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[短い夢。不思議な声に誘われたか、不思議な夢をみた。
庭園の薔薇の蕾が、嵐に吹き飛ばされそうになっている。
その周りを、奇妙な生き物…羽の生えた小人?みたいなのが舞っていて。
薔薇の甘い甘い蜜。毒を含んだ甘い蜜。
嵐に飛ばされる前に、咲かせてあげなきゃ…]
んにゃんにゃ。
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[風は次第に弱まっていくようだった。 (18) 2011/08/03(Wed) 01時頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン
(19) 2011/08/03(Wed) 01時頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン…その話はやめろ、ヘクター。 (20) 2011/08/03(Wed) 01時頃 |
…薔薇の呪いで、結ばれるだなんて……。
[信じない。だってあの時も…そんな事は起こらなかったのだし。]
[甘い毒を孕んだ薔薇の木は、毒を満たす器を探している。
あの子はどうだろう、
あの子なんていいかもしれない。
その蔦の、絡まる先は。]
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン…仕方ないだろ、雨降りなんだし。 (25) 2011/08/03(Wed) 01時頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン…あぁ、タチの悪い迷信だ。 (46) 2011/08/03(Wed) 02時頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン…ったく、ディーンも遅いな。 (55) 2011/08/03(Wed) 02時頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン別に関係は無いが、嫌がってるのに無理強いするのは個人的に好きじゃない。 (62) 2011/08/03(Wed) 02時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタインただのイジメだろう。 (69) 2011/08/03(Wed) 02時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン…そうか、じゃやっぱり…… (72) 2011/08/03(Wed) 02時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[異国の花の香りは、あの時の薔薇園の花の香りと共に記憶に鮮明に焼き付いている。 (77) 2011/08/03(Wed) 03時頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[香りと声色で、そこに居たのがあの彼だと気づく。 (79) 2011/08/03(Wed) 03時頃 |
[夢で、薔薇の伸ばす蔦に絡めとられた少年が一人。
薔薇の棘の呪いを*受けた*]
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン─ 深夜、中庭で… ─ (109) 2011/08/03(Wed) 09時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[見上げてくる小柄なまなざしは、背が伸びる前の自分と同じ色をしていた。 (111) 2011/08/03(Wed) 09時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[ボタンを外して暴いた下級生の肌には、びっしりと真紅の荊棘模様。 (112) 2011/08/03(Wed) 09時半頃 |
[体の下で喘ぐ姿はあまりに艶かしく、
見上げる瞳は、吸い込まれそうなほどに妖しくきらめいていた。]
…ランディ……?
[濡れたその唇が、微かに囁く。
これでもう、逃げられないね…と。]
[それは、その下級生の言葉だったのか、それとも彼に取り付いた薔薇の精の言葉だったのか、今となってはわからない。
ただ、彼と自分の精気が薔薇の精に力を与え、哀れな小動物を絡めとってしまったのはその直後の事かもしれない。]
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[草露に濡れた服が、火照った肌を冷やしていく。 (113) 2011/08/03(Wed) 10時頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[濡れた身体で寮へと戻り、熱いシャワーを浴びに行った。 (114) 2011/08/03(Wed) 10時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[バスローブを着たまま、洗濯機を回していたのは、 (126) 2011/08/03(Wed) 11時頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン早く上がってくれて助かったよ。 (128) 2011/08/03(Wed) 11時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[アイツらが卒業したおかげで、悪夢から覚めたと思っていた。 (129) 2011/08/03(Wed) 11時半頃 |
…わけがわからないよ〜。
何なんだよ〜。
[左手の、棘に刺された小指の傷は、もう痛まなかったが。
ツタ模様が広がっていることに、本人はまだ気づかない。それを通じて、薔薇の声が聞こえるようになっている事も**]
[くすくすと笑う声。"彼"の声。]
『僕を咲かせて』
『恋をちょうだい』
『想いをちょうだい』
『君の命の欠片をちょうだい』
…恋、なんか。
[夢うつつに聞いた囁き声に、ポツリと零す言の葉一つ。
恋なんか信じない。
思いなど信じない。
どうせ全て、搾取するための口実に違いない。
肌を傷つけた棘は、ゆっくりと蔦模様で侵食していくけれど、
心にはきっと、とっくの間に、抜けない棘が刺されていたんだ。]
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