人狼議事


21 潮騒人狼伝説

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【人】 記者 イアン

―夜更け・自室―

……メア……リー……

―――っ!!!!!

……夢、か……。また、同じ夢…。今度は、メアリー…?

[魘されて起きれば、汗びっしょりで。
窓を開けて煙草を吹かしながら、ボンヤリと思い返す。]

(また同じように…狼に、追われていた…。)

(今度はタバサではなく…あの栗色の髪は…メアリー…?)

(0) 2010/07/19(Mon) 01時頃

【人】 記者 イアン

二人とも…狼に、『怯えていた。』

……わけわかんねぇ。
未練タラタラで夢にまで出てきちまったのかな…。寝直すか。

[煙草の火を消して再び布団に入るも、眠れるわけもなく]

――タバサといい、メアリーといい…何で怯えてんだ?
明日またベネットに夢診断でもしてもらうか…。

[タバサに起こった悲劇など想像もせず、再び眸を閉じる]

(1) 2010/07/19(Mon) 01時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/07/19(Mon) 01時半頃


ータバサ殺害前の夜ー

キタケレバ…

[勝手に来い。そんな声を思念に飛ばす。
多分、「前座」が終わるまでは自我はあれど「ヒト」の部分は面に出てこない程に高揚している]


ぐるる…

[海は月に支配されているのだそうだ。
昔から、海と月は神秘の象徴とされていて。
しかし神秘でもないイキモノにも、
迷惑ながらその恩恵は降ってくる

どうしようもないくらい頭がくらくらする。
欠けた部分がすさまじい勢いで、埋まっていくのがわかる
血管が、ビキビキと音を立てて血を運んでいる様も、よぅくわかる。わかる…。

黒い影がふらりと揺れる先は、夢が見た花]

………

[翠の目は赤く赤く、その女を見る。
入り口にカギがかかっていようが関係ないし、
かかっていなければそのままするり。

眠る女に手が伸びる。それが手なのか、獣の足なのか、暗闇では判別もつかない]


 ……まあ。
 描きたくないものを描くことで、
 描きたいものがより映えることもあるよね。

[ミッシェルに記録写真と言われたものの方が、本当はつまらないと思っているけれど。
 描くことで対象を判断する能力ならば、きっと人狼など描きたくないはず。
 自分に言い聞かせるように、独白を続けた]


[まず狙うのは眠るタバサのその喉。
悲鳴が出ないように声帯めがけて爪を振り下ろす。
勢いよく飛ぶ血と、見開いたタバサの目が暗闇に光る。

あえぐタバサを上から押さえつけるように、のしかかる。
温い血が顔に掛かるとべろりと舌でなめとった。

久々に口にした甘い血。もう、自制心は吹き飛んだ]


ぐ、げ…ゲ……

[乾いた脳裏は、血と食欲と…取り戻し始めた「ケモノ」の性で一杯で。
思考が声に乗るのなら、黒板を爪でひっかいた音が大音響で響く。

まずは腸を食い破る。それから、骨を暴いて内臓を食い散らかして……

タバサはどこまで意識があっただろうか。
肺や心臓を一噛みにしなかったのは、
恐怖心と痛みをねじ込ませてやるつもりだったから]


[一瞬空に月が顔を出した時、
青年だったものがはっきりと浮かび上がる。

黒と赤の毛でおおわれた大きな大きな一匹の狼。
痛みと恐怖で死ぬに死ねない女の腹を食い散らかしている、
大きな大きな狼そのもの。

「食事」の光景は凄惨で。

本当は首でも食いちぎって塚に放りこんでやろうかと思ったが
まぁ面倒だからやめておこう。

止まる寸前に食いちぎった心臓は
本当に本当に美味かった。

食いつくして、その場は満足そうに舌舐めずりする狼は、見えなくなった月を見上げて一声鳴いた]


