271 【突発ネタ推理村】狼哭館連続殺人事件
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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嗚呼、聞こえる。やつの足音が聞こえる……。
(0) 2017/12/10(Sun) 22時頃
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「狼哭館」…それは北関東の県境付近の山中にあるという巨大城館。
明治時代に華族であった冠城(かぶらぎ)家が建設したというこの館はかねてよりボスポラス以東随一と言われるほどの巨大な邸宅である。複雑に入り組んだ迷宮のような廊下から繋がる無数の部屋の中には、代々の当主が収集した大量の古物や書籍が納められている。
現当主の冠城 雷門(かぶらぎ らいもん)は学者であった。専門の精神医学の分野のみならず歴史学、物理学、果ては神智学の分野にまで精通した、碩学の長老とうたわれるほどの大人物であった。
そのため雷門には多くの交友関係があったのだが、しかし雷門は同時に酷く偏屈でもあり、狼哭館には一切の電気器具の類を置かないどころか電気そのものが通っていない。そのため屋敷内はいまだに燭台とランプの類に照らされた、昼なお暗い鬱屈とした屋敷であった。
(#0) 2017/12/10(Sun) 22時頃
その雷門の齢八十の誕生会がこの度狼哭館で行われることとなった。何人もの招待客達が館を訪れ、誕生会が行われているその最中、雷門が無残な姿で発見される。そしてそれを皮切りに、次々に行われる連続殺人。その遺体現場はいずれもひどく……謎めいていた。少なくともあなた達にはそう見えた。
そして事態は、あるいは犯人ですら予期せぬ方向に転がっていくのだった……
(#1) 2017/12/10(Sun) 22時頃
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[狼哭館の門前に立ちぽかん、と口を開けて建物を見上げている。 正面のでっかい建物もそれはもう立派で凄いのだけど。 何より目を引くのは建物の両側にある二つの塔。 塔の上にはカラスが数匹止まって鳴いている。 怖い。]
はー……これで嵐でもこれば、ねぇ。
[急激に雲が黒く厚くなっていく。 やがてぽつ、ぽつ、と頬を叩く小さな水滴。 見上げれば目玉にも水が入ってしまいそうだ。]
(1) 2017/12/10(Sun) 23時頃
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すいませぇん!! 祖父の名代でやってきました三ツ星乙女と申します。 冠城様のお祝いに駆けつけました。 祖父からのお祝いも預かっております。 入れていただけますかー?
[祖父は古書店を営んでいる。 小さな小さな古書店は、しかし取り扱っている物が少々マニアックである。 それが故に妙な常連がいたりするのだ。 例えば今日の主賓である冠城 雷門であるとか。]
(2) 2017/12/10(Sun) 23時頃
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[暫く待てば女中が迎え入れてくれ、主人である冠城は夕食に顔を出すだろうとの事だった。 他に何人も客は来ているらしい。 彼らにも会いたいが、それよりも。]
冒険、したいよねぇ。 だってこのお屋敷ひろーい。屋根裏とか行ってみたい! あとあの塔は気になるわ。
[登れるのかな、と窓から塔を見る。 一度行ってみるのもありかもしれない**]
(3) 2017/12/10(Sun) 23時頃
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― 狼哭館・左塔の一室 ―
[カァ][カァ][カァ――]
やれ。 祝いの席なら出ない訳にはいかないし。 それなら、客に挨拶しない訳にもいかない。 面倒だが、仕方ない。
これでも一応、お祖父様の「孫」ではあるからな。
[屋上の窓の外、唄う鴉の鳴き声に眉ひとつ動かさず。 明らかに異国の血の混じった容姿で、 すらすらと綺麗な日本語を吐き出した]
(4) 2017/12/11(Mon) 00時頃
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[控え目な花紺青の上着を羽織り、ループタイを締める。 鏡に映る顔は祖父たる雷門とは似ても似つかない。
館の内部の人間、あるいは親族ならば知っているだろう。 雷門の子供の中にはひとり、 駆け落ちをしたまま死んだ娘というのが存在する。 その骨と共にかつてこの館に引き取られてきたのが、 幼き日の自分であるのだが。
まあ、実のところなど雷門以外の知るところではない]
――、いとこ達は。 来るのかい。
[室内に無造作に積み上げられた本の中から、 文庫本をひとつ胸の内ポケットへと押し込む。
階段を降りる途中、出会った使用人にそう問うた]
(5) 2017/12/11(Mon) 00時頃
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――……そう。
[答えは如何様であったか。 自分から問うたというのに随分と素っ気無く、 踵を返すと硬い革靴の足音は気怠げに塔を下っていった]
(6) 2017/12/11(Mon) 00時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/12/11(Mon) 00時頃
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/* ありがちな設定引っさげてお邪魔します。
雷門の隠し子ないしはその子供でも良かったんだけど。 現状はどうとでも取れるように若干ぼやかしぼやかし。
アンニュイに意味深発言をする人になりたい。
(-0) 2017/12/11(Mon) 00時頃
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食客。
そう聞いて、皆様は何を思い浮かべられるでしょうか。 やはり三千の食客を抱えていたという春秋戦国時代の四公子の一人、孟嘗君の鶏鳴狗盗の故事で語られる、物真似師や盗賊の類でしょうか。 あるいは同じく孟嘗君に仕えた、「長剣よ帰ろうか」と歌った事で知られる馮諼でしょうか。
始皇帝暗殺で知られる荊軻が燕の田光の食客であった事を思い出される方があるいはいらっしゃるかもしれません。
私は彼らの足元にも及びませんが…しかし、紛れもなくこの狼哭館の主、冠城雷門の「食客」なのです。
(7) 2017/12/11(Mon) 00時半頃
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そもそもは3年前の事でした。 私は当時、在籍していたT大文学部の博士課程の途中であったのですが、研究室の教授達とどうにも反りが合わず、さりとて新たに籍を置くべきポストも見つけられず、今更就職するわけにもいかず、自分の行く末について途方に暮れていました。
冠城先生と初めて会ったのは学会の席でした。私の専門はあくまでも近世ヨーロッパ史学なのですが、同じ日に同じ大学で精神医学会が開催されていたことは何かの縁だったのでしょう。先生は私の研究にいたく興味を示され、その日の交流会で私としばらくお話になっていただきました。私にとっても碩学の長老、智の哲人と謳われる先生のお話は、非常に有意義なものでした。
先生は私の現況をお聞きになり、しばらく黙考の末、私に一つ提案をされました。
(8) 2017/12/11(Mon) 00時半頃
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つまり、自分の秘書として私を雇おうと申し出てくださったのです。もっともそれは半分建前で、先生は普段狼哭館と呼ばれる山奥の城館に引きこもっておられるのですから、秘書としての仕事などそうそうあるものではありません。
つまり、秘書の仕事は名目で、実のところは狼哭館に収められた大量の稀覯書を自由に読み、好きな研究を自由に行って構わない、代わりに望まれた時にはいつでも先生の話相手となる事、それが私に先生の与えられたお役目であったのです。
そうして私は、この狼哭館の住人となりました。以来3年。
私のことを先生の愛人だとか後ろ指さす者も多いという事は重々承知しています。それでも、先生が望まれる限り私は先生の秘書…
いえ、先生が望まれた通りの「食客」であり続ける所存なのです。
(9) 2017/12/11(Mon) 00時半頃
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―狼哭館・雷門自室―
失礼します、先生。
[ドアをノックして先生の自室に入ります。今日は先生の80歳の誕生日。館の住人の皆様以外にも、先生は招待状をお出しになっています。毎年この日は、私が秘書としての仕事を務める数少ない機会の一つと言えるかもしれません。]
三ツ星家のお孫さんが先ほど到着なさいました。 他の方はまだのようですが、如何なさいますか?
[尋ねてはみましたが、先生はまだ下に降りていらっしゃる様子はないようだったかもしれません。]
私は皆様へのご挨拶に顔を出します。先生も、パーティが始まるまでには下にいらっしゃってください。……それでは。
[先生にそうとだけ言い残し、私は狼哭館の暗い廊下を玄関に向けて歩いていきました。**]
(10) 2017/12/11(Mon) 01時頃
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/* [そっと愛人の子枠にばってんをつけた]
いや、今愛人がいるなら過去に愛人がいた説も。
(-1) 2017/12/11(Mon) 01時頃
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[俺の名前は、宝霊山 奨。 普段はこうして、バーのマスターをしている。 だがそれはあくまで、仮の姿。 その実態は、どんな難事件でもたちどころに解決する、名探偵だ。
────そんな俺のもとに、かつてない不可解犯罪が飛び込んできた。]
(11) 2017/12/11(Mon) 01時半頃
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― 渡り廊下・左塔→本館 ―
雨、か。 はは、お行儀良く館の中にいろって事かな。
[窓の外、彼方の山にかかる雲は重苦しげな鈍色だ。 子供の時分は他人を嫌ってよく森へ逃げたものだが、 今回はどうやらそれもかなうまい]
道に迷って夜中に使用人に保護された時なんて、 一週間は塔から出して貰えなかったっけな。
[まあ、そんなの今も似たようなものだけど]
(12) 2017/12/11(Mon) 02時頃
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[蝋燭を手にした使用人達が慌しく、 あちらこちらの燭台に火を分けている様を横目に 客間へ向かえば見知った姿(>>10)を目にする]
どうも。
[来客ではない彼女に対する挨拶は、極々軽かった。 一瞥する視線の源、眸は薄っすらとした紫水晶。 そこに、彼女個人に対する感情の色は見えなかった]
(13) 2017/12/11(Mon) 02時頃
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― 客間 ―
[すいっと扉を押せば、さて、 まだそれほど賑やかでもなく。 親族らしき姿も見当たらなければ、深く瞼を伏せた]
御機嫌よう。
[薄い体を折るようにして会釈をひとつ]
紅茶をくれないか。 あと、焼き菓子も。
[手近な使用人にそう告げ、部屋の隅の小さなテーブルへ。 窓から門の方が見えるソファに腰を下ろすと、 窮屈そうに脚を組んで懐から本を取り出した**]
(14) 2017/12/11(Mon) 02時頃
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なに、狼哭館に、差出人の名のない謎の手紙が届いたって……? しかも中身は、何も書かれていない、花柄の便箋が一枚だけ、だと?
ふぅむ……たしか狼哭館では、近々、冠城雷門氏の誕生会が催されるのではなかったか……?
[それは、凡人であれば、ただの偶然だと笑うような些事だったかもしれない。 だが俺は見逃さ……いや、聞き逃さなかった。 その、何も書かれていない便箋の柄が、山百合……オレンジ色の百合だったということを。
オレンジ色の百合の花言葉。 この国では、「華麗」「愉快」「軽率」などの意味を持つが、外国では違う。 外国での花言葉、それは「憎悪」だ。 あの、雷門氏の経歴を思えば、そこに疑念を抱くのは、実に当然のことだと思わないか?**]
(15) 2017/12/11(Mon) 02時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/12/11(Mon) 02時頃
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/* 探偵キタコレ。 良いですね、良いですね。
僕の仕事は意味深に疑われる事だよ。 意味深頑張ろう。
(-2) 2017/12/11(Mon) 02時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/12/11(Mon) 02時半頃
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/* >>10下の独り言が我ながら言葉足らずですね?
実際のところは愛人じゃなくても。 そういう噂がたつような人ならば 過去にも似たような噂はたっただろうっていう。
実際は僕が死んだ娘の子とかでなく、 そういう名目で庇護下に入れた隠し子とかね。
(-3) 2017/12/11(Mon) 03時頃
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/* 実際どっちのつもりかって。 そりゃあ、展開次第ですよ(
(-4) 2017/12/11(Mon) 03時頃
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機巧忍軍 ミツボシがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(機巧忍軍 ミツボシは村を出ました)
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― 客間 ―
[通されたか客間はそれはそれは豪華だった。 アンティークの家具に立派な誂えの暖炉、そしてシャンデリア。 眩い。
しかしそれよりもだ、目を引くものがあった。 暖炉の近くに並べられた数冊の本。]
ふぁ…? んん、な…かな、なんだろこの本。
[目についた本のタイトルは『Pnakotic Manuscript』とあった。 乙女の英語力はとても残念だったので読めず、むむ、と眉を寄せる。 手に取って中身をぱらぱらと確認したが勿論読めるはずもなく。 分かった事はこれを読むと頭がちょっとぼーっとする事と、もしかしたら英語ではないのかもしれない、という事だった。]
(16) 2017/12/11(Mon) 13時半頃
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わっ、…とと、ごめんなさい。 ちょっと本に興味あって盗むとかそんなつもりはなかったんですよー?
[ドアの開く音にびくり、と肩を揺らして。 入ってきた人物>>14へと向き直ってあわあわと言い訳を口にした。
すーはー、と息を深く吸い落ち着きを取り戻し。 ぺこりと頭を下げた。]
こんにちは、初めまして、三ツ星乙女と申します。
[取り敢えず手に持っていた本は元の場所へと戻した。 これは読んではいけない気がする。
乙女もソファへと座り、ちらりと男へと視線を向けた。 気にするのは懐から出てきた本だ。 本屋の血が騒ぐ。]
(17) 2017/12/11(Mon) 13時半頃
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ご本お好きなんですか? 私おじい様のお店の手伝いをしていて、あ、おじい様は古書店をやっているのです。 それで本を見るとついつい興味を持ってしまうんですよ。
[にこやかに話しかけ、それから出された紅茶と焼き菓子にほにゃっと笑顔になる。 美味しいお菓子というものは何故こうも幸せにしてくれるのか。 永遠の命題です、などと思ったり思わなかったり。 そんな風に過ごしていれば窓の外の雨は徐々に本格的になっていっただろうか**]
(18) 2017/12/11(Mon) 13時半頃
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/* ランダム希望になっていたのでおまかせ希望で入り直し。
(-5) 2017/12/11(Mon) 13時半頃
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/* ナコト写本(
お祖父様良いご趣味ィ!
(-6) 2017/12/11(Mon) 17時半頃
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― 客間 ―
[別に慌てる事なんかないのに、 と彼女の様子(>>17)には小さく肩を竦めて見せた]
大事な本はお祖父様の書斎の中さ。 読みたければ幾らでも読むと良い。 ……狂気に免疫があるのなら、と添えておくけどね。
三ツ星――といったら、あれかい。 嗚呼、あすこのお孫さんか。 よくお祖父様様が本を頼んでる。
[合点がいったように薄く口の端に笑みを刻んだ]
(19) 2017/12/11(Mon) 18時頃
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僕はニコラス。 此処、冠城家の孫のひとりさ。
[紅茶を慣れた仕種で啜り、窓を打ち始めた雨を見遣る。 手にしていた文庫本――『死に至る病』を膝の上に伏せ、 肘掛けに頬杖をついて細く息を吐き出した]
憂鬱な誕生会になりそうだねぇ。
[長い指先がこめかみをとんとん、と物憂げに叩いた**]
(20) 2017/12/11(Mon) 18時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/12/11(Mon) 18時頃
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狂気に免疫ですか?
