3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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─ 購買 ─
[壁際の自販機へ向かい、財布の中を漁る。 生憎と小銭では足りなくて、紙幣を一枚入れた。 指先がブラック珈琲と珈琲牛乳の間で迷うあいだに、耳に届くのはちゃらちゃらとした鍵束の音。]
…フィリッパ? [用務員と共に保健室を開ける様子。
怪我や急病よりも真っ先に思ったのがいかがわしい展開だったのは、恐らく彼女の普段の行いからだろうか。 自販機のボタンを押そうとした指は、眉間の方へと移動した。]
(153) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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―南棟3F音楽室―
[屋上での“王子様”呼ばわりなど露知らず。 卒業式の曲になりかわり、譜面台には赤字で様々書き込まれたクラシックの楽譜。 眼を伏せて、弾きはじめるのはエチュード第9番ヘ短調。 流れ始めた音は先程よりは荒れてはいないものの、自身の出したい音には程遠いのか、少し眉を寄せた。
音が僅か揺れて乱れて、 唇を噛む。
音楽室を訪れるものがあっても 暫くは気づかないだろう。]
(154) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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/* >>153
お ま え 風紀の反応じゃねぇwwwwwし!!
いや、自分でもあとからそう思ったよ!!
(-34) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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ちがう。
ちがう。 ちがう。
これじゃだめだ。
――だめなんだ。
(-35) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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これじゃ
駄目だ。
(だめだな)
…――だめなんだ。
(駄目だ、もういちど)
――…
(-36) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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――……。
[足掻いても。足掻いても。 届かない。届かない。 凡才は、秀才に、手が、届かない]
[それでも 諦めきれずに]
(-37) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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/*
世界が異界化したら… 別れの曲、弾くんだ… [死亡フラグです]
(-38) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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[声を掛けられて、形ばかりの一礼。]
すいません。生憎と此ればかりは生まれつきなもので。 不快でしたらすぐに立ち去りますので、おかまいなく。
[とかく愛想と言うものを腹の中に置き忘れて生まれて来たのでは無いかとの揶揄は否定できぬもの。 歳の離れた妹が良く笑う可愛らしい子だったりする辺り、本人も事実では無いかと思わず思ったりする訳だが。]
(155) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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― 南棟屋上→3−B ―
[有名人というのは否定したかったが、どこで恨みをというのには残念ながら否定できる立場でなく、ドナルドは苦笑いで言葉を呑む。]
いやいやいやいや……――― できりゃ、突っ込まれたくねーです。お嬢さん。
[ディーンからの突っ込みを想像して、苦笑いを深める。 おそらく音楽室へ向かうだろうミッシェルの背を送り、その後ゆっくりと屋上を後にする。]
つっても、ディーンが居そうな場所ってなぁ。
[己には近寄りがたい場所が多い気がするのは、気の所為ではあるまい。 ひとまず、その中で近寄りやすい教室へと足を向ける。 が、教室の中に担任の姿を見つければ、ひたりと教室前で足は止まるのだろうけれど**]
(156) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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>>155
ああ? 大丈夫大丈夫。つか不快って思うなら、コイツのスカート注意しろ。
[ディーンに向かってフィリッパの足を指差しつつ……。]
――…っていうか、お前も頭痛いのか?薬やろうか?あと、頭いてえ時にブラックとか飲むな?
[不機嫌な様子を、その方向に受け取った。そして、自販機を見てにやにや笑う。]
(157) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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[相変わらずの際どい制服は既にセクシーを通り越して卑猥にしか見えない。 売春婦でもここまではしないだろうと呆れるほかないわけで。]
あとわずかなんだから、服装規定ぐらいちゃんと守ったらどうだ。 卒業後ならば全裸で街を練り歩こうと、文句つけたりはしないから。
…頭痛薬は眠くなるから遠慮します。 [それでも、指先は忠告を聞いて珈琲牛乳の方のボタンを押した。]
(158) 2010/02/25(Thu) 17時頃
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用務員 バーナバスは、風紀委員 ディーンの言葉に噴いた。おまー言うなぁ……。
2010/02/25(Thu) 17時頃
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>>158
[ディーンの言葉にけらけら笑いつつ……]
あ、わりぃわりぃ、おっちゃん想像力豊かなモンで…全裸で練り歩くところ想像しちゃったわ。
つか、卒業後でも全裸で練り歩かれちゃ、とっつかまって、どういう教育してたんかい!って話になるから、
ま、やめとけよ?フィリッパ
[一応そんなことを言うが、彼女は怒ったか、呆れたか。いずれにしろ、まぁ、いつものことらしい。]
そーだなぁ。薬は眠くなるもんなぁ。まぁ、でも寝ることはわりぃことじゃねぇぞ? ま、本気で痛かったら我慢すんなよ?
