249 Digital Devil Survivor
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[焔と水蒸気に視界は一瞬塞がれ。 抜けた瞬間、そこにあった鳴>>144の胸を狙い爪を突き出す。]
…………ぎッ…!
[だが、下方から右の前腕を貫いた水の刃によって、狙いは逸れ。 それでも彼女の肩>>145を捉え抉った。]
……は。
[そして、止めていた息を付くほんの一拍の間。 鳩尾への衝撃によって、後方へと蹴り飛ばされる。]
(154) 2016/06/23(Thu) 19時半頃
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……ヤるナア……ッ!
[右腕から血を水面へと撒き散らせながら。 なんとか倒れる事無く、左手を水に浸しながらも湖岸に着地する。
半ば切断されかけた右腕。 激痛以外の感覚を感じないそれを、自分の治癒魔法では一度で治しきれないと見切りをつけ。]
ダガ。 まだダアッ!!
[間髪入れずに、3足の獣のような体勢から再び鳴の眼前へと駆け出し。 ごきりと弱体化分を補うように右と同じように変質する左腕を大きく振り被り、その胴を薙ぎ払わんとする。]
(155) 2016/06/23(Thu) 19時半頃
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/* チェンジリングだったけど戻ってきたことなのかあ。
(-44) 2016/06/23(Thu) 20時頃
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……グ、ガァァァァァッッッ!!!
[獣のを様な声が上がる。 ぎちぎちと爪と腕が嫌な音を立てさせながら、砕ける水の壁>>160ごと鳴を弾き飛ばす。]
…ハ、……ァ……。
コロス。
[踝ほどの水に足を取られ、たたらを踏む。 だらりとした右腕からは止め処なく血が流れ続け。 まだ動く左腕からも血が落ちる。]
(164) 2016/06/23(Thu) 21時頃
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アンタ、にハ……悪い、ケドなっ!
[失いそうになる意識を堪え。 揺らめく霧の向こう、倒れた鳴を睨む犬神憑きの眼前に火が熾り。]
《アギダイン》 ――――死んデ貰ウ。
[炎の塊が鳴へと放たれようとした、その時。]
(165) 2016/06/23(Thu) 21時頃
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…………揺籃?
[現れた姿>>163に火炎魔法は放たれないまま、空中に留まり。]
……。 見てノ、通りダ。
[常の獣を思わせる薄い色の目は揺籃を見て、うっすら笑う。]
(166) 2016/06/23(Thu) 21時頃
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そうか。 揺籃、来たか。
……仕方ないなあ。
[何度も口にした仕方ないが。 自分でも理解できないけれど、今だけは僅かに喜色を孕む。]
(*12) 2016/06/23(Thu) 21時頃
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/* これ勝てるのかなあ、どうなのかなあ。 女の子2人相手だし死んでもいいんじゃないって思うけど、残る遥が元凶一派じゃないからなあ。
(-55) 2016/06/23(Thu) 21時半頃
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"ナニ"を? オレは、この血ガ憎い。
[家族(あいつら)との血の縁を切りたい。 ゆらりと揺れる揺籃>>169の瞳に、鳴にも語った"願い"が過ぎり。]
"オレだけ"で居タイ、ダケだ。
[静止していた炎塊が大きく揺らめく。]
(171) 2016/06/23(Thu) 22時頃
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アあ、ソうだ。唯の"知り合い"ダ。
[揺籃>>174の言葉を肯定する。 それは千秋と一緒でただの知り合い。 自分を悪魔憑きだと知っていて離れていかなかった初めての知り合い達だったけれど。]
…………ッ…。
[―― 一人は寂しい。 その言葉に一瞬、瞳は揺れて。]
ソれでも、オレは嫌ダ。
[揺らめく炎塊が膨れ上がり、火炎魔法《アギダイン》が放たれる。 だが、和魂の魔法反射<<マカラカーン>>の方が早く、跳ね返った炎は逆に犬神憑きを飲み込んだ。]
(179) 2016/06/23(Thu) 22時半頃
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ダから、奪ウッ!
