24 明日の夜明け
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『やだよう』『やだ』『やだ』『やだやだやだやだやだやだ』『やだようぅううう』
[人形の声と地響きはどんどんどんどん大きくなる。
グラウンドに、大きな雨粒がいくつもいくつも落ちた]
[大きな手が、グラウンドに倒れ伏すマーゴを拾い上げた]
『やだよう』『やだ』
[月の光はゆっくりゆっくり青になっていく]
『まま おきて』
[最後にそんな言葉だけを残して、人形はすっと消えた**]
(#0) 2010/08/08(Sun) 00時頃
/*
では、昨日と同じ流れです。
なお、CMですが。
「自分が吊られる時に出して欲しい敵」絶賛募集中です。
現状、お2人方より希望をいただいています。
村立ては、そのうちに「ネタギ・レ」という敵におそわれることが予想されますので、どうぞ遠慮なく。
それでは、また質問などいつでも受け付けています。
(#1) 2010/08/08(Sun) 00時頃
要らない!そんな力要らない!
マーゴに会えないなんて信じない!!
信じない……!!!
[心が泣いて、叫んで、仕方なくて。認めたくなくて。
そんな言葉を繰り返すけれど。やがて]
……ごめん。
3人で、みんなを助ける。約束。
……ちゃんと、頑張るから。
大好き。大好きだよ……。マーゴ。
[それで、もう一度、*泣いた*]
マーゴちゃん、マーゴ、ちゃん、ねぇ、聞こえないの……!?
[彼女の声は、想いは全て届いていた。
それでも現実から逃げたい心が、認めるのを拒んでいる。
ごめん、ごめんね、と何度も謝罪の言葉が零れそうで、
それだけは向けるべきではないと、必死で押し留めようと]
ありがと、マーゴちゃん。ごめんね、ありがとう。
[やっと落ち着いてきた心で、もういないひとに]
わたしも、大好きだよ。
マーゴちゃんもメーちゃんも、みんなも、大好き。
――頑張るから。
[フライパンに触れていた掌を、ぎゅっと握り締めた。
自分の中の守護神の力が強まっている事を、感じながら**]
ここは、星が見えないんだね、メーちゃん。
[ぽつりと、無意識のように呟きが漏れた。
それの声音は、遠い昔を懐かしむような響きを纏っていて、
どこか落ち着いた穏やかささえ感じさせるだろうか]
屋上で、メーちゃんの星の話聞くの、好きだったなー。
たしか前回の時だったっけ。
フィリップくんも、いたような気がする。
[またしたいね、という言葉だけ、飲み込んでしまって]
[カルヴィナの言葉に、少し混乱していたのだろう。
心の声は半ば無意識に紡がれ、メアリーに届いてしまうか]
好きな人って、なんだろ?
メーちゃんはフィリップくんのこと、好きなのかな。
[思い出すのは、アイリスとラルフの寄り添う姿。
助け合い、時には喧嘩をし、それでも離れる事のなかったふたり]
想う力が、一緒に向こうに行けた理由だね。きっと。
[マーゴのおかげだろう。
前よりも力の感じる掌を、僅かに握り締めながら]
[それは言葉通りの意味と、もう一つ。喜びと安堵の涙]
……ありがとうございました。
お幸せに。
[そうして、聞こえてきた声に]
私も好きでした。
星の話をして、先輩のフルートを聴いて。
色んな話を、して。
でも、過去形で言わないで下さい。
約束したじゃないですか。
[ここへ来る直前の図書室で。
それはほんの少し前の事の様で、もう随分前の事の様で]
また、一緒に見ましょう?
本当の夜の、星空。
(何で、帰らないの……?
私のお願いが、あんまりバカだったから?
それともフィルが、この力を拒んでいるから?
それとも、帰りたく、ないの――……?
どうしたら、いいの?)
[そうして聞こえてきた声に、間抜けな声を漏らす]
……ほぇ?
えぇっ……!?な、何ですか?急に。
それは、好きですけど。
それはいわゆる、そーゆー意味ではなく?
[そうして、うーっと考えるのも束の間。思考を遮断して、苦笑する]
……フィルは、気付いた時にはもうそこに居て。
居るのが当たり前で。
どんな意味でとか、よく、分かりません。
[それに、もう会えないかもしれないなら。
答えは出さない方が良いのだと思う]
……先輩は?好きな人、居ないんですか?
