224 Cнег дьявол〜凍ったケツ村〜
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ケイト、久しぶりだね。
[元気そうなケイトの顔 >>27 を見て、不思議と心が和らいだ]
食事を持ってきてくれてありがとう。 ああ、お祭りは明日なのか。…懐かしいな。
[たどたどしく話すケイトを見ながら みんながんばっているんだな…と、嬉しくなった]
仕事で来ているから祭りに顔を出せるかわからないけど。 もし祭りで会えたら、色々と話を聞かせてくれ。
(70) 2015/05/25(Mon) 23時頃
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── 酒場の前で ──
[宿から離れすぎない場所で、アランは祭りの準備を眺めていた この村がこれほど活気づくのは、この祭りの時くらいだろう 幼いころ世話になった大人たちが、皺を増やした今でも準備に精を出している。]
しかし…天気は生憎だな
[昨日も寒かったが、今日は更に冷え込んでおり、風も強い。 夜更けには吹雪になるかもしれないな…
この気候に不慣れなヨアヒムのことを不安に思ったが おそらく彼は外には出ないだろう。女や酒に釣られなければ。]
(73) 2015/05/25(Mon) 23時頃
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[景色の中に消え入りそうな、細い人影 >>76 に声をかけられる]
…ヴェスパタインさん、お久しぶりです。 驚かないところを見ると、先日のお手紙は届いたようですね。
[宿屋の主とヴェスパタインには、前もって戻ることを連絡しておいた]
この店に来るということは、 今年の飾り物はもう完成しましたか。
(80) 2015/05/25(Mon) 23時半頃
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自信作…ですか。楽しみですね。
[眠たそうなヴェスパタインに >>81 笑みを向ける]
そんなこと、あの人の前で言わないでくださいね。 私もヨアヒムさんが村でなにか事を起さないように、慎重になってます…。
[天気のことを気にしていたのを悟られたか]
まるで"雪鬼"でも出そうな天気ですね。
[そう言って、幼いころを思い出すように、少し笑った]
(82) 2015/05/26(Tue) 00時頃
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アランは、宿屋の軒先にあるランタンを眺めていた。
2015/05/26(Tue) 00時半頃
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お尻を凍らせるなんて、今考えてもあんまりだなあ。 モスクワの人たちに雪鬼の話をしたことがあったけれど、 誰もそんな話は知らないようでしたね。
[極寒のこの地域では、夜に出歩くだけで命を落とす危険がある。 それだからこそ作られた怪異なのだろうか]
…あの人のお尻を凍らせるには、雪鬼でも丸2日くらいかかりそうですね。
(92) 2015/05/26(Tue) 01時頃
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[カラカラ、と、頭の奥深いところで何かが回る音がする。
見開かれた菫色の瞳は、確かに目の前の青年を捉えていた。
否。目の前の青年の、瞳のもっと奥の奥。
ねぇ、わたしよ。
遠くて近い声が鳴く。まるきり別人の思考が割り込んだように、少女の意識は完全に停止する。
わたしよ。わかるでしょう?
