226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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/*最後から二番目のロル間違えて死にたい供養にここに。
[ぽつり。知らず零れた涙が一滴。 叶わないことばかりで、現実は残酷で無情だ。
(名前、呼ばないよね。本当)]
邪魔したね。 ……ごめんね、トレイル。
[後は引き止める声があろうとも 振り返ることもなく、急ぎ足で自室へと*帰っていった*] [彼はやはり。トレイルにも”また”と言わず。
振り返ることもなく。 仮に呼び止める声があっても聞こえない振りをして
自室へと*帰っていった*]
(-1) 2015/06/11(Thu) 02時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/11(Thu) 02時半頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/11(Thu) 02時半頃
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/* キルロイの運搬方法、上手いな…
(-4) 2015/06/11(Thu) 03時半頃
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/*メルヤがトレイルだけ口調が荒いのは、明らかに甘えだよね
バレてるんだろうな。 メンタルケアしたかったのに、発狂方向にしか向いてない気がするな…
リアルのせいだ!
(-5) 2015/06/11(Thu) 04時頃
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――”何なんだろうな、俺ら” (そんな腑抜けた顔、見たかったわけじゃないんだよ)
[彼の意識が不鮮明だった。夢と現にたゆたう中で、鳶色の瞳が僅かに濡れているのがわかった]
(涙。どうして)
――『消えたくないの』 啜り泣きが聞こえる。泡となって消えた、少女。 彼にだけ打ち明けた、悲哀。悲嘆。後悔。未練。 少女の顔が、青年や女性のものへと代わり、代わる。
ケイトの声が甦る。(>>2:294>>2:295>>2:296) 諦めたくない。此処に居たい。キルロイの絵が見たい。諦めないメルヤが見たいと言った彼女。 それは等しく、終わりが近づいているゆえの不安の吐露もあっただろう。 彼女にとって、特別ではなかったから。今までメルヤに辛苦を残してきた人たちのように、本音を零した一面もあるのだろう。 彼は、そう思う。 それで良い。それで良かった。
(+5) 2015/06/11(Thu) 19時頃
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例えば。ヒナコがナナオを喪う時のように。 例えば。キルロイがケイトを喪う時のように。
自分が連れて行かれたことでの悲嘆など、少なくていい。心を、抉られるほどの痛みはないだろう、と。
――”観察者さんだから”(>>2:277)
彼は、彼が意識していた、気づいていながら気づかぬ振り。踏み込まないことで誰かの特別にならずに済んだ、と彼自身は思っている。
誰も悲しませたくなかったから、はやく忘れてくれればいい。
微睡むような意識が、揺れる。
夢とわかっていながら起きられない時のような気持ち悪さが、ひたひたと押し寄せてくる――。
(+6) 2015/06/11(Thu) 19時頃
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不意に、夢の中で立っている彼の中から、小さな影が飛び出した。
――”ネイサン!”
ぞくり、と背筋に悪寒が走った。 飛び出した小さな影は色を成し、幼い少年の姿を映した。 まだ、病院に来て一年も経ってない頃の、幼いメルヤが、ピエロの格好をした男に抱きつく。
『メルやん♪ メルやん♪』
ぐらり、と世界が歪む。 幼いメルヤは、ピエロの男に抱きついて、受け止めて貰っていた。嬉しそうに、懐く姿。ひどく懐かしい。ひどく狂おしい。過去の残像だ。
気づけば彼の周囲には、様々な人がいた。 本を読んでいたり、花に水をあげていたり、絵を描いていたり――様々な人が色んなことを、楽しそうにしている。 連れて行かれた人達。すでにもう亡くなった人達。みんなが笑顔で、彼を呼ぶ。
メルヤ。メルヤさん。メルヤくん。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。
(+7) 2015/06/11(Thu) 19時頃
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皆が皆楽しそうにしている。まだ病気の進行がひどくない時の姿で、まだ各々が日々を楽しんでいた時の姿で彼を呼ぶ、嬉しそうに、幸せそうに呼ぶ。
彼は此処が、夢の中なのか。幻覚症状が悪化したものなのかがわからなかった。 前者であって欲しいと願いながら、目を奪われそうになる。
視線を避けても、そこにはまた、誰かがいた。
――…ナナオとヒナコとタルトが、楽しそうに中庭で遊んでいて、こちらに気づく。
堪えきれずに、彼はその場に頽れた。どこからともなく案じるような声がする。シーシャや、キルロイの声のようだった。
いつの間にか。幼いメルヤが彼の前に立っていた。何の憂いも不安も知らないといった、喜びに満ちた笑顔で。
(+8) 2015/06/11(Thu) 19時頃
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”もういいじゃん。ぼくのできることはないんだよ もう、誰も見守ることも見ていることもできないんだよ”
――…”もういいじゃない、なにを我慢するの? 《この世界でならみんな一緒に消えられるよ》
(+9) 2015/06/11(Thu) 19時頃
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なんて――ひどく、甘い誘惑だ。
(+10) 2015/06/11(Thu) 19時頃
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幼いメルヤが今度は、オスカーとはしゃいでいる。まだ瞳に感情を残している頃のユリに、桃の花を渡している。 ケイトはいつの間にか、キルロイの隣に立っていて。
――”ねえ。気づいてたじゃない。幻が幸せにみちてること。 もう、それに浸っても誰にもめいわくにならないよ!”
