3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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華道部 メアリーは、消毒液に映る己の顔を見つめている(03)
2010/03/01(Mon) 01時頃
……吸えばよかったろ
――莫迦め。
[ふ、と。 身体の中から、
何か 抜けていくような。]
そうか?
[なんだか、急に憑きものがおちていく感じがした。]
じゃ、今からでも吸おうか。
……―― 勝手にしろ。
[血の匂いが、気持ちが悪い。
シャツが纏わりつくのを、引き剥がしながら。]
そうか、吸っていいのか。
[セシルの身体をじろじろ見た。]
――……どこがいいかなぁ。
[どこからか響いた ばか の声にはきょろきょろ]
――…、
いなく、なった?
[小さな呟き、は。
探るようなことは、せず。]
|
―保健室―
何があったの、キャロ……
[少しばかり痛み出した喉を押さえつつ 扉を開けるキャロライナに声をかける。
――ぱぁん
どこかで乾いた音がした。]
(12) 2010/03/01(Mon) 01時半頃
|
おちた、のね
わたしのなかには、ま だ…
[深い闇の爪痕、つめたい]
どこにいる?
[小さく聴こえる声に居場所を尋ねる。]
|
応援必要なら、私も……
[立ち上がりかけ、ふと視線を落とす。 がたがたと、震えるベッド。 ディーンの叫び声が部屋中に響いた。]
っ……!!
[シーツを被ったまま部屋の隅へ移動した彼を、ただ呆然と眺める。普段の彼からは想像できないその様子に目を見開いたが]
ディーさん!!
[一歩そちらへ踏み出し、震える肩へ手を伸ばす。 拒否をされても一歩も引かぬ覚悟で]
ディーさん、ディーさん!
[何度も、名前を呼んで]
(25) 2010/03/01(Mon) 01時半頃
|
――、…えろおやじ
[小さな声が在った。]
……、そうか、まだ。
[――尋ねる声がする。だから、
それ以上自分は、訊かずに。]
……だめ、残ってるの
あの子の忘れもの わたしのなかに置いていった
やみと ぞうお と さつい
(そして、さみしさ と)
だからごめんなさい
でも声だけ、こうして きかせ て
…… 、…
… ――
それは。
あれを、見つければ。
晴れるのか。
[えろおやじ との単語には、呆れたような空気を伝え。]
… …あのこ の。
[やみ ぞうお さつい。]
…… あのこの?
[歪んで 寂しそうな 笑み。過ぎる。]
それで晴れるなら、早く探さないと ね。
|
―保健室―
ディーさん、ね……?
[ラルフが背中を摩る様子に頷き 懇願するように葡萄色の眸を見上げる。]
……私、あなたのこと何も知らない。 だけど――
[肩に触れる手に熱が篭る。 続けて発しようとした言葉は、喉が詰まって言えなかった。]
(37) 2010/03/01(Mon) 02時頃
|
……――
……、…ケイトは
何処、だろうな。
何処に、いるんだろう。
あの子の…
……あの子だけのせいじゃないわね
わたしのやみもまざっている。
/*
中身すまない。
弟子矢がささった者はいるだろうか?
そこだけは計算的にチェックしておきたいので。
ちなみに俺は刺さっていない。
|
[焦点の合わぬ眸>>40に泣きそうになりつつも堪える。
今彼にかけるべき言葉はなにか。 思案するだけで単語はするすると逃げていく。 頬を叩くラルフの横で、じっと何も出来ない。]
――…ね、ぇ
[搾り出した声は彼に届かぬか。 それでも俯くことは出来ずに]
(56) 2010/03/01(Mon) 02時頃
|
華道部 メアリーは、風紀委員 ディーンの肩口を優しく撫でた (07)
2010/03/01(Mon) 02時頃
いや
だ、 怖い
怖い
怖い、 ―――厭だ
厭だ
厭だ…!!!
…… ?
今度は、何 なん だよ。
[こわい いやだ。]
今、どこにいんの。
サイ、モン
が、
っ、 来
――ッ、…!!!
みな、み、 の、…一階 に。
どう、
して
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