[どういう意味か分からなかったが、ここは深く追及はせず。 多分聞いても分からないからだ。]
あ、おじい様をご存知なんですね。 はい、雷門様は三ツ星堂と懇意にしていただいておりまして。 きっと雷門様の書斎にもうちの本があるんでしょうね。 後ほどご挨拶したら書斎を見せて貰えたらいいんですが。
[きっと蔵書の数も凄いのだろう。 見せて貰って、それから本のメンテナンスを申し出なくては。 それも祖父に頼まれているのだ。]
(21) 2017/12/11(Mon) 20時半頃
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[美味しい紅茶と焼き菓子を食べながらゆるりと首を傾げた。]
ニコラス様? 何故、憂鬱などと。 確かにお天気はよくありませんが室内ならあまり関係なさそうに思いますが。
[物々しいこの館は明るい雰囲気とは言い難い。 灯りが足りないとかそういう事ではなく、空気が重いように感じる。 そこが若い乙女にとっては物珍しく冒険心を擽るのだけど。]
ぱーっと盛り上がるようなパーティではないんでしょうか。 雷門様は80歳でしたっけ。 クラッカーをパーンってするようなものではないですよねぇ。
それは確かに少々憂鬱かもしれません。
[楽しく盛り上がるようなパーティではないのなら憂鬱というよりも退屈かもしれない。 それでも美味しい食べ物は出てくるだろうし、お酒もいいものが飲めるだろう。]
(22) 2017/12/11(Mon) 20時半頃
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ご馳走様でした。 私は一度部屋へ戻ろうと思います。 ニコラス様、またお話ししてくださいね。
[失礼します、と頭を下げてから部屋を出た。 宛がわれた部屋は確か二階だったはず。 迷わず戻れたらいいんだけど、この屋敷は広い*]
(23) 2017/12/11(Mon) 20時半頃
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―廊下―
[この狼哭館はただでさえ昼でも暗く鬱屈としているのですが、今日は雨が降り出しそうで、窓の外には灰銀めいた雲が立ち込めて見えました。何しろここに来てからはおよそテレビはおろかラジオでさえ使う事がないものですから、外に出ない限り外界とは隔絶してしまっているのです。
もっとも、私にはさして気にもなりません。学部生時代などは、地下の書庫で1週間でも籠っていることはできたのです。少々陰鬱なのを除けば、さしずめ狼哭館は私にとっての武陵桃源といったところでしょうか。]
…はい。ニコラスさんも。
[先生の孫の一人であるニコラスさん>>13と出くわし、軽く一礼をしました。いつも通り、互いに無味然とした挨拶。用事がなければ特に関わる事もありませんが、別にそれが問題だと感じた事はないのでした。]
(24) 2017/12/11(Mon) 22時半頃
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今年は、あまり招待客の方はいらっしゃらないのでしょうか。
[私は高々数年しか館にはいませんが、それでも年ごとにこの狼哭館を訪れる者が少なくなっていくようには感じられました。先生もかなりのご高齢で、最近は外出も以前に増して稀になられたのですからそれも無理からぬことではありましたが。]
……それよりも。
[私もまた、心から先生の傘寿をお祝いしたい所存ではありましたが、その気持ちに一片影を落としていたのは、例の手紙>>15の事でした。]
名前のない花柄の便箋… オレンジ色の百合の。
[何という事もない、些細な悪戯と済ませる事もできたかもしれません。けれどその日から、私にはその手紙がどうにもこの狼哭館に一抹の不穏の影を落とし始めたように思えてならなかったのです。]
(25) 2017/12/11(Mon) 23時頃
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[というのも他でもありません。その数日前、私は先生とフルール・ド・リスの紋章がフランス王家の伝統紋であるだけではなく、古くはメソポタミアの円筒印象に始まり奴隷王朝の硬貨、さらにはドゴン族のトーテムにまで、古今東西を問わぬあらゆる文明に共通してみられるシンボルである事について長く語り合っていたからなのです。
その会話の締めくくりが、ガリアのある部族が他の酋長を呪詛するとき、布にオレンジ色の百合の紋章を描いて土の中に埋めていた風習についてのものであったことは、果たして単なる偶然であったのでしょうか。
招待客の応対に向かう間、私はその事ばかり考えていたものでした。]
(26) 2017/12/11(Mon) 23時頃
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― 狼哭館門前 ―
[さて俺は、謎の手紙の真相を探るべく、狼哭館へ赴いた。 こういうものは人伝の話で頭を悩ませているよりも、現場に行って実物を見たほうが早い。 幸い、狼哭館の使用人には、バーの常連客もいるし、雷門からは、過去にちょっとした依頼を受けたこともある。 それにこれでも、一応は名の知れた探偵だ。 まぁ門前払いということはないだろう。]
チッ。 こんな日に雨とはなぁ。
[空の色が重い。 これは、不可解な事件の予兆ではないだろうか……。 探偵としての俺の勘が、そう囁いた。]
(27) 2017/12/11(Mon) 23時頃
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―客間―
こちらにいらっしゃったのですね。三ツ星乙女さん…ですね。 こちらに来るまでの間、迷われませんでしたか? よければお部屋までご案内しますけれど。
[三ツ星家の孫娘だという彼女>>23に一礼しましたが、彼女は招待客用の部屋に戻るところだったかもしれません。]
申し遅れました。私、冠城先生の秘書の白星真弓と申します。 先生はまだ自室でいらっしゃいますが、パーティの席には顔をお見せになるとのことです。 何かお困りのことがありましたら、使用人の誰かか、私にでもご相談ください。…それでは。
[軽く自分の役割について紹介して、彼女が部屋を出るならばそれを見送りました。部屋にいらっしゃったニコラスさんは>>20いつも通り、少々憂鬱そうに私には感じられましたが、それはどちらかと言えば些細な事だったかもしれません。*]
(28) 2017/12/11(Mon) 23時頃
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[───── カタッ ♪]
……あれ?
[呼び鈴を押した。 だが、ベルの音は響かない。]
なんだ壊れてるのか?
[二度、三度と続けて押すが、カチカチと、小さな音がするだけだ。 俺は諦めて、直接ドアをノックすることにした。]
こんにちはー。 冠城さーん、以前お世話になりました宝霊山でーす。 少々お伺いしたいことがありましてー。 それと、誕生日おめでとうございまーす。
[力強く何度か叩けば、誰かしら気付いてくれるだろうきっと。]
(29) 2017/12/11(Mon) 23時頃
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― 門前 ―
[折しも、年若い使用人が傘を手に何かを探し回っていた。 しきりに植え込みや花壇の影を覗き込んでいたが、 やがて来客(>>29)に気付き門の方へとやって来る」
「これはどうも、いらっしゃいませ――……アっ!!」
[使用人は何やら宝霊山の足元に視線を落とし、 素っ頓狂な声を上げた。 重大なものを見つけたと言わんばかりに指差したそれは、
門の影で濡れて縮こまる、 一匹の真っ白な、
蛇であった*]
(30) 2017/12/12(Tue) 00時頃
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― 客間 ―
まあ、お祖父様の秘蔵の本達だって そちらから仕入れてる訳だから――免疫も何もないか。 釈迦に説法みたいな無粋はやめよう。
[書斎の中のレパートリーについて忠告は要るまい、 と勝手にひとりで帰結して]
だって、雨だと逃げ場がないじゃないか。
嗚呼、そう、お祝いの席にはお酒がつきものだけど。 酔ったお祖父様にはお気をつけよ。 悪い事は言わないさ。
[そうとだけ忠告して、彼女が出て行くのを見送った
(31) 2017/12/12(Tue) 00時頃
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さてね、この天気で引き返した人もいるんじゃないか。 何せ、遠方からならそこそこの道程だし。
[食客の彼女が零すのにはそう相槌を返して(>>25)]
あの便箋の事は、まあ、気になるけど。 差出人も何も判りようもないしねぇ。 お祖父様に心当たりがないなら、放っておこう。
[それは、雷門に心当たりがあるなら 彼が何らかの対処をするであろうという丸投げも含めて]
(32) 2017/12/12(Tue) 00時半頃
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[どんどんドン! 幾度かドアをノックしたが、屋敷の中からの返答はない。 広い家というのも、困りものだ。 あまりうるさくしても申し訳ない、あと5回ノックして、なんの返答もなかったら、また出直すことにしよう。
そう思い、俺が、こぶしをゆるく握りなおした時のことだ。]
「これはどうも、いらっしゃいませ――……アっ!!」
[>>30庭にいたらしい使用人が、漸くこちらに気付いてくれた。 にしても、来客相手になんて声をあげるのか。]
やあどうも、お忙しいところに失礼します。 自分は、宝霊山────……、うん?
[使用人は、しきりに俺の足元を示していた。 なにか、重大なものでもあるのだろうか。]
(33) 2017/12/12(Tue) 00時半頃
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それとも。 真弓さんは何か心当たりでもあるのかな?
[なんて冗談めかして、さくりと焼き菓子を噛んだ。 ふっと視線を滑らせれば、 先程の来客が眺めていた本棚]
おや。 何だ、こんな処にあったのか。 紛れ込むにしたって、ちょっと場違いだろう。
[立ち上がり、指先で分厚い本の背表紙を引っ掛ける。 周囲に並ぶとある神話体系にまつわる本達の中、 引っ張り出されたのはある種の古典『金枝篇』。 ぱらぱらっと頁を捲れば、中に栞が挟まれている。 鮮やかな橙色の金盞花が描かれた、綺麗な栞]
(34) 2017/12/12(Tue) 00時半頃
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……良かった。
[探していたんだ、と幽かな安堵を呟きに落とす。 嗚呼、後は今朝方のあれが解決してくれたなら、 もう少し気も晴れるのだけれど――*]
(35) 2017/12/12(Tue) 00時半頃
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な……ッ、これは! 蛇か!
[そこにいたのは、白い蛇だ。 俺は驚き、飛びのいた。 白蛇は縁起ものだといわれているが、一方で、蛇に横切られるのは不吉だとの迷信もある。 その白蛇は、今まさに、俺の前を横切ろうとしていたのだ。]
なんてことだ……。 こいつは、吉兆か凶兆か。
[白蛇はするすると、雨戸井の中に潜り込んでいった。 俺は胸を撫で下ろし、改めて、使用人に名乗った。]
(36) 2017/12/12(Tue) 00時半頃
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― Xebec編集部 ―
[Xebec、それは所謂キワモノ系の雑誌だった。 心霊現象とか。
噂話とか。 ちなみに、前号の巻頭特集は「本当にいた人狼」と称して。 北の大地のルポだったが。 結局人狼らしきものは見つけられなかったのだ。]
なんかさ、面白いネタ無いのかね。 ネタさえあれば、何日休んでも良いし。
毎日博打場に言っても怒らないのに。
(37) 2017/12/12(Tue) 00時半頃
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― 門前 ―
「すみません、驚かせて申し訳ありませんお客様。 嗚呼、行ってしまった――」
[残念そうな声をあげつつも、 蛇が客人に飛び掛からなかった事に安堵した使用人は、 改めて深くお辞儀をするといそいそと門を開いた]
「宝霊山様、ようこそいらっしゃいました。 ささ、どうぞ。 中へご案内致します」
[そう言って中へと彼を招き入れる]
(38) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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[庭では同じく何かを探している素振りの使用人がいただろう。 門を開いた使用人は]
「失礼――」
[と言いながら別の使用人を呼び寄せてひそと耳打ちし合う]
(――いたのか?)
(いたぞ、あの井戸の中だ。 私はお客を案内するから、頼んだぞ――)
[任せろ、と入れ替わりに井戸へと向かう使用人。 すれ違い様にきっちりと客人に会釈して、 それから腕捲りをして何やら 井戸の中を覗き込んでいるようだった――*]
(39) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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/* ただのニコラスのペット脱走事件です。
(-7) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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どうも。 自分は、宝霊山奨といいまして……。
[>>38バーのマスター兼探偵であるということは、幾人かの使用人は知っているはずだ。 さて彼はどうか。 だがそれを推理するのは、今は不必要なことだ。 丁寧な案内に礼を言い、館の中に入らせてもらうとしよう。]
…………?
[館に足を踏み入れようとした時。 遠雷が、聞こえたような気がしたが……気のせいだろうか?**]
(40) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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/* やあどうも北狼さんだよ!!!!!
ここぞとばかりの北狼さんだよ! つーか、北の大地の人狼>>37噴いたわwwwwwwwwwwwwwww
(-8) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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/* おおっと、何を空目したかな。 井戸でなくて雨戸井。
(-9) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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|
― 館の中 ―
[とてとて、籠一杯の食材を抱えて厨房への道を急ぎます。 わたしは鈍臭いから、早く食材を持っていかないと、 厨房で待っている先輩たちに叱られてしまうからです。]
……!
[嗚呼。ちゃんと気をつけていたのに転んでしまいました。 膝の痛みにうる、と視界が歪みますが、泣いている場合じゃありません。 視界の端には、ころころと籠から転がっていく玉葱や馬鈴薯が見えるのですから。]
(41) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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[ごしごしと目元を擦ってから、大急ぎで辺りに転がった野菜たちを拾い集めます。 確か、このあたりにも転がっていったはずです。
館の中、一抱えほどの大きさの籠を手に、転がった野菜を探してきょろきょろ辺りを探し回る、メイドの姿があったかもしれません。 もし館の住人に見つかったら叱られてしまうかも、なんて気づきもせずに。]
(42) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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― 門前 ―
[面識のない使用人であったようだが、 仲間内でその探偵の存在は噂となっているようだ。 ほんの少し、名乗りに対して反応があっただろう]
「如何されましたか?」
[遠雷など聞こえなかったのか。 はたまた、そんなものは反応するにも足らぬか。 どちらともつかぬ様子で、 使用人は笑顔のまま彼を中へと案内するだろう。
館の中には既に無数の燭台と洋灯が ゆらゆらと焔影を揺らめかせているのだった――*]
(43) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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/* おっと、可愛い子発見。
(-10) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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[案内してくれるという真弓の言葉には素直に頷いた。 迷子になるのは格好悪い。 冒険はしたいけど、ちゃんと館内図を頭に入れてからにしなくては。]
雷門様の秘書なんですね。 私は三ツ星堂の当主代理の三ツ星乙女です。 今の処困った事はありませんが、そうですねぇ、書庫を見せていただけないか先生に頼んで貰ってもいいですか?
