人狼議事


156 カイレミネ島の雪

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視点:


【人】 お針子 ジリヤ

ー自宅ー

[夢を見ていた。
とても、悲しい夢だった。
女の子が膝を抱えて泣いていた。
私は彼女を笑わせようと、玩具やお菓子をあげてみた。
それでも全然泣き止まない。
頭を撫でて、抱きしめようとした。
ところが彼女は、雪のように溶けて消えてしまった]

…………。

(32) 2013/12/18(Wed) 20時頃

【人】 お針子 ジリヤ

『ジリヤちゃん、ジリヤちゃん』

[泣き出しそうな声に気づいて、ゆっくりと目を覚ます。よく店に来てくれる魚屋の婦人が、必死になって私を揺すっていた]

……ど、どうしたんです。
何か、あったんですか?

[夢うつつのまま、彼女を慰めたくて手を伸ばす。だけど、溶けてしまうのではないかと怖くなって、寸前で指先は止まった]

(33) 2013/12/18(Wed) 20時頃

【人】 お針子 ジリヤ

わふ。

[婦人に急に抱きしめられた。大丈夫、溶けていない。
そして彼女は、ヨーランダが眠りについたこと。店に来たらジリヤの姿がなかったので、心配になって部屋を覗き、声をかけてもなかなか起きないことで不安を募らせていたことを教えてくれた]

ヨーランダが…、そんな。

[幼馴染のことを語る、彼女の慎ましげな笑顔が蘇る。
冬将軍が、動き出したのだろう。私は、一体、何が出来るだろう]

(34) 2013/12/18(Wed) 20時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[婦人から、彼女のご両親から聞いたと言う、冬将軍の話を聞かされる。何十年も前の同様の騒動の折、どうやって解決したのか。そして、その結末を。
きっと、注意喚起のためにしてくれたお話なのだろうけれど]

ありがとうございます。
ワンダさんも、どうか御気をつけて。

[看病を申し出てくれた彼女に、それよりも、こんな一大事で不安に思っているであろう旦那様と一緒にいてあげて、と辞退する。
婦人は渋ったが、案外頑固なジリヤの性格はよく知っているので、何かあったらすぐ言うようにと何度も告げて帰って行った]

(43) 2013/12/18(Wed) 21時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

ージリヤのお店ー

[私が店を始めたのは、誰かの役に立ちたかったから。誰かの笑顔を見たかったから。
勿論、収入が必要だったという、現実的な問題もあったけれど]

だけど。

[一番の理由は。
自分の家を店にして、人が集まるようにしておけば。
…私がいつ命を落としても、誰かに見つけてもらえるでしょう]

ああ、酷いな。

[先程の婦人の心配そうな表情を思い出す。なんて身勝手なんだろう、自分は]

(49) 2013/12/18(Wed) 22時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[自分の情けなさに、視界が滲む。
一人きりの店内で、少しだけ、泣いた]

……もう、大丈夫。

[涙を拭うと、身支度を整えた。暖かくしたコートの内ポケットに、紙袋をいれて]

いってきます。

[久しぶりにその言葉を使った気がする。木箱の看板娘が、返事をしてくれた気がした]

(51) 2013/12/18(Wed) 22時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

ー小道ー

(君は、君はどこにいるんだろう。
君と、話がしたいんだ。
弱くてちっぽけな私でも、君の役には立てないだろうか)

[ブランケットは風にあげてしまったので、頭巾はないまま銀糸を揺らす。熱のある顔に、冷たい風が心地よい。
雪と同じ真っ白色の傘を差して、歩く小道。人通りは少ない]

………。

[口ずさむのは、故郷の歌。雪の国の子守唄。
風に乗って、冬将軍に届けばいい]

(56) 2013/12/18(Wed) 23時頃

【人】 お針子 ジリヤ

ー公園ー

[すっかり雪模様となった公園のベンチに腰掛けて、優しい旋律の唄を歌い続ける。
島の子供がやって来て、これは何の歌かと問うた]

……これはね。
大切な人に贈る、愛の歌だよ。

[そう答えて、微笑んだ**]

(61) 2013/12/18(Wed) 23時頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2013/12/19(Thu) 15時半頃


【人】 お針子 ジリヤ

ー公園ー

雪の華 舞い散る中
眠りなさい お眠りなさい
私はあなたの側にいる
何処へ行ったりもしないから
夢から覚めたら また笑顔でいられるように
眠りなさい お眠りなさい 今は

[白い空を眺めつつ、歌を響かせる。故郷の方言が混じった歌ではあるが、意味は皆にも伝わっただろう。
こんな騒動の中、雪の歌なんて不信がられるだろうか。それでも構わなかった。
私は、助けたかった。ヨーランダも、島のみんなも、…冬将軍も、みんな]

(117) 2013/12/19(Thu) 15時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

ヒュー、こんにちは。

[かかる声に我にかえり、ふんわりと笑いながら顔を向ける。
その直後、真っ青になって、思わず白い傘を取り落とした。慌てた様子で立ち上がると、傘もそのままにして彼の方へ駆け寄る]

どうしたの。どうしたんだい、その怪我は!?

