人狼議事


68 Trick or Treat? ― Battle or Die ―

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【人】 楽器職人 モニカ

 ゾーイちゃんも眠そうだし、私も今日は結構疲れたから。
 先に行くね。
 『海のしずく』なら私、分かるから。
 起きたらゾーイちゃんと一緒に行ったら良いかな?

[>>37と『海のしずく』という名前が出た後にローズマリーの名が出ると]

 あ、うん、ローズマリーさんなら知ってるよ。
 今日もお手伝いに行くはずだったんだけど……。
 お店のすぐ前で私が消えちゃって。
 ……今頃心配、してるかな。

[少し表情を曇らせた]

(43) 2011/10/20(Thu) 03時頃

【人】 楽器職人 モニカ

 早く元通りになって、孤児院の皆やローズマリーさんに会いに行かなきゃ。

[果たして無事戻れるのか。
 戻れたとして、このような状況にあった事を信じてもらえるのか。
 全く定かではなかったけれど]

 マーゴさんもお休みなさい。
 私達も、今日はこれで。

[共に来るという者がいれば一緒に。
 それ以外の者にはお休みの挨拶と明日の予定を伝えて。
 孤児院に向かい、相部屋の1つを整えて
 ゾーイが眠ったのを見届けた後、
 どっと疲れが出たのか泥のような眠りに引き込まれて*いった*]

(44) 2011/10/20(Thu) 03時頃

楽器職人 モニカは、メモを貼った。

2011/10/20(Thu) 03時頃


楽器職人 モニカは、メモを貼った。

2011/10/20(Thu) 13時頃


【人】 楽器職人 モニカ

― 孤児院 ―

[夢を見ていた。
 しかし、昨日の疲れから目覚めるのは幾分遅く。
 浅くなった眠りの彼方から、物音が聞こえてくる。

 ねちょり、ぐちょり、粘着質な音と。
 遠くから、何かが泣き叫ぶような声――]

 な、何……?

[気味の悪さに頭から毛布を被ったまま、恐る恐る顔を上げる。
 窓ガラスにへばりつく粘液――スライムと目が合った。
 ぎょろり、粘液の中に浮かぶ目玉がこちらを見ている]

 ひ、っ……!?

(95) 2011/10/20(Thu) 13時頃

【人】 楽器職人 モニカ

 な、何これ、お化け……!?

[ゾーイは目を覚ましていただろうか、身を寄せて。
 その時初めて、ポケットの中の慣れぬ感触に気付く。
 月の砂と一緒に入っていたのは、銀紙に包まれたチョコレート。
 黒猫の形をした、見慣れぬお菓子]

 こ、これ、もしかして夢で言ってた……。

[不意にべちょり、と何かが室内に落下した。
 見れば、いつの間にかガラス窓には溶けたような穴が空いていて。
 窓の下にはスライムが這いずっていた]

 ぞ、ゾーイちゃんは私が守るんだから……!!

[身を守るためのお菓子、女の人の言葉を信じて。
 少女は一息に、チョコレートを口の中に放り込んだ]

(96) 2011/10/20(Thu) 13時半頃

【人】 楽器職人 モニカ

[頭とお尻の辺りに何か、むず痒い感触がした。
 お尻には何かむず痒い感触がある。
 何がどうなっているのか分からないが]

 ど、ど、どうなったの、どうすれば良いの……?

[もしゾーイが既にお菓子を食べていたなら、
 その声はミャァミャァ、という猫の声になっていただろう]

 こっち来ないで……!!

[そう強く願ったその時、不意に視界が低くなった。
 驚いて足許を見下ろすと、黒い毛に覆われた猫の手足が見えた]

 ニャ、フニャッ――!?
 (何これ、全然身を守れそうなんかじゃないよ――!?)

[来るな、来るな、と念を込めてスライムを睨みつける。
 するとアッシュグレイだった黒猫の瞳が金色に光り。
 金縛りにあったようにぴたり、スライムの動きが止まった]

(97) 2011/10/20(Thu) 13時半頃

モニカは、そのままスライムとじりじり、睨み合い。

2011/10/20(Thu) 13時半頃


楽器職人 モニカは、メモを貼った。

2011/10/20(Thu) 14時頃


【人】 楽器職人 モニカ

[玄関の方から、悲鳴のような声が聞こえる。
 一瞬スライムから目を離すと、再びそれは動き始めて]

 フニャ……ウウゥ。
 (まさか中にもお化けが……何とかしないと)

[慌てて視線を戻して睨みつければ、またスライムの動きが止まる]

 (こうやって相手の目を見てたら、動けなくなる……?)

