サミュエル！ 今日がお前の命日だ！

シメオンはか細く鳴き、こときれた。

うん？灯りが？

なんだ、暗ぇな

ん……真っ暗？

[貰ったプレゼントを確認しようと思ったのだがどうしたものか]

…どうすればよいだろう。
このまま、手探りでソファをみつけて、灯りが点くまで、動かずにいようか……

　……ん？
　暗ぇだなー……とわっ！

[どこかで転んだ音。]

　いてて……こっちの声はどこまで届くだか？
　おーい。

はは、じゃあ戻るか。

[ぐに、と指で煙草をもみ消して。空のシガーケースに放り込み。]

だなぁ、戻ってあったかいもんでも貰おう。
ふーん、そりゃ心がお広い事で。

[ブラックサンタには噴き出して]

似たようなモンだな。
ああ、ここじゃ仕事にならなそうだ。

[その後は適当な話をしながら、室内へと戻っただろう――*]

……にゃーと話していたはずだけど。
大丈夫ですか？

[ゆっくり手探りで、周辺を確かめようと]

ひゃっ、ま、真っ暗です。

[急な停電に、少しだけ怯えて]

　アロマキャンドルのおかげだかね。
　こっちは顔が見えるみてぇだ。
　あんがとなー。

[貰ったプレゼントを早速有効活用。
頭を撫でれば、満足したように微笑んだ。]

　ん。あんたは頑張ってるし、褒められていい子だ。
　休憩したい時は、おらの工房にでも遊びに来るといいだよ。
　おらも店にお邪魔するだ。

…あれ？

[先程まで内緒話をしていた人物と話すことが出来なくなってしまったらしい]

…一人にしてごめんね。
たくさん話し相手が増えたから大丈夫だとは思う、けど。

[少しだけ心配そうに、会場のどこかにいる人物に声をかけた]

　お、ラディスラヴァさんだな。
　大丈夫かー？

[声>>+4が聞こえれば、嬉しそうに微笑む。]

　んだ、こっちは平気そうだ。
　そっちこそ大丈夫か？
　グロリア様のことだから、すぐに復旧すると思うだか……。
　ちっと辛抱するといいだよー。

[見えるのだろうか。手を振ってみた。]

何人かそっちにいったらしいな？
どうもそっちはこっちよりは明るいらしい。

　あ、レティーシャさんだな。
　一緒に歌えて、楽しかっただよ。
　おら、練習するだ。
　だから次に歌う時は、もうちょっと上手くなってるよう頑張るな。

[手を振る姿が見えれば>>+7、嬉しそうにひらひらと。]

[暗闇の中、無意識に動いていたのだろうか。
今まで内緒話をしていた人から随分と離れてしまったらしい。
代わりに違う人物の声が聴こえる]

あれ、確か玄関で行き倒れてた……。

[何処かから聞こえてくる声には手を振って]

誰かあの人に「ごめんね」って伝えておいてくれるかな？

[一応会場で声はかけたけれど]

だいじょうぶ。
すこしさみしいけれど、だいじょうぶ。
たくさんはなせてたのしかったよ。
きみはいいこ。だからもっとしあわせになっていい。
たのしむことも、わらうことも、たくさんけいけんするんだよ。

おう、行き倒れてた。

なんだ、お坊ちゃんの声が遠くなったと思ったら。
お兄ちゃんの声が聞こえるじゃねぇか。

そのようだ。
ちっせぇのにぶつかったりしねぇように気を付けねぇと。

……皿の一枚、壺の一つくらい割れても仕方ないよな？

[聞こえる声>>+9に真面目な顔で答えて見せる。]

　へへ、これきりじゃなくて、これからだな。
　よろしくお願いするだ、スージーさん。

[交わした約束>>2:@8は暖かくて、優しくて。
どこかくすぐったい心持ちさえする。
けれど幸せだと思えるから、聖夜の起こした素敵な出会いに感謝した。]

　ん。スージーさんだけじゃなくて。
　おら自身のいいとこも見つけていけたらいいだね。
　自分を認めることは、胸を張って隣に立つ第一歩だよ。

[からり、晴れやかに笑う。]

こちらこそたくさん話せて楽しかったよ。
いろいろと有難う。
あなたにも幸せがたくさん訪れますように。

おう、サンキュ。>>+10
つってもやっぱ心許無いもんだな。

[カチリ、マッチで火を灯してみる。
蛍のような光が、しゅん、と速攻で消えてなくなった]

[ラディスラヴァ>>+11の声に頷いて。]

　ん、伝わってる。あんがとな。
　表で言った通りだ。おら、綺麗な言葉使えてただか？

　永遠の別れって訳じゃねぇ。
　のんびりしながら、また会えたら、皆で茶でも飲むだよ。

[見えない先に手を振った。]

いろんな人の声が遠くなったり近くなったり。
一体この屋敷はどんな作りなんだろうね。

[不思議な作りをした屋敷に首かしげ]

まあこれも何かの縁だし、宜しく。
と言っても半分くらい違う場所に行っちゃったから、このパーティーもすぐに終わるのかもね。

[それは自分とこの男次第だろうか]

　へへ、約束したからには頑張らねぇとな。
　レティーシャさんの歌、好きだから。
　おらも思い出しながら歌うだよ。

[>>+13きっとこれからは、町外れの工房で小さな歌声が響くようになるだろう。
それは神と皆と出逢えたことに感謝する音色。]

　いたたた……。

[絨毯が柔らくて良かった。むくりと起き上がる。]

　はっ、これは苺の匂いだか！？

[ヘクターが持ってきた苺は、使用人によっていくつかのデザートに様変わりしたようだ。
大好きな果実の匂いに、暗闇をきょろきょろする。]

真っ暗になっちゃった……なんだか寂しいね
せめて声が聴こえれば、と思うけれど。

[気配を感じていた相手に向けて、そっと呟いた]**