[おろおろと不安げな様子で言い募る。彼の怪我のことは、知らなかった]

(118) 2013/12/19(Thu) 16時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ヒューが怪我をしたのは初めてではない。
しかし状況が状況だし、ここ数日間あっていないとなれば、余計に心配は募るというものだ]

大事は…、ないんだね?
それなら良い。良いんだけど。
……心臓が止まるかと思ったよ。

[ほっと息を吐いてから、小さく咳き込んだ。冷たい空気の中、駆けたりしたので肺に響く]

ああ、もう。
……大事にするんだよ。
手は、職人の、命だろう?

[熱っぽい手で、彼の頬を撫でた]

(119) 2013/12/19(Thu) 16時頃

【人】 お針子 ジリヤ

…私は、いつも通りだよ。
大丈夫、ありがとう。

[自分の体調についてはそう告げて、けれどそろそろ立っているのが辛くなり、そっとベンチへ戻るととすりと腰をおろした**]

(120) 2013/12/19(Thu) 16時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[傘を拾って差しかけてくれた彼に、自然と顔をほころばせた。
二人並んで眺める、雪の公園。夢みたいに優しい時間が、流れて行く]

うん。故郷の歌。懐かしいよ、雪。

[やがて静寂の中、ぽつり、ぽつりと話し出す]

でもね、昔も、殆ど窓越しに見るだけだったんだ。
故郷にいた頃は、今よりもっと身体が弱くてね。
友達と一緒に遊ぶことも、出来なかった。

皆が雪合戦したり、雪だるまを作っているのが、
羨ましくて……。

(128) 2013/12/19(Thu) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[だから今、君とこうしている時間は、私にとってとても大切なんだ。
そんな言葉は飲み込んで、ただ、静かに微笑む]

……この島に来て、たくさん元気を貰ったよ。

みんな、優しくしてくれた。
友達も出来た。
私も、少しだけ、強くなった。

[薬袋を、ぎゅっと抱きしめる。
それでもミナカタ先生には、体調のことは全部お見通しなのだろうと、心の中で苦笑する]

私は、たくさんの元気を貰った。
だからその分、誰かに、それを返したい。

(129) 2013/12/19(Thu) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

少しだけ、間を開けて。決心したように、告げる]

冬将軍が、寂しくてこの島にやって来たのなら。
私は、助けてあげたいと、思ったんだ。

[こんなことを言えば、優しい彼は戸惑うだろうか。それとも呆れるだろうか。
だけど嘘はつきたくなかったから]

今のままでは、駄目だよ。
でも、皆が幸せになる方法は、ないのかな。

………。

(それが出来るなら、私は冬将軍と眠っても良い。
ずっとそばで、あたためてあげたいと、願う)

(130) 2013/12/19(Thu) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ごほごほ、と再び咳き込む。熱も上がってきたようだ。
雪を手でひとすくいすると、頬へ当てる。…心地よい]

さて、腕を怪我した君に、
これ以上甘えてはいられないな。
……ミナカタ先生にも、怒られてしまう。

[きっと君は知らないだろう。市場で動けなくなったとき、どんなに私が心細かったか。君の声をきいて、背中の温かさを感じて、どれほど安堵したのかを。それから、買い出しも時々手伝ってくれるようになって。君も暇じゃないだろうに、本当にお人好しだね。
凄く凄く楽しかったこと、…忘れないよ]

ああ、でもあと一つだけ、我儘を良いだろうか。

(131) 2013/12/19(Thu) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[返事を聞かぬまま、手の中に残っていた雪玉を、相手へふわりと放り投げた。怪我の場所は避けたはず]

ふふ、雪合戦。 のつもり。

[一方的な攻撃をしかけておきながら、ゆっくりと立ち上がる。

これくらいの悪戯は、許されてもいいと思うのだ。
だって、コートの内ポケットの中には。
おそらく最後のプレゼントになってしまうのに、意味がないものになってしまった。彼へ編んだ手袋が、渡せないままに寒がっている**]

(132) 2013/12/19(Thu) 20時半頃

ジリヤは、ヒューに静かに微笑みを向けている。

2013/12/19(Thu) 20時半頃


【人】 お針子 ジリヤ

―公園―

[そろそろ行かないと、と告げる青年に頷く]

冬将軍を眠らせる薬の話は、私も聞いていたよ。
この非常事態だ。それでも、皆が力を合わせれば…。
きっと上手くいくんじゃないかって、信じてる。

[付き添いの提案は嬉しかったけれど、静かに首を横に振って]

ありがとう。お薬も貰ったし、大丈夫。
ヒューは待ち合わせ場所に行ってくると良い。

[左腕で背負うという提案には、きょとんとしてからくすくすと笑う]

ふふ、ヒューは本当に、変わらないな。
雪道でそんな危ないことをしていたら、
君まで一緒に叱られてしまうよ?

…ありがとう。

(159) 2013/12/19(Thu) 23時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[傘を返してもらう折、包帯越しに彼の頭に触れて]

道中、どうか気を付けて。
他の皆にも、そう、伝えてほしい。

[顔を覗き込むようにして、笑顔を見せた]


ありがとう。
私がこの島に来て嬉しいと、言ってくれて。


[尽きぬ想いを、短い言葉に託して、伝える。
彼がカフェへ向かうのならば、佇んだまま、あの歌を口ずさんで見送ろう]

(161) 2013/12/20(Fri) 00時頃

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