180 FESを迎えし戦場-漆黒たる年代記-
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『――――――ザザッ』
[ノイズが走った。ただ仄かな、リコリスの香りだけを残して**]
/* 業務連絡少し失礼します。
亀吉が突然死したため、恐らく、彼が5人目だと想定されるのですが
一応、現在の4人の役職、と云うか狼かC狂かどちらが欠けたのか確認したい所存です。今後の展開の為にも含めて。
ぴーんぽーんぱーんぽーん */
/* で じ ゃ ぶ を か ん じ た 。
[ 赤き世界一面の芝-リコリス- ]
発言してから確認してふいたものの
全員いるらしい確認しました。よかった。
ほんとう よか wwwwwww
/*
確信犯らしき物がそこに一人というか一機
ぴんぽんぱんぽん
*/
[冥界、いや地獄で、俺が戦いを始める前の事だ。
――ザザッ
ノイズと共に、髪をくすぐる気のした
緋き神華-リコリス-の香
その匂いは……]
―――― まさか シ … …
いや、幾らなんでも俺の考えすぎだ。
奴は、今もかの神域に…………。
[ふと、香りで過ぎった考えはバカバカしすぎて、俺は頭を振る。
幾らなんでも、そんな事あるはずがない。そう考えて…*]
[何かが聞こえた気がした。()
ただのノイズといえばそれまでなのだが。]
なんだろアレ…?
変な感じだな、ヤになるわ。
[女の声で響く声。
青髪の男が纏う気配とは違うものであり。
5つあると感じられていた気配、1つ入れ替わり、1つ新たに出現する。]
――――――…。
うーん、でも気のせい、っぽいし。
[独り言のつもりが世界を伝う。]
[そして同じ頃合だ。誰か変な気配が見えたのは。
いや、違う。気配の数は同じなのに]
――…え ? どちらさま?
[まるで純粋な方程式に直せば、5人、ではなくて。
4人+(1-1+1)みたいな。ん? 言語化の難しい違和感を感じた。
ただ少なくとも、その漏れ聴こえた声だけでも、あの寝ぼけてる男よりは話できそうな感じだけはした]
…… ん なん なんだろうこれは……
[かすかに俺は頭をひねり、不思議そうな表情を浮かべたが。
実は直前、彼の横暴なる勇者さまの鼻柱に、扉をお見舞いしてたなど知る由もなかった]
……うん?
[狂勇者たる少女も同じ違和感を感じたようだ。]
……ひとり減ってひとり増えた?
あとクソガキ。貴方は後で《必殺-カナラズコロス-》。
[鼻柱を押さえながら勇気-ユウシャノサッキ-を声に乗せた。]
横暴かんべんしてよっ!!?
[勿論、悪気も心当たりも無い身には理由が察せず、勇気-ユウシャノサッキ-を一身に受けたが。
これで、多少赤くなった鼻を見て、笑ったら、確実に殺される事になったろう]
ナニ、アタシのこと言ってんの、どちらさま?って。
後、1人減って1人増えたってのも。
うーん、アタシにはクソガキとメスガキが言い合ってるようにしか見えないけど。
かわいらしー。
[などと少しだけからかいつつ。]
どうせ、ラルフは何も説明してないからこうなってんのよね。
アタシはプリシラ。で、男の方がラルフね。
まーいろいろあってアタシが奴の身体を借りてるわけ。
[いろいろ端折った説明で済ませた。]
そうだよ、一体あなた……
[早速クソガキ呼ばわりされた。
後馬鹿にされてるのも間違いない。うん]
……プリシラさんと、ラルフさんで。
え、男の人の身体 借りてるの。
[そういう異能も無いとは言い切れないが。端折った説明の意味を噛み砕くと、微かにうわ、とインパクトを受けた反応を見せた]
――成程。大体わかったわ。
[先程から頭の中に届いてた声と、目の前の相手が同一なのだろう。]
今すごく。ブン殴りたくて仕方ないわ。
わかる? わかってくれる?
一応堪えてるんだけど、やっぱりブン殴って良い? 良いかしら?
――――・・・。
ブン殴るならクソガキにしとけば?
[少女の声はこの野蛮女子高生ということか、と納得した。]
[――刹那。
思考の中にノイズが混ざる。
それは果たして。
そして、さらなる気配が増える]
ほぉ……新たなる同士と言ったところか。
[ざわり]
[ざわり]
[不穏に騒めく『アレ』に似た気配を。
『アレ』への適性を持つ主は感じ取るのだろうか。]
― 漏れ聞こえる不穏な気配 ―
[…時此処に至り、俺はため息をついていた]
レティーシャ。ぶん殴る事に罪はないと思うけど。
短期は損気、ゆっくり落ち着いたほうが…
[勿論、鼻柱を思い切りぶつけた張本人(自覚なし)が宥めても
逆効果な気配しかしないのが悲しい哉]
――――… あ。ごめんやっぱりOK。
眠気覚める一発をどうぞ俺の分も含めて。どうぞ
[但し、一応宥めようとした俺も即効寝返ったのだ。
所で余談だけど、もしかしてこの中で最も良心的な存在は、あの皇帝陛下では無いかな…*]
…ロビン?
[気配にはもう一つ、混じっていたものがある。
だから彼の名を呼んで眉を顰めた。
”アレ”と呼ばれるものと似た気配に応じた意識は、今はまだ薄く]
……何か御用でも。
[主の返事は常の声音。
二つ目を手に入れた為、治まったとはいえ『欠片』の気配は以前より強い。]
わ る い 。
どうやら "僕"はさきに いちぬけ みた い。
[闇の間を細く流れる緋い声が、薄く響いた。
悪い。と口にはしたものの。この面々は気にし無かろうけど、と唇だけで笑みをつくる]
お前、
[変わらない声色。
ただそこに微量の違和感を感じるのは、気配のためか]
……、…何を持っている……?
[”モノ”である自信はない。
ただ前には感じられなかった気配、それに二たびの問いを重ねた]
…………。
[主の問いに僅かな沈黙。]
『アレ』の模造品《イミテーション》の欠片を。
[微かに笑う気配の後。
偽りなく、事実だけを伝える。]
あぁん?
うっせぇガキがやたら静かかと思ったらそんなことか。
いいからずっと黙っとけ。
どうせ、テメェ、我慢できず、ピーチクパーチクしゃべんだろ?
[気だるそうに男は答える。]
『”アレ』の模造品《イミテーション》の欠片……?
ゼロの探していた”アレ”だな?
お前、どこでそんなものを、
いや……、それより、
[なんだ?何故、”そんなこと”が分かるのか?
浮かんだ疑問は自分自身へと向けられたもの]
……。
[沈黙。やがて再び声が響いた]
お前も、望むのか…?
[何と言わない、ひどく曖昧な問いが向けられた]
――……こら。
私に殺される話はどうすんのよ。
[消えゆく気配には淡々と。]
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