人狼議事


137 海の家 『nave Di mare』

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[メールをみて、少し慌てる。そういえば誘われたまま、何も言ってなかった。
文面を見るに、いろいろと予想はされてそうだけど、焦りながら返事を打つ。]

「TO:トレイルさん
 Title:すみません

 もしかして、待っててくれてましたか?
 お手伝いもですが、ちょっと、予想外のできごとが。
 ふわふわがきらきらになりそうなので、
 俺、頑張ります。
 トレイルさんも、頑張ってくださいね;)
 今日はわからないですけど、明日は、きっと行きます。」

[ピッと送信。]

 ……顔文字、可愛い。超意外。

[それに合わせて、絵文字や顔文字はあんまりつけたことはないけど、つけてみた。]


[キッチンに向かいながら、メールを一通。]

「TO:トレイルさん
 Title:無題

 いきなりすみません。
 緊張して、女の子に触れないときって
 ありますか。」

[トレイルに一体何を聞いているのだろう。
そんなことは思うけど、こんなことは今までなかったことで。
友人に相談なんてしたら絶対バカにされる。
そもそも相談とかあまりしないのだけど。
気を落ち着かせるためなのか、送らずにいられなくてそのまま送信してしまった。]


【人】 水商売 タバサ

[足が生えたイルカさん。
海から上がった事にまだ慣れていないのかしら。
アタシの長い髪は捕まる事無く、潮風に揺れるばかり。
同じように上下する胸は走るのにはちょっと邪魔だけれど。]

 きゃっ、 ……!

[躓いた時にはいつの間にか捕まえられた腕。
引き上げられて、代わりにトレイルくんは熱い砂浜の上へ。
そして腕は捕まったままだったから。]

(38) anbito 2013/08/23(Fri) 02時頃

【人】 水商売 タバサ

 ……――――!!

[ばふんと一緒に砂浜へ。
助けてもらったのか、よけいに引っ張られたのかは分からないところね。
砂塗れのイルカさんは、口に入った砂に眉をしかめてるみたい。]

 ふふっ、あはは!
 もう、トレイルくんのおかげでアタシまで砂塗れだわ?

[なんて、片方の手を伸ばす。
そっと顔に触れて、ついた砂を優しく払いながら見上げるの。
もう片方は捕まったまま、逃げるなんて事思いつきもしなくて。]

(39) anbito 2013/08/23(Fri) 02時頃

【人】 水商売 タバサ

 あら、これでもゆっくり走ったんだけどな…?

[笑いあう二人、白い砂浜。
まるで歌の歌詞にでも出てきそうな恋人たちみたい、なんて思ったら。
トレイルくんのファンに、きっとすごい目で見られちゃうわね。]

 ……うん?

[触れた指先から砂が剥がれ落ちてくる。
サラサラ、一粒一粒が星の砂みたいに。
途切れた声には少しだけ首を傾げて、続きの音を漣と共に聞いて。]

(47) anbito 2013/08/23(Fri) 03時頃

【人】 水商売 タバサ

 ………泣くほど弱く、見える?

[そう意地悪に返してしまうの。
だってトレイルくんの顔が、泣きそうな表情に見えてしまったから。]

 なんだか、告白されてるみたい。

[捕まったままの腕に感じる体温は、気のせい?
少しだけ熱く感じて、だからこそふっと笑みが零れてしまう。
世の中の沢山の女の子に、黄色い声援を掛けられる彼が。
こんな風に告白するのが本当の姿なんだとしたら。
少し可笑しくて、くすくす笑っちゃった。]

(48) anbito 2013/08/23(Fri) 03時頃

【人】 水商売 タバサ

[縋るように書き続けた、日記は今この手にはない。
あのヒトのために空けておいた場所は、ここじゃない。

201号室。
愛を知れば、恋を知れば、歌うことが出来なくなるという歌鳥の部屋。
アタシの初恋は遠く遠く。
羽ばたいて消えて行ったその歌鳥が、きっと持っていってしまったの。

トレイルくんにむかって、少しだけ見つめて。
そっと瞳を伏せて、見つめていたのは捕まえられた腕。
アタシはその短い間に、そっと思い出のページをめくるの。]