”だから、ほら。素直になろうよ、ぼく も う 諦 め た ん だ か ら"
そう、彼は諦観している。彼の望みはみんな一緒に消えること。そんな未来のない望みを諦めるために、退廃と諦観を選んだのは彼自身。 ここで、幻に呑まれても誰に迷惑がかかるわけではない。幸せに満ちた世界は、憧憬や懐かしさや慕わしさを思い起こさせる。 彼は疲弊していた。幻を見続けて3年が経つ。辛い現実を直視したいという言葉は本当だが、他に誰もいないなら何を見ていればいいのだろうか? 諦めることしかもう、道がないような気がしている。 彼が望んでそうしたように、彼の中には何も残っていない。
約束も、後悔も――。
(+11) 2015/06/11(Thu) 19時頃
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不意に甦る姿があった。 どこか気怠そうな姿に、彼は怪訝そうになる。彼の幻は、在りし日の中でもみんなが一番幸せそうな頃を映し出していたからだ。
(+12) 2015/06/11(Thu) 19時頃
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――『“そろそろ”が、良い。』
その場所だけ冷え切っているような、気がした。冬の夜空の真下のように。 心の中で悪態をつく。自分と彼とどちらともへ投げつける。
『お前まで“落させて”くれるなよ。』 (その言葉にも、本心が混ざっていたような気がする。ただ、諦めの色が強いだけで)
踏み込まずに、気づかない振り。それに勘付いていながら、ずかずかと人の中に入って来る。呆れたような嘆息は、誰に対してのものだったか。
”もう、どうにもならないよ? あいつだって忘れるんだ。知るもんか” 幼いメルヤが、手を伸ばす。彼の内から飛び出した、この幼い姿をしたメルヤは、メルヤ自身の心の一部で本心の欠片。
「そうだね。そうかもしれない。」 目を細めた。幼い自分に対して、手を伸ばす。自分より幾分か小さな手を握った。
「でもね。僕は――僕の”諦め”なんかより、誰かの望みの方が大事だよ。
今のとこ君のいうとこのあいつの望み、が僕の中にあるんだよ」
(+13) 2015/06/11(Thu) 19時頃
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『でも、やだな。 あんたから「はじめまして」なんて聞くのは。』
その言葉は、彼が先にいなくなって果たされるようなものではない。大人振ってるその厚い面の皮の下。消えたいと、望むその裏には。
どこかで誰かの痕になりたい、特別でありたい。 と願っているようだと、思った。本当のことはわからない。踏み込みきれなかった彼にはわからない。
だけど、それが彼の”未練”となっている。最後の最後。酷く引きづるようなものを残しやがって。恨みがましくそう思う。
”素直じゃないね。おとなって。”
幼いメルヤは、ふて腐れたような顔を浮かべる。――次いで、大人を小馬鹿にするような小癪な笑顔を自分に向けた。
”それがなにかわかんなくても、キライより大好きな気持ちが大きいって言えば良かったのにさ”
幼いメルヤが、抱きついてきた。自分の内に戻るように。
同時に周囲の幻が消えていく――。
(+14) 2015/06/11(Thu) 19時頃
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―隔離区域―
……死んでも言うか、そんなこと。
[幼い自分に向けて罵倒の声をあげて、彼は意識を緩やかに浮上させた。 白い壁。白い天井。窓はない。冷蔵庫もない。サイドテーブル置かれているのは、どこかで見たノート。 シーシャから貰ったノートを、持ってきてくれたようだ。
ひどい倦怠感が、彼の全身を包んでいた。かすかに金属質の音が鳴る。手錠を嵌められていると気づいたのは、この後だった。**]
(+15) 2015/06/11(Thu) 19時頃
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[再びの目覚めは最悪だった。 頭痛とも目眩ともしれぬものが、間断なく押し寄せる。
まだ鱗の生えてない右手首に注射の痕。おそらくは、筋弛緩剤系の何かを投与されているのだろう。 手首には手錠がされており、両足も鎖を長めで拘束されている。体を横にして、動かす。
普段通りとは言えないが、十分に歩くことは出来そうだった。 ふらついた足取りで扉の前まで辿り着く。ドアノブを回せば鍵は掛かってなかった。]
(+18) 2015/06/11(Thu) 20時半頃
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……なるほど
[気怠い体を叱咤しつつ、ひとりぼやく。 >>3:61彼が模範的であろうとしたのを、病院関係者は鵜呑みにしてくれたようだ。 薬の投与や手錠は、肉体的には健康な彼を警戒しての措置といったところか。
廊下には簡単に出られるようだ。頭痛と目眩が同時にして、足取りはやや覚束ない。 倒れている間に鱗が増えたようだが、どこがどうとは確認する気が起きなかった。 左半身の背中は、おそらく覆い尽くされているような感触がある。
包帯は、まき直されていない。]
(+19) 2015/06/11(Thu) 20時半頃
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[廊下は前の病棟よりも広いだろうか。開放されたままの部屋があれば、彼がいた部屋よりも厳重な部屋もある。
狂おしげな声が、聞こえる。耳を劈くような声は、彼には少し有り難かった。 幻聴を消し飛ばすような、辛苦の声は、彼の見る甘やかな幻を一時的にも打ち消すかのようだった。 一歩。進む事に金属が擦れる鎖の音も、現実を見せ付けるのに役立っているとも言える。
彼は自分が思うよりもずっと現実主義で、理性が強い。 逆にその強い理性が、冒していく病に呑まれずに苦しませる要因となっているとも言える。]
(+20) 2015/06/11(Thu) 20時半頃
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喜びに満ちた幻に意志すべてを委ねられたら、苦痛など無くある側面に置いては幸せになれたのかもしれない――。
――…それでも。常ならず、彼を呼ぶ幻聴に耳を傾けない。名前を呼ばれて振り返りそうになるのを必死で堪えて、現実に足を踏み留めながら廊下を当て処もなく歩んだ
じゃらり。彼の四肢の自由を奪おうとする鎖の音が耳朶に響く*]
(+21) 2015/06/11(Thu) 20時半頃
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/* 今回、あれね。[]の編集忘れが多いから気をつけないとね
(-10) 2015/06/11(Thu) 20時半頃
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/* あれー?シーシャもだけどオスカー爺ちゃんも、メルやんの評価がメルやんが思ったより高いというか、メルやんが思ってるより後残し過ぎて草不可避www
笑ってる場合じゃねえよ
(-11) 2015/06/11(Thu) 20時半頃
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嘘をつかない自分と、嘘つきな、君。
背中合わせの鏡越し。本当は大して強くない、君の脆さを支えたかった。
/* 墓下見えてるのかと思った…コワイ 見届けたかった。それがメルやんの未練
(-13) 2015/06/11(Thu) 21時半頃
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踏み込んでくるのに勝手に逃げる臆病者 先に僕がいなくなる事実から目を反らしたかっただけだろう?
僕は言いたくなかった。だから本当は昨日会いたくなかった。
(>>3:323)――それが無理なら、見届けたかった。 望みは何一つ叶わなくて。余計なことばかり、口に突いた。
/* 昨日慌てて、長谷目無かったロル供養、その2…
(-14) 2015/06/11(Thu) 22時頃
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[手錠をされたまま、当て処もなく歩く。ナナオとユリが、まだどこかにいるだろうか。 薬の副作用で動く足取りは鈍く、鎖の音は重々しい。
幻聴がずっと、メルヤの頭に木霊する。 『メルヤ』と呼ぶその声が、誰のものかは判別出来ない。どこか懐かしく、どこか聞き覚えのない声がする。
少なくとも一番頻繁に見る、ピエロの男ではない。彼はメルヤのことを『メルやん♪ メルやん♪』と呼んでいた。その愛称はどうかと思う。
ふと、過ぎる。彼のすべてのはじまりを形成したとも言うべき、ピエロの格好をした男。
本当に一体どこから取り出したのか。一輪車に乗りながらジャグリングをしている。廊下の真ん中を歩いていたので、メルヤの周りでぐるぐる旋回している。
『マジック♪ マジック♪』
愉快な男はいつだって愉快だ。幻だが真実こうであった。そう思う余裕が彼にできてきた。
リノリウムの床は、スリッパ越しでも冷たい*]
(+23) 2015/06/11(Thu) 22時頃
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[ふと立ち止まったのは聞き覚えのある声がした。 >>+24と>>+25の声。彼は何時だって、誰かの声に耳を傾けていた。
弱々しい声と、悲哀まじりの声は、幻でないと断言できる。彼の幻覚は、ただひたすらに喜びに満ちているものだったから。]
…この声、まさか。
[怠い体を叱咤して、足早に近づく。開かれたままの扉の向こうで、見知った二人を見た。]
ナナオ…! それに…ケイト?
