199 Halloween † rose
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[援護がきた>>+51かと思ったら、ほんの少し恐ろしかった。 思わず頭を振った。何かの間違いだろう。]
……ん、? ああ、わかった。気をつけて。
[華月斎からの縁で話しをしていたニコラスとアケノシンの会話を耳にして、出かける>>+57ようならばその姿を手を振って見送る。 繋いでいた手を離す刹那に「気をつけて」と小さく、ニコラエに告げるのも忘れずに]
(+58) 2014/10/28(Tue) 22時半頃
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[さて、そのうち薬屋にはキリシマと二人きりになるか。 僅かに、表情は緊張させたまま]
…………、やっぱり、切り取ってしまいますか?
[少しだけ心配そうに、店主に問うた*]
(+59) 2014/10/28(Tue) 23時頃
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……です、よね。よかった。 今は身体も何ともないですし、また経過みてご報告します。 [キリシマの診断>>@12にようやく胸を撫で下ろし、短く息をついた。 尻尾が発露する前、熱っぽかったそれはレポートに書き記しておこう。 先端だけでも嫌だ、とばかりにまた尻尾はうねうねと動いて]
ところで、
[ようやく羞恥の色も治まり、落ち着いたところで。 追い払う様なリアクション>>@13に笑うこと暫し、 キリシマを見つめて、色違いの目を瞬いた。]
……キリシマさんも、霊視できる人だったんですね。 昔から、なんです?
[ニコラエとも交流があったようだし、突然現れた男たちにも——ある意味はおいておいて——驚かなかったように見えた。故に問いかけ]
(+69) 2014/10/28(Tue) 23時半頃
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[折角なら、ニコラエが帰ってくるまでに他にも色々問うてみようか。 多くの人の目には映らない、だからいつもよりラフな調子で薬屋に滞在し続けて**]
(+70) 2014/10/28(Tue) 23時半頃
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[残念そうなキリシマの顔はあまり見たことが無い。 冗談ではなかったのかもしれぬと、意図せず尻尾はふるりと震えた>>@15。]
中、——頭に、? 痛くはない、……のですか。
[それは普段なら、飲み込むことに戸惑いを覚えてしまうだろう。 けれど素直に受け止め、そのこめかみを指差した先を見つめる。 痛みはあるのか無いのか、しかし続いた言葉>>@16は存外愉しげな色も感じ取れた。
思い出すのはやや朧げな記憶。 彼と出会ったのはもう随分前だ。 その頃から、その様相は変わらない。
——つまりは、人とは異なる存在、なのだろう。]
ちょっと怖い気もしますけどね。
[男はそれでも、恨み言は勘弁だと笑った。]
(+98) 2014/10/29(Wed) 08時半頃
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[煙が室内にゆらと立ちのぼる>>@17。 その軌跡を辿りながら、問いかけ>>@18に耳を傾けた。 ニコラエと同じ緋色と、自らの黒。混ざった二つの眼差しはやがて、キリシマの相貌へと移り]
……どう、なんですかね。
[すぐに、答えは出なかった。 ただ浮かぶのは、戸惑いではなく]
確かにヴァンパイアと聞けば、お伽噺でよく知っているイメージがあります。でも、
[異物と言うのなら、キリシマはニコラエの正体を知っているのだろう。 それを、恐ろしい存在だと思っていなかったわけではない。 それでも、唇は先を紡ぎ]
(+99) 2014/10/29(Wed) 08時半頃
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俺が触れたのは、ニコラエさんという存在そのもので、 結果、人とは違った。それだけですよ。
[きっと、もう受け入れてしまったが故。 異質さを感じることはあれど、畏怖することはなにもない。 月並ですけど、と躊躇った後]
……好きになったものは、どうしようもないんです。 自分の気持ちを偽る方が、
俺は、——怖い。
[そうして、大切なものを失ってしまうほうが。]
(+100) 2014/10/29(Wed) 08時半頃
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ほら、これでも小悪党って呼ばれていた時期があったでしょう。 顔も恐いし、派手にも笑えない。
