7 百合心中
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/* わー、皆らぶらぶだにゃー。
こんなとこに回想落としてもいいのかにゃー。 でも次いつ箱奪えるかわかんにゃいしにゃー。
(-114) 2010/03/27(Sat) 14時半頃
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─回想─
[最初に旅に出ようと決めたのは、些細な切欠。
"あの子は、私と違うから─"
そう言った、母の瞳が。
あたしを見ていなかったから。]
[だから、あたしは、家を出て。
そのまま、当てのない旅に出た。]
(@0) 2010/03/27(Sat) 16時半頃
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─回想・続き─
[旅に出た先では、色んなことがあって。 色んな人に出会って。
その全てと別れてきて。
その中では、恋という感情も。 感じたこともあったのだけれど。
好きだった母が、自分を見てくれていなかったことを、思い出してしまうから。
誰も愛したくなくて、愛されたくもなくて。 好意を向けられていると気付けばすぐに、その地を離れていた。]
[そして、此処に、辿りついた。
桜が咲く、この場所に。]
(@1) 2010/03/27(Sat) 16時半頃
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……あの時も、さいてたなぁ。
[そう言いながら、足は止めずに桜の中を歩いていく。
さらさらと凪ぐ風の中、キャスターバッグの車輪が土を噛む音が聞えるだけの、静かな時間。
それが不意に、途切れ。]
──………え…?
[キャスターバッグが、倒れる音。]
(@2) 2010/03/27(Sat) 17時頃
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[バッグを確りと握っていたはずの左手は、無かった。
倒れたバッグの傍らには、白く、白い、花弁。]
……な、に…これ…。
[そう呟いた唇が、強張る。
足先の感覚も、ない。
左の肘から先も、徐々に崩れていっている。]
何、これ。訳わかんない。
あ、あたし…しぬ、の?
(@3) 2010/03/27(Sat) 17時頃
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[がく、と身体が傾いた。
右足が、花弁に変わっている。 まだ残っている右手で身体を支え、なんとか地に伏せることは避け、仰向けに倒れれば。]
───…きれ、い。
[さらさらと、風に揺れる、薄紅の、花。]
(@4) 2010/03/27(Sat) 17時頃
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[白い花弁へと変わっていく右手を空に伸ばした。
身体の変化は止まらない。
死への恐怖は重くのしかかるほど。
それでも─…
それでも、世界が、美しいと。
そう感じる、心のままに。]
(@5) 2010/03/27(Sat) 17時頃
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[そして。気付いた。]
……あは、は…そ、っか。
あたし、バカだな…
[今際の刻を迎えて、やっと解った。
本当は、愛したかったんだ。
沢山、愛せるモノが欲しかったから、だからこそ好きなものができたら次が欲しくて、旅に出ていたんだ。
なんて、傲慢で。 我が儘な、自分を。
こんなときに、ようやく解るなんて。]
(@6) 2010/03/27(Sat) 17時頃
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[あぁ、もう、意識が途切れる。
せめて、せめて一言。 出会った全てのモノに、置いていった全ての想いに。
自分が此処にいた、ナニカを。
そう考えて、浮かんだのは、只一言。
もう既に動かない口唇を、ゆっくり、動かす。]
・・・・・・・あいし、てる・・・・・・
[ 最期に遺した呟きは、
風にさらわれ、*消えて逝く─* ]
(@7) 2010/03/27(Sat) 17時頃
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