[秘書である彼女なら雷門と接触もしやすいだろうし。 そのくらいの簡単な頼み事なら聞いてくれるかもしれない。 駄目だと言われたらその時はその時だ。 迷った振りをして入ってもいいわけだし。]
(44) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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ご案内ありがとうございました。 私が三ツ星堂を継げば、もしかしたら貴女とは長い付き合いになるかもしれませんね。 今後ともよろしくお願いいたします、ね。
[にこりと笑って一礼をして。 それから今日泊まる部屋に入って、ベッドにぼすんと身体を沈めて。 やがて瞼が下がるのを感じた**]
(45) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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― 客間 ―
――これは嵐のようだ。
[雷は確かに遠くの山を一瞬鮮やかに照らしていた。 窓の外を眺めていた青年はすっと目を細めて]
やれやれ。 こんな日に逃げ出すなんてあの子も運が悪いな。 無事戻って来ると良いけど。
[金盞花の栞を文庫本に挟み直して]
(46) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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さて。 ちょっと、地下を見てくるよ。
[真弓はきっと知っているはずだ。 この孫息子、塔の地下室に十二匹の蛇を飼っている、と。
その一匹が未明に脱走したという事までは 耳には届いていなかったかもしれないが。 まあ、それはさておいて]
→ 廊下 ―
(47) 2017/12/12(Tue) 01時半頃
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― 廊下 ―
[ゆらり、ゆらり。 電気も通らぬ廊下に影が揺れている。 明るいだけで風情がないより、 個人的にはこの薄暗さは気に入っているのだけれど]
……――。
[こつり、途中で足音が止まった。 廊下の隅に不自然な影が落ちていたからだ]
誰だい。 落し物をしたのは。
(48) 2017/12/12(Tue) 01時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/12/12(Tue) 01時半頃
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[わたしは、このお屋敷でご主人様――冠城 雷蔵様にお仕えする女中(メイド)です。 まだ小さい頃、ここに連れてこられました。 以来ずっと、ここで女中としてご主人様やこのお屋敷に住む方たちにお仕えしています。
それより昔の、小さい頃の記憶はありません。 『おとうさん』や『おかあさん』という人がわたしにいたのかも、何も覚えてはいないのです。
このお屋敷にはとても長く暮らしているのですが、 でも、わたしは他の召使いの先輩たちのようにお客様をご案内したりすることができません。 それは、わたしがお馬鹿さんだというのもあるのですが。]
――…。
[わたしは、他の人たちのように言葉を話すことができないから。]
(49) 2017/12/12(Tue) 01時半頃
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[いつからそうなのか、生まれつきなのかそれとも何かの病気なのか、ご主人様も誰も、教えてはくれませんでした。
それでも、お屋敷の仕事をするぶんには不自由はなくて。
わたしは馬鹿だと、屋敷にお仕えする召使いは皆そういいます。 わたしに聞いてもどうせわからないと、皆、わたしの意見を聞こうとはしません。 でもその代わり、言われたとおりにさえちゃんとできていれば怒られたりしません。
……ちゃんとできていることのほうが、とっても少ないのですけれど。]
(50) 2017/12/12(Tue) 01時半頃
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……っ。
[廊下に響くニコラス様の声>>48 落し物、という言葉にびく、と身体をすくませます。
きっと、わたしが落とした野菜を見つけられたのでしょう。]
……。
[おずおず、と声のしたほうに近づきます。 怒られるのはとても怖いです。 でも、嘘をついたり誤魔化したりしたほうが、もっと怒られてしまうから。]
……。
[野菜の入った籠を持ったまま、ぺこと頭を下げます。 わたしが落としました、という言葉の代わりに。]**
(51) 2017/12/12(Tue) 01時半頃
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[使用人にも様々な者がいる。 おずおずと返事もなく こちらへ進み出る姿に目を留めれば]
嗚呼、きみか。 まあ、そんなところだろうと思ったけど。
[よいせ、と屈み込むというより 腰を折ってひょろっと長い腕を伸ばす。 手に取った野菜の形をしげしげと眺めて]
僕の蛇が一匹逃げ出してるから。 気をつけなよ。
(52) 2017/12/12(Tue) 01時半頃
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あと、もう客人も幾らか到着してる。 余所の人はきみの事を知らないんだから、 十分注意するんだね。
[通り過ぎざま、彼女の手にした籠の中へ野菜を落とす]
そうだ。 文字は、書けたっけな? まあ、無理ならきみがやってくれれば良い。
いつも夕食後に部屋に紅茶を用意させてるだろ。 今日はあれ、ティー・ロワイヤルにしてくれないか。
[いわゆるブランデー紅茶というやつだ。 憂鬱な夜には決まって誰かに用意させているから、 もしかするとその習慣も知っていたかもしれないけれど**]
(53) 2017/12/12(Tue) 02時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/12/12(Tue) 02時頃
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……ああ、そうだ。 冠城さんに呼ばれていたんだった。
[叔父の縁で何度か世話になった相手。 生憎とXebecで取り扱うような記事にはなりそうもない相手だったが。
それでも、義理を欠くわけにはいかないだろうと。 編集部の隅にあるボードに予定を書き込んでいく。
「数日、出張する」と。]
(54) 2017/12/12(Tue) 07時頃
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― 狼哭館へ ―
[愛車を駆り。 一路北関東へと向かっていく。
悪路であろうと、自身の四駆には影響は出ない。 その道中で立ち往生している人でも居れば拾って行ったかもしれないが。]
しかし、随分と久しぶりだな。
[幼い頃の自分は叔父に連れられてやってきた。 塔のあるような洋館は子供にとっては憧憬の対象だった。
そして青年の頃に来た時。 ある程度分別が付くようになった者にとって。 大きな洋館はまた別の印象を持ったのだった――]
(55) 2017/12/12(Tue) 07時頃
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[ニコラス様の声にぎゅ、と籠を抱く手に力が篭ります。 けれど、かけられた言葉は思いの外優しくて。>>52>>53]
……。
[おそるおそる顔を上げれば、丁度通り過ぎざま、 彼の大きな手が籠に野菜を入れるのが見えました。>>53
そうして、ふと思いついたようにかけられた言葉にお返事代わりにこくこくと頷きます。
文字は書けます。 お話することはできませんし、そのせいもあって学校というところに行ったこともないですけど。
誰かに言伝でしょうか? ニコラス様の顔を見上げながら首を傾げていると]
(56) 2017/12/12(Tue) 07時半頃
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…。
[こくっと、一際大きく頷きます。 他に何をやってもうっかりばかりのわたしですが、紅茶を淹れるのは、ちょっとだけ得意です。 (あんまり得意そうな顔をしてると、先輩たちに怒られてしまいますが)]
(57) 2017/12/12(Tue) 07時半頃
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[――おいしいこうちゃ、いれてきます。
ぐぐっと両手に力を込めて。 それからはっとして廊下に飾られた柱時計を確認しました。
……いけない。 急いでこの野菜を持っていかないとまた怒られてしまいます。
ありがとうございました、と。 ニコラス様に深々とお辞儀をして。 (野菜が転がり落ちるのはかろうじて阻止しました) とてとてと足早に厨房のほうへ。]**
(58) 2017/12/12(Tue) 07時半頃
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― 狼哭館門 ―
[誰かの出迎えはあっただろうか。 巨大な館。
そして、以前は気が付かなかったのだが。 メインの館と塔だけでは無く。 離れの建物がいくつも見えていた。]
……すごいもんだな。 物置には見えないし。
なんかの建物なんだろうけれど。
[一人、そう呟いて。 まずは用意された場所へと向かう。 まずは荷物を置きたかったから**]
(59) 2017/12/12(Tue) 07時半頃
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― 客間 ―
[通された客間は。 彼に配慮してくれたのか。灰皿が用意されていた部屋だった。
テーブルの中心にはクリスタルの灰皿。 そして、その脇には陶器の入れ物に入った葉巻。
一本手に取って一服すると。 いかにも高級品と言う味わいだった。]
……ありがたい事だな。 こんな記者にまでこの待遇とは。
[Xebecを知る者ならば分かるだろう。 ギャンブルや金の話。 後は、オカルトめいた噂話を記事にしたり。
或いはゴシップの類と。 分かりやすいぐらいの三流誌だった。]
(60) 2017/12/12(Tue) 20時頃
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― 右塔 ―
[部屋で一休みして、それから部屋から抜け出した。 暇だったのである。 レッツ館内探索という事で気になっていた塔へと向かう事にした。 右側の塔にしたのは理由はなくなんとなく。 面白いものがあればいいのだけど。]
おぉ、これは雰囲気ありますねぇ。
[人が住んでいる気配はないが鍵も掛かっていない。 どきどきしながら塔の階段を上がって行けばやがて屋上へと出る事になる。
雨が降っているのに、屋上に、出る。
風が強く雨が叩きつけられる。 思わず腕で顔を庇ってみてもあまり意味はない。 全身ずぶ濡れになりながら、でも折角来たのだからと下を見てみた。]
(61) 2017/12/12(Tue) 20時半頃
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思ったより高い。 それに思ったより雨降ってる……っ!
[ここで足を滑らせれば真っ逆さまに落ちて死んでしまうだろう。 この風と雨音ならひっそりと後を付けてきた誰かが背中を押したとして。 背中にその手が触れるその瞬間まで気づかないかもしれない。
そろり、と振り返ってみたけど勿論誰もいない。 背中を押す者もいない。 なので真っ逆さまに落ちて地面に激突する事も当然なく、只々雨に濡れただけでこの探索は終える事になった**]
(62) 2017/12/12(Tue) 20時半頃
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―少し前・客間―
それもそうですね。雨の匂いが強くなってきました。 少し荒れる天気になるかもしれません。
[私はそうニコラスさんに>>32返事をしました。]
構わないでしょう。今年はあまり多くの方に招待状をお送りしてはおりませんし、あまり人が多いと先生もお疲れになってしまわれるでしょうから。
…あの便箋。やはり気になりますか。私も、こんな日に縁起でもないとは思いつつ、少し気にかかるのです。先生はどうもあれを見てから塞ぎがちのように私には思われて… やはり、あれはガリアの紋章の…
いえ。いけませんね。そんな風に考えていると、気が滅入ってしまいます。
(63) 2017/12/12(Tue) 21時頃
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[何か心当たりがあるのかと聞かれはしたが、>>34首を振ってごまかします。ふと、彼が本棚から一冊の本を取りだすのが目に入りました。つまりそれはジェイムズ・フレイザーの「金枝編」。
―――イタリアのネミの森に伝わる、聖なる金枝を持つ逃亡奴隷による司祭「森の王」の殺害にまつわる儀式についての長大な考察書。無論、私も学生の頃に数度読み下した事はあります。 世界各地の人類学について記載されたこの書物は紛れもなく20世紀初頭における比較人類学の金字塔でしょう。
そこに記載された「ある儀式」についてさえ深読みしなければ…ですが。]
読書家だとは存じていましたが、人類学の方にも興味がおありだとは知りませんでした。 …いえ、失礼しました。私、三日月さんを部屋までお送りしてきますね。
[ニコラスさんに一礼して、私は部屋を出たのでした。]
(64) 2017/12/12(Tue) 21時頃
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―案内中―
三ツ星堂の当主代理の三ツ星…乙女さんですね。
[廊下を先に立って歩きながら、私は彼女>>44の方に顔を向けました。同年代よりは少々下でしょうが、この館ではある程度年が近く、話せる女性というのもそれほど多くはないものですから。]
はい、3年前から先生の秘書として務めさせていただいています。 もっとも、普段は私も先生とは別の研究をしていて、秘書の仕事はついでのようなものですが…
書庫を、ご覧になりたいのですね? そうですね、先生に確認はいたしますが、いくつかの書庫なら自由に入っていただいて構いません。
[狼哭館はあまりにも広大であり、先生の蔵書はあまりにも数が多いものですから、書庫1つでは到底本は収まりきらなかったのでした。]
(65) 2017/12/12(Tue) 21時半頃
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ただ…先生の部屋の奥から離れに通じている回廊の先の書庫は鍵がかかっています。そこには立ち入らないように気を付けてください。極めて貴重な稀覯書ばかりが保管されておりますので。私も、先生とでなければ立ち入らせていただけないのです。
[貴重な書物ばかり…というだけの理由であればまだ良いのですが。できれば口に出したくない本も、中にはあったものですから。 そう、たとえば写本とはいえウイチグス呪法典に螺湮城本伝、そればかりかあの…
その名前を思い浮かべただけで、私の体にはじっとりと嫌な汗が浮かぶようでした。はっと気が付いたのは、彼女が泊まるはずの部屋を幾分過ぎてしまってからだったでしょうか]
あ……失礼しました。こちらが三ツ星さんのお部屋となっております。どうぞ、今しばらくは時間があります。ゆっくりとお過ごしください。 ……そうですね。三ツ星さんが後をお継ぎになったら先生とも変わらず… それに、私も御贔屓にさせていただければと。
[軽く目を細めて一礼し、部屋の中に消える三ツ星さんの>>45姿を見送って、私もランプの灯がともるばかりの暗い廊下を戻っていきました。]
(66) 2017/12/12(Tue) 21時半頃
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ニコラスさんは…ああ。先ほど、地下を見に行くと言っておられましたね。
[彼が館の地下で蛇を飼っているという事は知っています。私は蛇はあまり好きではありません。ただ、昔岩国で見て以来、アルビノ種の白蛇だけは可愛らしく感じてもいたものでした。その白蛇が逃げ出したという事までは存じていませんでしたが。]
……あら。別のお客様かしら。
[カーテン越しの窓の外から、見慣れぬ人影が>>59歩いてくるのが見えました。使用人に案内されているのでしょうか、灰皿と葉巻の用意された客間に通されたと見えます。 折を見て、私もまた挨拶のためその部屋を訪れました。]
ようこそ。冠城先生が招待いたした方ですね。 初めまして、先生の秘書の白星真弓と申します。 先生はまだ自室でいらっしゃいます。パーティの頃には降りていらっしゃるでしょうから、しばらくはお寛ぎください。
あの、失礼ですが…お名前をお伺いしても?
[どうやらスーツを着こなす職業人というわけではなく、見る限りではフリーの職業人か…あるいは雑誌記者のように私には思われました。そのような方が先生の正体を受けている理由については、私には生憎思い至る節はなかったのですが。]
(67) 2017/12/12(Tue) 22時頃
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げぼく ショコラがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(げぼく ショコラは村を出ました)
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― 廊下 ―
[どうにも小動物めいた仕種だが、 言葉がない分それは雄弁だった]
(本当、変わらないな……)
[立場は違うが、引き取られてきた者同士だ。 まだろくに仕事も出来なかった頃だって知っている。 多少の粗相では叱りつける気も失せるのだ。 他の親族はどうだったかは別として]
じゃあ、よろしく。
[ひらり、と緩く手を振って。 軽い足音とは別の方向へと歩き出す]
(68) 2017/12/12(Tue) 23時頃
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[先も通った左塔へと通じる渡り廊下を歩きながら、 少しばかり立ち止まって濡れた硝子の向こうを眺める]
こんな辺鄙な処で暮らしてれば、 どんな本だって読むよ、そりゃあ。
文字っていうのは。 この頭ひとつで世界を旅するための魔法なんだから。
[客間でのやり取り(>>64)を回想して]
僕は研究家とかじゃない。 本とは知識ではなく世界なのさ。
(69) 2017/12/12(Tue) 23時頃
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|
まあ――夢想家だの何だの。
[一部の親族が揶揄しているのは知っている。 何せ、中には本当に「母」の子であるかを 疑っている者だっているのだから]
誰にどう呼ばれようが構うまいさ。
[多分、それは彼女だってそうだろうけど。 だなんて、常より思っているとは告げた事はないけれど。
こつりと、靴音はただ廊下に響く*]
(70) 2017/12/12(Tue) 23時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/12/12(Tue) 23時半頃
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/* しかし、真弓さんが中身を隠そうとしない。 ト書きの中の濃さが。
流石です。
(-11) 2017/12/13(Wed) 00時頃
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いやすまない、雷の音が聞こえたような気がしてね。
あぁそうだなぁ、出来ればさっそく雷門氏からお話など伺いたいところだけど、急に訪ねてきてそれは流石に難しいかな。
[どこかで待たせてもらえないだろうかと願い出ると、使用人は、俺を客間へと案内してくれた。 それにしても、この廊下の燭台と洋灯、何度見てもじつに見事なものだ。]
(71) 2017/12/13(Wed) 00時頃
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[機械も何もない館の中はひんやりとしている。 雨が降り続くようであれば更に冷えるだろう]
いっそ閉ざすなら雪の方が綺麗なんだけどな。 そんな事になれば、この館に不慣れな客人が可哀想か。
[暖炉や飲み物だけで暖をとるのは最早、時代遅れだろう。 ふいと本館へ続く廊下を振り向けば、 遠く見知らぬ背格好が見えたようで。
遠くから呼びかけるなどはせず、 ひとつ丁寧に会釈をした]
(72) 2017/12/13(Wed) 00時半頃
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|
…あら。
[招待客のお一人と>>60話している間、別の方が>>71使用人の案内で客間に通されたようでした。こちらはと言えば、どこかで顔を見たような覚えがありました。もっとも、何処と言われるとはっきりとは思い出せません。私の方も、近くのバーのマスターだとは言っても、用がなければ館から出る機会自体が滅多にないものでしたから]
ようこそいらっしゃいました。 …あなたも先生の誕生会にいらっしゃったのですか?