君まで、いたのか。
[動揺が僅かに声に混じったのは、せめてケイトの時間を伸ばそうと思っていたのもあった。叶わぬことかもしれない、と思っていた。 歯噛みするような思いで、二人を見つめる。手錠と、足首の鎖の音が嫌に響いた。]
(+28) 2015/06/11(Thu) 22時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/11(Thu) 22時半頃
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/* くっそwwあいつメルやんから忘れやがったwwwくっそwwwwww
(-15) 2015/06/11(Thu) 22時半頃
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あ。ごめん、これ外せるんだ。
関節外して…ほら、マジックショーとかで、縄抜けとかそんなの見たことない? っと…、ケイトは余りいなかったし、ナナオはピエロの彼知らないからよく知らないか。
一応ね、これ以上拘束されたら溜まったもんじゃないから。付けてるだけなんだ。
[>>+29平然と彼は言ってのけたものだった。]
(+32) 2015/06/11(Thu) 22時半頃
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……。
[ややあって。彼も部屋に入り込む。 角度を気にして僅かに重々しい扉を閉めた。締め切るのを躊躇ったのは、ここの設備が気になったからだ。]
ナナオ。おとといの朝振り、かな? と、言っても僕が食堂で見掛けただけだけど、ほら、近くに座ってたから、ね。
[>>+30限界。その言葉に瞑目する。 静かな声で近づきつつ、ナナオの痛ましい姿を見つめる。]
…ナナオ 重要なのは黒い小手だけ、かな?
[じいっと観察するような、問い掛けるような視線を送る*]
(+34) 2015/06/11(Thu) 22時半頃
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(・ε・。`)ぷくー>忘れられて拗ねてるメルやん
おい、真っ先に忘れやがったな(真顔) 基本、メルやんが感情荒ぶるのトレ関係じゃねえか、何だこいつ、ブラコンかry
(-17) 2015/06/11(Thu) 22時半頃
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/*
ブラコンちょっと違うんだけど、本当何だったんだろうね、関係とは#
(-18) 2015/06/11(Thu) 22時半頃
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[>>+36視線が痛いのは気のせいだと思い込んだ。]
ケイト、ちょっとあっち見ててくれる? [指差したのは扉の向こう側。暗に、少し見張ってて欲しいと頼む。
なるだけ、女性の視界の入らないところに言って、手首の関節を捻る。ごきっ、ばきっ…余り聞きたい音でもないし、メルヤも余りやりたい技でもない。
手錠を外せば再び手首の関節を戻す。はずした手錠は指で一回転させた後にポケットに忍ばせた。]
(+38) 2015/06/11(Thu) 23時頃
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ナナオ。
[>>+37視界に留まらない位置を守ったまま、おもむろに上着を脱ぐ。包帯を解き出す。 鱗が増えているのをぼんやりと眺めながら。
覇気のない>>+37に声を掛ける。]
会いたいひととか、いるんじゃない…かい?
タルトは、君の約束を健気に待っていたし。
ヒナコだって……いなくなって悲しんでいた。 [僅かに間が空いたのは、彼が逡巡だった。]
(+39) 2015/06/11(Thu) 23時頃
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あと、トレイルが凄い動揺して僕がびっくりしたよ
[普段からやたらトレイルに構われるので、実は気づいていた。 トレイルとメルヤがいる時に、ふとナナオがこちらを見ていること。
視線はメルヤとは合わない。その意味がわかったのは、やたら構われてたせいだろう。
……鎌掛けも入っていたのはご愛敬である。]
(+40) 2015/06/11(Thu) 23時頃
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メルやんは激怒した。必ず、かの 厚顔無恥な男殴らなければと決意した。メルやんには忘却がわからぬ。メルやんは、覚える側である 。人を見て、線を引いて暮して来た。けれども喪失に対しては、人一倍に敏感であった。 真っ先に忘れた男必ずry
(-24) 2015/06/11(Thu) 23時頃
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とどのつまり、メルヤは 拗ねた
>>2:9 「下手なこというとこいつ拗ねかねない」
それが実現されたのだ!!
(-26) 2015/06/11(Thu) 23時半頃
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/*今なら、オーバーヘッドキックをピエロスマイルで出来そうだよ!
(-29) 2015/06/11(Thu) 23時半頃
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……うん。 僕も、ね。ケイトには気づかれてたし、ナナオも、気づいてたかも、しれないけど。 最後にちょっと未練があって、さ。 [包帯の解く音だけが、室内に響いているようだった。 元気で、明るかったナナオ。本当に病気の進行だけだろうか。]
…僕も、体がだるいんだけど…ね どうも、筋弛緩剤みたいなの…投与されてるみたいなんだけど…
ナナオも、そういうのあるかもしれない…けど、さすがに器械も点滴もわからない、か。
[包帯を解ききった彼が手にしていたのは>>3:251仕込んでいた。 ピンセットと紙やすり。上着だけを羽織って、包帯を椅子の上に置きナナオの方へと向く。]
(+45) 2015/06/11(Thu) 23時半頃
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[顔を背けていため>>+44の涙には気づかない。僅かな沈黙の意味も、今までの中での当て推量でしかない。
ただ近づいて。どうしても。一言だけ告げたくて仕方がないことがあった。]
ナナオ…余り僕こんなこと言いたくないんだけど ――趣味悪くないかい…?
[ケイトに聞こえないように、小声でぼそりと呟く。昨日の会話の応酬の名残があった。
苛立ちはほとんど自分に向けられているのだが、どうしても言いたくて留まれなかった*]
(+46) 2015/06/11(Thu) 23時半頃
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/*>>56(・ε・。`)メルやんの拗ね度がupした!!
(-32) 2015/06/12(Fri) 00時頃
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(あ。ダメだ。完全にトレイルに夢見てるよね)
[>>+47の不思議そうな顔で察する。恋は盲目とはよく言ったもの。 彼から見れば、ナナオにはトレイルは勿体ない、が。野暮な口を挟むまい。
>>+48の言葉には心の中でだけ、ひっそりと返した。 (いやいやいや。あいつ、何だかんだで自分本位だし、拾った子犬みたいに構われるこっちの気にもなれっていうか。……いや、ナナオは悪くないから、やめておこう。)
[つらつらと並べ立てられた悪態は、ここにはいないトレイルという名の男に投げつけた。 ペンを、と頼まれれば僅かに床の上を探す。少し変わった形のペンを見つけ、ナナオの黒い小手にしっかりと渡した。]
(+52) 2015/06/12(Fri) 00時頃
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……ナナオ。ピンセットと紙やすりで、僕、たぶんピッキング出来るよ
鍵開けマジックは得意でね。昔、色んな人の部屋開けて怒られたんだよね。 …手品辞めた頃にはナナオいなかったから、知らなかったかも、だけど。
で。…ちょっと時間掛かるかもだけど、拘束解いて大丈夫そうなところ解いてもいいかな?
[念のための確認。生きる力を見せて欲しいという願望まじりであったかもしれない。
なお。ピンセットと紙やすりは本当に簡易のピッキングツールです、良い大人は真似をしないようにしましょう。]
(+53) 2015/06/12(Fri) 00時半頃
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[>>+49に向かっては、げんなりとした顔を(気怠いのもあって)隠そうともせずに。]
辛いのかなあ。どうだろう、ね。
[小さく零す、彼自身。昨日気づいてまだ持て余している部分だった。 >>+50は何を想っているのか、気づきようもなかった。]
(+54) 2015/06/12(Fri) 00時半頃
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え゛っ
[>>+55を聞いてトレイル本人に遭遇した時のような頓狂な声が出た。 実際に純粋に訊ねて来るのはキルロイや、ナナオといった面子ぐらいだろう]
ケ、ケイトはどうかな? ケイトからみたトレイルってどう? ていうかケイトとキルロイってやっぱりそうなの?