[だが、次の瞬間には犬神憑きは炎を突っ切って。 マガタマを持つ鳴へと左の爪を向ける。]
(180) 2016/06/23(Thu) 22時半頃
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/* 斬られたいなーあーどーしよー
(-62) 2016/06/23(Thu) 23時頃
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/* これは……死んだっぽい……?
(-63) 2016/06/23(Thu) 23時頃
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[背後からの叫び声>>183に。 踏み出した足に力を込め体を反転させる。 その勢いを利用して背後に迫っていた刃にぶつけたのは、既に半ば切断された"右腕"。]
…………ッ!
[赤い尾を引いて切断された右前腕が飛んだ。
よろめきながら、再び鳴へと攻撃しようと身体をもう一度反転させようとした時、水のレーザー>>185が発射される。]
(190) 2016/06/23(Thu) 23時頃
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死んデたまるカ!!!
[僅かに狙いを逸らされた水は脇腹を貫通し。 叫ぶと同時、犬神憑きの周囲に円を描くように炎が燃え上がり。]
――――《マハラギダイン》
[膨れ上がる炎が波のように鳴と揺籃に襲い掛かる。]
(191) 2016/06/23(Thu) 23時頃
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/* 割と相討ちそう。 というかかなり相討ちたいんだけど、いいのかなあ、うーん。
(-69) 2016/06/23(Thu) 23時半頃
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/* あ、賞金稼ぎですか。 やったーしねるぞー
(-70) 2016/06/23(Thu) 23時半頃
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…………ダメか。
(*13) 2016/06/23(Thu) 23時半頃
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[炎をその瞳に写しながら。 崩れ落ちるように膝をついた。 煌々と照らす火より赤い血が水を赤く、赤く染めていく。]
…………はぁ…――。
[深く息を吐く。 赤い色を浸していく深い藍色の波から逃れるだけの力は、もうない。]
(202) 2016/06/23(Thu) 23時半頃
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/* やっぱりSSSR+ルシファーwww やばいなあ、もう任せる。
(-72) 2016/06/23(Thu) 23時半頃
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/* 揺籃がかわいいな。
(-75) 2016/06/24(Fri) 00時頃
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アイツラに連れ戻されるか。
オレがオレで無くなるか。
これでも想定よりはずっと、マシだな。 うん、ずっといい。
(*14) 2016/06/24(Fri) 00時頃
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[水中に座り込んだまま空を仰ぐ。 殆どの血を失ったせいか、人としての魂が削れ切ってしまったせいか、昂揚感は失われてしまった。]
…………。
[膝から這い上がる深藍>>210。 抱き締めるような感触に、まるで怯えるように反射的にびくりと身を竦めたが。 少しずつ命を奪割れているのだと気付て、怯えは消えた。]
……結局、祟られたカ。
[もう一度空を見る。 炎越しに電波塔は見えなそうにもない。]
(217) 2016/06/24(Fri) 00時頃
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アンタの『復讐』叶うといいナ。
[誰かの声>>207が聞こえた。 意識はもう朦朧としていたが、「サミュエル」なんて呼ぶのは一人しかいないから、そちらを見て。]
(218) 2016/06/24(Fri) 00時頃
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なあ、揺籃。
オレは、アンタの事……。
(219) 2016/06/24(Fri) 00時頃
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好きだったのかもしれないな。
(*15) 2016/06/24(Fri) 00時頃
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[言葉は音にならないまま途切れ。]
(なあ。
頼むから血肉の一片だって残してくれるなよ。)
[燃え続ける炎にそう願い、寒江累の意識は途絶えた。*]
(221) 2016/06/24(Fri) 00時頃
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/* >>221 しかし炎無効だ(
(-79) 2016/06/24(Fri) 00時頃
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/* 遥は協力者ではないのだ……。 言っておくべきだったかなー。
(-82) 2016/06/24(Fri) 00時半頃
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/* まあ、本人が言うだろう。
結局、遥にどう接したらいいのかわからないままだったな…。
(-83) 2016/06/24(Fri) 00時半頃
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