[30台半ばと思われるこの男性にも、失礼のないように挨拶し、軽く自己紹介をいたしました。他の招待客の方にそうしたように**]
(73) 2017/12/13(Wed) 00時半頃
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|
― 客間 ―
やあどうも、お邪魔しますよ。
[客間には、既に数人の先客がいた。 たしかあの女は、白星真弓といったか。 表向きは雷門氏の秘書だといわれているが、実際のところはどうなのか。愛人との噂も多い、謎めいた美女だ。
>>60そしてもう一人、葉巻を手にする男……。 どこかで見たような顔なのだが、どうにも思い出せない。]
どうも、こんにちは。 自分は、この館の近くでバーを営んでいます、宝霊山という者です。 失礼ですが、お名前をうかがっても?
[思い出せないなら、聞けばいい。 俺は葉巻の男に名刺を差し出しながら、話しかけた**]
(74) 2017/12/13(Wed) 00時半頃
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|
[客間にはまたすぐに戻る事になる。 挨拶はその折にでも存分にできるだろう。
逃げ出した蛇がその客人を驚かせる羽目になったとは、 まだ飼い主の耳には届いていない事]
それにしても。 うちの使用人が蛇を逃がすとは思えないんだけどな。
[人間のやる事にうっかりや事故はつきものだが。 少々、引っかかるものを憶えながらも その姿は地下へと続く階段へと消えていった**]
(75) 2017/12/13(Wed) 00時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/12/13(Wed) 00時半頃
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―狼哭館・門前―
[迎えの車から降りて、館を見上げる。
改築増築を重ねたゆえか、なんなのか。 僅かにズレというか、どこか不安を抱いてしまうのは、自分だけか]
この館は、相も変わらず……だな。
[――昔から、この館の外観は苦手だった。 或いは、館自体が――だろうか。わからない。
どちらにせよ、母の帰省に連れられて、 石動の家からこの館に来るたび、憂鬱になったものだ]
(76) 2017/12/13(Wed) 00時半頃
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おっと。 ご丁寧にどうも。
[>>73……と、先に挨拶を受けてしまった。 無視するのは、甚だ失礼というものだ。]
たしか、白星真弓さん、ですよね。 いや誕生会に呼ばれたというか、少々気になる噂がありましたもので、不仕付けながらお邪魔させていただきました。 誕生会へは、そのついでに……というかたちになりますかな。
ああ勿論、きちんとお祝いさせていただきますよ。
[祝いの品として、一応、高級ブランデーを持参したのだ。 まぁ「高級」といったところで、雷門氏からすれば、ごく普通の酒なのかもしれないがね**]
(77) 2017/12/13(Wed) 00時半頃
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[――とはいえ、有形無形の援助を受けてもいる以上、 日本にいる間であれば、顔を出さないわけにもいかない。 ことに八十歳の節目、傘寿の祝いともなれば、尚更にだ。 なんといっても、外孫とはいえ、雷門の直系男子である。
もっとも、雷門の孫世代の男子はひとりではない。 この館に住まう、母にとっては甥にあたる男もそうだ。 どこの馬の骨に騙されたのか――と、母はよく嘆いていたか*]
(78) 2017/12/13(Wed) 01時頃
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まずは、おじい様に挨拶と思ったが……自室かい?
[出迎えの者から、そう聞けば]
それなら、あとにしたほうがいいな……。 集中を乱して、偏屈じいさまの機嫌を損ねたら、たまらない。
[誕生会に主役不在になりかねない――と、肩を竦めて]
――じゃあ、これを頼めるかな。 両親から預かってきた――うん、誕生日のだ。
[預けたふたつの包みの中身は、傘寿にちなんだ紫色の和傘と、シリアで出土したというダマスク鋼の短剣である]
(79) 2017/12/13(Wed) 02時頃
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|
それから、これは僕からだ。 A,E.ウェイトの黒魔術と契約の書、初版だと伝えてくれ。
[――石動の家は、古美術商を家業としている。 冠城家とは懇意にしており、代々の収集物には石動を介したものも少なくない。 かれの両親の馴れ初めも、館に出入りするうちに――というものだと聞いている。
かれもまた家業をいずれ継ぐべく考古学や美術史を学び、 最初は父について、いまは一人で、買い付けのため世界を回っている。 祖父の傘寿に贈った書は、そのなかで手に入れたものだ]
(80) 2017/12/13(Wed) 02時頃
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ああ、まあ――あちら関係の品だから、扱いは気を付けて。
[――と、厳重に梱包された包みを手渡した。
職業柄、オカルトには無縁でもない。 "あの"書庫(>>66)の蔵書と比べれば格は落ちるが、それなりに珍しいものだとは思う。 いずれにせよ、祖父が喜びそうなものを――という、選択ではあったけれども**]
(81) 2017/12/13(Wed) 02時頃
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― 客間・>>67 ―
ああ、わざわざありがとう。
[流石に初対面の相手の前だからと。 葉巻は消して。
懐から名刺入れを取り出すと、相手に差し出した。]
南方です。 南方 京一郎。
……南方 豊の甥と言った方が分かりやすいですかね。
[叔父の名前を口にしていた。 自分のような人間が招かれた理由。]
(82) 2017/12/13(Wed) 05時半頃
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|
以前から、それこそ小さいころからね。 冠城先生にはお招きいただいて、良くして貰ってたんですよ。
最近はご無沙汰してたのですが。 ……叔父が今回は来れないので、たまにはとね。
[どうにも言い訳のように聞こえてしまうのは。 名刺に刷られたXebec編集部の文字ゆえか。]
(83) 2017/12/13(Wed) 05時半頃
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― 客間・>>74 ―
ああ、お久しぶりですね。 宝霊山さん。
[名刺を貰えばすぐに思い出す。 評判の良いバーの店主だった。 以前に取材で行った店だったが。 どこか不思議な雰囲気の店主だった事は良く覚えている。
それがどうしてだったのかはまだ知らなかったが。]
あの記事ね、評判良かったんですよ。 あの時は助かりました。
[酒とギャンブル。それから女性関係。 Xebec読者の好きなモノだった。
そして、そんな読者層にはバーに行きたくても勝手が分からない者も多い。 だからだろうか、バーの特集記事の評判が良かったのは。]
(84) 2017/12/13(Wed) 05時半頃
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― 左塔・地下室 ―
[その室内で蛇は放し飼いになっている。 というよりも、この小さな地下の一室自体、 蛇用に貰い受けたものだった。 中には普通に家具や調度品が置かれている。
ひゅ、と口笛を吹けば 思い思いの場所で寛いでいた蛇達は 壁際に置かれた木箱の寝床に収まった]
はぁ、確かにいないね……。 何処か壁に隙間でもあったのか、それとも。
お前達、誰か知らないのかい?
[と、蛇の眼を見たところで返事がある筈もなく]
(85) 2017/12/13(Wed) 16時半頃
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[しばし部屋の様子をぐるりと眺めていたが、 やがて外から使用人の呼ぶ声がした]
連にいさんが? 伯母様達は――そう、おひとりで。
[従兄の到着を告げる言葉に一瞬硬い声。 だが、石動の夫妻は一緒ではないらしいと聞いて 少しばかり肩の力を抜いた。
あそこの家が扱う品々は大層興味深いのだが、 やはり母の件があって少しばかりあの伯母は苦手なのだ]
(86) 2017/12/13(Wed) 16時半頃
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分かってるさ、あの子の事はお前達に任せる。 くれぐれも誕生会をパニックにする事がないように、 早めに捕まえておくれよ。
[蛇の捜索は使用人達に任せて、 従兄に挨拶をしておかねばと階段を昇る。
さて、祖父の部屋を訪ねているか。 あるいは親族用の客室で休憩か。 それとも、既に客間で他の客と親交を深めているか。
どうにせよ、本館にいるには違いないだろう。 自室から取ってこさせた上着を片手に、 再び渡り廊下を引き返すのだった**]
(87) 2017/12/13(Wed) 16時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/12/13(Wed) 16時半頃
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―親族用の客室―
[高級車での送迎とはいえ、山道で長時間揺られれば、疲労も溜まる。 招待された客の集まる場に出る前の、一服をと。 誰かいるなら挨拶も兼ねてと、親族用の客室に顔を出せば]
――誰かと思えば、おまえか。
[誰かを探していたのか、席に腰掛けるでもない従弟を認めて(>>87)]
ああ――すまないが、コーヒーを二杯頼む。
[卓上の鈴を鳴らし、すっと近付いてきた使用人に注文する]
イエメンのモカはあるか? なければエチオピアでもいいが、浅煎りで頼む。
[従弟の好み(>>53)を知ってか知らずか、かれはコーヒー党だった。 いずれにしても、ひとりで二杯を飲むはずもない。座れ、という意味は伝わるだろう]
(88) 2017/12/13(Wed) 19時半頃
|
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ふん――お前、安心しただろう。僕がひとりで。 母さんは、親父と一緒に中東だよ。大口の取引でな。
[カップから立ち上る湯気と芳香に鼻先をくぐらせながら]
ま――去年の正月の件は、自分の母親ながら、流石にどうかとは思うがね。
[したたか酔って「お前があの子を殺したんだ」、「お前さえいなければ妹は」などと、この従弟に絡んだのだ。 冷静に考えれば、指弾すべき「お前」は、この従弟でなく、誰とも知れぬその父親なのだろうが。 集まった親類のあいだに流れた空気は、父に連れられて退席した母に同情するようであったのが、暗黙の了解事項というものだろう]
(89) 2017/12/13(Wed) 20時頃
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まあ、それはそれとして――、
――まだ、この館に居座っているのか、おまえ。
[馥郁たる香りと強めの酸味を楽しんでから、息を吐いて]
こんな山奥で、世捨て人を気取るのもいいがな。 ここはネバーランドじゃあないし、おまえはピーターパンじゃないんだよ。
――楽に生きたいなら、今のうちにおじい様に頼んで、 隠居するのに適当な土地か、婿入り先を見つけてもらうんだな。
[とは、吐き捨てるように告げたものだった]
(90) 2017/12/13(Wed) 20時頃
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――この館にだって、住み続けられるか判らないだろうよ。 うちの母でなくたって、おまえを好ましく思ってない連中は多いからな。
[――雷門の娘が駆け落ちで消えたと思えば、その子が現れたのだ。 "相続レース"の参加者にとっては、看過しえぬ大問題であっただろう。
ただ、参加者本人である己の立場については、口にはしなかったけれど*]
(91) 2017/12/13(Wed) 20時頃
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/* どろどろって、やっぱり、相続とかそういう...ねえ?
(-12) 2017/12/13(Wed) 20時半頃
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[声をかけてきた方々と歓談し。
他にも話しかけてきた相手が居れば応じただろう。 ある程度のタイミングを見計らって、一度場を離れる事にした。
聞かれたら笑ってこう答えたのだ。]
ちょっと懐かしくてね。 昔はよく雷門氏が連れまわしてくれた館を見て回ってくるよ。
[雷門氏がとアクセントをつけて。 そうすれば大半の人間が止めはすまいと。
スーツのポケットに手を入れたまま。 館の中を歩きだしていた。]
(92) 2017/12/13(Wed) 20時半頃
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/* 色恋側のどろどろになるなら、 新たなチャレンジャーか、真弓さん基点だわなぁ。
(-13) 2017/12/13(Wed) 20時半頃
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/* あるいはどうせいとこなら、 私がおにゃのこでなんかこう...しておけばよかったか!