[戦略的逃避を計ったのもいつもの癖である。]
(+59) 2015/06/12(Fri) 00時半頃
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…固定されてるとしても絶対どこかに鍵穴か、ボルトみたいだったらその辺の器具拝借して道具作るかな?
[>>+57話半分は実際見ていないナナオには仕方ない。メルヤは気にせずに、右腕の辺りを固定している部分を眺める。 後者だったら更に時間が掛かると思っていたがどうやら前者の鍵穴の方だった。]
ちょっと時間掛かるかもだけど、たぶん、外せるよっと
女子ふたりで、ゆったりと楽しい談笑してて。
[そう言いつつ床に座り込んで、固定されているキーポイントである鍵穴にピンセットを通す。感触を確かめながら、紙ヤスリでピンセットを削る。]
(+60) 2015/06/12(Fri) 00時半頃
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辛い、のかなあ。辛いというか …ひとつぐらい、望みが叶ってもいいのになってとこかな?
何も叶ってないのを見てる、とね。
[僕にもよくわからない。ピンセットを弄りながら肩を竦めた。 >>+56ケイトの未練は、聞いている。
少しでも、長く、一緒に居て欲しいと願ったことも虚しく滑り落ちたことを思い起こす。
なお、メルヤが知りようもないが。多芸っぷりなら勝手に父親のように思っているピエロが多芸というより常軌を逸していたため、メルヤ自身は大したことないと思っているのは余談である
ついでにながら作業で話してるので、話しすぎてる感もあった*]
(+61) 2015/06/12(Fri) 00時半頃
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お人好しぃ?!トレイルの話だよね?!
[>>+62の言葉に大袈裟に驚いた。紙ヤスリで弄っていたピンセットを取りこぼしそうになって空中で拾う。]
ケイトとは視線合わせなかったんだ。 へえ…案外聞かないとわからないもんだね
あと、仲良しはどうだろうねえ。あっちは僕のこと、どう思ってるか知らないしね。 距離感はそこそこあったよ。
[本人のいない間の話題だったが、ナナオの前でやや失言しているが気にしない 周りから見て仲良く見えるというのが、メルヤ的には心外だった。どこをどう見たらそう見えるのだろう。]
(+65) 2015/06/12(Fri) 01時頃
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ナナオにはもっと…いいひといそうだけどね [あくまでもメルヤはそう思った。ナナオにはトレイルは勿体ない。けれど、トレイルへの気持ちが、生きる気力になるなら、水を差すのも野暮というもの。]
ナナオは、やっぱりトレイルのことよく見てるよね。 [>>+64よく知ってるという裏付けになっている墓穴になっていることには、普段よりもずっと壁を作らずに話し込んでいたので、当人が気づいていない。]
まあ、良いところもあるよ…ね。 面倒見は良いのは認める。勝手にだけど、踏み込んでくるしね。僕には出来ないし
ナナオは本当に素直だね… 僕も別に嫌いなわけじゃない、なんか苦手なだけで。
[楽しそうな、声になっているような気がして話を続けた。 それがトレイルの話題なのは、メルヤの思惑通りであったが。あの格好つけ男め、とか頭の中で罵倒はしておく。そも、昔からモテるのだ、あの男。何故かは知らないけど。]
(+66) 2015/06/12(Fri) 01時頃
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僕さ、気づいたけど。望むことって変わるものだね。ケイト
……今の僕の未練は、誰かの望みだよ。 なにも叶わなかった同士の馴れ合いみたいなもんだね。
[>>+63の声のかすかな、諦めのつかない悲哀の声に話題を変えるべきだろうか、と思った。 ――カチャリ。
ナナオの望み通りに右手側の拘束具の芯となる鍵が外れる音がした。 あとは解くだけ、というところで再びの声が掛かる。]
……そうでもないよ?ちょっと器用なぐらい。
[などと大真面目に返したのは、大体ピエロの男のせいである*]
(+71) 2015/06/12(Fri) 01時頃
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…あのさ、遠くに見えたら逃げようとする僕と、何か意地悪そうな顔して近づいてくるトレイルのどこが仲良く見えるんだい…?
二人に聞きたいんだけど
[この際だから聞いてしまえ、と思いつつ。ナナオの拘束具をゆっくりと外した。右腕だけ。彼女の希望通りに。]
[>>+70の言葉を聞けば細長く溜め息を吐きつつ] いや、見てるんじゃなくて目につくっていうんだよ。この場合。
[何がメルヤをそう駆り立てるのか。 とにかく否定したいようである。]
(+76) 2015/06/12(Fri) 01時半頃
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うん。ごめん。恋のひとつもろくもしてないからね。僕。
さっきの他にいい人が〜は取り消すよ。 その代わりに…じゃないけどさ。聞きたかったら少しは、何か話すから。
[>>+72のケイトの指摘にはぐぅの音も出なかった。メルヤは恋などしたことがない。 常に踏み越えない。気づかない振りをしてきた彼が、そんな風に誰かを好きになったことなどない]
……少なくとも 昨日はナナオのこと忘れてなかったよ。ていうか通称ピエロさんのことトレイルはなんで覚えてるんだろう?
記憶の落ち方が不規則なんだよね、僕が知る限りだけど。
[>>+73のナナオの言葉にぽつり、落とす。 勘付かれないようにしていたけれど、恋の力は偉大ということか。恋する乙女は無敵か。 あの色男め。などと悪態をつく。]
(+80) 2015/06/12(Fri) 01時半頃
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それ、結局、僕おもちゃだよね?毟られるよね?逃げるよね?
[>>+78>>+79高速で納得する女性陣二人に、少しだけ泣きそうになったのは何故だろうか。]
(+81) 2015/06/12(Fri) 01時半頃
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はい、種も仕掛けもございます…っと。 これはお決まりの僕の口癖、ね。
[>>+77が手品のようだ、と思っているとはつゆ知らず。最後のお定まりの言葉で、おどけた笑みを浮かべる。 もう一度ナナオを見れば、部屋に訪れた時のような、死にゆく顔ではなくなっていて、メルヤが知っているナナオの顔になっていた。 ほっと、安堵の息を零す。]
僕は大したことしてないよ
[サイドテーブルの角度を変えて、ナナオが詩を書きやすいように位置付ける。
解いたままだった包帯を手にして、巻きはじめた。]
(+83) 2015/06/12(Fri) 01時半頃
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罪悪感覚えられると逆に僕惨めなんだけど
いや、話さなくてもいいなら話したくないんだけどね。本気で。 ケイトも、話したいことってないの?
[>>+82意趣返しのつもりでなく、話の花を傾けているつもりだった。 彼女が>>+82を思ったかはメルヤには計り知れない。 メルヤは数多く見送って、悲哀を受け止めた女性の中でそんな人がいただろうか。と真剣に考え出したぐらいだ。]
……って、余り僕から話すことじゃないね、これは。 ケイトには勘付かれてるけど、僕は幻覚を見るんだ。病気が進行しだして、ね。 それは、昔あったことがリアルに再現されるから。
僕の記憶力がいい、種明かしってとこかな。
[人の秘密を暴いているようで、少しばつが悪くなった。 ナナオに元気を与えるには、メルヤが持っている中ではトレイルに触れるのが一番だと思ったからだが。やや、罪悪感。
それすらも、忘れているかもしれないが。とは顔には出さないように気をつける。]
(+89) 2015/06/12(Fri) 02時頃
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それ、僕は楽しくないし救いの手はないのかい?!