(49) anbito 2013/08/23(Fri) 03時頃

 ―五年前の日記―

 △月◎日

 今日は珍しく雨、台風も近くに来てるらしい。
 お客さんがいなくて良かった。
 そう思っていたら、たった一人ずぶ濡れになってやってきた。

 オレンジの髪、胸元のタトゥー。
 恐い見た目の割に優しい人だった。
 雨戸を閉めるの、全部手伝ってくれたし。
 夜には本当に嵐になって、雷が鳴るわ停電するわで。
 だけどずっと傍に居てくれた。
 肩を抱いて寄り添って居てくれたの。

 好きになるのは一瞬だったわ。
 時間なんて関係なかったの。

 でもそれはそんなに簡単なものじゃないって。
 アタシは、あのヒトの瞳を初めて見た時からわかってた。


【人】 水商売 タバサ

 トレイルくん、アタシね。

 本当は女の子じゃないの。
 でもね、男の子ってわけでもなくて。
 ああ、えっと、生まれた時は男の子だったんだけど。

[話し始めるのは隠してたアタシの事。
少し捕まったままの腕が震えてるの。]

 例えばほら、オカマさんっているじゃない?
 男の子だけど、女の子になりたいんだって。
 そういうのとはまたちょっと違って…ね。

 胸はほしかった、女の子の恰好もしたかったし、男の子として扱われるのは嫌だった。
 だけどね、男の子を捨てる事も出来なくて。

 アタシ、すごく中途半端なの。

(50) anbito 2013/08/23(Fri) 03時半頃

【人】 水商売 タバサ

[この事を告げたのは、トレイルくんで三人目。

一人は、両親に。
一人は、あの人に。
そして、トレイルくんに。

ただ少し付け足したのは、トレイルくんにだけ。]

 だからね。
 例えば、もし…トレイルくんが…アタシを気に入ってくれたりしてるなら
 これ以上、近付いて傷付くのは貴方だと、思う。

 ………きっともう、傷つけちゃったと思うけど。

[そういって、漸く少し笑ったけど。
それはきっと自嘲みたいなのにしかならなかった。]

(51) anbito 2013/08/23(Fri) 03時半頃


 △月#日

 あのヒトに告げたの、アタシの事。
 隠さずに全て、嫌われることも覚悟で。
 だけどあのヒトは何も云わずに、私を抱きしめてくれた。
 それから立った一度だけ、額に唇を寄せてくれた。

 その日の夜、アタシたちは一緒のベッドで眠ったの。
 やましい事なんて何もなかった。
 ただ、寄り添って眠ってくれた。

 部屋の歌鳥たちはきっと知っていたから。
 だから鳴かなかったのね。
 



 次の日の朝、あのヒトはいなくなっていた。
 家中を探した、隅から隅まで。
 暫くして玄関に、数日分の宿泊代と書置きの手紙が置いてあったのを見つけた。
 アタシはそれをみて、泣く事しか出来なかった。

 嗚咽はひとつも出なかった。
 だって、それは初恋だったから。
 




 『タバサへ』

 大きくなったお前を見られて、よかった。
 お前がどんな姿をしていても、お前はお前だよ。
 ありがとう、ごめんな。

 Hector=Estate
 
 


【人】 水商売 タバサ

 ―――あれ、ふ、…はは …なんで、だろ?

[パタパタ落ちてきた雨は、砂浜を濡らす。
堪えようとして唇を噛めば、嗚咽が出てしまうんじゃないかって。

その涙を拭おうとして。
ううん、トレイルくんの気持ちから逃げようとして。
掴まれた腕を引こうとするの。
きっとこの手が離れてしまえば、全部夏の思い出で終わる。

星の下で話したことも、花火で見ていた横顔も。
ふいに見せてくれる優しさも、船酔いで情けない姿も、キメキメの顔も。
泣きそうに笑って云ってくれた、言葉も―――…]

(52) anbito 2013/08/23(Fri) 04時頃

【人】 水商売 タバサ

[アタシの腕はきっと情けないくらいに震えてて、力だって弱かった。
それは引き離してしまいたかった気持ちと反対に、きっとこの手を離してほしくなかったから。
あのヒトのように、一夏だけのお客さんのように、いなくなってしまうのが怖かった。]

 っ…、……!