……それでも、受け入れてくれる人はいる。
[友人、教え子、このハロウィンで出会った人々。 どんな姿でも、受け入れてくれた。 それは目の前の店主も同じくではないかと、その想いは潜めることにして]
それと、同じなのではないか、と。 俺の考えですけどね。 [頭に手を当て、「説教ぽくてすみません」と再び笑った。 それは控えめでない、男本来の笑み。 キリシマの返事>>@21が短くても、それ以上言葉を押し付けることはなく。
ただ、キリシマの詳しい種族——納得したとは口が裂けても言えまい——や、男に生えたレッサーパンダの尻尾について「もっと格好のいい尻尾が生えたらよかったのに」とクレーマーまがいの意見を述べたりと。 雑談に興じる楽しい一時を過ごして]
(+101) 2014/10/29(Wed) 08時半頃
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[しかし、ニコラエは店に帰ってくることはなく アケノシンから先に帰る>>+92と聞けば]
ありがとう、アケノシンさん。 キリシマさんも、お邪魔しました。 また来ます。
[簡単に礼を述べると、急いで薬屋を後にした。]
(+102) 2014/10/29(Wed) 08時半頃
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—— → 自宅 ——
[陽の落ちた街並を、駆け足で横切る。 壁を通り抜けることができても、やはり慣れたように通りを歩いて帰ることを選んだ。 どのみち一緒に帰るつもりだったから、店まで来てくれたらよかったのにとも考えながら。
彼がキリシマの問いを聞いていた>>+92とは知らず]
(+103) 2014/10/29(Wed) 08時半頃
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[——だから。
明かりが窓から漏れる自宅前、座り込む影>>+95に気がつき、大きく目を見開いた。 顔を覆うその指先が、金色の髪が、闇の中に溶けてしまいそうで]
……ニコラエ、
[名を呼びて、彼の前に膝をついた。 手を伸ばし、指先に、腕に、背にと触れていく。]
今日ほど一人で帰るのが寂しいと 思ったことはなかったよ。
[何かあったのだろうかと気にならないわけではないけれど その想いもまた本物だから、ニコラエの存在を確かめるように触れて、ぽつと零して**]
(+104) 2014/10/29(Wed) 08時半頃
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/* あんまり可愛くって見過ごせるわけないのですよ!!!!
(-96) 2014/10/29(Wed) 08時半頃
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[彼の声が、男の名を呼ぶ>>+107。 緋色と視線が交わると、謝罪の言葉に小さく首を振った。]
……今日でも、明日でも 探すに決まってんだろ。
[彼が帰ると口にしたことも覚えている。 けれど、それで諦められるわけが無い。 諦められるほど簡単な感情ではない。
頬寄せられる心地よさを感じ、背を撫でた。 まだこの腕の中に彼はいる。思わず強くなりそうな腕の力を抑えながら、続く彼の願いを聞く>>+109]
(+113) 2014/10/29(Wed) 20時頃
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ああ、あるよ。 今の時間なら誰もいない、貸切なんじゃねぇかな。 ……行こうか。
[髪を一度撫で、身体を離し。 促すように手を引いて、先行くように教会へと歩き出す。 彼の考えはわからぬ、ただ、叶えてあげられるものは全て、叶えてあげたかった。]
(+114) 2014/10/29(Wed) 20時頃
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—— 教会 ——
[白亜の外観に至る所にクロスや聖母の意匠が施されたその場所は、殆ど足を踏み入れたことのない場所であった。 今は違うといえど、ヴァンパイアにはあまり気持ちのいい場所ではないのではないのだろうか。 一度ニコラエを振り返り様子を伺って、施錠された扉を手を引いたまますり抜ける。]
意外と、明るいな。
[頭上を覆い尽くすヴォールトと、最奥の祭壇、その後ろには嵌め込まれた天井まで届く美しいステンドグラス。 月明かりが差し込み、全てをぼんやりと白い光で照らしている。]
教会は、来たこと……ないよな?
