ポーチュラカ！ 今日がお前の命日だ！

ああ。

『――……、』

[仲間の気配の消失に、少しの間黙っていたが、]

『アンナがやられたようだな。
　ククク…奴は四天王の中でも最弱。』

…もう一人は誰よ。

『人間如きに負けるとは、愉快犯の面汚しよ……』

　あいつも取り憑いてた体は人間でしょ？

『よう、無事か？
　奥の手は使う気かい、それとも――』

[依代を変えるのかどうか、確認するつもりで問う]

『いんや。使わねえ。』

[きっぱりと。]

『俺、まだコイツ操ってねえのにこの有様だよ。
　もうちょっと見てみてえな、これ。』

『そうかい。
　オレもこんだけ警戒されちまっちゃ、使えそうにねェな。
　少なくとも今は頃合いが悪そうだ』

[仲間の声に答えた]

ちょっ！？
何やってんのよバカ！？

『うるせえ！ 俺に操りきれるかこんな馬鹿性能！！』

操れる範囲でちゃんとやりなさいよっ！？

『おいおい、大変そうだなァ？』

[聞こえて来た声に、どこか暢気に反応する]

『操りきれねェとは、そこの嬢ちゃんとんでもねェもの秘めてやがったか』