人狼議事


199 Halloween † rose

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[それまでの人生を語ろう。
 それはびっくりするほどうすっぺらい。

 母親が人狼で、生まれた時から人狼だった。
 けれど、人間の中で育って、幼い頃にはそれには気がつかなかった。

 それというのも、母親が、魔女に頼んで、人狼としての欲望を出さないように頼んでいたからだということだった。
 その魔法は一生続けばよかったんだろうけれど、ある日魔女は突然、ここまでだよ、と言って、母親に代金の支払いを命じ、
 母親はその日からいなくなった。

 魔女が金色の毛皮を優雅に纏って家に来て、
 死にたくないなら、私と契約をするかい?と尋ねてきたが、首を横に振ってそのまま街を出た。]




[母親がどうなったかはわからない。
 けれど、街を出て、しばらくすると、身体はその金色の毛並み、いつのまにか獣になって走っていた。

 理解するよりも早く、あとはただ本能で、山に棲み、生きた動物、訪れる人間、迷ってきた人間を食っていきてきた。
 生きたもの、それでないと駄目なんだと思ったのは、ハイエナのように動物の死骸に歯を立ててみても、身体はそれを拒否するかのように、必ずそのあと、悶絶して苦しむこととなる。
 そして、魔物として理解するのだ。それは、肉を食わなければならないわけではない。
 命を食わなければならない存在、それが己なのだと。
 それを止めるためには、自らの存在を消すか、もしくは、

 母親がしていたように、より強い力に頼るしかないのだと。]




[そんな時、やはり命をくらおうと、その小さな金色を栗鼠に爪を立てようとした時、
 なぜ、その手を振り下ろさなかったのか、そして、牙をかけなかったのか。

 その瞬間もわからなかったし、もちろん、今でもしっかりとはわからない。
 ただ、そのことをよく考えると、
 その金色の栗鼠の色が、あの時、魔女がまとっていた金色の毛皮と同じ色に見えたから、かもしれない。

 思い出したのは、小さな頃の生活で、
 母親が一生懸命人間の料理を作っていた。
 ハロウィンには、かぼちゃが並ぶのが当たり前で、
 きっと味としては美味しいなんて感じてなかったけれど、
 その形や色、それを食べるのよ、と言われ、食べていた。]




[その後できた金色の栗鼠の友達は、料理が得意で、しかも綺麗だった。
 同じ魔物であると知って、少しほっとしたのをよく覚えている。

 それからの旅は、魔女を探す旅だ。
 生きていくためには、命を食べるか、それとも魔女と契約をするか、いずれかに思えたから。
 途中で、たまらなくなれば、人間や動物を食べながら、やっとこの街についたのはいつだっただろうか。

 魔女をみつけて、話をする。
 魔女はそれなら、飼ってやろうか、そう、犬になるのなら。

 残念なのは、母親と契約した魔女のような術は彼女は使えなかったことだ。
 魔女はなるべく人間を食べないようにしてやるが、そのままではいつか死んでしまうと告げた。

 だから、そっと、たまに人間を食べても、それがみつからないようにしてあげる、と。
 そして、もう飢えていたオレにとって、その提案はもう最上にも思えたのだ。]




[あの日から、ベネットの犬となって、
 でも、喜んで手紙を書いた。

 金色の栗鼠、唯一の友達。
 綴る文字は、多くはなかったけれど。**]


 ―            ―

[目の前に現れた金色の獣。
 その大きくて獰猛な存在は、ちいさな体躯を縮み上がらせた。
 あまりに恐ろしい牙と、飢えた息と。
 元の姿を取るのも忘れ、ただ木の葉をマント代わりにし、
 目を閉じ、ぶるぶると震えていた]

 「たべないで……」

[溢れた言葉はきっと、届かない。
 そう思っていたが、目を開けても洞窟の中に己はいない。

 じっとその狼を見上げる。
 哀しい赤い目を、寂しそうな赤い目を、している

 栗鼠は、再び彼に届く声で自身のことを明かし
 城まで運んでくれと頼むのだった。

 ――せめて、この腹空かしの獣に食事を与えようと。]


 この時期は、南瓜があまいので

[ハロウィンを知らない吸血鬼は、
 ただ、「美味しい時期」だとは知っていた。]

 ニンゲンの肉はあげられないけれど……。

[だから、振る舞えるのは、こんなものしか無かった。

 街角で愛されている南瓜のペーストを挟んだパン。

 牛ひき肉や玉葱、香草、米を南瓜に詰めて、肉詰めにしたもの
 トマトと一緒に煮込んで、味をより芳醇なものに。
 肉詰めから溢れるトマトブイヨンは、緋色である
 せめて見た目だけでも狼の好む其れに近づけようとした。

 肉詰めにした南瓜の色合いは白っぽく、白菜に似ている
 それでも、食べればあの甘みをきっと、思い出す。]


[食事を取る狼男の対面で椅子に腰かけながら、
 合間に、煩いとならない程度の声音で感想を聞く。

 時を止めてしまった金髪の男は、
 狼の子が手料理を食べてくれる光景を眺めながら
 穏やかに微笑んでいた。]

 ……また、遊びにおいで。
 私はヴァンパイアのニコラエ、君は?