[おぼろげに自分の力を自覚しながら。
 スライムに集中している所為か、少女はまだゾーイの姿を見ていない。
 どうやって倒す? 叩き潰せば倒せるだろうか?
 そんな事を考えながらじり、じりと固まったスライムににじり寄る]

(102) 2011/10/20(Thu) 14時頃

モニカは、ゾーイの方から「ヒホ?」という声がして一瞬目を離してしまった。

2011/10/20(Thu) 14時頃


【人】 楽器職人 モニカ

[カンテラから飛び出した炎に慌てて身を翻す]

 ニャァ、ニャア……?
 (助けて、くれたの……?)

[敵意のなさそうなジャックランタンに、首を傾げた。
 そうして、ゾーイの姿が見当たらない事に慌てて周囲を見渡す。
 しかし、スライムは炎で半分ほど蒸発しつつも
 怒ったように今しがた炎を放った南瓜に飛びかかろうとしていて]

 ニャアァッ!!
 (危ないっ!!)

[思わずスライムに飛び掛ると、その目玉めがけて。
 思い切り、ぎらりと伸びた爪を振り下ろした。
 ぐちゃッ、と嫌な音がして毛並みに粘液が散る。

 もがくスライムを何度も爪で叩きつけ、
 最後に目玉が潰れる感触がし爪先に真っ赤な血が滴った。
 それきり動かなくなったスライムから、恐る恐る体を離して]

(105) 2011/10/20(Thu) 14時半頃

【人】 楽器職人 モニカ

 (や、った……?)

[ふわふわと、浮かぶ南瓜に困惑の眼差しを向けた。
 べとべとになった手足に顔をしかめる。
 舐める気にはなれなくて寝台に飛び乗ると、
 汚れを落とそうと寝台に飛び乗りシーツにしきりに体を擦り付ける]

(106) 2011/10/20(Thu) 14時半頃

楽器職人 モニカは、メモを貼った。

2011/10/20(Thu) 14時半頃


モニカは、ひとしきり汚れを落とすと、ぽん、と黒猫から人型へと戻った。

2011/10/20(Thu) 14時半頃


【人】 楽器職人 モニカ

[ただし、戻った姿は人目には“モニカ”ではなく。
 ワンピースを着て人の体型をした、“黒猫”]

(107) 2011/10/20(Thu) 14時半頃

モニカは、ふより、と友好的に寄ってくる南瓜にニャァ、と目を細めて笑った。

2011/10/20(Thu) 15時頃


楽器職人 モニカは、メモを貼った。

2011/10/20(Thu) 15時頃


モニカは、リンダ達は大丈夫だろうか、とふと窓の外を見て不安になった。

2011/10/20(Thu) 15時頃


【人】 楽器職人 モニカ

[両手を更に念入りにシーツで拭う。
 スライムの跡を観察している様子の南瓜を見て]

 ニャ、フミュ、ミャァ。
 (あれ、そういえば、お菓子なんて)

[何処にもない、お化けらしきものを倒したはずなのに。
 首を傾げていると、猫の耳がぴこりと反応した]

 ニャ、フニャニャ?
 (誰か、こっちに来る?)

[聴覚が鋭くなった事に気付かないまま。
 そっと、寝室のドアの隙間から外を窺った]

(114) 2011/10/20(Thu) 15時半頃

【人】 楽器職人 モニカ

 フニャ、ッ――!!

[>>112、丁度相手と鉢合わせした形になり、
 驚いて弾かれるように後ずさった。
 おどろおどろしい女性の姿に怯えるように、警戒するように]

 ウゥゥ……。

[人型の状態では金縛りは発動しないようだ。
 警戒心が猫の唸り声になっている事に、本人は気付かない]

(117) 2011/10/20(Thu) 15時半頃

楽器職人 モニカは、メモを貼った。

2011/10/20(Thu) 15時半頃


【人】 楽器職人 モニカ

[バンシーから発せられた声に思わず耳を伏せて目を閉じた。
 それと同時に、何か大きな物体に弾き飛ばされたかのような
 衝撃が体を襲い、黒猫は背後の壁に叩きつけられた]

 ッ、……ニャアァッ――……。

[悲痛な声が零れ、腹を庇うようにして蹲る。
 ――当人は咳き込みながら痛みを堪えているのだが]

 ゥ、ウ……ッ。

[警戒に猫の毛並みが膨らむ]

 (や、だ、怖い……逃げなきゃ……)

[寝台の影に手が触れる。
 ふと、そこに吸い込まれるように溶け込めそうな気がして。
 人型から黒猫の姿に変身すると、するりとその身を影に滑り込ませた]

