229 流水花争奪鳥競争村
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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…そっちじゃないよ、こっちだよ。 ここ、秘密基地なんだ。雨もへいきだし暖かいよ。
(0) 2015/07/03(Fri) 19時半頃
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里に幾重にも渡る水路の脇。
里の子供たちが楽しそうにはしゃぎながら、
水路橋の下を駆けていく。
「ねえ、聞いた?
明日からおっきなお祭りがはじまるんだって」
「おまつり? 収穫祭のこと?」
「ちがうよ。何十年に一度しかやらないんだって。
ばあちゃんの若いころにやってたのが前の祭りだっていってた」
「わたしもきいた。
あのね、この絵本のお祭りなんだって―――」
(#0) 2015/07/03(Fri) 19時半頃
橋の上では、大人たちが里の祭飾りの話をしていた。
巡礼者や旅行客がその脇を通っていく。
彼らの目線は美しい里の様子から、
里に清らかな水を送る、壮大な滝と、その中心にある神殿へ。
活気と感嘆の声の下。
神殿から流れる、澄んだ水路の水が反射する光は
子供たちの眺める絵本も照らす―――
(#1) 2015/07/03(Fri) 19時半頃
…次なる巫女の為、男たちのもとへ
祭りへの招集と試験内容が書かれた書類が送られた。
至る所から集められた男達は、数千人。
幾日をかけて試験は進み、
最後の試験を前に
残る候補者と、巫女は―――
(#3) 2015/07/03(Fri) 19時半頃
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― 神殿 水の流れる一室 ―
[神殿の中を流れる水路に足を浸しながら、 そこを流れる透明で天井の光を浴びて輝く水を見下す。
見下すその切れ長の瞳は、半眼。 連日連日、休む間もなく男達と面談で、 抜けきらない疲労で少し身体は怠い。
里はいつもにもなく賑わっているらしい。 そういえばここ数日、神殿の中に引きこもりっぱなしで外に出ていない。]
…、ああ、でも 明日は――
[白磁の天井を見上げる浮かない表情。]
(1) 2015/07/03(Fri) 22時半頃
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[昔の事を思い出していた。
巫女であった母は優しくて時には厳しい人だった。 普段は仕事で忙しい人で、 育ててくれたのは祖父母と父だった。 祖父母と手を繋いで無邪気に笑っていた。
食事の時間は家族の時間で、母も神殿にいる時は 必ず一緒にご飯を食べていたので、幼い私には幸せな時間だった。]
(2) 2015/07/03(Fri) 22時半頃
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[そういえば、男女というのを意識し始めたのは結構速かった気がする。 最初は幼稚園の先生。その次は、小学校の同級生。 その次は、そのまた次は――。
事ある事に、バレンタインだとか誕生日だとかクリスマスだとか理由をつけて神殿の中の厨房に潜り込んでいた。テンション高めにいつも誰かを巻き込んでは、菓子の作り方を教えてと言っていた。]
ねえねえ! この! ざっはとるて を作ってカルヴィンくんにあげたいの!!
前にね、おやつで出てきた時があって、 とっても美味しかったからっっ!
[お願いっ☆と本の頁を指差して頼む顔は、きらきらと輝いたもの。 ただ、料理人達の中では、その相手の名前が長続きしない事も有名ではあった。]
(3) 2015/07/03(Fri) 23時頃
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(4) 2015/07/03(Fri) 23時頃
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[徐々に巫女として教えられる事が増えると、 普段、自分に向けられていた視線の意味が変わって気がして 少しずつ、少しずつ、作り笑いが増えていった。
あれはいつからだったんだろう。 もう少しで中学生。確かそれくらいの時期からだった気がする。]
(5) 2015/07/03(Fri) 23時頃
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[そんな中でも学校や、旅行は楽しかった。 昔からの友達と遊んだり、知らない場所に行く時は胸が弾んだ。 旅行が巡礼のようなものだと知ってからも、 普段との生活からの解放感があったから嬉しかった。
学生生活の中で、普通に恋愛もした。 男の人と付き合う事もあったけれど、 月日を重ねるごとに、普通の人と巫女の私の間には なにか『壁』みたいなものを感じてしまうようになっていた。 だから、そう長く続く事はなかった。]
(6) 2015/07/03(Fri) 23時頃
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(7) 2015/07/03(Fri) 23時頃
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[それでも、中学校くらいになるととても仲のいい女子も出来た。]
ナナオ! 聞いて聞いて。
昨日の放課後、超かっこいい先輩に告られた!
