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[口元に飛び散った鮮血と脳漿を舐め取る仕草は、おそらくは、普段身を潜める以上に、ひそやかに。
───ただ、もし同族がいたならば、匂いに感付かれてしまうかもしれないが。]
Oh my darling, oh my darling
カラミティ《疫病神》カラミティ《疫病神》
私の 可愛い カラミティ《厄病神》
誰にも知られない様に
ニシンの箱に詰めましょう
[あの女の指にも銀の指輪が光っていた。
あの女もおかしな唄を唄っていた。
そして《俺》を。
《自分》を。
ニシンの箱に詰めた。]
[箱に詰められたのは双子のどちらだったのか。
どちらでも構わなかった。
どちらも1人の中にいる。
2人分のそれこそ医者と海賊の2つの魂を持ったまま。
2人分の身体能力と呪詛を秘めたまま。
静かに静かに眠っている。]
【人】 紐 ジェレミー誰がするんだ。 (10) 2014/12/09(Tue) 01時半頃 |
【人】 紐 ジェレミー了解。 (11) 2014/12/09(Tue) 01時半頃 |
[口元にこびりついた甘い雨水を舐め取りながら、褐色鼠の背に刻まれていた銀狼を思い出す。
”絶望”に身を置いて、まだ1年か、もう1年か。
あの日、己の命を拾った航海士は、道化師は……はたして、知っていたのだろうか。
「おまえの畏怖が途絶えた時、おれは、容赦なくおまえに牙を剥く」
この言葉
機を窺うよう潜めていた獣の血が、ふつふつと蘇る。
猫ではなく、狼の血が**]
【人】 紐 ジェレミー気づいてないのか。 (16) 2014/12/09(Tue) 02時半頃 |
【人】 紐 ジェレミー[それから門番は、真新しい血に濡れた甲板へ戻り来る船員たちにこれ以上汚すなだの、怪我人に血を落とすなだのとぐちぐち言いつつ、最後に道化を一礼して迎えた。] (17) 2014/12/09(Tue) 02時半頃 |
―故人の呪い―
[大男に髪と耳を剥がれた黒髪の男は、獣飼いだった。
とりわけ猛獣を好み、猛獣に好まれ、
海賊に成る前は陸でサーカスの業行で活躍した男だった。
生前の彼は酒に酔うと、よく言っていた。
「オレにゃぁよゥ……
“狼”の聲が、よぉぉっく聞こえんだよ」
そして、大男にもまた、素質があった。
今は誰も覚えていない男の出生の港町では
見世物小屋の獣臭い納屋で暮らしていた。
生まれて直ぐ親に遺棄された幼児は
珍しい赤眼の白狼と共に籠められた檻で育ち、
獣の発する声なき聲と寄り添い、生きた。
獣飼いの男の呪われた血で汚れた左耳孔は
大男に、久方ぶりに“狼”の聲を運ぶ。**]
[それにしても……自分の爪はこんなに長かったろうか?*]
『双子や三つ子、多頭で産まれるのは【獣】の証』
[産まれた双子の片割れは干からび、片割れにすがる様に母親の腹から出て来た。
父親となる男は即座に離縁を言い渡し、捨てられた女は心を病んだ。
壊れたオルガンを鳴らして、おかしな子守唄を唄い。
干物と化した赤子を箱に詰めた女と残った赤子の行方は誰も知らない*]
[ただ、眠っていた双子が騒ぎ出したのは……。
丁度一年前。
ヴェラが来た時からだった**]
あいつはいい操舵手だった……。
[ぱちん、爪を切る。]
エリオットは陽気なやつだった。
[ぱちん。]
アーマンドは時折猫を撫でたそうにしていた。
[ぱちん…。]
テレンスは私の前に来ると吃音が酷くなった。
悪い事をしたな。
ヘンリーは、
[鋏を持つ手が震える。]
まだ18だった。
いかん、化粧を直さなければな。
[目元に引いた紅が滲んでいるから。*]
それにしても、妙に血の臭いが鼻につく。
[念入りに拭いたはずのカトラスとサーベルから、鞘にさしていても血腥さが漂ってくる気がして戸惑う。]
気が滅入っているのかね…。
[それにしてはその血の芳香が"美味しそうに"感じられるのが不思議なのだが。]
【人】 紐 ジェレミー[相手はよく笑っているが、料理人から絨毯に転職したとは知らない。 (57) 2014/12/09(Tue) 21時半頃 |
【人】 紐 ジェレミー――ダリウスか。 (60) 2014/12/09(Tue) 21時半頃 |
何故、私のことを真っ直ぐ見据えている。
私は死神だのに揶揄されたことはあっても、
人狼だと呼ばれたことなどない。
[黒髪の捕虜は確かに私の方を見て叫んだのだ。]
[初めてヴェラを見た時、また変なの拾って来たと思うと同時に
『何か』が胸の奥で蠢いた。
だが蠢くソレは本当に僅かで、気付く筈もない。
他の連中と同じように身体の傷は治療して、貌には触れさせない
男を呆れながら診ていた。
異変を感じたとすれば、
その日から血の匂いにやたら敏感になった事。
そして赤ん坊の幻聴や、
箱詰めにされる幻覚を見るようになった事。
満月の夜、パーティーの後、動けないほど働いた後でも
甲板を飛跳ねたくなるほど湧き上がる衝動を覚えた事。]
[どれだけ自分の知識を漁っても、
この症状に合うものは無かった。
ただ、考えれば考えるほど、
自分の中で人間としての何かが剥離していくものを感じていた。
気付かぬうちに潮が退いた後に見えた底に眠る『獣』は
少しずつ目を開けていく。]
[両手の鉤爪は、武器であって、武器ではない。
その影に潜む、真の武器を隠すための防具でしかない。
狼の爪は、もっと獰猛で、狡猾だ。
魂を奥底から引き裂き、奪う。
己にその力があると知ったのは、まだ幼子の頃。
路地をひとり歩きしていたところを、物取りか、また別な目的があったかは知らぬが、屈強な男2人に襲われた。
だが、その記憶の中に”恐怖”はなかった。
何故なら、男達の目的を知る前に、本能が目覚め、返り討ちにしてしまったから。]
[銀は『獣』を祓う]
[『獣』は銀を厭う]
[干乾びた赤子を詰めた箱に、あの女は銀の指輪を入れた。
永遠に『獣』である我が子を封じる為に]
[再び廻り落ちて来た銀の指輪の存在に、憎悪と共に仔は目覚める。]
【人】 紐 ジェレミー[階下へ降り、吊り下げられている名簿を取る。 (82) 2014/12/09(Tue) 22時半頃 |
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