(-14) 2017/12/13(Wed) 21時頃
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― 親族用の客室 ―
[例年ならばもう少し人が集まっているのだろうが、 生憎の天候もあって常より此処も静かだ。 その分、事前の祝いなどは届いていただろう。
件の山百合の便箋(>>15)もそんな荷物の中に 差出人も知れず紛れ込んでいたのかもしれない]
お久しぶりですよ。 遠路はるばるお疲れでしょう。
嗚呼、僕は……――。
[やって来た従兄が珈琲を頼むのに口を挟む暇もない。 こういうところはまったく、敵わないなと思うのだ。 そう、幼い頃より]
(93) 2017/12/13(Wed) 21時頃
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ご一緒させて貰いますよ。
[やれやれ、とひとつ目を伏せて対面に腰を下ろす。
やがて運ばれてきた、紅茶とはまた違った豆の芳香。 嫌いではないが、飲み慣れてはいない。 ミルクをたっぷり、それから角砂糖をひとつ、 ティースプーンでくるくると掻き混ぜた]
嫌だな、人が悪い。 まあ、ちょっとほっとしたのは確かですけど。
[歯に絹着せぬ物言い(>>89)に苦笑まじり、 誤魔化すようにカップに口をつけた]
(94) 2017/12/13(Wed) 21時頃
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もう、慣れてますよ。 ただ、お祖父様があれで気にされるんでね。
にいさんも覚えてるでしょう。 僕が小さい頃、似たような事を言われて家出して。 お祖父様に結構な期間、外出禁止令を出されたのは。
この年の孫息子に、おかしな話だけど。 どうもまだ、お祖父様は僕を子供扱いなさる。
[それだけ母が家を飛び出した事が 雷門の心に残っているのだろうか。 決して、母に関して多くを語ってはくれなかったけれど]
(95) 2017/12/13(Wed) 21時頃
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そうですねえ……――。 我ながら、正直どうかとは思ってはいます。 穀潰しと言われるのも致し方もない。
[祖父がもし身罷られれば、どうなるか。 思えば、それは確かにもう遠い話でもないのだろう]
館を出たいと切り出すのも。 良い頃合いなのかもしれないな。
いや、ありがとう。 こんな事を言ってくれるのはにいさんくらいですよ。
[親族に面と向かって何かを言われる時も のらくらと笑って交わす癖はあったが。 この時の笑みは少しばかり、穏やかであった*]
(96) 2017/12/13(Wed) 21時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/12/13(Wed) 21時半頃
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― 親族用の客室 ―
あいたたたた……。 もう、なんでこんな天気なんだろう。
[気圧が低くなったせいか、体の傷が痛んで仕方がない。 ずきずきと主張される痛みは生きている証拠でも、 こうも続くと誕生日パーティの参加に支障が出る。
用意された部屋でずっと横になっていたが こうやって引き籠ってるのもそろそろ限界だろう。 従兄弟や他の客に挨拶でも、と思う気持ちと裏腹に、 すぐ隣で鳴ったドアの音に身を強張らせてベッドに逆戻り。>>89
包帯だらけの体を撫でて、大きなため息を吐いていた。]
(97) 2017/12/13(Wed) 22時頃
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[冠城 芽瑠。 父は雷門の息子で、現在大学生。 つい先日、交通事故で全身打撲を負った不幸な青年である。
処置を受けた病院で入院したかったのだけれど、 祖父の御機嫌を取りたい親の勧めにより館で療養していた。
使用人は多く、大学にはない珍しい書物もある。 家にいるよりは快適なようでいて、 今時ランプしかない薄暗い館は気が滅入ってしまう。]
痛み止め、飲んでおこうかな。
[痛みがなくなる代わりに眠くなるのが難点だが、 人と話をしたりすれば居眠りをするなんてこともないだろう。
粉薬を二、三包ポケットに入れてよろよろとノブに手を掛け、 廊下に人の気配があるかを探ってから部屋の外に出た。 こうしないと廊下を出た後、急に声を掛けられて驚いたり、 滅多にないが、開いたドアを人にぶつけてしまうのだ。*]
(98) 2017/12/13(Wed) 22時頃
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――だからおまえは、おじい様に子供扱いされるんだ。
[述べられた呑気な礼(>>96)に、無性に腹立たしささえ覚えて]
ふん――良い頃合い、か。 なら、おまえ、いま冠城から放り出されて、仕事を得られるのか。
[三十前後ともなれば、それに伴う経験と技術と知識が期待されるはずだろう、と]
(99) 2017/12/13(Wed) 22時頃
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まあ――……おじい様は、おまえには甘いからな。
[その理由を詮索するつもりは、かれにはなかったが]
いまは、直系も分家も、静かにしているけどな。 だがな、それだって、抑えておけるのは、おじい様の目が黒いうちだ。
[嘆息して、残ったコーヒーを啜って]
――悪いが、僕にも立場ってものがある。 この忠告は――ガキの頃の弟分への、最低限の義理だ。
急げよ――次のフック船長が迫ってるぜ、ピーターパン。
[とは、冗談めいて*]
(100) 2017/12/13(Wed) 22時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2017/12/13(Wed) 22時頃
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――まあ、いいさ。話はそれだけだ。 なにもなければ、僕は来客の相手をしにいくよ。
[と、飲み干したカップを置いて、腰を浮かしかける*]
(101) 2017/12/13(Wed) 22時頃
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― 廊下 ―
[塔に登った成果はずぶ濡れになった事。 後は意外と建物多いなぁとか、塔は高いなとかどうでもいい事ばかりだった。 冒険心は割と満たされたけど。
塔から降りて廊下をとぼとぼと歩いている。 歩いている後ろには水滴がぼたぼたと床を濡らして女中達にとってはいい迷惑だろう。]
あ、こんにちはー。
[この館には若い女の子も意外と多いのだろうか>>98 乙女も若い部類だし真弓も若いだろう、少なくとも見た目は若く見えた。]
(102) 2017/12/13(Wed) 22時頃
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怪我をされている方にお願いするのも申し訳ないのですが。 リネン室なんかあったりませんか? バスタオルなんかほしいなぁなんて。
[このままでは風邪をひいてしまいそうなので。 ふかふかのバスタオルなんて借りられたらとても嬉しい。 ついでにお風呂に漬かれたらもっと嬉しいけどそこまでの贅沢は言わない。]
私、三ツ星乙女と申します。 おじい様の代理でここにやってきたのです。 決して怪しい者ではございませんのでどうぞご安心くださいませ。
[濡れ鼠の女というだけで大分胡散臭いとは思うが気にしない。 疚しい事などなにもないのだから*]
(103) 2017/12/13(Wed) 22時頃
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そうか、まあ……そうだな。 甘えているのには、違いない。
[祖父の束縛を言い訳にして]
はは、少なくとも雇ってもらえそうにはないね。 それこそ、お祖父様に口を利いて貰うでもしないと。 あるいは。
僕にも、知り合いがまったくいない訳ではないから。
[この祝いが終わったら、会いに行ってみるのもよかろう。 そんな事を考えつつ、甘ったるいミルク珈琲を飲み干して]
(104) 2017/12/13(Wed) 22時半頃
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勿論。 伯母様は勿論、他の親族にも言いはしないさ。
[カップを置いて]
嗚呼、僕もじきに行くよ。
[客人達に挨拶へ。 そして、ネバーランドから、そちらの世界へ。
そんな洒落と共に見送ろうと*]
(105) 2017/12/13(Wed) 22時半頃
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― 館内 ―
……しかし、本当に久しぶりだな。
[勝手知ったるとはいかないが。 それでも上層階にまで勝手に行くと。
窓から離れの建物などを見下ろして。]
……?
[それは若干の違和感。 その違和感の正体にはまだ気が付かないまま。]
(106) 2017/12/13(Wed) 22時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/12/13(Wed) 22時半頃
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[扉を開けて、どれだけ歩いただろうか。 いつもなら何気なく歩ける廊下も、 打ち身が痛んで足を引きずるようにしか進めない。 絨毯の敷かれた場所ではきっと、自分が通った跡が残るだろう。
台所か、それとも、と迷いながら歩いていると バッタリと鉢合わせた彼女に声を掛けられた。>>102 どうしてそうなったのか水を滴らせる姿を目にすれば、 御用があるなら使用人を探してください、と断るのも憚られる。]
……ちょっと、歩きますけど、 こっちの方に浴室があるので着いて来てください。
[彼女に女の子だと思われているとも知らず、 痛みを我慢してやや足早に目的地の方へと向かう。 ただ単にタオルを貸すだけならもっと早く済むけれど、 客人に風邪を引かせて帰らせては面目が立たない。]
(107) 2017/12/13(Wed) 22時半頃
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[ふと、立ち上がって窓の外を見る]
(雨が止んだら、一度また行ってみるか。 あの、森の向こうの……――)
[かつて出会った年上の友の事を思い返しながら。 ふと、視線を巡らせれば中庭越しの窓に人影を見た。
ような気がした]
(おや――)
(108) 2017/12/13(Wed) 22時半頃
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[歩きがてら、自己紹介をされると少しだけ押し黙り、>>103 名乗らないのも無理だろうと重い口を開く。]
今日は、祖父のためにお越し頂きありがとうございました。
冠城 芽瑠と申します。 ……変な名前でしょう?
メルって、フランス語だと海という意味があるんです。 うちの親が外国被れで、お恥ずかしい。
[せめてニコラス兄さんのような顔貌であれば似合う名だろうに、 奇妙な、それも女の名にも聞こえる名前を名乗るのはつらく。 祖父と苗字が同じなのだから名を黙る訳にもいかず、 つくづく自分の不運さを呪うしかなかった。]
(109) 2017/12/13(Wed) 22時半頃
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― 浴室前 ―
[ちょうどすれ違った使用人を引き連れて、浴室の前に到着。 先に扉を開いて中に入って行った使用人は 彼女のためにタオルや着替えを用意してくれるだろう。]
うち、お風呂は温泉なので、 肩まで浸かって温まって来るといいですよ。
[打ち身とか、そういうのにも効くらしいです。 なんて体を撫でながら言うけれど、効能に実感は薄かった。]*
(110) 2017/12/13(Wed) 22時半頃
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[将来を、考えて(>>104)はいるようだ。軽く、頷いて]
――知り合いか、まあ、それもいいな。
[信じられるならば、だけれど――とは、口にまではしなかった*]
(111) 2017/12/13(Wed) 22時半頃
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―客間―
[従弟と別れ、招待客らの懇談する一室へと顔を出し]
――少ないな。
[この天気とはいえ、傘寿の節目ではないのか。
さすがに違和感を覚えつつ、場に入っていった*]
(112) 2017/12/13(Wed) 23時頃
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[>>84彼がXebecの記者だということを思い出したのは、名刺を差し出した直後だった。 まったく俺としたことが、店を取材しに来た雑誌記者の顔を忘れるだなんて、とんだ失態だ。]
いやあ、そう言ってもらえるとなにより。 こちらこそ、あの記事のおかげで、新規のお客さんが増えましたよ。
[たしかあの時の取材では、バーに行くための心構えだなんだは殆どほっぽらかし、いかに気軽に、そこらの赤提灯感覚で来てほしいような話をしたはずだ。 それとついでに、ちょっとお洒落を気取りたい人のためのカクテル言葉なんかも、披露した。]
南方さんには、今度、ラモンジンフィズ……「感謝」を、一杯奢らないといけないかもしれませんね。
(113) 2017/12/13(Wed) 23時頃
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[大学にも一応、行かせてはもらった。 しかし、友と呼べる友はほとんどいなかった。 出自や家柄というものを気にする者の多さときたら]
まあ、駄目なら駄目で。 どうにか考えるよ。
見合いも自信はないからね。
[思えば母は強かったのだろうなと、今では思う。 我を通すために大きな庇護を捨てていったのだから。
そういう所は、少しだけ眩しかった]
(114) 2017/12/13(Wed) 23時頃
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[どうやら案内してくれるらしい、なんて親切な。 しかし歩く姿がどうにも痛々しくて歩かせていいものかどうか。 内心ハラハラしながらちらちらと様子を見たりしていたのだけど。]
芽瑠さんですか。 変な名前なんかじゃないですよ。 それが変な名前なら乙女も変な名前になっちゃいますから。
海ですか、それはとても素敵ですね。 フランスの海だとエーゲ海ですよねぇ、エメラルドグリーンの海。 綺麗でよくお似合いです。
[乙女はここで一つ勘違いをしていた。 芽瑠の事を女の子だと思い込んでいたのだ。 だから何がおかしな名前なのかちっとも分かっていない。]
(115) 2017/12/13(Wed) 23時頃
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わぁ、温泉! 流石お金持ちは違いますね。
芽瑠さん、よかったら一緒に入りませんか? なんて初対面で図々しいですよね。 ここまで案内ありがとうございました。
[分かってないので無邪気に一緒に入ろうなんて言ってみる。 ふふ、と笑って。]
(116) 2017/12/13(Wed) 23時頃
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暫くここに逗留する事になりますから。 よかったら館の中案内してくださいね。
[では、と一礼すると浴室へと入っていく。 なんとここは温泉らしい。 正直年寄り相手のパーティなんてつまらないと思っていたが、思ったよりも楽しめている。 パーティまだ始まってないけど。 温泉に入れて、多分美味しい料理が食べられて、きっと美味しいお酒も出てくるのだろう。 でもまずは温泉。 ふんふん、と鼻歌を口ずさみながら温泉へいざ参らん**]
(117) 2017/12/13(Wed) 23時頃
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― 館内 ―
[従兄の退出を見届けた後、 上着を羽織り直して廊下に出た。 洋灯をひとつ手にとってぐるりと回廊を渡り]
何処のどなたが館内を散策しているのかと思えば。 京一郎さん?
[そう、使用人とは異なる姿に声をかけた(>>106)]
(118) 2017/12/13(Wed) 23時頃
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[それから暫し、南方や、他の来客たちと、他愛ない会話に興じていた。 忙しなく出入りする使用人の様子を察するに、ここに集まった来賓のほかにも、それなりの人数の親族が集まっているのではないだろうか。 俺は、そう推理した。
─────矢先、姿を見せたのは、やはり親族の一人だった。>>112]
どうも。 このたびは、おめでとうございます。
[この男は石動。雷門の孫だったか。 俺の記憶が確かならば、この男、古美術商を営んでいるはずだ。 ひとまず立ち上がり、挨拶をしておこう。]
(119) 2017/12/13(Wed) 23時頃
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―客間―
[その場にいたのは、数人。見知らぬ男が、幾人か。 知った顔といえば使用人と――例の"秘書"たる女史くらいなものか]
――……ああ、これはご丁寧に。 いや、その言葉はどうか、祖父へと。
[祝いの言葉を受けて、その男(>>119)へと、軽く頷いて]
ああ、よろしければ、 祖父とはどういったご縁でか、お伺いしても?
[微笑を浮かべながら、問いかける]
(120) 2017/12/13(Wed) 23時半頃
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はっと、これは失礼しました。 自分は宝霊山奨と申しまして、この館と近くで、バーを営んでいる者です。
ええと、石動さん……ですよね? お祖父さまとの縁ですか、えぇ、実は自分、バーのほかに、探偵業なども営んでおりまして。 こちらの雷門氏からも、ご依頼いただいたことがあるんですよ。
[依頼内容に聞かれても、そこは依頼主との秘密を厳守しなくてはならない。 そう易々と、答えてやるわけにはいかないところだ。]
で、まぁ今日は、誕生祝という目的もありますが、もうひとつ。 なんでも昨日だか一昨日だかに、差出人不明の奇妙な手紙が、こちらへ届いたという噂を聞きましてね。 時期が時期なだけに、何かあるのではと思い、お邪魔させていただいた次第というわけですよ。
(121) 2017/12/13(Wed) 23時半頃
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一応こちら、自分の名刺になりますんで。
あ、バーのほうのこれは、店に持ってきてもらえれば、一杯サービスしますよ。
[そう言って俺が渡した名刺は、バーのマスターとしてのものと、探偵としてのもの、二枚だ。*]
(122) 2017/12/13(Wed) 23時半頃
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|
ほう、宝霊山奨さん――……ですか。
[フルネームを繰り返して、視線を据えて]
さて、あなたとは初対面のはずですが――なるほど、探偵。
[名乗る前に、見知らぬ男から名を挙げられれば、口の端を歪め]
(123) 2017/12/13(Wed) 23時半頃
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いや、なるほど、なるほど――、
[差し出された名刺に視線を落とし、受け取りはせず]
――それで、その噂――ですか。 どのような噂かは存じませんがね、宝霊さん。
[にこりと、笑みを浮かべて]
(124) 2017/12/14(Thu) 00時頃
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[本来冠城の家に招待されたのは、バイト先の肉屋の店長、新居(にいる)である。新居の店は冠城の家には直接肉を卸している程度には懇意にしている。
たまたま招待状を受け取った日にバイトに自分が入っていたために、お前も来るか?と誘われた。 店長の運転手代わりにしたかった魂胆が透けて見えたが、でかい屋敷の飯ならさぞかし豪勢だろうと快諾した。
だが当日の朝になって店長が行けないと言うではないか。 じゃあ俺もやめとくと言ったのだが、話はつけてある名代としていけとか無茶を返されたのが数時間前のことだ。]
(125) 2017/12/14(Thu) 00時頃
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――冠城の家ほどに成功すると、ですね。 脅迫だのなんだのは、珍しくもないのですよ。
[笑みを崩さず、そのままで]
――それに、それが本当だとして、ですね。 昨日の今日でどうしてあなたが知っているのか――経緯をお伺いしても?
