180 FESを迎えし戦場-漆黒たる年代記-
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―大書庫― [三千世界の喧騒をどこ吹く風に、少女は招いた客に呼ばれないのをいい事に一人掃除を続けている。 数多の世界について書き記された本を整理しながら、立ち読みするのは楽しみでもあった。]
……あら。この本……面白そうだったのに。
[前に半分ほど読み進めていた異世界での戦記。栞を挟んだところから先が、意味をなさない記号の羅列になっている。 別の本は、本の半分以上の文字が墨でも塗ったように虫食い状の黒色で埋められている。 また別の本は、そもそも表紙だけで中に何も書かれていなかった。]
どうしよう。これでは館主様が戻ってきた時に、私の管理不行き届きと思われて怒られてしまいます……
[また2人、招待客が消えた事を知る筈もなく、黙々と少女は本にはたきをかけ続けている]
(@0) 2014/06/13(Fri) 00時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2014/06/13(Fri) 01時頃
― 少し前のお話 ―
『世界が不安定、か。まあそうなるよね。ボクが介入してしまっている以上、多分カレとボクの存在位相が異なってる。今この世界は二つの可能性が混ざった状態なんだろうから』
[それはただの呟きである ]
― 少し前のお話 ―
『んー? あれ、なんか入力もある。翻訳ソフトによると…ふむふむ。これは、ボクあてかな? 似た人なのにボクと違って賢そうだねえ』
『…あれ? もしかして直接こっちからの発信ができちゃってるの? 繋がっちゃってる? うーん、どんどんまずくなるね』
『早く、世界を解脱させちゃわないと』
『……ああ。念のため。ボクの事は、シア、と呼んでね』
……誰よ、ってのは名前だけ聞いてるんじゃないからね?
何者よ、って言い換えないとわからない?
『何物と聞かれちゃうのかー。うーん。色々あるんだけど…今は、神をやってる事になるのかな』
/*
ぴんぽんぱんぽーん
ごめんね遅くなった。
ところで あれ 一人足りな あれ …っ
お
お疲れ様でしたヨラ皇帝。
さあ、ロボと海賊のラスボス逆争奪チキンレースが始まりました。
/* なんで連続でボスが吊られていくのか
は、まあ置いておこう。
多分海賊王ラルフ先生が最後までテイクオフしてくれると思います。
……オスカーとヨーラの死亡後のシステムメッセージにアレが無いという事は、ラルフ先生があの役職なんですね……。
/* 手ぇ付けられない順じゃない?
役職把握…把握……
まあ、2d3dでぱたぱたっと赤落ちしちゃってるし、ラスボスになれない代わりに、もうちょい殺す気満々モードにシフトしてこうかしらね。
もう1回か2回は仕事しとくわ……
敵、だった?
[胸赤鳥の言葉を
確かめるように聞いて、眉を上げる]
───ロビン、
[安堵したかの声
これまでに聞いたことのないほどの、安らかな声。
……コ……シテ………。
─────”コロシテ”?
ひどく、心のそこがざわつくような。]
────ん、の。
[それは半ば、確信となって胸の裡に落ちる。
ぎ。と、歯を食い縛った。
恐らくはもう届くまい───]
…… ロビン!!!
[名を呼ぶ、その声も]
神、ね……神か。
職業に貴賤は無いって言うけど、私、警察と教師と神だけは嫌いなのよね。
――…『解脱』? さっき『解脱』って言った?
[あまり常用的でないその言葉に、意図を探ろうと尋ねた。]
『あっはっは。そうだね、教師も警察も神も、別に好きになる必要も無いんじゃない?』
『そう、解脱。しろがねのせかいに引っ張られて、自壊するしかなくなった世界群の、救済だよ』
『今のところ、そこの世界を入滅させるしか方法がわかってないんだけどね』
……今度は救済ときたか。
ますます仲良くなれる気がしないわね。
仲良くしなくて良いのも、教師や警察似たようなモンか。
[心底嫌そうにしながら、]
それで、どっから拾ってきたか知らないけどそのくろがねに取り憑いてるってワケ?
やれやれ。やれやれだわ。
[呆れたとばかりに溜息を吐く。]
……ところでシア。
あの人型兵器のガキは?
あの後どうかなった?
『しょうがないんだよ。カミサマに出来るのは、つくる、こわす、たすける、みすてる、の4つくらいしかコマンド無いんだもん』
[現在そこかしこにいる神らしき存在が憤慨しそうではあった]
『とりついてるってわけでもないんだ。人型兵器のガキ…? うーん。ちょっとわからないから説明からはいりたいんだけど…。ねえ、キミって「テレビゲーム」とか言って通じる人?』
『テレビゲームがトモダチなんだ…そう…大丈夫…?』
[さておき]
『じゃあ通じるかなあ、取りついてるんじゃなくて、そんな感じでボクは今、このロボを操作しているの。貴方たちの世界の外からね。だからアバターってわけ。コントローラー握ってるわけじゃないから、正確には違うんだけど、概念的にはそれが一番近い』
『だから、このメカの外は視界として入るんだけど、内部に入られるとステータス画面しか見えないようなイメージなんだ』
/*
とりあえず、今日1日T3センパイの正体を知って恐怖したオレ様が通ります。
やべぇ、かぼそく、こときれたい
『さっきまでは、セシル、アルフレ、ジョージ、ていしゃ、って搭乗者リストが出てたんだよね』
[インターフェースは8バイトだった]
『グラフィックからすると子供なのはていしゃとジョージのどっちかかな? そういえば、ジョージが搭乗者リストからふっと消えた後、緋い月が発生したね。直後にアルフレもセシルも降りて、今搭乗者は無い状態かな』
『もしかしてアレかなあ、この用語辞書ってコマンドあたりから調べられるのかなあ』
/* 大海賊先生は何をおっしゃってるんでしょうか…?
wwwwwwww
お願いしますよ先生!
『おっ できたできた。こうかー。こうだねー』
『多分人間兵器はジョージって名前のやつだね。箱舟ってなんだろう…飛んだり、火属性のすっごく強い技を使うみたい。今の状態は、成長途中? みたいだね』
[その言葉に緊張感はあまりない]
おまえ(悪意)は確かに、今もすぐそこにいる。
──── そうだろう?
[僅か苦い笑みを含ませ、心の裡へと呼び掛ける。
自らの裡にある<悪意>を呼ぶようにして]
――ちッ
これは、まずった……かしらね。
[絶体絶命。その言葉が相応しい状況に思わず洩れた呟き。]
――――・・・。
オレは――・・・オレの手の届くところしか守らない…。
いや、正確には守れないんだ……。
それに――――――。
[男の声が――――漏れる。]
『あれ? なんか大変?』
[大変そうなその言葉に、心配らしきものを見せた]
『うーん、でも何かできる事も…いや、まてよ。さっきの搭乗者リストにあって、多分女の子でしょ。じゃあ、この ていしゃ かな?』
[もしかしてできるかなー などと呟きながら]
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