238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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この……私の術を、取り払う……?
たかだが小娘の影に隠れ、怯えて暮らすばかりであった臆病者の魂が……?
[信じられないと言わんばかりに呟きを漏らす。
こんなこと、あってはならない。
あの怯えた腑抜けが、地を照らす光になるなど。]
死に損ないの分際でぇぇ……ッ!!
[否。
寧ろ、太陽となり死より無縁の輝きとなった男に、ドス黒い呪詛を吐いた。]
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私だって、例え道が分かれても。 貴方が好きだよ、大好きよ。カイちゃん。
[それでも私は、止められない。止まらない。 痛み軋む躰。戦う貴方はいつもこんな痛みに耐えていたの? そう思えば思うほど。私は門の開放を強く決意する。
――が。次の瞬間。]
(20) 2015/09/14(Mon) 01時頃
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――きゃぁっ!
[彼の鍛えられた脚からの蹴り。 痺れからだろうか動きは鈍く、其れは何とか自分でも躱せたが―― 続く拳は回避しきれない。 3発が体の至る所に当たり、吹っ飛ばされる。]
(21) 2015/09/14(Mon) 01時頃
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け、ほっ……。
[壁に当たってようやく止まるけど。 翼からは衝撃でぱっと散る真白。 痛い、いたい。でも泣いてる場合じゃない。
追いすがりまた攻撃がくるのならば、その場で転がり避けようか。 ハンドガンは何とか手放さずに済んだ。 再び距離を取るために、私は紫電を撃つ。
轟音と共に、再び襲う雷。 回避するならその場所めがけ、実弾を打ち込もうか。 未だ残るダメージが、命中率を下げるが、果たしてどうだったか。
何時の間にか雨が止み。輝く太陽と最後の力で飛ばされた鳥が、門の番人の一柱を沈めたと知らせるが。 頬を流れるものが切れた額から流れる血と涙だけになっても 私は門の開放、止める事だけは、しない*]
(22) 2015/09/14(Mon) 01時頃
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麗亞ちゃん、これは、一体……!
何故、太陽が。
[太陽が頬に当たると同時、
何があったと問う声に宿るは若干の焦り。]
受付 アイリスは、メモを貼った。
2015/09/14(Mon) 01時頃
今に、堕としてくれるわ……!小癪な小童めが……!!
[普段の麗亞からは想像もつかぬ程地を這うような声で呪い]
なにゆえ?
何故と申すかッ!
その程度もわからぬ程、現代の聖痕の血筋は地に堕したかッ!!
…………申し訳ございません。
少々、取り乱しました。
……どうやら、サイモン様が最後の力で、私の術を破ったようです。
ですが、ある程度の力は削げていましょう。
…………どうぞ、貴方様は当初の目的を。
今、私は機嫌が悪いです。
[一つ咳払いをし、冷静を取り繕う。
しかし、声は苛立ちを隠さぬままに]
手間取るようなら……わかっていますね。
――私の家だからだよきっと。
血のみを重視し、
当主としての心得、引き継いできたもの。
其れを残す前に一族は皆滅びた。
[苛立ち顕わな彼女に、淡々と告げよう。
だが、続く言葉に成程、と。
確かにあの一族ならば。其の術を行う事もあるだろう。]
……情報ありがとう。
かの一族だけじゃなく、他の一族が弑される時にも。
同様の事が起こったら厄介、かな。
大丈夫、私の方は私が処理する。
苛立ちは隙を生む、だけだよ。
[告げれば肩の鳥を一度撫で、言葉を途切れさせようか*]
他の家はないでしょう。
あれはサイモンだからこそできた事。
世界の均衡を保たせる役をあの男が受けるなど、忌々しい。
[舌をも打ちかねない勢いで吐き捨てる。
そして、ふ、と笑い。]
心配には及びません。
嗚呼……これほどの激情、いつ以来でしょう……
随分と、懐かしいものを思い出させていただきました。
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は……ぁ……
[口に溜まった血を吐き出し、見つめるは蒼穹舞う天使>>35 同じく翼はあれど、空を飛べば今の状態では己の肺は破れ、 大量の喀血を齎す事になるだろう。
かたかた、と震える手で構える銃。 近寄られれば一撃で首を刈り取られることもあり得るだろう実力差。 能力の相性で、そして彼の手加減だろうそれで何とか互角。 嫌、やや不利な状況に持って行っている、だけだと分かる。]
(36) 2015/09/14(Mon) 02時頃
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カイちゃん、おねが、い。 じゃま、しないでぇ……!!
[赤と透明な膜で歪む視界は、 きっと未だに雨が降ってる所為よ。
いっそこのまま時が止まればいいのに。
彼が降下してくるその時には。 凛と放つ実弾は、貴方を打ち落とそうと牙を剥く。**]
(37) 2015/09/14(Mon) 02時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2015/09/14(Mon) 02時半頃
仰代……?