(119) 2011/10/20(Thu) 15時半頃

楽器職人 モニカは、メモを貼った。

2011/10/20(Thu) 15時半頃


【人】 楽器職人 モニカ

[黒猫の叩き付けられた壁には、血の跡。
 左肩辺りを音の塊に抉られたのだと気付くのは自分も後からで]

 (痛い、痛いよ……っ。
  あんなのに勝てるわけないよ……)

[血痕は影の手前まで続き、そこでふつりと途切れている。
 まるで、影の中へと黒猫が消えてしまったように映るだろう。
 そのまま寝台の下の影を伝って、開いたドアから外へ逃げだうと]

 (ゾーイちゃん……探さなくちゃ)

[部屋から飛び出す一瞬、影が途切れ黒猫の姿が見えただろう。
 助けてくれた南瓜に気をつけて、とだけ視線を送って。
 キィ、と扉の隙間から一目散に外へと飛び出した。

 黒猫の左前足から滴る血は廊下に点々と跡を残し。
 孤児院を出た茂みに入ったところで*途切れた*]

(120) 2011/10/20(Thu) 16時頃

楽器職人 モニカは、メモを貼った。

2011/10/20(Thu) 16時頃


【独】 楽器職人 モニカ

/*
wikiの方の反応遅くなってすみません><

(-69) 2011/10/20(Thu) 18時半頃

楽器職人 モニカは、メモを貼った。

2011/10/20(Thu) 18時半頃


【人】 楽器職人 モニカ

― 雨樋の隙間 ―

[猫の姿を保ったまま、窮屈な雨樋の中に身を潜める]

 (どうしよう、ゾーイちゃん全然見付からない……)

[孤児院にはまださっきのバンシーがいるかもしれない。
 血を流す左肩を舐めながら身を縮める。
 空を飛び回って鳴いていた南瓜の声はどうなったか。

 幸い、猫の姿で庇に隠れていれば
 空を飛び交う蝙蝠やお化けにもほとんど見付かる事はなく]

(151) 2011/10/20(Thu) 20時頃

モニカは、ネイサンの姿が見下ろした路地に見えてぎょっとした。

2011/10/20(Thu) 20時頃


【人】 楽器職人 モニカ

 (わ、わ、何あれ……)

[クラウンの色違いだけならばまだ思い出すものもあったのだが。
 緑色の爪や咲き乱れる花、何より避けた口が恐ろしい。
 それが大きなツギハギのフランケンシュタインを相手にしている]

 (お化け同士で、戦ってる?
  って、いうか……こんなのを倒さなくちゃいけないの……?)

[少し首を伸ばして、2人の怪物の様子を固唾を呑んで見守る。
 雨樋からひょこり、黒い耳が出てしまった]

(153) 2011/10/20(Thu) 20時頃

楽器職人 モニカは、メモを貼った。

2011/10/20(Thu) 20時頃


楽器職人 モニカは、メモを貼った。

2011/10/20(Thu) 20時頃


【人】 楽器職人 モニカ

[大男に投げ飛ばされたクラウンがこちらへ飛んでくる。
 声を殺して成り行きを見守るつもりだったのだが]

 フニャッ!?

[おどろおどろしい色の液体と生々しい赤が宙を舞う。
 花に埋もれた顔の中、彼の目がこちらを捉えた事には気付かず。
 恐ろしさのあまり首を引っ込めようとして屋根の角に頭をぶつけ]

 ミャ、フミャ、、ミャ……――ッ。
 (あ、やだ、落ちる……――っ)

[バランスを崩して頭から、吹っ飛ばされたクラウンの上に落下した]

(162) 2011/10/20(Thu) 21時頃

【人】 楽器職人 モニカ

[転がり落ちた先、男の鳩尾からバウンドして地面に転がり落ちる。
 痛めた左前足の付け根――人間なら左肩に相当する――から
 止まりかけていた血がまた零れる]

 ニャ、ニャァ……――。

[顔面花だらけの中に真っ赤な口。
 その迫力に圧されて猫は身を小さくする。
 ただ、どうやら襲われはしないようだとほっとして
 そろり、そろり、と後退ろうとして]

 (猫のふり、猫のふり……)

[後ろにフランケンシュタインがいる事を、すっぽり忘れていた]

(172) 2011/10/20(Thu) 21時頃

【人】 楽器職人 モニカ

[頭上に落ちた影に、ぎちぎちと音が鳴りそうなくらい
 ぎこちない動きで大男を見上げた。
 手には大きな爪、こちらに向かって何かを言っているようだが]

 ニャ、……ミィ、ィ。
 (おかし、……おばけ、って言った?)