[>>+84の白々しいタブンネもしっかりと耳に通していた。 >>+88の心境はメルヤには知れない。本人は本能により逃避行動だがそれが面白さに拍車を掛けているなどとは思っていないようだ。]
(+91) 2015/06/12(Fri) 02時頃
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あ、僕もナナオの歌は聴いてみたいと思ってたんだよね
[>>+85に、僅かに顔を綻ばせる。包帯を巻き直して、上着を着る。 ノートの内容は覗き込んではいけない気がして、少し離れたところに。
迷った挙げ句に心電図のような器械に腰を下ろす。隔離される前は、目を付けられたくないために運動神経の良さを隠していた。
鈍らないように、トレーニングルームには欠かさず行っていたものだ。手品師(ケイトは道化師と呼んでるが)は体が資本。あと器用さだ。]
ヒナコかあ……
いっそどこか抜け道でも作ろうか? …なんてね。 [などと冗談を口にする。]
(+95) 2015/06/12(Fri) 02時頃
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あ。やっぱり話さなきゃいけないんだ。
[>>+87に絶句する。持ち出したのがメルヤ自身とはいえ、大いに悩んだ。 夏休みの自由工作から逃げ出したい気分だった。子どもじみた、抵抗のような。]
……いや? ナナオのこと、全部忘れたわけじゃないよ。 さっき動揺したって言っただろ? あれは本当
だから、僕。会いたくもないのに会いに行ったからね。 何だろうねぇ。僕から見たトレイル、ね。
まあ、刺激が強い部分と本人のプライバシーに関するところを除くなら。
[白い天井を仰ぎ見る。 まるでそこに答えが書いてでもいるかのように、目を凝らす。]
(+101) 2015/06/12(Fri) 02時頃
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何も覚えなくていいから。
無いんだ、何か。話してたら気が紛れるものかと思って、さ。
[>>+96の心理まではわからない。他人の恋愛の助言は出来ても、自分の恋愛に関しては初心者以下だ。
結局のところ。異性を本気で愛したことがないメルヤには、根本的にはわからない部分が多いだろう。]
…ケイトはよく見ているね。 なるだけ視線は向けないようにしてたんだけど。つい、ね
[ケイトとナナオは、ピエロの男を知らない。 ピエロの男が如何に愉快で、トリッキーであったか。唐突に始まる、バナナ売り。中庭の木と木を綱渡りする、顕著な像を見れば一瞬でも目を移すなという方が無理な話だ。]
(+103) 2015/06/12(Fri) 02時頃
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……――。
[>>+98の震える声には黙っていた。 幸せで甘い幻覚の中に、一欠片。誰かの悲惨な状況を見ることもあるのは、口にしない。 彼女の声は、雄弁だった。表情など無くても、豊かな感性が伝わってくる。]
(+104) 2015/06/12(Fri) 02時頃
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一言で言うなら結構どころか我が儘だし、諦め悪い感じ。
[諦めてメルヤの知るトレイルを、言葉を手繰り手繰り寄せて、最初のトレイル評がそれである。]
ナナオも言ってたけど、子どもっぽいと思うとこあるよ。具体的にどことは言えないけどさ。 あとは、人からかうの好きだし。こっちにずかずか入って来る割には、最後の半歩ぐらい?残しておくんだよ。それで、気づいてませんって顔するから、うん、何かごめん。
思いだしたら殴りたくなってきた。
……そうだねえ。ちゃんと良いとこもあげておくとしたら。
…………――。
[果てしなく長い沈黙が生まれたのは言うまでもない。]
(+109) 2015/06/12(Fri) 02時半頃
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メルヤは、口笛を吹き出した。
2015/06/12(Fri) 02時半頃
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……うーん。 何ていうか。ナナオはトレイルのいいとこ、ちゃんと見てるし。
僕は何だろう。
面倒見が良い? 愛想が良い? 人好きしそう? 仔猫拾いそう? というか天敵みたいな相手の長所、出ないよ。
今さら、というか。口にすることがないや。
(お互い面倒臭いなあ。 今更になって、君に告げる言葉なんて本当に無かったし、会いたくなかったのに腑抜けた顔してるから。)
[良いところを探そうとして、ふと浮かぶのは遠い冬空の下の中。 ずっと撫でてくれていた手は、昨日久方振りに撫でられて冷たくなっていた。
不安を隠すのは、自分本位が主だろう。でもそれが全てじゃないことメルヤは知っている。]
(+114) 2015/06/12(Fri) 02時半頃
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[彼は恋を知らない。奇しくもケイトが思ったように、メルヤの精神はアンバランスと言っていいだろう。
ひどく熟達している部分と、ひどく子どものままの部分。
女性同士の、どこか悲しげな恋の話には、耳を傾け、心に留めて置こうと思った。
ふと。思い出されるのは人影は、噂をしている人物だ。
軽々しく話せるものではないため、黙して秘するように目を閉じる。]
(+116) 2015/06/12(Fri) 02時半頃
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僕の鼓膜が破れたのかな?
[>>+112の泣き笑いのようなナナオの顔を心配そうに眺めていた顔が、みるみる内に歪んだ。
その表情は”不本意”といった名が付いた彫刻のようでさえあっただろう。]
(+118) 2015/06/12(Fri) 02時半頃
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じゃあ代わりに猫じゃらしなる?
[おどけた調子で返してみる。 本心では、メルヤがトレイルを嫌ってない。嫌なら本気で逃げれば良いだけの話だ。
不意に鼓膜に甦ったのは、トレイル本人の声だった。
――『何なんだろうな、俺ら』(>>3:329)
それこそ、今さら過ぎるだろう。関係性に名前を付ければ、その関係にだけになる。 だから、いらない。どんな関係かなんて。いらなかったとメルヤは思う。]
面倒な性格してるよ。僕も、トレイルも、ね。
(+121) 2015/06/12(Fri) 03時頃
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そうだね。楽しいこと考えようよ。 抜け道がダメなら、職員の弱味握ってあっちとこっちと行き来出来るようにするとかさ?
[冗談なのか本気なのかで言えば、冗談九割本気一割だった。 メルヤには身体能力の点に置いて、ピエロの男が余りにも常軌を逸してそれの真似をしていたので
一般的成人男性よりもむしろ上だが、本人にその自覚はない。]
フラれるかどうかは、僕にはわからないなぁ [顔の前で手を振った。]
ピクニックと言っても、中庭だけど…ね。 [>>+120の焦りには特に気づいていないようだ。]
(+126) 2015/06/12(Fri) 03時頃
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何故、あいつがモテるんだろうか。
[こんなにトレイルの話に華を咲かせたことがないため、メルヤは無意識にトレイルの前での雑な口調になりかけていた。 要するに潜在意識での甘えだが、当人は気づいてない。]
そうだね。 ……今までいなくなった人で、僕が知ってる限りは…三人、かな? 誰も打ち明けなかったけどね。
そして僕が聞く羽目になる現象をどうにかして欲しい
好みとか聞かれても知らないし、食べ物とか。色とかしか知らないし。 [だんだん、愚痴になってきている。]
(+129) 2015/06/12(Fri) 03時頃
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待って。何で僕が弄ばれる側から開放されないんだい?
