人狼議事


303 突然キャラソンを歌い出す村4

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[一本の赤いライトが白い服を着たアンクを照らす。
前髪を手でかきあげて魅せる顔は、悪魔のそれ。

―― 甘いアルトのヴォイスが 囁き謳う。]


いつまでも続くと思わせて
永遠だと信じさせた

粉雪みたいに全て消した

secret garden……
  ――…次の輪廻があるのも教えず…
 



[歌い終えると、紅い光は消えて――*]



         「…なんてね。」


― 会場内 上空 ―


 再び高いところから失礼するよ。


[開かれた上半身に身体にフィットした漆黒の衣装。背には黒い羽根(重量の関係で一対であるが)がある。ワイヤーで吊るされながら、絶妙なバランス感覚で上空(そこ)に降臨している。

先ほどのヘッドセットマイクも付けているが、オトサカの手には黒色のイースター型マイクが握られている。ブラックライトのような紫色の光をボワァっとさせて光っている。]



 
 僕が長い輪廻の時を生きていたかのように
 君たちもまた、君たちの人生を生きていた。


 その中に、歌は…流れていたかい?


 ―――例えば、さっきのような…
 



 嗚呼、胸をknock knockするような歌だね。



    耳をすませば…、もっと聞こえてくるかな?
 

[マイクを持っていない方の手を耳に添えながら]


+♪*゜・+ ♫ *゜・+♬*゜・+ ♩ *゜・+♪*

[フレーズの続きは、アルトのvoiceと重なって]


何度でも一目惚れをするんだ 君に
ずっと生まれる前から君が…


[続きの掛け声を促すようマイクを観客に向ける。]
+♪*゜・+ ♫ *゜・+♬*゜・+ ♩ *゜・+♪*



 そう、僕らの歩む道は
 歌と共にあった。

 君たちは覚えているかい?


 音の記憶達を。
 




 受け継がれ、引き続く、
 数多の歌は星空のように 広がっていくんだ。


[上空で両手を広げ、片足だけ曲げながら天を仰ぐポーズ。]



 あれは熱い夏の日の思い出
 青春を謳歌する歌が聞こえてくるよ。


 ――、ほら。あそこをご覧。


[オトサカがスクリーンを指さすと、ナツミの姿。

そして、九尾塚学園で起きた日々が走馬灯のように映像が流れ、それに合わせて歌が次々と重なり聞こえる。]


[「three, two, one…」に合わせて上空から
客席の方へ降下を始める。


ファンの方へ近づいて手を振りながら
マイクを観客の方に向けながら
流れる歌を一緒に歌っている。

――パチン、指を鳴らすとグロリアの歌に合わせて
あの名曲達が聞こえてくる…―――]


ʚ♡ɞʚ♡ɞ*+:。.。 。.。:+*†*+:。.。 。.。:+*ʚ♥ɞʚ♥ɞ

『パンツ脱いでシモのハナ 淫らにマタひらけよ
 覗いていやらしい 景色をみせろよ』

『身体をかっ割き
 秘めたる柔肉暴き
 隠さぬ牙で噛みついた

 百年かけて味わいたい
 君は僕の腹の裡』

ʚ♥ɞʚ♥ɞ*+:。.。 。.。:+*†*+:。.。 。.。:+*ʚ♡ɞʚ♡ɞ


ʚ♡ɞʚ♡ɞ*+:。.。 。.。:+*†*+:。.。 。.。:+*ʚ♥ɞʚ♥ɞ

『Shut Up,XXX! Good Sleep(グッスリ)おねんねしてな!
 Shut Up,XXX! goodness(グッネス)おとといきやがれ!
 Shut Up,XXX! Good Sleep(グッスリ)おねんねしてな!
 Shut Up,XXX! goodness(グッネス)おとといきやがれ!』

『キスに毒を 抱擁(ハグ)を刃を
 愛に報いをあげましょう
 残響が苛んで壊れてしまうまで ずっと 』

『甘い夢をみよう
 悪魔の顔して笑ってたって
       If that feels good, is that okay?
      (そこが気持ち良ければそれでいいだろ?)』

ʚ♥ɞʚ♥ɞ*+:。.。 。.。:+*†*+:。.。 。.。:+*ʚ♡ɞʚ♡ɞ


ʚ♡ɞʚ♡ɞ*+:。.。 。.。:+*†*+:。.。 。.。:+*ʚ♥ɞʚ♥ɞ

(グリモワッ グリモワッ グリモワッ グリモワッ)
[スポットライトが突然消え、雷鳴が鳴り響く。]

(グリモワッ グリモワッ グリモワッ グリモワッ)
[雷鳴はセンターを照らし、後光のように眩く光るそれは――――]

ʚ♥ɞʚ♥ɞ*+:。.。 。.。:+*†*+:。.。 。.。:+*ʚ♡ɞʚ♡ɞ


ʚ♡ɞʚ♡ɞ*+:。.。 。.。:+*†*+:。.。 。.。:+*ʚ♥ɞʚ♥ɞ

妖しげな 声に誘われ
(もたらされる 豊饒)
迷いこむは 禁断の花園
(崇めよ 称えよ)

眩い光に照らされて
(畏れ多き 神宣)
摂理がこの身を貫く
(極まれり 尊さ)

手にしたのは魔導書か聖書か
(希望の光に 押しつぶされて)
異世界への扉は開かれた
(鍵は手中に 後は私達次第…)

ʚ♥ɞʚ♥ɞ*+:。.。 。.。:+*†*+:。.。 。.。:+*ʚ♡ɞʚ♡ɞ


ʚ♡ɞʚ♡ɞ*+:。.。 。.。:+*†*+:。.。 。.。:+*ʚ♥ɞʚ♥ɞ

(グリモワッ グリモワッ グリモワッ グリモワッ)
[雨露に濡れた白薔薇と黒薔薇が開いて、また閉じる]

(グリモワッ グリモワッ グリモワッ グリモワッ)
[スポットライトが付き、会場は平穏を取り戻す。]

[魔術書のページを閉じると、終奏はフェードアウト…]

ʚ♡ɞʚ♡ɞ*+:。.。 。.。:+*†*+:。.。 。.。:+*ʚ♥ɞʚ♥ɞ



[閉じた目を開く。薄青色の目がそこにあった。

高層から堕ちかけた身を翻して、羽を傍目かせて器用にベランダへと戻る。飛び散ったタールがベランダを汚したがそんな事はこの「悪魔」には如何でもいい。]

[窓の向こうで、少女はまだ眠っていた。]
[何時だったか、天使の腹の中から観せられていた女子高生だ。]
 



[怯えた目をしていた彼女は、この天使の祝福を受けて
友人と楽しそうに笑っていた。]

[あまりに酷い、―――酷い光景だと思った。
いっそ殺意すら沸くほどに。]


[もうわたしが誰の感情だったかも思い出せないけど。

この天使に祝福を受けた、いつかの誰かも
今、こうして笑っているのだろうか。]


[反吐の出るような激情が沸く。
いっそ狂い死ににそうだった。]
 




[羨ましい。]

[羨ましい。]

[羨ましい。]

[羨ましい。]


[―――――恨めしい。]


[明るい世界で。友人たちと笑いあう。
なんてことはない青春舞台の真ん中で。

スポットライトを浴びて笑っていた、
あのお姫様のような立場が。]
 




[いっそ、これを呑み込めば。 わたしも、]

 


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