[耳がひこ、ひこと動く。
 このお化けもお菓子を求めているのだろうか?
 しかし、自分はお菓子を持っていない。
 むしろ集めなければならないのだが、どう見ても敵いそうにない。

 ぶんぶんと首を振り、びっこを引きながら逃げの姿勢に入る]

(177) 2011/10/20(Thu) 21時半頃

【人】 楽器職人 モニカ

[粘液に包まれた手が伸びてきて、ひ、とまた細く鳴き声を上げる。
 その際、垣間見えた目玉にどきりと心臓が跳ね
 きゅ、と細められた瞳が金色に光りかけた、が]

 (……?)

[己の手を見て、伸ばしかけたそれを引っ込めた様子に、
 瞳の色がすっとアッシュグレイに戻る]

 ……――。

[逡巡した挙句、大男を見上げると]

 (止まって……!)

[もしも目が合ったなら、金縛りのように体の節が動かなくなるだろう。
 ただ、相手の眼力にこちらが怯んでしまえばそれも緩まってしまうが]

(184) 2011/10/20(Thu) 22時頃

モニカは、ぴく、と>>188の声が聞こえて僅かに意識が逸れたか。

2011/10/20(Thu) 22時頃


【人】 楽器職人 モニカ

[しかし、目が合う事はなく、
 更にくぐもったような大男の声を捉えた耳は困惑する]

 (逃げる、でないと……?)

[集中が失せればまた瞳の輝きも褪せて]

 (どういう事……?
  どっちも、私を襲うつもりは、ない……?
  私が猫だから? や、でも……)

[花まみれのクラウンが地面に叩きつけられる。
 が、フランケンの追撃はなく逆に走り去るのを見て。
 安全な場所で頭を整理しよう、そう思い場を離れようとしたところで、
 ザントマンが行く手を塞いでいる>>188のに気付き]

 ウゥ……。
 (やだ、どっちへ……)

(197) 2011/10/20(Thu) 22時頃

モニカは、ネイサンが走り去るのを注意深く見送って。

2011/10/20(Thu) 22時半頃


【人】 楽器職人 モニカ

[争っていた2人のお化けは去った。
 だから、自分もそちらから逃げる事はできたし。
 何よりも、影の中に消える事もできる。

 ただ、それをするともうただの猫のふりが通じなく
 なってしまうわけなのだが]

 ミュ、、。

[そんな事を考えている内に、ザントマンがこちらに歩み寄る。
 ノイズがかったような声は何を言っているのか判らない。
 が、彼の傍に零れている砂にふと目がいった]

 ミャ、……!
 (あ、あの砂……!)

[躊躇った後、姿を人間に――相手には少女の格好をした
 黒猫に見えるのだが――に戻して]

(207) 2011/10/20(Thu) 22時半頃

【人】 楽器職人 モニカ

 ニャニャ、ニャア、ニャ!?
 (その砂、何処で手に入れたの!?
  もしかして、ヤニクさんかゾーイちゃんかマーゴさんに!?)

[ポケットから月の砂の小瓶を取り出す。
 相手からは小瓶を持った黒猫がニャアニャアと
 鳴いているようにしか聴こえないだろうが]

(208) 2011/10/20(Thu) 22時半頃

楽器職人 モニカは、メモを貼った。

2011/10/20(Thu) 22時半頃


【人】 楽器職人 モニカ

 フニュウゥ……。
 (反応した、けど、何て言ってるのか聞き取れない……)

[両耳が何とか声を正確に聞きとろうと男の方を向く。
 集中するあまり思わず眉間に皺が寄った。
 と、投げて寄越された小瓶を反射的に受け取ろうして、
 付着した砂に触れた時、皮膚がひり、とした]

 ニャ、ニャニャ……?
 (何か、尋ねようとしてる? “クレ”……?)

[何かを欲しがっているのだろうか。
 相手は瓶詰めの砂を投げて寄こしてきていて、
 物々交換を要求されているのかと思い]

 ミュウ、ミャ、ミャアウ。
 (これは目印だから、あげられないの)

[両手に持った瓶を見比べながら、首を振り。
 今投げて寄越された瓶を返そうと相手に差し出した]

(220) 2011/10/20(Thu) 23時頃

【人】 楽器職人 モニカ

 ミャゥ……。

[相手が差し出した瓶をすんなりと、少し乱暴にではあったが、
 手にとって立ち去る後ろ姿を見送る。
 言葉の判別はできなかったけれど。
 何となく、別れの挨拶でもする場面だろうかと思い
 曖昧な響きの鳴き声が漏れた。

 子猫ちゃん、なんて言われたと判れば反論するのだが、
 相手の目にはまさしく自分は子猫ちゃんなのであった]

 ニャゥ、ニャア……。
 (砂を渡して何かを貰おうとしてる……って事は。
  砂が欲しい、ってわけじゃないんだ。
  って事は、あれは誰かから奪ったわけじゃない……?)