ああ、いや! お気を悪くされたら申し訳ない! もちろん、宝霊さんは善意で報せていただいたのだと信じておりますが。 しかし、過去には、色々な口実を設けて、紛れ込もうとしたブン屋さんなどもおりまして……、
[にこやかに応対しながら、その視線は、宝霊を見据えていない。 その後ろ、使用人や、その場にいれば秘書の真弓にも視線を向けただろう。
曰くが――この御仁はいったいぜんたい、どういう経路で紛れ込んだ?]
(126) 2017/12/14(Thu) 00時頃
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[自分も何度も配達には来ているし、それに顔を覚えられている。不審者とは言われずに中に入ることが出来た。
ただ少し後悔していることは服装がラフすぎるとか、アクセきめてくればよかったとか、敬語ちゃんと言えるかなとか、そういうもの。そして。]
でもわっかんねえなぁ。 お得意さんといってもなんで店長が呼ばれたんだ…?
[例えば別の業者も呼ばれているならわかるのだが。 もしうちだけだと、へんだなぁ、なんて。
首をかしげながら、適当に廊下をうろつく。 たとえば、自分の店の肉がどうなっているのか少し気になりながら。]
(127) 2017/12/14(Thu) 00時頃
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[雨音を聴きながら、幼い頃に思いを馳せた。
度々訪れる客人であれば、多少記憶にも残る。 まして、年は3つほどしか違わない。 初めて彼と出会った時は己もまだ子供であった。
広い館、あるいは外の森で。 遊んで貰ったりもしたかもしれない。 訳の分からないものが沢山ある離れの倉庫を見せたり、 使用人が熊を追い払った話なんかもしたかもしれない]
ご存知の通り、この館は冷えますし暗いですよ。 下に戻りますか。
(128) 2017/12/14(Thu) 00時頃
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もうちょっと散策していかれるなら、 これ、お貸ししておきますけど。
[と、手にした洋灯を掲げて見せた。 昔はもうちょっと気安く喋ったっけな、 などと取りとめもなくなく考える*]
(129) 2017/12/14(Thu) 00時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/12/14(Thu) 00時頃
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―少し前・客間―
宝霊山様…それに、南方様。…ああ。豊様の。
[近くでバーを営んでいるという>>67こちらの方の名前には聞き覚えはなかったのですが、南方さんの方>>82には聞き覚えがありました。]
ええ、存じております。こうしてお目にかかるのは初めて…だったでしょうか。では、こちらには小さい頃にいらっしゃったきりだったのですね。
(130) 2017/12/14(Thu) 00時半頃
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宝霊山、です。 ええまぁ、雷門氏と依頼の話をしている最中、部屋に飾られている骨董遺品についての話題が出ましてね。 その時に、ちょっと。
[>>124向けられた笑みは、好意……とは違いそうだ。 まぁ慣れている。 それに、彼の言うこと>>126は、至極尤もだ。]
いやいや、そう思われるのも当然のことだと思いますよ。 実際、脅迫状や脅迫電話の類は、相当数あるでしょう。
─────えぇまぁ、以前請け負った依頼のなかに、それも含まれてましたからね。
(131) 2017/12/14(Thu) 00時半頃
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小さい頃でしたら…ここは随分恐ろしく見えたのではありませんか。私も先生から聞きかじったきりですが、この館が狼哭館と呼ばれているのも、一説ではかの人狼裁判が行われた事で悪名高いオーストリアのモースハム城を彷彿とさせると、さる方面で有名になったためだとの事ですし。
あるいは、嵐の時に唸る風が狼の遠吠えに聞こえるからだという話もありますが…
いえ、話がそれました。お二人はお知り合いでしたか。それは奇遇でしたね。
[などと少々の間他愛もない話をしていましたが、南方さんが館の中を見て周るというのであればそれを見送るのです。]
…一応鍵はかかっていますが、先生の部屋の奥の書庫にだけはどうか立ち入られませんように。他は見学なさっても結構ですが、ウィンチェスター館ほどではないにせよかなり迷いやすくなっておりますので、お気をつけて。
[小さい頃に訪れた事があるなら大丈夫だろうと思いつつも、そう忠告して南方さんをお見送りしたのでした。]
(132) 2017/12/14(Thu) 00時半頃
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………で。 何故自分が、この件に関して知り得たか、ですよね。
まぁ、ここは正直に話しておくほうがいいですかね。
[この石動という男、かなり慎重で、そして頭の切れる男のようだ。 この手のタイプに、余計な隠し事をするのは、おそらく愚策か。]
先ほども話しましたとおりですね、過去にも幾度か、雷門氏から脅迫状がらみの依頼を受けているのですよ。 それで今回もまた、奇妙な手紙が届いたということで、館のほうから直接連絡がありましてね。
何なら雷門氏に、直接確認してもらっても構いませんよ。
[どんな手紙だったのか、話したほうがいいのだろうか。 それなら、素直に話すとしよう。 手紙の中身は、何の文章も綴られていない、オレンジの百合の便箋だけらしい、と**]
(133) 2017/12/14(Thu) 00時半頃
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―少し後・客間―
ええと。石動様…ですね?ようこそいらっしゃいました。
[南方さんが部屋を出てしばらく。いらっしゃった>>120この方も、姓こそ違えど先生のご親族だったと記憶しています。古物商ですから、離れているとはいえ、他の方よりは私も関わる機会の多い方であったでしょうか。
ただ、私がその時気になったのは、石動さんよりはむしろ彼に挨拶をした、バーの店主…いえ、確かに探偵と名乗ったのですが…>>121そちらの事でした]
差出人不明の…便箋。
(134) 2017/12/14(Thu) 00時半頃
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|
[無論、私も気にかけていたのですから忘れるはずなどありません。あのオレンジの百合にいかなる意味が込められているにせよ…それがガリアの呪詛の類だったとしても、この方がそれを知っている、という事実以上に私を奇妙な、不穏な気分にさせるものではなかったのです]
……なぜ、それを。
ああ…いえ。失礼しました。 しかし、とすると…宝霊山さん、でしたね。 あなたは特に先生から招待を受けてはおられない…という事でよろしいでしょうか。
[実際、私もその名前に聞き覚えはありません。本来であれば、初めに気づくべきであったのですが]
……何分先生は、招待状の手配については私に任される以外にも、何人かの方には自分で個人的にお送りされることがあったものですから。
[石動さんの懸念は実際もっともでしたので>>126、私としては少々気まずさを覚えてしまうのも無理からぬところではあった、と弁解すべきでしょうか。]
そうですね。…私としては、宝霊山さんの事については、先生にお伺いを立てるのが第一だとは考えますが。
(135) 2017/12/14(Thu) 00時半頃
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――ああ、失礼。宝霊山さん。
[笑みを崩さぬまま、自称探偵の言い分(>>131)を聞いて]
では、百歩譲って、そのとおりだとして、ですが。 過去に受けた依頼について、こうも口が軽い探偵というのは。 さて、信頼してよいものでしょうかね――守秘義務とか、そのあたり。
[笑っていない笑みを浮かべつつ、対応していれば]
(136) 2017/12/14(Thu) 00時半頃
|
|
ふん――、オレンジの百合?
[具体的な情報が出たところで、思考を切り替える]
なるほど――まあ、いいでしょう。
[祖父に直接確認しろとまでいうなら、相応の裏は取っているのだろう]
(137) 2017/12/14(Thu) 00時半頃
|
|
しかし――ね。 その不手際の部分は、いまは問題じゃあない。 宝霊山氏が招待されているかについては、いまはいい。
[真弓女史(>>135)の言葉に、首を振って]
――それで、脅迫状というのは? いまの反応からすると、あなたは何かを、知っていたようじゃないか?
[奇妙な手紙(>>133)との自称探偵の言、 それに重ねられた、何故それを(>>135)との言葉から]
(138) 2017/12/14(Thu) 00時半頃
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招待状? そうですね生憎自分は、誕生日のために招待された客ではありません。 そして当然、招待状なんてものは持ってません。
[まったく、やれやれだ。 雷門氏は話を通してくれていなかったのか。 それともまだ伝わっていないだけか。]
ですがね。 直接、雷門氏に連絡して、今日伺いますと伝えてありますんで。 ええいいですよ、確認してもらっても。
[さて後は、彼らが信じてくれるかどうか、だな**]
(139) 2017/12/14(Thu) 01時頃
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[ひときわ、風が大きく唸った。 祖父や自分にとっては聴き慣れた音。 狼の哭くが如くに。
ぱたた、と横殴りの雨粒が窓を打つ。 散る飛沫が如くに]
……昔、向こうの森でね。 大きな猪が死んでたそうですよ。
使用人が言うには。 ありゃ、絶滅した筈の狼の仕業に違いない――ってね。
[あれも、そう、こんな嵐の夜の翌日だった。 だから不意に思い出したのかもしれない]
(140) 2017/12/14(Thu) 01時頃
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[さて、彼は洋灯を受け取っただろうか。 ともあれ、やがて話も尽きれば窓から離れ踵を返す。 そろそろ、暖炉の火が恋しくなってきたものだから*]
→ 階下へ ―
(141) 2017/12/14(Thu) 01時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/12/14(Thu) 01時頃
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/* 俊太郎がいるなら捕まえてくれておっけーよ。 くらいのつもりの動き。
いなければそのまま落ち予定。
(-15) 2017/12/14(Thu) 01時頃
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――わかりました、結構。 その真偽はのちほど、確認いたしましょう。
[宝霊山が啖呵を切れば、頷いて]
――まあ、おじい様がなんといっても、安心してください。 この天候で山中に放り出すほど、当家は無慈悲ではありません。
[とは、ますます荒れる風雨の音に、配慮して]
(142) 2017/12/14(Thu) 01時頃
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ええ……そうですね。失礼しました。
[次からは先生が直接送った分の招待状についてもきちんと確認をしておかなければ、と私は自省したのですが、それは確かに後に考えるべき話でした。>>138]
念のため,私の方から先生に確認は取ってまいります。 ただ…どういういきさつかは存じませんが、確かに少し荒れてきたようです。当面は、天候が回復するまではこちらでお過ごしいただくようにはなるかと思いますが。
[>>139>>142お二人を交互に見てから、私はそう続けました。]
ひとまずは、どうぞこちらにかけてお過ごしになってください。
[席を促してから、私は一度先生に宝霊山さんの事について先生に確認を取るため、その場を辞する事にしました。
途中で、あまり館内では見かけぬ風体の方>>127を見かけたなら、少し怪訝な顔をしつつ、肉を卸していただいている新居家の名代の方だと聞けば、やはり客間の方へご案内させていただくことになるでしょうが**]
(143) 2017/12/14(Thu) 01時頃
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/* 皆良いキャラしててよき。
(-16) 2017/12/14(Thu) 01時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/12/14(Thu) 01時半頃
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えー、俺帰れるのかよ… ほっとんど手ぶらなんだぜこっちゃ…
[廊下の窓から見た空は荒れ模様だ。 ここまでの道路を鑑みればこの先が想像付く。]
なんかはらへってきたなー。 キッチンになんか落ちてねーかな。
[キッチンに行く動機が入れ替わった頃。]
(144) 2017/12/14(Thu) 01時半頃
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ああ、お願いする――白星さん、だったね。そうしてくれ。 兎にも角にも、まずはおじい様に確認して、それからだろう。
[仲裁するような台詞(>>143)に、祝いの席でやり過ぎたかと自省しつつ]
(145) 2017/12/14(Thu) 01時半頃
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――……ああ、白星さん。
[去り際に、呼び止めて]
おじい様の機嫌が良いようだったら、報せてくれるかな。
なるべくパーティ前に挨拶したいんだが、 知ってのとおり、おじい様は気難しいからな――、、
[とは、苦笑した**]
(146) 2017/12/14(Thu) 01時半頃
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// 時間帯とかなんとか、ミステリ要素建築をがんばるよ!!
(-17) 2017/12/14(Thu) 01時半頃
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あっ、そこのおねーさん。 キッチンの場所わかりません?
