女を見て、小さくため息をついて]

 お二人はまさに、サプリカントの宝。

[胸元に手を当て、感無量とでも言うように首を振った]

(89) 2012/01/10(Tue) 20時半頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2012/01/10(Tue) 20時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ


 まさか、世辞と思っていらっしゃるわけではありませんよね?

 シルヴァーナ様とミッシェル様の前ではいかなる宝石もただの添え物に過ぎません。
 …こんなあからさまな言葉、お世辞には使えませんよ。

[>>91妹王女にお上手、と言われて肩をすくめる。
そして首をかしげて伺うように見た]

 目利き…ですか?
 多少ならば、というところですが、まだまだ修行中です。
 私程度の歳では経験が足りません。

[苦笑して首を振った]

(96) 2012/01/10(Tue) 22時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[曽祖父のいきさつは、小さい頃に聞いたことがあっただけで、
何度か書簡を交わしていたことしかわかっていない。
父親の記憶では、どれも直筆のものだったらしいけれど。

頷く女王を見て、本当だったのかと思った。
ふつり、裡に沸いたのは―]

 ええ、出会いは一期一会。
 そのどれもが私にとっては大切なものですが…
 今この一瞬よりも尊いものなどございません。

 これがよいご縁となれば、私の曽祖父も
 この空の向こうで喜んでくれることでしょう。

[照れたように笑う姉王女>>92に、そう言って窓の外を見た。
午前中は思わず吐息を零してしまうほどだった空の色が、
くすんでいるように見えて、おや?という表情になった]

(101) 2012/01/10(Tue) 22時頃

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