[一気に戻ってきた感覚と、人肉を食べたい欲求とは裏腹に、ヒトとしての体はそれを受け付けるにはまだ早かった。

夜明け、「ベネット」の体は少なからず不調を訴えていたようで。

ただ食い散らかして満足したのか、「ケモノ」の部分はしばし休息に。
「ヒト」としての自我が強い今は、多分以前の「ベネット」と、何ら変わりなく。

ただ、レティにタバサを見られたのは少し後悔した。

やる気があるヤツがいたら、自分が食える量が減るじゃないか
ヒトは生きたまま食うのがいい。
死体を噛むのは、好きじゃない。
そう簡単に、さくさくエサを殺すんじゃない、と自警団にも舌打ち一つ。

あいつらも食ってやりたいなぁ…とひとりごちながら*]


――昨晩――


[大きな気配を感じると、ばちりと目が開いた。
 隣の部屋へとなにかが向かっているのが、分かる。下敷きを差し入れたスケッチブックと筆記具を持つと、静かに扉を開けた]

 ……ああ。

[黒い影を確認すると、感嘆のような息が漏れた。
 続いて部屋に入る。その場にミッシェルがいれば、覚悟を試すような視線を向けた。
 部屋の隅に寄ると座り込む。
 惨劇が始まると、無表情のまま爛々と目を輝かせた。ぎりぎりとした気配に、全身が同調する]


[赤いスケッチブックに絵をえがく。
 彼が獲物を喰らうさまを、柔らかめの鉛筆で速写する。
 濃い黒だけで描かれた線は、獣の荒々しさと、被害者の無残さを強調づける]

 ……これだけじゃ、足りない、

[朱を落とした。
 血ではない。それはそこには、もったいないから。
 室内にあった、鮮やかな朱色のマニキュアを、タバサの髪の部分に塗りつける。
 べたりと。厚い化粧を塗りたくるように、刷毛を滑らせる。朱を散らす。精緻な輪郭をあえて侵した]


[半分程度使った後、瓶を放る。どろりと中身が床にこぼれた。
 朱が、タバサの指に触れる。血に染まった指に。
 その血を、己の指に浸した。なまぬるい感覚は嫌いではない]

 人狼は、これでしか描けない、よね、

[その指を、輪郭と朱色の上を通って、人狼の部分に滑らせる。
 褪せた赤が紅に潰される。柘榴のように、細かく赤を重ねていった。
 そうして出来上がった絵を改めて見ると、口元をゆるりとつり上げた**]


【人】 記者 イアン

―自室→タバサの部屋―

――いいんだ、俺は……乳より、脚派だから……ムニャ。

[寝言を切り裂く何者かの悲鳴に、ハッと目を覚ます。]


――――…???な、なんだぁ…?

[寝ぼけ眼を擦りながら声の元へ向かえば、視界に入るのは紅い部屋。
強烈な血の匂いと、タバサの無残な亡骸とで吐きそうになりながら]

――タバ……サ……?
なんだよ、これ……なんなんだよおい!!!!!!

[既に数名が集まりつつあるものの、
近くにいた誰かに皆はここに来ないよう告げるか]

(33) 2010/07/19(Mon) 10時半頃



 ワタシハ……
 
 


[飛ばされた思念に、意識が目覚める。
首を横に振って、気晴らしに夜の散歩と洒落込もう。

ぬかるんだ地面を蹴り、跳ねる。駆ける。
封印を解かれた体は、爆発的な能力を示す。

走るのに邪魔な服は、惜しげもなく脱ぎ捨てて、ぽい。

降りしきる雨の中、町の建物の屋根の上に腰かけ、月を見上げる。
耳の後ろに激震が走る。瞬き、2つ]

 ケダ モノ……

[赤く染まった瞳は、町から外れた潮騒の一点を睨んでいた]


[空を、地を、森を跳ねる。向かった先は赤色の現場。
 到着した時、あの忌々しい捕食者の姿は、すでになかった。
 凄惨な痕跡だけを残して]


 ……タバサ?


[呼んでみた。返事がない。ただの屍のようだ]


[一歩、近づく。スパイスのような血臭が鼻に広がる]


  ねえ。
 
 


[また一歩、近づく]


   シンデル ノ?
 
 


[一歩。
 ぴちゃり、と白い足先が朱に浸る]


  じゃあ コレ
 
 


[ちろり、赤い舌が唇の端から覗く]


 もう ヒトじゃ ないんだ

 
  食べて イイ? イイヨネ?