[丁度廊下で合った>>143女性に聞いてみる。とはいえ、この身なりで易々と教えてくれないかもしれないが。 取り敢えず、なんかあやしいやつみたいな顔をされたように思えたので説明はしようと。]
あ、俺? 滝沢俊太郎っていうの。
あー、えっと、ほんとはバイトの肉屋の店長、あ、新居って言うんだけど。なんかパーティーの招待状貰ってさ、俺そのついでに来るつもりが店長来れない言うから名代にされちまったんだ。
[とりあえず説明をする。 使用人ならわかるかもしれない名前のはずと本人は思っている。]
(147) 2017/12/14(Thu) 01時半頃
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あ、なんか待合室みたいなところあるんだったっけ。 結構俺何処いくんだっけ?って思っていたんで助かるよ。
[客間の位置を教えてくれるか、案内してくれるか。 どうあれ自分はその客間には向かうように動く。
そして、密かに茶菓子に期待していた。]**
(148) 2017/12/14(Thu) 02時頃
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― 館内 ―
[窓の外を興味深げに観察していると。 懐かしい顔から声をかけられた>>118]
やあ、ニコラス君じゃないか。 お互いに大きくなったねえ。
[始まりはお互いにずっと幼い頃。 館は楽しい場所だったが、一人だけでは寂しい面もある。
かと言って大人に付き合ってもらうのもどこか悪い気がする。 そんな幼い頃の自分にとって。 ニコラスはとても楽しい遊び相手だった。]
(149) 2017/12/14(Thu) 03時半頃
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[一緒に、館の中で。 或いは森の中で遊び。
離れの倉庫を見せて貰った事もあった。 あの頃は訳の分からないガラクタと思っていたが。 ――今ならば別の感想を持つ事が出来るのかもしれない。
そんな事を考えていたが。 ふと意識を引き戻されたのは、彼の言葉>>128]
(150) 2017/12/14(Thu) 03時半頃
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いや、懐かしくてね。
もう少し見ていたいんだ。 ありがとう、借りる事にするよ。
[昔はもっと砕けていただろうけれど。 会話が以前とは違うのも仕方ない。
自分の職業などはこの際脇に置くとしても。 彼はこの屋敷でそれなりの立場になるのだろうから。
ランタンを受け取った後に。 ふと、そんな感慨に囚われていた。]
(151) 2017/12/14(Thu) 03時半頃
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――ほう、絶滅した狼の。 そいつはまた。
[そういえば、森で猪を使用人が追い払った話は聞いた事がある。 素手では追い払えないのだから。
きっと猟銃などもこの館にはあるのだろう。]
絶滅したはずの狼がさ。 もしもまだ生き残っていたら、きっと大きなニュースになるな。
雷門氏は嫌がるかもしれないが。
[外界から隔絶されているようにも見えるこの場所。 此処が騒がしくなるのは好まないだろうなんて。 自分の職業を忘れたかのような事を少しだけ考えていた。]
では、ニコラス君。 また後で。
(152) 2017/12/14(Thu) 04時頃
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― 回想>>113 ―
いやいや、感謝したいのはこちらの方ですよ。 本当にありがたかったし。
すっかりご無沙汰してしまっているのだから。 今度バーにも遊びに行きますよ。
[後日、帰ってからお酒を飲みに行こうとそう決めて。 ラモンジンフィズをもしも彼が奢ってくれるならば。
こちらも同じものを奢り返そうかと。 そんな事を考えていた。
その約束が、果たされるのか否か。 現時点ではまだ知る由もない――]
(153) 2017/12/14(Thu) 04時頃
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― 回想>>130 ―
ええ、お目にかかるのは初めてですね。 小さい頃と。
それから成人する間際にも何度か。
[ふと思い出した幼い頃。
壮大な館に対して抱いた感情。 それはどんなものだったろうか。]
まあ、俺はそこまででも無かったですよ。 その頃に一緒に遊んでくれた相手も居ましたから。
[この後再会する事になる年下の彼。 ふと、思い出したのはそんな事だった。]
(154) 2017/12/14(Thu) 04時頃
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奥の書庫は、ですね。 了解しました。
[少しだけ気になってしまうけれど。 今はまだそこに行くことはせずに。
むしろ、気になっていたのは別の事だったのだ。]
(155) 2017/12/14(Thu) 04時頃
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[歩いているだけで心配そうな視線を向けられるが、>>115 頭や首、見える位置に包帯があれば当然の反応だろう。 でも濡れ鼠の貴女も心配ですから、と言いたそうな目を向け。]
そう、ですか? 子供の頃は変な名前、ってすごく言われたんです。 乙女さんは読みやすく呼びやすい良い名だと思いますよ。
……えぇと。 ありがとう、ございます。
[母が感動したとかで、と細々とお礼を言い、 噛み合わない歯車はその事実を知ることなく回り続ける。
お金持ち、と改めて祖父や自分の境遇を客観的に指摘され、 元々俯きがちだった視線は完全に下を向いた瞬間。]
(156) 2017/12/14(Thu) 13時半頃
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───── えっ。
[とんでもない提案に顔を跳ね上げて、>>116 咄嗟に上げた両手の痛みに顔を歪めていた。
これは文字通りのうら若き乙女がしていい提案か。否。 無邪気に笑う姿はとても冗談のようには見えず、 同性故の無警戒さだと気付く推理力も洞察力もない。
はくはくと庭の鯉のように口を音もなく開閉して、 混浴のお誘いに、はいもいいえも答えられずにいて。 絞り出せたのは“機会があれば”、なんて社交辞令。>>117 ふらつく頭が痛むのは気圧のせいじゃないだろう。
最近の女性は積極性があるのだと勘違いを深めつつ、 よろよろ、覚束ない足取りでキッチン方面に歩いて行く。]**
(157) 2017/12/14(Thu) 13時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2017/12/14(Thu) 13時半頃
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しかし――また一段と、荒れてきたな。
[――気付けば、嵐はより激しさを増しているようだ。 強風に傾ぐ木々の音、窓に打ち付ける雨音、それに館のあちこちで雨戸や窓ががたがたと鳴る音。 それらすべてが渾然となって、仄暗い館に響く背景音楽となっている]
……せめて、ラジオくらい置いてほしいものだよ。
[電化製品が廃されたこの館では、天気予報を聞くこともできない。 しかし、これだけ荒れていては、館までの道のりはかなり危険だろう。 他に招かれた客や訪れる予定だった親族がいても、道中で引き返さざるを得ないかもしれない]
(158) 2017/12/14(Thu) 21時頃
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[人里離れた山中の館、外出が困難なほどの嵐、そして]
――……脅迫状、か。 まるで、推理小説の舞台だな。
[興味のないジャンルではあるが、そうした"お約束"程度は知っている。 本の世界に生きるあの従弟なら、もっと詳しいのかもしれないけれども]
(159) 2017/12/14(Thu) 21時半頃
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― 館内・上階の廊下(>>149〜) ―
なら、客間には暖かいものを用意させておきます。 京一郎さんは――珈琲、紅茶、それともお酒。 今は何がお好みでしたっけ。
[希望があればその通りに使用人に言いつける。 彼が客間に戻ってくればそれに合わせて 淹れたての飲み物が提供される事だろう]
(160) 2017/12/14(Thu) 21時半頃
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[無論、使用人の中には猟銃が扱える者もいる。 雷門や自分にも、多少の嗜みはあった。 館内の部屋の中には獣の剥製や ライフル銃が飾られた部屋もあったりする]
お祖父様も嫌がるでしょうけど。 この場合、一番嫌がるのは狼でしょうねえ。
深入りをして、怒らせてしまわないようにね。 秘するを暴く者には災厄が、というのはよくある話。
[別れ際、ほんの少しだけ幼い頃のような口ぶりで]
(161) 2017/12/14(Thu) 21時半頃
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ええ、それじゃあ。 また。
[と、片手だけを振ってみせたのだった。 そうして、深く影の落ち始めた館内を階下へと]
→ 広間 ―
(162) 2017/12/14(Thu) 21時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/12/14(Thu) 21時半頃
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― 本館・広間 ―
[館奥の階段から一階まで降りてくれば、 そこには吹き抜けの大広間がある。
廊下から大きな扉を開けて入ってきた場合、 正面には古めかしい大時計が鎮座している。
側面の壁には西洋の古そうな絵画。 絵画の脇にはこれまた西洋の甲冑と盾が置かれ、 その背後には剣が交差した状態で壁にかけられていた]
どうにも、会食って人数ではないし。 今回のパーティのメイン会場は食堂の方になるのかな。
[この日のために広間も綺麗に掃除は行き届いていたが。 恐らく、今回はこの場所に出番はないだろう]
(163) 2017/12/14(Thu) 22時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/12/14(Thu) 22時頃
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言わなければ納得してもらえないでしょう。 それに、脅迫状の件については、多かれ少なかれ世間も知っていることですからね。
……まぁ、そうですね、ご本人に確認取っていただくのが、一番かと思いますよ。
[>>136この石動という男、ああ言えばこう言ってくる、じつに面倒くさい。 もしこの男が、何かしらの事件の鍵を握っているのだとしたら、今回の件はきわめて厄介になりそうだ。]
やれやれ……それは、どうも。
[>>142だがひとまず、この雨の中、追い出される羽目にはならずに済みそうだ。]
(164) 2017/12/14(Thu) 22時頃
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んー……――?
[広間の眺めに少し違和感を覚える。 掃除の際に何かを動かしたのだろうか。 あるいは、細かな調度品を入れ替えたか。
まあ、気にする事でもないだろうと。 さらりと流して。
少しだけ、人気もないし休憩していこうかと 普段人馴れしていない引き篭もりは足を止めたのだった*]
(165) 2017/12/14(Thu) 22時頃
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― 広間 ―
[ゆっくりと歩きながらキッチンに入って事情を説明し、 水を貰って粉薬をどうにか飲み込んだ。 口の中に広がる苦みは水だけでは拭いきれず、 渋面を隠そうと掌で口元を覆う。
古そうな絵画に、甲冑に、交差した剣はレプリカだろうか。 幼い頃、成金趣味な調度品に触れようとして、>>163 誰かにこっぴどく叱られた記憶が鮮明に残っている。
鮮明に、なのは怒られた時の恐怖だけで、 相手の顔を思い出せないのはそれだけ怖かったのだろう。 4つか5つだったから補強されているだけかもしれないが。]
(166) 2017/12/14(Thu) 22時頃
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……雨、止まないのかな。
[窓に壁に叩き付けられる雨風の音は酷く、 自然災害の檻にでも入れられた気分に陥った。
もし、この状況で急病人や重傷人が出たとしたら。 車を出しても辿り着くまで時間が掛かる上、 運転手が帰らぬ人になってしまう可能性だってある。
せめて電話があれば───…いや、同じことか。 ネガティブな考えを呼ぶ傷を摩りつつ、小さく首を横に振った。]*
(167) 2017/12/14(Thu) 22時頃
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いやしかし、だいぶひどい降りになってきましたね。 自分が到着したときは、まだ傘をさすかどうか微妙なくらいだったというのに。
[窓の外を見れば、打ち付けるような土砂降りだ。 雷も、今はハッキリと聞こえる、というか今また光った。]
あぁ、どうも。 ならお言葉に甘えて、アキダクトでも一杯、お願いしようかな。
[>>143真弓の促しを受け、俺は、壁際の椅子に掛けることにした。 こんな天気だ、焦っても仕方ない。 時の流れに身を任せ《アキダクト》……だ。*]
(168) 2017/12/14(Thu) 22時頃
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― 浴室 ―
[浴室は広くて清潔だったけど、薄暗くて怖い。 電気がないってなんて不便なんだろう。 シャワーは辛うじてあったけど温度調整なんて器用なものはない。 水とお湯を丁度いい具合に出して調整しろとかいうあれだ。]
あー…生き返る。
[身体を洗ってから湯船に浸かればそれはもう天国のようだった。 しかしまともな灯りのないここでは夜にゆっくりお風呂、というのは少し考えた方がいいかもしれない。 もし、誰かがこっそり近づいてきて後ろから刺されたとしても気付く前に殺されてしまうだろう。 なんていうのはミステリ小説の読みすぎだろうか*]
(169) 2017/12/14(Thu) 22時半頃
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おや、芽瑠。 出歩いて平気なのかい。
[年下の従弟の姿を認めれば、そう声を掛けた。 雨で傷が痛んだりはしないだろうか]
具合が悪ければ遠慮なくお休みよ。 それとも、こんな天気に独りの方が滅入るかな。
[壁際に幾つか並んだ椅子へと腰を下ろして、 ちらと窓の外に視線を流す*]
(170) 2017/12/14(Thu) 22時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2017/12/14(Thu) 22時半頃
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分かりました。では…先生にお伺いしてまいります。 石動さん、皆様も…もう少しすれば準備が整うかと思いますので、今しばしおくつろぎください。
[私はそう言って客間を後にし>>145>>146、先生の部屋へと向かいました。宝霊山さんがリクエストしていたアキダクト>>168については、使用人の誰かが運んでくださるでしょう。 別の招待客の方…>>147>>148と思しき方に目通りしたのはその途中でだったかと思います。]
……滝沢俊太郎さん、ですか。ええ、新居さんには日頃よりお世話になっておりますので、先生がお呼びになったと聞いております。ではそうですか、あなたが…
(171) 2017/12/14(Thu) 22時半頃
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|
[来客として招かれたこの方の風体に上から下まで軽く視線を辿らせます。アルバイトだと聞いていますから、確かにお世辞にも正装と呼べる服装ではありませんが、そこはそれというものでしょう。先生とて、何もブルジュ・ハリファの住人というわけでもないのですから]
ようこそ、歓迎いたします。私は先生の秘書を務めております白星真弓と申します。…ところで、台所にはどのようなご用件で?皆様、大体の方は客間にいらっしゃるようですからそちらにいらっしゃってはいかがでしょうか。その、廊下を向かって右のすぐ…突き当りの部屋です。
ウェルカムドリンクも、それに少しでしたらお茶菓子等も用意しておりますので、使用人の誰かに申し付けていただければと。 キャンディブッフェも考えてはいたのですけれどね。
[等と言いつつ、先ほどまでいた部屋の方を示しました。案内をしてから、当初の予定通り先生の自室へと向かいます。 その頃には、肝心のパーティの準備も晩餐室の方で随分整っていたでしょうか]
(172) 2017/12/14(Thu) 22時半頃
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/* むせる
が続いてぜんぜんかけなかった。 1時間くらいげほげほしてたぜ・・・まじ殺人事件
(-18) 2017/12/14(Thu) 22時半頃
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[冠城雷門には何人かの娘や息子がいる。
一人は古美術商の元に嫁いだ娘。>>80 一人は駆け落ちの末、空の上へ旅立った娘。>>5 一人は、宮司を娶った大学教授の息子であり、自分の父だ。
姉を二人持っていたからか父はどこか気弱い風貌で、 息子の自分から見ても頼りない存在だった。 ただ、弟妹は得てして抜け目がないもので、 祖母によく似てたこの顔を昔から頻繁に利用されていた。
偏屈な祖父も芽瑠を前にすれば丸くなる、というのは親の妄言。 幼いながらに粗相をして怒られたらどうしようだとか、 事あるごとに預けられては家恋しさに幾度と涙した。]
(173) 2017/12/14(Thu) 22時半頃
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[夏休みの大半をこの薄暗い館で過ごすのは辛かったが、 6つ離れた従兄が話し相手になってくれて少しは救われたのだ。
従兄がここに住んでいる境遇を考えると複雑ではあるものの、 こうして気にかけてくれたり、何かと優しく。>>170 一人っ子なのも相俟って兄を慕うように甘えてしまう。]
傷はちょっとだけ痛むけど、平気。 今薬を飲んだし、部屋に閉じこもりすぎも悪いし。
……でもこれ、効く代わりに眠くなりやすいから、 居眠りしてたら起こしてくれると助かるかな。
[くしゃくしゃに丸めた紙の包装をポケットに捻じ込んで、 荒れている外を見て思うのは、従兄のペットのこと。]
ニコラス兄さん、蛇、大丈夫?
[お気に入りの真っ白な蛇がこの寒さで縮こまってないか。 そんな心配を口にし、時間がある時に触りたいとねだった。]*
(174) 2017/12/14(Thu) 22時半頃
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/* 軽率にどろどろの人間関係をぶち込もうとして、 従兄に片思いを考えてやめました。 立場的にニコラス兄さんに向けやすいけど…要らんやろ…。
あざとい末っ子枠&最年少……俊太郎くんと同じか。
(-19) 2017/12/14(Thu) 23時頃
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>>172白星さんだね、わかった、ありがと。 台所? あーえっとね、俺んちの店の肉を保管してるとこがどんなのか知りたかっただけ。ほらー、一応うちの商品だし。
[自身の想像では冷蔵庫を想定しているが。 まさか電気がとおってなさそうだと気付いていない。
首を手でぽんぽんと叩くしぐさ。 肉屋の仕事は力が要るので、案外腕は筋肉質である。]
(175) 2017/12/14(Thu) 23時頃
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―冠城雷門自室―
先生。私です。入ってもよろしいでしょうか。
[古めかしい重厚なオーク材の扉をノックして、部屋に入ります。先生はいつも通り机に向かって書き物をしていらっしゃいましたが、私が入ってくると振り向かれました。 ただ、その表情はどうにも、集中していたとは思われず、むしろ余計な事を考えず済むようにあえて没頭を試みていた…というようにも思われましたが。]
失礼しました。3つほど用件がありましたので。 もう少しでパーティが始まりますので、食堂…晩餐室の方にお顔を見せていただければと。 それから、石動さんができれば先に先生に挨拶しておきたいと(>>146)仰っていましたが、如何なさいますか。
後は…そう。先生、宝霊山さんという方に招待状をお出しになったのですか。例のオレンジの百合の便箋の件で……?