[強い力で引かれれば、アタシはそのまま体を預けるように。
ぽすんと、胸に頭を寄せる。
いつも笑顔で、いつも皆を迎える、明るいお姉さんでいたかったから。
素直に弱いところを見せるのは、とてもとても、怖くて。]

(57) anbito 2013/08/23(Fri) 22時頃

【人】 水商売 タバサ

 お、とこのこ…なんだ、よ?
 可愛い女の子じゃない、し…っ
 その……トレイルくんと、同じものとか、あって……

[ぱたぱたと降る雨は止まらないまま、トレイルくんの胸元を濡らす。]

 ……アタシ、そんな……綺麗じゃ、ないんだよ…?
 水商売…だし、だから!

[離れてほしいと願いながら、離れてほしいと願えない。
捕まれていない片手が、ウェットスーツを掴めずにぎゅっと砂浜を掴む。]

(58) anbito 2013/08/23(Fri) 22時頃

【人】 水商売 タバサ

[何度も何度も、くっつけた頭を擦り付ける。
横にふって、横にふって。
それが拒否なのか否定なのか、なんなのかわからない。
だけど。]

 ふ  …れる、わけ ない、じゃないっ

[真剣に、強くもなくて。
だけど弱いだけじゃないトレイルくんの告白に
アタシが必死に返せたのはそのくらいだった。]

(59) anbito 2013/08/23(Fri) 22時頃

【人】 水商売 タバサ

[手が回されて、微かに体が怯える。
でも、その手を振りほどいたりは出来ない、きっとしたくない。

教えてと云われて、教えられるほどのものがアタシにあるのかもわからない。
だけど、少しずつなら話していけるかしら。
好きだったあのヒトのことも、この家をやるまでのことも。
ここから帰れば待っているのはネオン輝く夜の世界だってことも。
全然、綺麗な人間じゃないってことも。

添えられた手に逆らわず。
無言で告げられた通りに上を向く。
大粒の涙を湛えた夕焼けの色の瞳がトレイルくんを映して。]

(61) anbito 2013/08/23(Fri) 22時半頃

【人】 水商売 タバサ




 わかんない、わよ……… ばかっ!
 
 
 

(62) anbito 2013/08/23(Fri) 22時半頃

【人】 水商売 タバサ

[ふにゃりとした笑顔。
だからアタシも泣きながら、いつもの笑顔で応えたの。]

(63) anbito 2013/08/23(Fri) 22時半頃

【人】 水商売 タバサ

 あ、アタシはいつだって…っ…―――

[素直だ、なんて返そうとしたけど出来なくて。
それはトレイルくんの顔が間近にあったから。
やがて唇が触れて、だけど熱いかどうかも分からないくらい。
すぐに離れてしまってから、漸く温度の違いがわかってくるの。
それだけアタシの顔は今きっと、真っ赤なんだわ…って。]

 ――――…っ…

[言葉も奪われてしまったのかしら。
意味のある口付けはきっと、トレイルくんが初めてだったから。]

(65) anbito 2013/08/23(Fri) 23時頃

【人】 水商売 タバサ

[そっと、そっと、心のページをめくって。
夕焼けみたいな臙脂の表紙をなぞって、砂浜みたいなページに綴ろうと思うの。
消えないように、大切に、届かなくてもいいから。]

(66) anbito 2013/08/23(Fri) 23時頃


 『ヘクターおにいちゃんへ』

 大切な人が、できました。
 アタシはアタシなりに頑張っています。
 貴方もどうか、お元気で。
 
 Tabitha=Estate
 


【人】 水商売 タバサ

[そっと本の表紙を閉じて、見上げるの。
離れてしまったトレイルくんの顔を。

今度は自由になった腕を、アタシが背中へ回す番―――…**]

(68) anbito 2013/08/23(Fri) 23時頃

[潮風に吹かれるタオルの合間にはさまれたスマートフォンは、数件のメールを受信していた。
男がそのメールに目を通したのは送信された時間の少し後、今更返事をしても遅いかも知れぬと、しかし指は自然と動き]


『TO:サミュエルくん
 Title:無題

 女の子に限らず沢山あるよ。
 緊張してマイクに触れないときも。
 でも、触れられないってことは
 それだけ大事にしたい、ってことじゃないかな?』

 ……サミュエルくんなら、大丈夫。

[文字にはせず、ただ呟くのは願いか祈りか。
返信の文面は、あっという間に電子の海へと飲み込まれた**]


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