[>>+125の猫になる発言を聞いて、本気の抗議を示した。]
ナナオは素直だよ。 本人がいなくても、こうして素直に口にしてる。
僕はもっと、何か面倒なんだよ。出会いが遅すぎたんじゃなくて、悪かった。
(+131) 2015/06/12(Fri) 03時頃
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同情するなら…僕に手錠とか足枷とか……ナナオをこんな風にはしないと思うよ。 ナナオの病状、精神的なものに関係するのかもしれないし
やっぱり脅迫材料を探すほうかなあ… [ちょっと真面目に考え出す辺りが物騒だった。 何せ手の甲にも突起した鱗がある人間凶器な上に、軽業を使うのだから、病院関係者も気が気では無さそうだ。 むしろ手錠と足枷で済んだことのほうが、奇跡に近い。]
まあね。中庭でも…良かったんだけどね。
[僕はトレイルのせいでほとんど楽しんでません、とはさすがに言えない。]
(+133) 2015/06/12(Fri) 03時頃
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誰、とは言わないけどね。 彼女たちの面子のために。この話だってここだけの話ってやつだしね。
[>>+134はキルロイしか本当に見てないんだろうな。と思っていることが露見されたら、また無慈悲なる言葉の暴力が襲っていたことだろう。]
いや、トレイルにナナオは勿体ない。 あと僕は、まあ。色々と、まだ黙っていることあるよ、とだけ言って置くよ…
墓下まで持っていくべきことぐらい、尊重するよ。例え相手が天敵でもね。
[溜め息を長くついた。 要するに彼女たち全員の趣味が悪いと言いたいようだ。]
(+136) 2015/06/12(Fri) 03時半頃
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ケイト、さりげなく僕の罪状バラさないでくれないかい? あとそれ、トレイルには言わないでね。本当に。
[>>+137酔っぱらったに反応する。 食堂の中年の酒横流し先は、無論メルヤである。]
トレイルは面倒見いいし、大体の人には優しいからね。 いまのは職員の話だよ、ナナオ。
…実際拘束されてるしね。 足枷も外したいけど、また着けるのも面倒だしなあ。 [>>+138には、さすがに本人の名誉のために肩を竦める。 動く度に鎖の音がするのは、囚人のような気分だ。]
(+140) 2015/06/12(Fri) 03時半頃
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さっきから思ったけど、君達男の人の枠に僕入ってないよね?
いや…いいんだけどね。
[男女平等。どちらとも取れぬ立ち位置を取ったのメルヤ自身だが、こうして話の華が咲くと明らかだった。]
ま、君達には想い人がいるのもあるんだろうね。
[そう口にして、器具の前から下りる。]
…さて。こっちの施設のひとを脅迫するかどうかは、さて置いて。 僕は一回、部屋に戻ろうと思うんだ。
椅子持って来たいし、もしかしたら…部屋の荷物届いてた嬉しいんだけど。 ……多分無いだろうけどね。
[巡回も来るかもしれないという懸念があった。]
(+144) 2015/06/12(Fri) 03時半頃
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ナナオ。
[先ほどまでとはややトーンが違う声で、呼び掛ける。 元気を取り戻してきている彼女に言うべきことでもない気がするが]
僕が気が聞いたこと、言えないからさ ……もし、次に会うとしたら。トレイルは、僕のことも君のことも忘れてるかもしれない、けど。
ま、僕もそれ知ってたし。 …そうだね。忘れてても”初めまして”って言わないでやって。
[もうひとつの懸念は秘したまま。メルヤは穏やかな笑顔で、告げる。]
あ。それと、もし誰か来たら。拘束具繋いでるように見せかけて置いてね。
(+149) 2015/06/12(Fri) 03時半頃
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[服の中から手錠を出して、自らの手首に掛けた。 脅迫には乗り気ではないらしいことがわかれば、メルヤも積極的にやろうという気も起きない。]
いいよ、大したことしてないからね。 ただ、からかいやすいは撤回して欲しいけどね
[そうおどけて見せて、手を振ってメルヤは行きと同じように手錠と足枷をしたまま、部屋へと戻っていった
"また"という言葉は、やはり彼の口からは出なかった*]
(+150) 2015/06/12(Fri) 03時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/12(Fri) 03時半頃
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[自室に戻ったメルヤの元に看護師のような男が現れた。手錠をしていて良かった、とメルヤは心底思った。
――…前に訪れた時は意識が無かった。 手錠と足枷は健康状態を気遣ってやむなく。
などと言った台詞を、得意の病院関係者向けの愛想笑いで誤魔化した。内心は辟易していたが、鍵が開いているから好きなように病棟を歩いていいというのを聞いた。]
……僕の、荷物は?
[わざとらしく弱々しい呟きを吐く。看護師は口籠もった。メルヤの荷物は、治療にはそぐわないので処分された。そんな文言を耳にする。 心の中でかすかに溜め息をつく。もう少し持ち出せば良かった。
メルヤ自身。ここに連れて行かれるという時点で諦観に身を寄せていたが、ナナオやケイトと話をしていて気が変わった。せめて彼女達だけでも、という気持ちが大きい。
頭の隅でそんな風に考えている。看護師の男がまだ何かを言っていた。 ――以前に、手品で随分騒がせた男が居たから。
その言葉に、メルヤははっと顔を上げる。]
(+156) 2015/06/12(Fri) 19時頃
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その人は? いつもピエロみたいな格好してて、あの、楽しそうにしてませんでした?
その人はどうなったんですか?