(176) 2017/12/14(Thu) 23時頃
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[先生は、先の2つの件については、パーティが始まれば降りていくと仰ったきりでした。 ただ、3つ目については…そう、肯定も否定もされませんでした。とするならば、あれはやはり何かの脅迫状だったのでしょうか]
……先生。もし何か不安な事があるのでしたら、どうか私にもご相談ください。 私は何かあれば、先生の恩義には必ず応えるつもりです。 私は、先生の…「食客」なのですから。 ……失礼します。
[薄暗い部屋の中、ランプで照らされた先生の背中の影が揺れているのは、私には少々頼りなく、また不穏を否応にも感じずにはいられませんでした。あるいは、ポォの小説でロデリック・アッシャーの館を初めて訪れた主人公は、このような面持ちだったのでしょうか。
それはともかく、客間に戻ったならまず、石動さんに先生はパーティが始まるまで降りてこられないご様子である事を伝えた事でしょう。]
(177) 2017/12/14(Thu) 23時頃
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[従弟もまた幼い頃からしばしばこの館に滞在してきた。 けれど、あまりこの場所は好きではないのだろうと 薄々ながら勘付くところはある。 外の世界を知っていれば、当然でもあろう。
そして、祖父は何かとこの従弟に甘かった。 使用人が囁いたその理由というものを初めて聞いた時は、 暫く鏡を見る事が億劫になったというのはここだけの話]
そうかい。 嗚呼、うつらうつらしたければ気にせずお眠り。 一緒にいてあげるからさ。
(178) 2017/12/14(Thu) 23時頃
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まーそっち行ってみるよ。 また後でー。
[と再度礼をいい、廊下を歩いて客間に向かう。]
しっかし、秘書ってテレビドラマでも良く見るけど、実物も綺麗な女の人なんだな。
参加者は大体客間っていってたっけ、あー、挨拶しといたほーがよさげなのか、名代ってやつなら。
エイギョウカツドウとかやったことねーしわかんね。 [廊下をきょろきょろ向きながら、独り言。]
(179) 2017/12/14(Thu) 23時頃
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[ただ、部屋を出る前に先生が仰られた言葉…
『Pnakotic Manuscript』(>>16)を見ていないか?
その一言だけは、妙に引っかかったのですが。]
(180) 2017/12/14(Thu) 23時頃
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[だが、当人はこうして甘えてくれるから。 それで良いじゃないか、と納得もしている。 親や容姿の事など気にしてもどうにもならないのだ]
芽瑠の耳にも届いてたか。 残念ながら、まだ見つかってなくてね。 あの子達は寒さに弱いから本当、心配してるんだけど。 こんな天気だし、ね……。
[そうして、他愛もないおねだりには、 雨が止んだら、また地下へ連れていってあげるさと これまた他愛もなく笑ってみせるのだった*]
(181) 2017/12/14(Thu) 23時頃
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ー客間ー
うへー、高そ。
[客間に着けば、自分視点で高そうと思う椅子に座り。 使用人がなんか用意してくれるのなら。] お茶とー、お茶受けが欲しい。 種類?わかんね、お任せしまっす。
[と返す。紅茶の種類はさほどわからない。 の割には嗜好品に砂糖を使わない派。
そのあとは見回しながら室内の調度品をじろじろ見てたり。 大体の感想は、たかそーだなぁ。]
(182) 2017/12/14(Thu) 23時頃
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|
[見たいテレビが見られない。 友達と遊んだりすることが出来ない。
たったそれだけのことと言えばそれまでだが、 掛け替えのない幼少期の夏休みは親の都合で潰されている。
孫に甘いのは親の都合の良い思い込みのようでいて、 使用人が噂する程の事実だとは本人だけが知らない。>>178]
ニコラス兄さんになら寝顔見られても良いけど、 お客さん、来たりするじゃないか。
もう僕は二十歳になったのに、 そんなはしたない真似出来ないよ。
[椅子に座る従兄を見下ろすのはなかなかない経験だが、 その角度を堪能した後は隣へ腰を下ろして、両手で頬を覆う。]
(183) 2017/12/14(Thu) 23時頃
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|
……え? あの子、逃げ出しちゃったの?
[そこまでは知らなかったと驚いて口を開き、>>181 思い返してみれば、使用人の何人かは困った顔をしていた。 外に逃げたりしたら大変だが、探しに行くのはとても無理で。]
どこかに潜り込んでいればいいね。 雨が上がったら、僕も探すの手伝うよ。
[約束だね。と笑う従兄に小指を立てた手を近付けて、 子供っぽすぎることに気付くと手を引こうとした。]*
(184) 2017/12/14(Thu) 23時頃
|
|
[白星と石動が出て行ってからややして、使用人が、カクテルグラスを運んできた。 俺が注文したアキダクトだ。 カクテルグラスに注がれた、アプリコットとライムの香るそれを、雷鳴轟かせる暗雲を見つめながら傾ける。
─────と、また新たな客が現れたようだ。]
ん? ……うん?
[おっと、これは意外な人物と、意外なところで会ったものだ。]
あれ、お前、新居のところの俊太郎か? なんだこんな嵐の中、精肉の配達かー?
[新居には、うちの店も世話になっている。 彼のところから卸してもらうサラミや生ハムは、とても質がいいのだ。]
(185) 2017/12/14(Thu) 23時頃
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|
そうか――わざわざすまないね、ありがとう。
[何杯目のコーヒーを飲み干したあとだろうか。 戻ってきた真弓(>>177)から祖父の動向を伝えられれば、苦笑して]
――それで、あちらの御仁については?
[とは、視線で、壁際でドリンクを飲む自称探偵の男(>>168)を]
……本当に脅迫状が届いていたというなら、 探偵よりはむしろ、警察の出番だろう――とは思うが。 おじい様はあのとおりの性格だから、仕方ない部分もあるが。
[嘆息しつつ]
(186) 2017/12/14(Thu) 23時頃
|
|
[実際のところ、自分の想像以上にこの館は退屈なのだろう。 物心ついて大半の記憶がこの館のものであるから、 実のところ、その不自由さを理解しているとは言い難い]
確かに、それはそうだった。 まあ……うん、大丈夫、起こしてあげるよ。
そうだね、もう成人したんだもんな。 子供扱いは良くないな。
[しれっと人がいなければそのまま寝かせておく宣言をしつつ。 椅子から見上げた従弟の表情は確かに、 十分に大人と言えるものですまない、と苦笑する]
(187) 2017/12/14(Thu) 23時半頃
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[蛇の事については、嗚呼、そこまでは知らなかったのかと]
嗚呼、客もいるし急いで探させてはいたんだけど。 この雨の中、流石にそうもさせてはられないし、 今は一旦外の捜索は打ち切らせてる。
もし、館の中で見かけたら匿ってやってくれないかい。 無理に捕まえようとまではしなくて良いから。
雨が上がるまでに出てくれば一番だけど。 手伝ってくれるっていうなら、 雨上がりに外で気晴らしというのも悪くないね。
[差し出された小指に眦を緩めた。 引かれるままに手は差し出して*]
(188) 2017/12/14(Thu) 23時半頃
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>>185えれ、あ、宝霊山さんちのマスターじゃないですか。 いつも世話になってます。
[新居の店でご贔屓にしていただいているバーのマスターである。国産の肉類のみを扱うポリシーは、近辺に知られている。当然、加工品もだ。
店長がウリにしてる品質が自慢できるのは自分にもわかっていた。]
いや、ウチここんちにも卸してるんだけどそのツテなのか、店長に招待状とどいたんすよ。
(189) 2017/12/14(Thu) 23時半頃
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―客間―
いえ、お構いなく。生憎の雨ですし、先生もお年ですから、気分の優れない事もあるでしょう。パーティで挨拶はなさるでしょうが、早々に引き上げてしまわれるかもしれません。
遊戯室もありますし、皆様が滞在中に退屈なさる事はないかと思いますが… いえ、皆さんには極楽の入り口で念仏を売るようなものでしたね。
[客間に戻り、私はイスルギさんに>>186先生のご様子について伝えました。もっとも、自分よりも、冠城の類縁である招待客達の方が屋敷の中の事には詳しいのでしょうから、過ごし方について兎に角言うのは蛇足に違いなかったでしょうが。]
あちらというと…宝霊山さんの事ですね? 先生は、はっきりとは肯定も否定もなさいませんでしたが…… 何か思うところあって、あの方をお呼びになったのは間違いないと、私にはそう思われました。
もっとも、私が知っている限り、あの手紙は脅迫状とはっきり分かる類のものではありませんでしたが…
[オレンジの百合に先生が何かお感じになった事は間違いないのでしょうが、その正しい事については、今の私に知る術などはなかったのです。]
(190) 2017/12/14(Thu) 23時半頃
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俺も一応ウマイメシ食いに来た感じだったんだけど、 でも店長直前で来れなくて名代ってやつになっちゃったんです。
[そこまでいって。]
でも誕生パーティーなんて呼ばれるなんて、 よっぽどここのじーさん?に肉を覚えられたのかなぁ店長。 それとも業者みんな呼んでんのかなぁと思ったんだけどー。
[そんなに人数がいるようには思えない。 なんか秘密が隠れてたりして。とそのあとこぼす。]
(191) 2017/12/14(Thu) 23時半頃
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……そうだな。
まずは紅茶が良いな。 お酒にはまだ早いから。
[幼い頃の自分は良くミルクティーを頼んでいた。 地元の喫茶店とはレベルが違う美味しいミルクティー。
それが大好きだったのをふと思い出して。 少しだけ感傷的な気分になりそうになってしまうが。]
(192) 2017/12/14(Thu) 23時半頃
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ああ、そうだね。 深入りはしないようにする。
ありがとう。
[普段の仕事はむしろ逆。 余分なところまで深入りするのが仕事だったが。
懐かしい口調にこちらもついつい、昔に戻ったような感覚に再度なってしまう。]
(193) 2017/12/14(Thu) 23時半頃
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なんだそしたら、仕事じゃなくて客人か。 あぁ、そしたら新居さんもどっかに?
[>>189こんな場で無粋かもしれないが、生でいける新鮮なレバーが手に入ったら、是非分けてもらいたい。 それを伝えようと思ったのだが、新居の姿は見当たらない。]
あれ、新居さんは雷門氏のところかな? ……あぁー、来てないのかー!
[>>191これは当てが外れた。 まあしかし、別にそこまで急ぐ用事でもない。]
(194) 2017/12/14(Thu) 23時半頃
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[さり気ない宣言には特に気付かなかったが、 台風でガタガタ揺れる窓が怖くて一緒に寝て、と頼んだ仲だ。 お風呂にも入ったことはあり、従兄に隠す物はあまりない。
困ったように笑う従兄の姿を見て機嫌を直し、>>187 顔から離した手を自分の膝の上に置いて。]
お酒だって飲めるんだからね。 この怪我だと、沢山飲んじゃ駄目って言われたけど……。
[ちょっとなら大丈夫。と医者から許可は貰ったと語る。
出来ないことを嘆くしかなかった幼少期と違い、 ちょっと歳が離れている従兄とも盃を交わせるだとか、 今出来ることを考えられるようになったのは成長の証だろう。]
(195) 2017/12/14(Thu) 23時半頃
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うん、いいよ。 いきなり出て来たらお客さんとか、使用人も驚いちゃうよね。
僕なら何度か遊んだこともあるし、 ニコラス兄さん程じゃないけど扱い方は分かるし大丈夫。
これだけの雨風だと止むまで時間掛かりそうだけど、 雨が上がった庭、清々しいから僕は好きだな。
[一度は引っ込めようとしたが、 従兄から手が伸びてくれば小指と小指を絡めて。>>188]
指切りげんまん、嘘吐いたら針千本飲ーます。
……この歌の続き、知ってる? 「死んだら御免」なんだってさ。
[上下に振りながら小さく小さく歌った後、 指切りの歌に纏わる逸話を話して、怖いね、なんて笑った。 この現代社会に於いて、そう簡単には死なないというのに。]*
(196) 2017/12/14(Thu) 23時半頃
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……ん、そうか。 おじい様の秘書たるあなたがそう言うなら、そうなのだろう。 まあ、その手紙とやらは、あとでおじい様に訊ねてみるとするよ。
[白星の意見(>>190)に、軽く頷いて]
ああ――そういえば。 ここのところ、芽瑠がここにいるそうだね。 あなたの目からは、どんなものかな、あれは。
[話題を転じるように、使用人から聞いた話を、持ち出した*]
(197) 2017/12/14(Thu) 23時半頃
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覚えられるような肉かぁ。 なんだ、こう珍しい肉とか卸してたりしてんじゃないのか?
熊とかアザラシとか……。
[ジョークで「人間とか」と言ってやろうかと思ったが、さすがにそれは自重しておこう。*]
(198) 2017/12/15(Fri) 00時頃
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/* 熊肉は、めっちゃ美味かったよ。
(-20) 2017/12/15(Fri) 00時頃
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ええ…そうですね。 しかしお気を付けください。 先生はあの手紙の事、妙に気にかけておいでのようでしたから。
[とは言え、私に先生の真意を知る術はないのですが。]
それで……ええと。芽瑠さんですか?ええ、確かに療養のためにしばらくこちらに滞在されていますが。
[冠城家の類縁として私が存じている方の中でも、とりわけ年若い芽瑠さんの話を不意に持ち出されて>>197、私は少々考え込みました。]
そうですね。柔和で可愛らしい顔立ちの方だと思いますが…ああ、そういう事ではなく、ですね。
そうですね…冠城家の皆さんの中では先生に随分可愛がられているようだとは。ええ、感じておりますが。
(199) 2017/12/15(Fri) 00時頃
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>>194あ、なんか御入り用です? 帰ったら店長に言っときましょうか?
[注文であれば次に配達するときに足せられる。 そういう注文のされ方は茶飯事なのである。]
>>198あー、珍しい肉。 羊や馬を入荷することあるみたいっすけどねー。 俺は熊とか持ってきたことないっすよ。
[人肉とかは……なんてことはこの場では言わない。
だが筋骨隆々な長身スキンヘッドマッチョの店長なら、熊でも猛獣でも捌きそうだと想像する。うん、こわいこわい。]
(200) 2017/12/15(Fri) 00時頃
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なら、今度一緒に一杯どうだい。 僕だってそんなに飲む方じゃないから、丁度良いだろう。
[夜にティー・ロワイヤルを用意させるくらいには、 酒のフレーバーは好きですらある。 ただ、酒豪というには程遠いというだけで。
そんな誘いをかけながら、 幼い頃のように小指同士が絡むと]
(201) 2017/12/15(Fri) 00時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2017/12/15(Fri) 00時頃
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続き?
……へえ。 針って時点でそもそも穏やかじゃないけど。 何だかちょっと情念すら感じる歌だな。
[最初に歌った人は、どんな思いだったんだろうね? 揺れる指を見ながら、怖い小説でも読んだ時のように ほんのりと口の端に愉快げな色を滲ませて]
約束破ったら、殺しちゃうかもよ? なんて。 ふふ、どんな約束だったんだろうね……――*
(202) 2017/12/15(Fri) 00時頃
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