[何か変調を来していないだろうか、ニコラエに視線を向けて問うた。]
(+115) 2014/10/29(Wed) 20時頃
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[今宵は満月>>+118、それを男は知らなかった。 そうして夜の空に思いを馳せたことがあっただろうか。 改めて思う、闇の中を生きる彼と、闇の中で眠る自らの違いを。
手が離れ>>+121、祭壇の前に片膝をつくその姿を見つめ 男も一歩下がったその場所で、軽く目を伏せる。]
通じんじゃねぇか?
[その言葉は幾分軽く。けれど、]
俺も祈るよ。 ニコラエの言葉が届くように。
[敬虔な信者ではない。祈りの言葉も知らない。 ただ、彼が祈るなら、その願いが神にすら届くように。 ヴァンパイアと人間が想いを通わせたくらいだ、神の御心は狭量でないだろうと勝手に決めつけながらも。]
(+125) 2014/10/29(Wed) 21時半頃
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……ただなぁ。 [祈りを捧げる時間は、極端に少ない。 ニコラエの邪魔にならぬようにとも思いながらも、ぽつりと声を落とす。]
俺は……誓いてぇんだよな。
[もしニコラエの祈りが己のものと違うとしても それだけは譲りたくはなかった。 ここには緋色の絨毯も、ブーケも、舞う花も、見守る人も。 何もないけれど。
一歩前に出て、視線はニコラエに向けぬまま。]
(+126) 2014/10/29(Wed) 21時半頃
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……キスしても、いいですか。
[その意に、この場所と縁遠い彼は気がつくだろうか。 今更に照れて、言葉が敬語に戻ってしまったが]
(+127) 2014/10/29(Wed) 21時半頃
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[男の横で立ち上がる、ニコラエの視線がこちらに向いている>>+129。 落ちた沈黙が、恥じらいをさらに加速させた。 それでも、言葉にしたことを撤回はしない。
そろりと瞳だけ動かして彼を伺えば 疑問符を付けた言葉が返って来て>>+130]
ッ、あああああ………… 言わせるな、初めてなんだよ、
[余計に目元を赤らめながらも、響かせるのは粗暴な言葉。 我慢ができずに身体を捻ってニコラエに向き直る。 彼もまた身体ごとこちらを向くようにと、肩に手を添えて]
(+133) 2014/10/29(Wed) 22時半頃
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—— 俺と幸せに、なってくれませんか。
[種族も違う、生活も、何もかもが違っても 求める先に救いはあるのではないか。 男はそう信じて、顔をニコラエへ近づける。 唇が触れる、後少しの距離はまだ埋めぬまま]
ニコラエ。
[愛しいその名を、呼んで]
(+134) 2014/10/29(Wed) 22時半頃
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/* 且
〜どなるどのおはか〜
(-104) 2014/10/29(Wed) 22時半頃
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[年甲斐も無く、と言葉にされれば笑みを零した>>+135。 自らよりも遥かに長い歳月を生きてきただろう彼に、可愛らしいとすら思ってしまう。
伸ばされた指先が目元に触れ、温度差を埋めていく。 ステンドグラス越しの柔らかな光が、ニコラエの頬に降りる緋色を映し出す。 きっとこれは、二人、同じ色。]
——…… ああ、
[唇からこぼれ落ちた言葉も全て刻み込み>>+136 色違いの目を逸らさぬまま、]
(+141) 2014/10/29(Wed) 23時半頃
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[肩に添えた手が震えるのは、彼の望みを知るから>>+137 その望みが、男と同じだから。 知りたいと願ってくれた、全てを話してくれた。
何度も巡るハロウィンで出会った、本物のヴァンパイアは 誰よりも優しくて、誰よりも綺麗で]
何もかも全部、持ってけよ。 そのかわり全部、貰っちまうから、
[とうにこの想いはニコラエの手の中にあって、寄り添いたいと願っていたから。 彼の想いも、何もかも全て、同じように手の中に入れられるのなら。]
—— 愛して、いるよ。