バークレイ先輩と、ヴェスティ先輩ですか?
そうですね。
[続く言葉には、本当に素敵な二人だなと思って。
にこり*微笑んだ*]
そうだね。……約束、したから。
メーちゃんが星の話をしてくれないと、吹かないからね?
きっと、マーゴちゃんも、聞きに来てくれる。
[最後の言葉は迷ったけれど、口に出して。
図書館での約束と同時に思い出したのは、
やはり笑い合うメアリーとフィリップの姿だった]
……一緒に、星空を見ようね。
[ありがと。柔らかな声で、心の中でメアリーを抱きしめた]
[自分が思わず問いかけていたと気付いて]
あ、いきなり、……こんなこと聞いて、ごめん。
居るのが当たり前、なんだ。
ずっと幼馴染だったんだよね。そっか。
[屋上で話をするとき、フィリップの名を出す彼女の表情は、
とても幸せそうで優しくて、何だか羨ましいと思ったことがある。
時々、ときどき――切なげな時も、あったかもしれないが]
わたし? ……わたしは、そういう人は、いないよ。
[断ち切るように強く言い切った。そして、しばらくの沈黙]
マーゴちゃんの力。
今回は多分、ふたり送り出すことができると思う。
[静かに問いかける]
メーちゃんがひとり、わたしがひとり、で良いなら。
もし、もし、わたしが――。
[貴女に種を、と言いかけて止めた。
メアリーがそれに簡単に頷いてくれるとは、思わなかったから]
ごめん、何でもない。
[言おうとした事に、感付かれたかもしれない。
そうだとしたら彼女は強く反対するだろうか。
まだ完全に決めたことではないけれど、掌のそれを、見つめて]
そ、ですね。マーゴも。
[その言葉を出したら、やっぱり涙は零れて。
その後の言葉には]
……はい。でも。
何か衝撃の展開に……。
[そう言いかけて]
居ない、んですか?
[強く言い切る言い方に、違和感を感じて。そして]
[そうして続く言葉に、こくりと頷いて]
先輩?あのね。衝撃の展開が、あったんです。
だから、今回はフィルに種は植えません。
先輩には、ばれちゃうと思うから。言いますけど。
……私は、先輩を裏切るつもりなんです。
[ホリー先輩は、先に帰る事を望まないだろうと思う。
大好きな先輩。一緒に見た星。
フルートの、澄んだ音色。張り詰めた音色。綺麗で切ない音色。
先輩を、助けたい。
最初から、決めていた。最後まで、私が残る事]
だから。
先輩、好きな人……気になる人が居るなら。
教えて下さい。ね。
わたし、を、裏切る……?
[彼女の決意の込められた声に、言葉に、察する。
それは自分が1番に恐れていたことそのものだった]
駄目、そんなのだめ。許さない。許せないよ……!!
[メーちゃんには生きていて欲しいのに。
それ以上まだ何も言えずに、心の声を断ち切り掌に爪をたてた]
……ごめんなさい。
でも。
私も、帰る事に決めましたから。
本当は、覚悟、してたんですけど。
……フィルと必ず帰りますから。
先に帰って、待ってて下さい。
[その言葉は、『お願い』の形を取ってはいるけれど……]
[まだ、認められなくて。黙ったまま。
でも心の中では、彼女がそれを曲げないことは分かっている。
自分を想ってくれているから。
そしてフィリップを想っているから、ということも]
…………。
[もう少しだけ、時間は必要だった]
[掌をぎゅっと握って、祈る。
3回目ともなれば、そして、『力』を貰った今であれば。
今までよりも、早く作れるかもしれない。
39:40以上で1個、70以上で2個成功]
もうちょっと……!
[31:1以上で1個、31以上で2個成功]
[そっと、メアリーに話しかける]
わたし、メーちゃんのこと、許さないよ。
3時間くらい耐久で星の話をしてくれないと、許さないから。
……絶対に、生きて帰って。
フィリップくんと一緒に。お願い。
―― 命の実 ――
[その実は、大分大きくなった。光もはじめより随分強くなった]
[鼻のするどい人がいるなら、芳香も聞けるかもしれない]
[つまり、大分目立つように、なった]
(#2) 2010/08/08(Sun) 22時半頃
/*
締め切りまであとちょっとです。
投票先申告おねがいします
(#3) 2010/08/08(Sun) 22時半頃
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