カラ、カラ、カラ。
ああ、滑車が回るような何て耳障りな音。
彼が答えてくれたなら、この不快から抜け出せるんだろうか。
明滅する意識の底で、少女の知らない獣が息をする。急かすように。
はやく。はやく。]*
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火かき棒…か
[幼い頃は雪鬼を倒してやると、生意気な子どもたちは言っていたものだ]
[癖になっているか、率先して店のドアを開き]
ではまた。 ランタン…見ておきますね。
[そう声をかけて、静かに閉めた **]
(96) 2015/05/26(Tue) 01時半頃
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アランは、雪鬼《スニェク・ディアボル》……と呟いた。
2015/05/26(Tue) 01時半頃
[ 目蓋の裏側に直接破片が混じったような冷たさを痛覚として認識する。
せり上がる唾液を嚥下することも忘れて、唯々魅入る。
戸惑いの種を摘み上げた唇はゆぅるりと弧を描き、吐息混じりに音もなくひとこと「囁く」だろう。 ]
『 あぁ───…見つけた。 』
[潜り込む異分子。
内側から侵食しては脳を巣食う正体に気付けた者を知らない。
何故なら、真実に気付く前に、人は皆───]
[くすり。
喉奥で声は嗤う。
唇は動いていない。ただ息をするように滑らかに紡ぐ。]
『 誰に見て欲しい? 』
『 誰に気付いて欲しい? 』
[ 何が「変わった」というのか、
この男は自覚していないのだけど。]
『 あぁ───…見つけた。 』
[カラン。……カチ、リ]
[音を介さない囁きが、そろりと風に乗った。
鼓膜では無い場所から脳の深く深いところまで、届く。
カチ。カチリ。空回りする歯車が、確かに噛み合う音。深めに被ったプラトークの陰で、停滞した意識が戻る寸前に、少女は確かに──微笑んだ。
誰に見せた事もない、愉悦と欲に濡れた瞳で艶然と。]
『 はじまりは、今夜 』
『 誰に見せたい? 』
『 誰に気付かせたい? 』
[人の負の感情を媒介にして獣は嗤う。
ゆっくりとではあるが確実に人の身体に染み込んでは、記憶さえも支配しようと喰らう。
手始めに誰から魂を引き取ってしまおうか。
幼馴染でも、師匠でも、誰だって構わないのだけど。
人が集まる場所といえば───…]
『 料理は得意? 』
[肉体は離れた場所ではあるが、一度確認することは出来たから囁きは届くのではないかと。
万が一、届かなくとも問題はない。
身に纏う冷気が伝えてくれる。
今夜は荒れる。]
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[ ごう―― 大きく風が啼いた。久しぶりの帰郷だというのに、天気はまるで歓迎してくれそうにない。]
これは…荒れるだろうな。
[祭りの明かりはところどころ消え始め、片付けを始めた人も多い このまま眺め続けても、景色は冷えてゆくだけだろう…。
アランは建物に戻ることにした。]
ヴェスパタインさんのランタン…見たかったんだがな…
(134) 2015/05/26(Tue) 22時頃
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[宿に戻ると、周りを覗いながらスープを飲む姿 >>130 あれは、リー…だな。
いつも、存在もしないような遠くのものを見ているような目 その印象は大きくなっても変わっていなかった。
歩み寄り、テーブルの向かいに立つ]
リー、久しぶりだな、アランだ。 君も村に残っていたんだな。
[背筋を伸ばしているその姿は、リーを見下ろしているようにも見えた モスクワという大都会で働くアランは、リーにとってどう見えただろうか]
(138) 2015/05/26(Tue) 22時頃
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[にっ、と笑うリーに対して >>144]
いや、祭りではなく仕事なんだ。 雇用主の視察に同行してたまたま……
[ふと店内を見回すと、その雇用主 >>128 の姿があり驚く あとで、しばらく側を離れていたことを叱咤されるだろう]
ほう、動き出すところか。 どこへ行くつもりなんだ?モスクワ?それともサンクトペテルブルクか?
[過去にこの村の子どもたちの兄貴分という役割を担っていたからか 彼らの行路には純粋に興味があった。]
(157) 2015/05/26(Tue) 23時頃
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『 さて。「キミ」が行かないなら「僕」が行ってこようか。 』
[ 外は吹雪いてきている。
檻の中に閉じ込める準備は整いつつあるのだ。
だが、同時にここには人が多い。
見つからないように人を欺き、狡猾に操るにはどうすれば良いだろうと。
人間にも人間で時たま獣らに惹かれてしまうような者はいたけれど。
宴の始まりは自分達の手というのも一興。]
『 さて。どうする。 いい案はあるかな。 』
[侵食は進みつつある。
こうして媒体の意識が覚醒しているのに、囁ける程度には。]
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学、か…。
[アランはまるでリーが弟であるかのように悩み]
リーさえよければ、この視察が終わったら一緒にモスクワに行ってみるか? モスクワ行ったことないだろう、案内するから。
[そう提案した。彼はどう答えただろうか。 軽くリーの肩を叩いて、その場を後にした]
(170) 2015/05/26(Tue) 23時半頃
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