[唇が重ねられるその寸前に。 目を閉じて緋色を想う。 全てはその色に塗りつぶされて、ただ只管に求められ、求むままに 誓いを立てた口付けは一度で止むことはなく*]
(+142) 2014/10/29(Wed) 23時半頃
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……お前以外に、やるヤツなんかいねぇよ。
[彼で自らを売るのなら、男も自らで彼を買おう>>+145。 それ以上に欲しいものはない。 それ以外は何もいらない。 まるで初めて知ったかのような愛おしさとその衝動のままに、抱き寄せる腕は強く、強く]
っ は いいぜ、いくらでも 俺も、貰うから、——……
[優しく、時に激しく。 柔らかい唇を何度も味わい、何度もなぞり。 何度も、求めてもきっと足りない。 満ち足りているのに、その欲は尽きること無く。
もう一つ知る。 吸血鬼も人間も、ひどく欲しがりなのだと*]
(+155) 2014/10/30(Thu) 00時半頃
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—— 朝・教会 ——
[ステンドグラスに陽が射し込む。 夜の白い光とは逆に、色鮮やかなそれが床に色を落とし、ダンスフロアに仕立てていく。]
……元気だな、全く。
[散々教会で楽しんで、夜を明かし。 ぼやく言葉にはそれでも、愛おしさが滲み。 手を引かれ>>+148、ステップを踏む。 緩やかであっても実にたどたどしいそれは、ダンスに慣れ親しんでいないことがはっきりとわかるもの。]
う、 お、——
[足元に気を取られていて気がつかなかった、ニコラエの相貌に浮かぶ微笑み。 余裕はなく、しかし、その表情を見てもいたくて]
……ダンス、練習しときゃよかった。
[そう呟いて両目を細めた。]
(+156) 2014/10/30(Thu) 00時半頃
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[30といくつかの男は、自らの感覚では若くないのだが どうにも彼の前ではそれすら霞んでしまうらしい。 それでもねだられて、否と言えるわけがない。]
あ、 ぐ、ッおお
[軽やかなステップの合間に、不格好な靴音とくぐもった声が響く。 教会を覗き見た子どもに、その声が聞こえなくて本当に良かったと思う>>+160。
床を滑るようにターンする、ニコラエの髪が揺れるその動きを目で追った。誘えなかった理由を、視線だけで促して]
……あ、
[その真意に、辿り着く。 拾い上げたガラスの靴は、ベッドサイドに飾られたまま。
ふらりと腕の中に収まる身体を受け止めて、彼の問いを聞いた>>+161。それはどちらを選んでも、別れを選ぶこと。 ハロウィンを繰り返す中で、目を逸らすこともできたけれど ずっと、どこかで考えていたこと。]
(+168) 2014/10/30(Thu) 02時頃
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[幸せなことに、男の手にはたくさんのものがある。 生まれ育った地や顔馴染みの友人、教え子たち。 世話になった人も数知れず。 ——そして、腕の中で休む彼も。
一度目を閉じ、また開く。 そして息を、ゆっくりと吐いた。 その答えは、]
—— ひ ッ!
[口を開いた途端に尻尾を掴まれ>>+162、言葉が吹き飛んでしまう。]
(+169) 2014/10/30(Thu) 02時頃
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や、やめろって、 かっこつかねえ、ああもう、
[不意打ちで跳ねた鼓動を押さえながらも、もう一度大きく息を吐き。]
……少しだけ、時間がほしい。 半年とはいわない、春が来るまで。
[雪が積もり、やがて解け、花が綻び始める頃。 教え子たちは学び舎を巣立つ。 それは、10年そうして見送り続けた教師としてのけじめでもあり、この街を見つめ直す時間でもあり。]
(+170) 2014/10/30(Thu) 02時頃
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雪が解けたら、迎えに行くよ。 —— ガラスの靴を持って。
[ハロウィンの時間を飛び越え、巡る季節を永遠に過ごす。 それは共に在ることを願う想い**]
(+171) 2014/10/30(Thu) 02時頃
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/* ほんと、なんも力になれずすみませんの人です
(-143) 2014/10/30(Thu) 02時頃
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