[激しい勢いで食い付いてきたメルヤに、看護師は随分前のことだから、と一言付け足して。
――なくなった。
なくなった。その言葉の意味を一瞬メルヤは理解出来ずにいた。なくなった。無くなった、亡くなった。 どこか茫洋としている彼の鳶色の瞳が、看護師は注射器を取り出している。治療のためだとか銘打った言葉には、彼には届かない。
――身体的な健康な成人男性である、メルヤへの予防措置。
軽めの筋弛緩剤を、まだ鱗の生えてない部分に打たれるのを静かに見つめた。ようやく四肢の自由が効きだした頃合いだったという考えは一瞬で霧散する。 この病棟にいる”家族”の残像が過ぎる。胸の奥で、かすかな翳りがすべてを覆い尽くした
注射を打たれた彼は、脱力したようにベッドの上に倒れ伏した。]
(+157) 2015/06/12(Fri) 19時頃
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( 僕は どこかで ×××××かもしれない
と思っていたんだ――。)
[心臓が早鐘を打つ。動悸が、する。 血の巡りが悪くなったように、全身が寒かった。 筋弛緩剤のせいだろうと、彼はおのれの内面から目を反らした。慕っていたピエロの男が、亡くなっていることなど当に理解していた。そう、呟いく。
視界の隅で、ファイヤージャグリングをしているピエロの男がいた。今の症状がどれほどのものかわからないが、熱気を感じる。 とにかく部屋から出ようと思い、重々しい体を持ち上げた。ジャラリ、鎖の音が耳に響く。頭にも鈍痛がして思考が上手く紡げない。]
(+158) 2015/06/12(Fri) 19時頃
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[ふと過ぎった残像は、先ほどまで話題に上がっていた年上振った男だった。逢いたくない、強く思った。]
(…逢いたくないな)
[”そろそろ”と言っていた。彼は恐らく、メルヤが先に”連れて行かれる”などとは思っていなかっただろう。昨日、部屋を訪れるまで。 白い、白い、手紙の山。 部屋では淡紫の花は咲いていた。彼の執心する、紫。
――…その執心が、朧気だった。
諦めた”振り”をしながら、諦めきっていない。薄紫の花を、外からのものを、追い続けていた。 どんな気持ちで見ていたか、彼は知らないだろう。
せめて――。
望みは何時だって、何ひとつ叶わない]
(+159) 2015/06/12(Fri) 19時頃
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[廊下を歩きながら、注意深く隔離病棟を眺める。 医者は、あちらの開放されていた場所の、笑っているのに目が気に入らなかった男とは違う人物のようだ。看護師も男の方が多いが職員数は然程ではない。
隔離されている患者数自体が少ないのだろう。
ぼんやりと歩きながら、椅子を持ち出すのを忘れていたことにメルヤは思い至る。 少し。病棟の構造や中を見て歩こうと思った。知っていて損はない。
行動と、茫洋とした思考は理性的だった。いつものように。 彼は彼が思うよりも理性が強く、故に今まで幻覚に囚われずに、諦観しきっていると(メルヤ自身は)思っているのに呑まれずに生きている。
それが幸か不幸かは、定かではない。
そしてどこまでも、現実主義者だった。現実は、現実でしかない。
人の心の傷みにばかりかまけて、自分の心の傷みは切り離して生きてきた**]
(+160) 2015/06/12(Fri) 19時頃
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[一旦、自室へと引き返したのは薄ぼんやりと院内をさ迷った挙げ句のことだった。 >>2:130>>2:131シーシャに貰った本を手にして、再び廊下をさ迷う。
鎖を引きづるような金属質な音。まるで囚人のようだ、と頭の隅で思う。
ナナオの部屋を通り過ぎ――引き返そうともせずに歩いていた時だった。
>>+163かすかな囁き。耳覚えのある声に、メルヤの意識が傾いた。 ドアは開いていただろうか。メルヤはその囁きがある方まで、足を運んだ*]
(+164) 2015/06/12(Fri) 22時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/12(Fri) 22時半頃
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やあ、ケイト。 ちょっと入ってもいいかな? [コツン。ドアをひとつ叩く。普段通りの澄ました顔をして確認を取る。長く共に過ごしているとはいえ、想い人のいる女性だ。 男とか余り数に入れられてなくても、きちんとするのが礼儀というものだろう。]
(+166) 2015/06/12(Fri) 22時半頃
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さっきぶりだね。 梱包?僕がやろうか?
[本に視線を送られているのを見て、ああ、と小さく零す。]
シーシャに貰ったノートなんだ。 まだ中身見て無いから、持ってきた
[梱包の前まで来たら、目で確認する。 自分が開いてもいいだろうか。視線で問い掛ける。]
僕のとこには、荷物届かないみたいだよ
[手品グッズばかり置いてたからね。などと、小さく呟きを零した]
(+168) 2015/06/12(Fri) 23時頃
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[>>+169ややあって、梱包を解く。患者にも解けるようガムテープしか無かったものを、一旦近くのテーブルに置いていった。]
うん、そうなんだ。 ちゃんと見て置かないと、思って。
[結局のところ踏み込まない信条であるメルヤが、シーシャと、”シーシャさん”が一体何であったのかはわからない。 ただの二重人格か。はたまた病気の何らかの進行か。 考えても詮無いことを、思いつつノートに視線を送る。]
僕の手品グッズがあれば、まあ。 ジャグリングの棍棒とかは普通に凶器認定されたかもしれないね…
[さり気なく物騒なことを呟く。
廊下の方で、ピエロの男本人そっくりのマリオネットを操っているピエロの男の幻を見る。いや、もしかしたら操っている振りしてる方がピエロの男か区別が付かないほど精巧だ。]
僕の手品なんて…大したことないしね
[何となく幻の方を見ないようにしながらも、小さくぼやいた。]
(+170) 2015/06/12(Fri) 23時頃
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/*地上と墓下の連携率wwwwww
ケイトとキルロイロル
手品とタルトwwww
(-64) 2015/06/12(Fri) 23時頃
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あれは嫌な事件だったね。 [>>+171の64個ものバウンスボールが室内に大乱舞を、勝手に過去形にした上に元凶がぼやいた。]
机の上に置いたままでいいかい? 車椅子でも取れる高さだから、不自由は無いと思うけど。 [ケイトの体が硬化していっているのを知り、メルヤは添えた。]
……凶器には出来るよね あとブーメランとか…アーチェリーもあったし。僕は苦手だったんだけどね。 [紫水晶の双眸を見つめる。 ”誰”と問われれば、一人しかいない。
どこか繕ったような笑顔を浮かべる。]
僕の、手品の師匠だよ。 ケイトは余り知らないかな? 大体はピエロさんとか、ピエロの男とか…そんな風に言われてる人でね、何だろう。 彼の部屋もね、小さなサーカスみたいで色取り取りでね。凄かったよ。
[昔懐かしむように目を細める]
(+172) 2015/06/12(Fri) 23時半頃
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[ どこかで。 子どもが
泣いている声がする。]
(+173) 2015/06/12(Fri) 23時半頃
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……ケイト [かすかに躊躇うように、彼女を呼ぶ。]
もしもの話だけど、ね トレイルが来たら君が、ナナオの部屋とか案内頼んでもいいかな?
[どこか繕ったような笑顔のまま、メルヤそんな風に頼みを口にした。]
(+174) 2015/06/12(Fri) 23時半頃
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もう二度と酒なんて呑まない。
[般若の降臨は実は酩酊状態だったメルヤはよく理解していなかった。 鎮痛薬と酒を一緒に呑めば、当然の帰結でもあるが。]
ブーメラン苦手なんだよね。 手元に戻って来ないから 僕なんて手品師紛いだよ。
[手品の説明を受ければ、繕った笑みの中で小さな笑いを含めて。]
僕の手品とは次元が違うよ。……うん。
[常軌を逸しているという説明の方が正しいが、ピエロ大好きのメルヤはそう思っていないので伝わりにくい。]
手品でっていうか、僕は彼が大好きだったからね。 [やはり、ポーカーフェイスか。道化師のメイクのように繕った笑みを浮かべて、そう呟いた。]
(+179) 2015/06/12(Fri) 23時半頃
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小さなサーカスみたいだったよ。うーん、何か色んな色の旗とか、鮮やかでね 夜には七色に光ったんだ。光るステッカーとかだったのかなあ
[そんな部屋で暮らすのは、常人ならば発狂しそうである。]
(+180) 2015/06/12(Fri) 23時半頃
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単純に僕がトレイルと二人きりになりたくないんだけどね
[少しだけ本音を零す。ここだけの話は、隔離されてから多くなったように思う]
タルトが。来るとか考えたくないけど。 来たらもちろんだよ。 ナナオに会えたら喜ぶかもしれないね。
[表情が動かせないケイトと、他人の笑顔を見ていないと発作を起こすタルトでは、遠慮をするのはごく当然だと、素直に頷いて引き受けた。]
(+181) 2015/06/12(Fri) 23時半頃
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…そうだね。 記憶があるからなおさら辛いんだけどね。
[シーシャはバナナを喜んで受け取ってくれただろうか。 そんなことがちらりと、過ぎった。]
そうだね。そっか。 決めるのは観客次第、か。そうだね。 …ありがと、ケイト。
[ピエロの男の手品は手品というより最早魔術の域だが、ツッコミ要員が今は不在である。]
何だろうね? 一緒に過ごせたらそれで楽しかったから。なりたかったとかじゃないよ?