[その違和感を口に出すのは躊躇いつつ。
だがしかし、まだ問いかける時ではないかと話題を変えた。]
水についてはありがとうな。
ただ、今はまだ自分の治療で大丈夫だ。
/*
一応業務連絡しておきます。
万一に備え、一応コミットは押しております。
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[天使を撃ち落とした銃弾は、 白い羽を空へと舞わせた。
さて、残りは何発やら。 そう多くないことは確定だけど。
大きな音を立てて地面が割れて。 其処には傷つけど凛としたたたずまいの天使が1人。
されど、ゆらり立ち上がると同時か。 折れた翼は霞となり、其処には傷ついた少年1人。 ――きず、ついた。]
(93) 2015/09/14(Mon) 20時頃
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(ど、してだろ。 わたし、あなたをきずつけるせかいを、なおそうって なのに、なのにどうして
わたしが、あなたを)
(94) 2015/09/14(Mon) 20時頃
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――け、ほ……
[咳き込むと同時に口端を1筋、流れる赤。 吠える彼>>92を見つめて、私は笑う。 苦笑するかのように――諦めたかのように。]
(95) 2015/09/14(Mon) 20時頃
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うん、続けるよ、カイちゃん。 どっちかが死ぬまで、終わらない。 ほら、握りしめた拳で――
かかって、きてよ。
[ちょっとだけ、カイちゃんをいつも追っかけてるっていう。 ムキムキさんの気持ちがわかるかもしれない。 優しい貴方だから、いつか見てくれるんじゃないかって。 そんな期待をしてるんじゃないかなぁ。
私は止めるつもりはないわと小さく告げれば、 避難していたシマエナガがちょこんと肩に乗る。 その子を指腹で優しく撫でた後、
未だ熱孕む銃口の照準は再び、 貴方の額に合わさるだろう。*]
(96) 2015/09/14(Mon) 20時頃
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/*
了解です!
私の所は、今の所私初回落ち>相打ちかなーとか考えてたりですよー。
(赤の頭人数ここらあたりで減らしとくかなという心算(メタい))
受付 アイリスは、メモを貼った。
2015/09/14(Mon) 20時頃
/*
襲撃設定はパスにしておりますが、こちらは誰かがセットすれば問題ありませんでしたよね。
申し訳ありませんが、本日はお任せ致します。
/*
私の方も落ちの可能性高そうなので、
襲撃はお任せします。一応パス予定と業務連絡。
麗亞さんお疲れ様です(手を振る
/*
はーい。
まぁ、相打ちになりそうだったら俺が襲撃合わせとくねー。
/*
白羽君ありがとう、
お願いします(深々頭を下げる
|
[紫藤の家は残り一人となった。 何方にせよ、1つの家が欠けるということは、 要のバランスが狂うという事。
此処で己で血が絶えれば新しい家、新しい人が現れるかもしれない。 そうすればこんな、血で滅びの道を歩むような事もなくなるだろう。
腐りすぎたのだ、遅すぎたのだ。
最後の当主である自分も、代々よりは幾分か健康であれ、 病弱な体で子を為す事は難しく。 また為したとしても子にも体質が遺伝する確率は極めて高い、 その判断を下された時点で。
紫藤の家は自分の代で終わらせようと、思っていた。]
(133) 2015/09/14(Mon) 23時頃
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[御役目のお蔭で出会えた大切な人がいる。 親近感を持った人もいる。 可愛い後輩も居る。 大切な、日常。
それでも、私たった1つ守りたいものがあったの。 門を開けば大事な人が傷つかぬ世界があるというのならと。
喪いたくないものが少ない私と、 世界を背負う幼馴染。 交わらないのだと――わかっていた、のに。 傷つけるのが、私になってた、なんて。]
――それでも貴方を。 私は弑すわ。
[言葉にせねば、その覚悟が揺らぐから。]
(134) 2015/09/14(Mon) 23時頃
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[回避する様子で突進してくる貴方へ向ける銃。 未だ弾は飛ばず。 引きつけ、ひきつけ。 ――回避できない位になった近くで。私は。
指は、未だトリガーにかけられ。 内部に秘められた鉛玉はその時を待つ。*]
(135) 2015/09/14(Mon) 23時頃
|
/*
一応、まだ30分ぐらいは反応するけれど。
コミットと襲撃設定しとく?
まあ、コミットしそうもない雰囲気だけれども。
/*
私は一応コミポチっておくね。
多分しそうにない雰囲気だけど……どうなるかな。
割と私は死ぬぞジョジョ―!!みたいにはしてるんだけど、
どうなるか、なぁ……
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