 ―――… … 私と友達になろう、狼よ。

 


[その出会いは、城でひとり孤独に暮らす男にとって
 退屈を打ち壊す「非日常」と為った

 だから、彼が人里に住むようになったと文を寄越した時、
 紅茶のラベルが彼の住まう街の住所を示していた時。

 いってみたい、と思えたのだろう。
 だって、狼に会えたら、つまらない灰色の毎日が、また**]


 オイ、好きなタイミングで鳴らせ。

[だから、そう告げるのに一切の躊躇はない。
時計塔の影 ひとつの影が揺れて――]


 ……で、テメェは結局なんだったんだよ?

[その問いには答えは返らない。
”N”の正体を抱いたまま、秋の気配を吹き飛ばす風に彼女の笑いが乗ってくるだけ。
他にもやるべきことはある。
一度咳払いして、]

 クソネコ、”約束”の時間だぜ。

[さて、使い間の返答はいつごろになったか。
落ち合うまでは人間達に挨拶でもしてみようか、と

露天巡りの放浪はもう少しだけ続く*]


 ボス……!

[時は進み、鐘が鳴った。
 ハロウィンが終わらぬが故に保留され続けてきた”解雇”宣告も、いよいよ効力を発揮することになるのだろうか。]

 分かったよ、ボス。

[シーシャのことを「ボス」と呼べるのも、もう後ほんの少しの間だけ。
 さて、いまシーシャはどこにいるのだろうかと、耳を揺らして気配を求める。]


[顔の前に人差し指。]

 この魂使ってもう一回生物として――寿命も姿もただの猫として生きるか

[今度は中指を伸ばした]

 コイツを魔力に還元して、寿命も生態もただの猫じゃねぇ――軽く魔物として生きるか。


[以前、他の下等妖魔から聞いた話は、契約を解除しても、まだ多少の魔力は残る、契約者である人間が置いて死ぬまで、ずっと傍にいられるというもの。

 けれど実際には、若干の違いがあった。
 その妖魔が、また別な契約形態だったのか、それとも、魔として生きることに躊躇いがなかったのか……今更、知ることなど出来はしないが。]

 ボス、おれは………

[悪魔との契約を破棄するということは、思っていたより、ずっとずっと、重い事柄だった。
 けれど、決断に、そう時間を有することはなかった。]


 おれ、ただの黒猫に戻るよ。

[たとえ、どんな永い時を得たとしても、その先にあるものが永遠の別れであるならば、そんなものに意味はない。
 ならば、たとえ短い時であっても傍にいて、いつの日かまた、巡り会うことが出来るなら……]


 ……あばよ。


 悪魔とヤんのはすげぇイイらしいぜ?

[舌なめずり一つ、彼に言い訳を与えて−−−深く深く、ベッドに沈み込む。
運命を共にする影二つ*]


[ 悪魔の気の済むまで 一つの影のまま* ]


 いっしょだ……グレッグ。

   ”ずっと”一緒にいよう、な……。


[向けた笑みには、小悪魔の片鱗が*]


 いいのかよ?
 そうそう真名なんて呼べねぇんだぞ。

[そろそろ聴こえるだろう、と囁く甘言。
胸に刻んだそれを、契約完了の証として求めた]

 なぁ、 和希 ?


[慰めと、希望の意味を持つその花が。
 春を連れてきてくれたのだ

 ―――其処に肌寒さは、もう、ない。]


 逸れンじゃねぇぞ、和希。

[それでも、隣に”彼”が在る。
唯一の心安らげる場所。永い生も何もかも預けられる存在。

相手を思う時、悪魔の心に芽生える想いは愛に等しいのだろう
 いつか口にした砂糖菓子のように甘く優しい  *それこそが*]


 ……私は、変わらず君の友人だよ。
 何が変わろうと、変わらなろうと。
 
 ねぇジェレミー。
 だから、――…いつか店に遊びにおいで
 虹の架かる橋の下で、待っているよ。

[虹を冠る店は、あの街にはもう無い。
 あるのはただの、空き地のみ。

 店に訪れた住人は首を傾げる
 此処には雑貨屋があったはずなのに、と。]


 ……───餌を、くれよ。


[巣くった闇が、もっと深くに根を張って、いつか深紅の魔華を咲かせるまで。

 グレッグの魂が、闇の眷属に相応しい、罪の色に染まるまで………*]


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