[タバサの前に跪いて、顔を近づける]


 カワイソウ
 こんなに散らかして……アイツ

 マナーが ナッテナイ

 シカタナイカ ケダモノ ダモノ

[胸に空いた大きな穴に舌を這わせ
 骨に残った肉を歯と舌で舐めとり、ゆっくりと咀嚼する。
  全身の細胞が悦びの声をあげた]


【人】 記者 イアン

[獣にでも襲われたかのような惨状に、タバサの絶命を悟りつつも]

おい、誰か警察を…!それと、救急車も…。

[驚きと恐怖を表に出さぬよう、努めて冷静に言葉を吐いた。
町長たちの言動を聞けば、ベネットと共に反論するだろう]

俺たちはただ合宿に来ただけですよ。
そりゃタバサの死体はまるで獣に襲われたような有様だけど、
それをあんたらの御伽噺とリンクさせて…挙句俺らを疑うって、
なんかちょっとおかしくないですか?

[町長たちはこちらの言い分に取りあう様子はなく、
彼らが立ち去った後で憤りを露わにしながら言葉を吐く]

――伝説?処分?
こっちは仲間が殺されてんのに、犯人と同じように身内を殺せってか?
馬ッ鹿じゃねぇの!?

(38) 2010/07/19(Mon) 11時頃

[その先のことは、よく覚えていない。
 きっとタバサは美味だったのだろう。

 ただ、どこか味気なさを覚えた食事を終えた時に
 頭を過ぎったのは、食堂でガストンに告げた言葉
 それも、ほんの一瞬のこと]

 ゴチソウ サマ

[頬を一滴の涙が零れる]




 ワタシハ……*
 
 


【人】 記者 イアン

[吐き捨てるように不満を晒したあと、思い出したように]

……たしか夢でも…タバサは、狼に追われて…。
挙句、この結末……まさか、な…。


―――メアリーっ!!!!!!!!!!!!!!

[急に彼女の名を叫んでメアリーの部屋へと向かう。
見る人が見れば、元かのを心配する未練タラタラ野郎にでも思うか
それとも、この惨劇に発狂でもしたかと感じるだろうか。
メアリーの部屋へと向かうと、ドアが壊れんばかりにノックした。]

メアリー!大丈夫か!?メアリー!!!!!

[昨晩見た、狼に怯えるメアリーの夢。
まさかとは思いながらも、タバサの亡骸が男の不安を煽っていた**]

(41) 2010/07/19(Mon) 11時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/07/19(Mon) 11時頃


[まだタバサの肉を食い散らかしているころ、
朱い海に顔を寄せてくるミッシェルに眼を光らせる。
見下したような、しかしどこか面白がるような。


すん、と鼻先を彼女の口元に寄せた。
その血を舐めとるように舌を這わせる。
狼同士の、それ。


ヨウコソ、コチラヘ


声にはならない。
多分、馬鹿にしたような笑いと共に送られた仕種*]


[ぞくり。

 不意に目の前に現れるのは
 今まで気配を感じなかった存在

 目だけを動かして、ソレを認識したけれど
 目覚めた意識は、もう行動を止めることもない

 せめてもの抵抗
 這わされた舌に、噛み付こうと牙を向ける]

 ……ふん

[嘲笑を向けた相手は、目の前のソレか、
 部屋の隅にいるかもしれない、脆弱な生き物か
  地面に横たわる、鮮度の落ちたエサか
   それとも――*]


 ……モット

[湧き上がる食欲、
 口元に浮かぶ笑みを手で覆い隠す]

   ……モット モット

[頭の中に鳴り響く、本能の声]

  ……モット


 モウ オサエラレナイ……

[耳の奥にこびりついている、あのケダモノのコエ。
 そして昨夜入り込んできた、ココロノコエがリフレインする]

 『ハジメマシテ オナカマサン?』

   『ヨウコソ コチラヘ』

『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』 コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』 コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』


 ダマレ! ウセロ!

『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』『ヨウコソ コチラヘ』

[ケダモノの 血が 騒ぐ
 あのケダモノの、嘲るような笑みが、目を閉じても瞼の裏に張り付いていて]


  ……や タス ケテ


[救いを求める手が、空を掴んだ]


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