一緒に居たかった、それだけだったから、思い出をなぞったが正しいかな。
[何か。少しでも残して置きたかったのかもしれない。 ピエロの男がいたという名残を。無邪気に慕った、唯一の人の存在を。留めて置きたかったのかもしれない。]
(+185) 2015/06/13(Sat) 00時頃
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|
…彼は24時間で記憶を失う人だったし。 僕と違って常にピエロだったからね。精神構造は…どうだったんだろう。
まあ、何考えてるかわからないとこが、素敵だったよ。
[メルヤの憧れの基準が謎過ぎることが、今ここに発覚した。]
僕もその頃はまだ、しっかり覚えていようとしてなかったから…朧気なんだよね
(+186) 2015/06/13(Sat) 00時頃
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その例え忘れない?
[納得されれば、それでもいいか。渋々と引き下がる。 安堵の息を零す。]
ケイト。僕は…覚えていること、気づかない振りをすること。入り込まないのは、もう癖みたいなものだからね。 …変わってないと思うよ?
変わったように見えるのだとしたら、その由来は……”未練”だろうね
[なんて。小さく自嘲まじりに微笑んだ。 望みのひとつぐらいは、叶ってもいいのにと思いつつ。]
(+187) 2015/06/13(Sat) 00時頃
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/* トレイルが、ナナちゃんと幸せになればメルやんはそれなりに満足だよー そうか図書室だからナナちゃんを取りに行くんだね
(-66) 2015/06/13(Sat) 00時頃
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僕は。何人か、忘れたくなくても忘れてしまうひとを知ってる。 だからじゃないけど。その分僕は覚えていようと思ったんだ。
その人の分までってわけじゃないけど、さ。 [ふ、と溜め息を零す。]
通り過ぎていった人が多過ぎるよ、ケイト だから。全員の思い出はなぞれない。再現はされても、ね。 …普通の人だって、いつか忘れる。
忘却は、罪じゃないよ。 …誰もが皆、忘れるんだ。
僕は”忘れられない”性質なだけ。多分、病気の副作用だよ。
[それを伝えたかったのは、ケイトではなかったかもしれない。 それはメルヤにもよくわからない。]
(+191) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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|
そうだね。七年も前のことだから。 僕がこうなったのはそのせいかもね。 [おどけたように笑って見せた。その口元は微笑を浮かべる。]
だから彼はピエロだったんだよ。僕にとっても、みんなにとっても。
[当人が亡くなった。彼は死んだ。 それを聞いてまだ時間は少ししか経っていない。
ケイトが告げる彼の小さな変化のさざ波は、ピエロの男の死を確信してしまい、その心の傷みに気づいていないのもあっただろう。
ひどく心は渇いているのに、何故か雄弁になっていた。 その変化を、彼女はおそらく勘付かない。]
(+192) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
|
|
断固として否定したいからだよ。
[メルヤも負けじと、言い返した。]
人、らしくね。 …何だか僕が今まで人間らしくなかったみたいな言い方だけど。
叶うかどうかわからないよ。ケイト ただの未練だから、叶ったらいいけどね。
……僕は観察者失格だとしても 諦観者には変わらない。希望なんて、無いよ。
現実を見つめ続けるだけ。
(+193) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
|
|
[淡々としたものには、諦観と退廃しか宿っていなかった。 メルヤの未練は、彼の望みではない。他の誰かの望みに触れてしまったが故の、未練。
――ピエロの男とずっと一緒に居たかった。 それがはじめの望みだった。
――みんなで穏やかで過ごしていたいだけだった。 次々と皆連れていかれた。
――…みんな、一緒に消えられれば良かった。 その望みが叶わないと知っていて抱いていた。心の中に望みを仕舞う箱があるとすれば、彼の箱の中身は空っぽだった*]
(+194) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
|
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/13(Sat) 01時頃
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/* 紫の花を推理してみようと思って 勿忘草だとありきたりだしさ
勿忘草:わたしを忘れないで下さい
アネモネ:儚い恋
(-72) 2015/06/13(Sat) 01時頃
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/* 最終的に行き当たったのは
紫苑:あなたを忘れない 追想、追憶 遠い人を思う
(-73) 2015/06/13(Sat) 01時頃
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/* 推理が外れても恥ずかしくないけど、描写には入れられなかった
(-74) 2015/06/13(Sat) 01時頃
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|
僕も忘れたくなかったから。感情も、鮮明に留めて置きたかったからね。 だから、僕は傍観者だよ。
[>>+195の瞳の奥に微かに灯るものを、眩しくなってメルヤは目を細める。 メルヤは両親から、およそ愛情というものを受け取らなかった。生意気で小賢しい性格が災いして友達と言える相手も外の世界にはいない。
何も残してきていない。だから何も遺したくなかった。]
知ってるよ。知ってる。嫌という程知ってるよ。 怒らない。
……僕には、忘れてしまう恐ろしさがわからない。 そして僕には、忘れる救いも訪れないって言ったら皮肉にしか聞こえない人達がいるかもしれないからね
[芯を捉えていないような瞳は、ケイトにどう映っただろう。 ここにいるようで、いないような感覚。過去と、今。錯綜する想いは何時だって、現実的だ。
それでも過去と今が混ざることが、なかった。]
(+200) 2015/06/13(Sat) 01時半頃
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君も最近僕にひどくない [ついに聞いてしまった。]
うん。別に囚われようとしたんじゃないよ。僕がそう位置づけた。 そうだね。いいと思うよ。
僕には何の望みなんて無いからね。 [声は抑揚がなく、何かを隠している風ではなかった。]
(+201) 2015/06/13(Sat) 01時半頃
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[彼女の瞳には、一昨日までの絶望が嘘のようだった。
瞳の中に花が咲く。そう比喩したのは誰だったろうか。 それは希望なのか、生きる気力なのだろうか。
彼自身、彼の心などわからぬまま。希望などない心の中を見つめずに、ただ、静かに現実を見つめることを、選んだ*]
(+202) 2015/06/13(Sat) 01時半頃
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そうだね。邪魔したね。ケイト。 ……それじゃね。
[メルヤは長く話していたから疲れただろう。巡回がまた来るかもしれないと思い、暇乞いをした。”また”とは口にせず。]
頼んでたこと、よろしくね。
[それが明日でなかったとしても。 もう――長くはないのだろう、とメルヤはほとんど確信めいていた。
彼が”連れて行かれる”ことを望まなくても。 足取りよりは帰りよりは、軽い。筋弛緩剤の効果が無くなってきたのだろう。
心はどこか虚ろだった*]
(+206) 2015/06/13(Sat) 02時頃
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[途中でナナオの部屋を覗いたが、彼女は寝ているようだった。 そっと閉めて、自室へと真っ直ぐ向かう。
手錠と足枷の音が妙に生々しかった。
囚人、咎人。見ているだけで何もしない。それも罪で咎だと、責められているような気分に陥ったのは何故だろうか。]
[自室に戻って、枷を嵌めたまま気怠そうに横たわる。 乾いた心は応えない。 救済なんて、どこにもない。
一縷の未練だけが、彼の心をどうにか留めようとしていた――**]
(+207) 2015/06/13(Sat) 02時頃
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