103 善と悪の果実
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姉様… 兄さ、
[乾いた音をたて、重い金属が転がった。
流れ込んだ血で赤く染まった視界。
それがなくとも、少女にはもう、何も
最初から何も、見えていない]
[その眼の端に涙がにじんでいることに]
[憎いのは本当。
けれど、全てを憎み切れはしなかったことに]
[―――――…誰が気づこう。 誰が、知ろう]
響き渡る銃声は、終わりを告げる鐘の音。
どれほどの命が潰えただろう。
死が重なり、狂気に満ち、欲に埋もれ、祝福の音が鳴り響く。
窓の外では息絶えた狂犬達が血を流し、泡をふき。
重厚な装備の元に、ヤードたちがやってくる。
そして、邸の扉は開かれるだろう。
それは楽園への入り口か、楽園から逃れる扉か。
それとも―――……
(#0) 2012/09/30(Sun) 03時半頃
Cast:
煤に汚れた小さな子供 アントーニオ --- anbito
門前で喚く女の夫 ジョセフ・ウェーズリー --- mo_om
歌を忘れた麗しき歌姫 コリーン --- incompat1
道を踏み外した実直な警官 ジェフ --- SILENT
遊び惚ける豪商の三男 ヘクター・ハインツ --- ふらぅ
挨拶をよこした夕闇の伯爵 ヴェスパタイン --- azuma
男女の境に立つ学者 ペラジー --- nanami
闇夜を渡る家業の青年 オスカー --- occam
虚栄を彩る籠の中の娘 ポーチュラカ・ブロワ --- 茄子
禁断の林檎の主 グロリア・エバ --- master
(#1) 2012/09/30(Sun) 03時半頃
駆けつけたヤードは、後にこう語っている。
「あれはね、すごく酷かったよ。
邸中が狂犬に囲まれててさ、それを処理するのも大変だったが。
それ以上に邸の中がめちゃくちゃでな。
いや、荒らされてたとかそんなんじゃない。
……死体がいくつもいくつも。
やり合ったんだとさ。
閉鎖空間で気が狂っちまったのか、欲に目が眩んじまったのか。
あれなら強盗事件の方がまだマシさ。
子供も女も関係なく、其々が其々を殺しあってた。
あんな地獄絵図、二度と見たくは無いもんだね。
え?
ああ、あの『善と悪の果実』?
勿論その後、回収したよ。」
(#2) 2012/09/30(Sun) 03時半頃
「…………―――――勿論、秘密でな。」
(#3) 2012/09/30(Sun) 03時半頃
「あの林檎は俺のもんだ。
もう、誰のものでもない、俺のだ。
あれを売ったら金になる。
そうしたらこんな霧に包まれた街とはオサラバだ。
女と一緒に豪勢に遊んで暮らしてやるぜ!!
あーっははははは!!!」
(#4) 2012/09/30(Sun) 03時半頃
数日後、新聞の端。
小さく小さく、記事が載る。
【ヤード、自宅で何者かに殺害】
(#5) 2012/09/30(Sun) 03時半頃
『善と悪の果実』を手にする者に“幸福”も“栄光”など訪れはしない。
それは禁断とされ、楽園から追放されし者の手にする実。
善を知り、悪を覚え、意識し、自覚し、唐突に理解する。
そんな果実が目の前に現れたら。
手を伸ばしてしまったなら。
君は 『善』を知るだろうか 『悪』を覚えるだろうか ―――……
(#6) 2012/09/30(Sun) 03時半頃
その果実は、今日も ど こ か で
(#7) 2012/09/30(Sun) 03時半頃
end ... ?
(#8) 2012/09/30(Sun) 03時半頃
/* 僕も仲間に入れてくださいよまったく!!!(キリッ
[ペラジとぽちの間に割って入った。]
/*
烏さんと頑張ってからもうと思っていたのに、
色々すれ違ったよね!
\滅!/
もっとじっくりお話ししてみたかったのよ。めそ。
/*
ぺらじ>
僕はどうしてもコアが特殊すぎるのと
最近バイトを増やして、箱使う機会が減ってしまったので
申し訳ないです、気持ち的にはLWやる気でいたんですが…。
しょんもり(σωσ`)
[その唄はきっと呪詛の調べなのだろう。
そう意識するのは塗り重ねられた、悪の部分か。]
易々と、死んでいくんですね。
すぐ傍に林檎は落ちているのに。
手を伸ばせば、拾えるのに。
滑稽、ですね。
[肩が揺れる。
こんな喜劇、見たことが無い。
その舞台に僕もいたのかと思うと、可笑しくて、可笑しくて。]
はははっ、はは は …… …―――
/* やあ、KUZU様…。
[烏がニタリとしたよ。]
/* 畜生、烏め…! あっち行け!
[隅で震えている。]
/*
畜生、温室育ちの餓鬼が。 俺を笑うな!
[怯えた目が、少女の澄んだ目を見ていた。]
/*
笑う?
…――いいえ、不思議なだけよ
[それまで周囲にはいなかった、不可思議な存在。
何をそんなに怯えるのかと、好奇にきらめく瞳はまっすぐに向かう]
[何故、死者の姿が見えるのかなど。
呪詛の声を聞きすぎて、
もはや疑問にも思わなくなってしまっていた]
[―――――――…歌が]
[嗚呼、歌が聞こえる]
[心の臓を掴まれそうな、儚く美しく恐ろしい旋律が]
畜生どもが………
[惨劇の舞台に、憎悪と怯えをぐちゃぐちゃに掻き混ぜたような
声が、雑音のように、歌声に―――…重なる。
揺らめく影は何処からか。
左胸から絶えず血を流す亡霊が、霞んでは、消え
林檎を中心とした二つの影を見ている。]
――――――――…ぼくは、だれ?
[父は浮浪者、母は貴族]
[父は名も知らぬ国の、母は由緒正しき血統の]
[その身は女にしては大きく、男にしては華奢であり]
[善を知り、悪を覚え、他者を翻弄する蛇となった]
[本質は望まれるままに。
生きる為に唯、その性質を入れ替えて来たにすぎぬ。
"答え"は何処にもない。何も、ありはしない]
[学者は奥歯をかみしめる。
いつでもその命を終わらせることができるように。
毒を其処に仕込んでいた]
いずれまた逢いましょう、愛しい人。
銀の運命は断ち切れなど…しないのですから。
[子供らしさの無い言葉を別れの挨拶にして。
綺麗な歌声の重なる中、僕は楽園を飛び去った**]
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