[あのお化けも砂漠出身だとでも言うのか?
 そんなまさか、と不可解そうに自分の手に残された瓶を見詰める]

(226) 2011/10/20(Thu) 23時半頃

【人】 楽器職人 モニカ

[改めてザントマンの立ち去った先を見やる。
 スライムやジャックランタン、バンシーの行動は判り易かったが]

 (とにかく……でも、お菓子を集めなきゃいけないんだ。
  お菓子を持ってそうなお化けを探さなくちゃ。
  それから、『海のしずく』にも行かないと。
  ゾーイちゃんがいなくなっちゃったって伝えて、
  皆にも協力してもらわなくちゃ)

[そう思い、当初の目的地に足を向けようとしたところで。
 不意に何かに思い切り足を引かれ派手に転んだ]

 ニャ、……!!?

[その拍子に取り落とした小瓶がぱりんと割れ、中身が零れる]

 (な、……)

[まるで独りになるのを見計らっていたかのようなタイミングで、
 地中から突き出したグールのような死人色の腕が足首を捉えていた]

(233) 2011/10/20(Thu) 23時半頃

【人】 楽器職人 モニカ

 フニャアッ!
 (は、放してよっ!!)

[その手を力いっぱい叩き、蹴り付けるが、びくともしない。
 そうしている内に腕がもう何本も地面を突き抜けてきて]

 フニャァ、……ミャアアァァ――ッッ!!
 (やだ、やだよぅ……)

[鳴きながら、もとい泣きながら、服を、足を引っ張られ。
 抜け出そうと猫の姿になってみても捕らえられたままでは
 むしろ体が小さくなるだけではもみくちゃにされるばかり。
 体が引き裂かれそうになって間一髪、人型に戻ると]

 フ、……ゥ……ッ……。

[ぐすぐすと、半ばべそをかきながら]

(239) 2011/10/21(Fri) 00時頃

【人】 楽器職人 モニカ

 ニャアァ、ァ――っ……。
 (やめて――っ……)

[無我夢中で振りかざした手の先で、五本の爪が凶器となる。
 ただ我武者羅に、襲い来る手を振り払い――実際のところは
 切り裂き、突き刺し、その指で一切物を握れなくなるまで
 ずたずたに引き裂いて]

 ハァ、……は、っ、……。

[ぼろぼろと涙を零しながら、肩で息をして。
 我に返った時には、辺りは引き千切られた腐った肉片や
 折れた指が散らばっていた]

(248) 2011/10/21(Fri) 00時頃

【人】 楽器職人 モニカ

 ァ、ァ……。

[その光景に、呆然と地面にへたり込んだまま。
 服の裾はところどころ破れてびりびりになっており。
 靴も片方が使い物にならない状態になってしまっていた。

 気持ちが悪くて、ごしごしと生々しい感触の残る指先を
 服の裾で気が狂ったようにこすり。
 自分が引き裂いてしまった物体を見て、ぎゅと我が身を抱き締めた]

 (あんなのに殺されたくなんてなかった、けど。
  これじゃ、私、まるで“化け物”だよ……)

[これが身を守る力とやらなのだろうか。
 道端に蹲って肩を震わせ、泣いた]

(251) 2011/10/21(Fri) 00時頃

楽器職人 モニカは、メモを貼った。

2011/10/21(Fri) 00時半頃


【人】 楽器職人 モニカ

[ともかく、割れてしまった小瓶と砂を集めなければ。
 その事に思い至ったのはしばらく経ってからで。

 割れた瓶の破片をできるだけ取り除いて、
 大粒の砂だけなんとか拾い集める事ができた。
 けれど、それは貰った時の1/3にも満たない量で]

 ニャァ……。

[哀しげな声が、ぽつり。
 けれど、完全になくしてしまうよりはましで。
 何処か近くのお店から入れ物を拝借しようと、
 『海のしずく』に向かう前に商店街を物色する事にした。
 一先ず服の裾をちょっとだけ割き、それで砂を包んで。
 また何者かに襲われないように、
 猫へと変身すると道端の影へと身を滑らせた]

→ 商店街方面へ ―

(263) 2011/10/21(Fri) 01時頃

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