[周りの目は相変わらず気になったし、自分の置かれている立場も解っている。 だけど、恋愛は自由だといつも思っていた。 いつか自分も、母と同じように誰かと――。 この自分が感じている『壁』を感じないような、誰かと、と。]
(8) 2015/07/03(Fri) 23時頃
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し んじらんないっ!!
[ぼたぼたと大粒の涙を止めどなく落とす。 ナナオと二人残った教室で、机ひとつに椅子を向い合せ。 既に机の上にはティッシュの山がこんもりとできている。]
(9) 2015/07/03(Fri) 23時頃
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ちょぉぉーっとかっこいいからって、……だからって……
〜〜〜〜っっ うううぇぇぇえ
もーーー絶対 男は顔で選ばないぃぃいい。
[それから慰めて貰ったり、 たまには喝を入れてもらったり。 その日の最後には二人でクリーム増し増し、 さらに増しのパンケーキを食べにいったり。
友達と、ナナオといる時は本当に楽しくて 何でも話せていた気がする。 彼の兄と話をした事なんて殆どなかったのに。]
(10) 2015/07/03(Fri) 23時頃
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(11) 2015/07/03(Fri) 23時頃
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フランクはさー 何で私なわけ? 他に選択肢はあったんじゃない?
…まあ、全然知らない相手じゃないし 顔で男を選ぶ時代は終わったから…
……、私は、別に…、いいけど。
[気になるじゃない?と。目を細くして視線を横に流す。 それから、自分の高校の制服に一度視線を落としてから、]
実は若い子が好きだとか?!
[悪戯な表情でフランクを見上げる。]
(12) 2015/07/03(Fri) 23時頃
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そーれーとーもー
[そのまま距離も縮めて、フランクの腕を、 えいっと抱えるように両腕で抱きしめる。]
この顔と、この身体が好みだった?
[小首を傾げてわざと可愛いらしい顔で見上げてみる。 まあ、そう長くは保てなくてすぐに自分から笑ってしまうのだけど。]
(13) 2015/07/03(Fri) 23時頃
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[―――どんなに、その時が楽しくても、] [やっぱり 一人の男性と長くは続かなかった。]
(14) 2015/07/03(Fri) 23時頃
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(15) 2015/07/03(Fri) 23時頃
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[学校を卒業してから、巫女の仕事も一気に忙しくなった。 友達ともなかなか会えなくなって、 笑う機会も減った気がする。
昔は、あんなに――笑っていたのに。]
(16) 2015/07/03(Fri) 23時頃
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(17) 2015/07/03(Fri) 23時頃
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キルロイ。
[テントからひょこっと顔を出せば、暗い空と煌めく星がお出迎え。 これは、旅の途中で野営となったある日の事。]
眠れないの。 少し会話に付き合って。
(18) 2015/07/03(Fri) 23時頃
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これも、――『仕事』よ。
[テントの前にいたキルロイの横に立って言う。
里から離れた地で、街が栄えれば大気は淀む。 それすらも、巫女が呼吸をするだけで多少は浄化されると言われている。 だから『人との会話』も巫女にとってはれっきとした『仕事』になる。]
あなたは、どうして… この仕事についたの? 私は生まれた時から、将来、巫女になる事だけは 決められていてそれ以外の道は選べなかったから―――
[切りそろえられた髪が夜風に流されるのを防ごうと手を耳元に添えて遮りながら、]
―――…、教えて。キルロイ。
(19) 2015/07/03(Fri) 23時頃
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