[とかいいつつ、ニヤニヤ、そして、保健室のドアを開けて中に入っていった。フィリッパもついてきただろうか?**]
(159) 2010/02/25(Thu) 17時頃
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――南棟 2F・洗面所――
[得体の知れない笑い声に薄気味悪さを感じ、つい身構えてしまう。そうして また笑い声が聞こえるのを待つが、無人の洗面所に響く声はない]
……何だろ。……うん、空耳だ、きっと。
[肩に入った力を抜きながら結論付ける。同時に疲れてるのかなとも思った。 大学進学が決まり、余裕が出来たからとバイトの時間を増やし過ぎたせいだろうか。最近やたらと眠いのもそのせいかもしれない]
いかんね。
[鏡に向かい、自分に向かってぶつぶつと話しかけているうちに、隣に人の気配を感じた。 振り返れば、そこには頬を赤く腫らしたピッパの姿。軽く会釈を交わしてから、頬を冷やす彼女を無言で眺める]
(160) 2010/02/25(Thu) 17時半頃
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(うわ、痛そう……)
[頬を冷やすピッパについつい視線を送ってしまい、鏡の中で彼女と目が合ってしまう]
「なにか? あたしに用かしら?」
[やや不貞たようなピッパの声に、視線で赤くなった頬を示せば、彼女はクスリと笑いながら『痴情のもつれ』と言う]
痴情のもつれ、ねぇ……。
[3-B教室前でのピッパとセシルを思い出した。あの後、何かあったのだろうか。 その『痴情のもつれ』とやらでどんな行き違いがあったにせよ、セシルが激情にまかせて女子に手を上げるタイプには見えなかったので意外な感はある]
……まぁ、女の子の顔を叩くのは良くないよね。 [経緯が分からない以上、余計なことは言いたくなかったから、そのまま話を聞いていた。 そうしてひとしきり話し終え、立ち去るピッパの後姿を見送る]
(161) 2010/02/25(Thu) 17時半頃
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―3-B教室―
あ…
[教室を覗く気配に探し物の手を止めた、 少々威圧的ですらある長身の影が躊躇うような様子には、苦笑する]
どうしたの、ドナルド君。 用があるなら入ってきていいのよ?
[B組の通称はどうやら問題児クラス、らしい。 お飾りの担任職は何かあった時に責任を取るため。 不祥事が発生しても、担任が孫娘なら理事から恩情があるだろう、 といういかにもな目論見で。 それでも、押し付けられた、などとは微塵も思わないけれど。 ―――…るものは、―…しいから]
それとも、入りたくない理由でもあるのかしら?
[くす、と笑って席を立ち、そちらへ向かう]
(162) 2010/02/25(Thu) 17時半頃
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/* アトラナート…アトラク・ナクア。 …………先生、どうした。
(-39) 2010/02/25(Thu) 17時半頃
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彼女、前に店に来たことがあったっけ。――あのときは。
[セシルではない別の男子と一緒だった気がする。そう言えば、サイモンと付き合っているという噂を耳にしたこともあった。クラスでは次から次へと男を変える奔放さから評判は良くない。
だが恋愛ごとに縁のない身からすれば、何が彼女をそこまでさせるのかは分からないが、そのバイタリティには素直に感心してまう]
やりたいことをやるって、大変だよなぁ……。私には無理だ。
[自嘲気味に笑う。何れにしても、接点はないだろうと思っていたピッパの口から自分の名が出てくる>>73とは思わなかった] 私の名前なんか知ってたんだ。へぇ……ちょっとびっくりかも。 ……うん。今度、店で見かけたら奢ってもいいかもね。
[ふと、気まぐれにそう思った。 ピッパは今日のことなんかすぐに忘るだろう。だから、本当に奢れば怪訝そうな表情を浮かべるに違いないけれど]
(163) 2010/02/25(Thu) 17時半頃
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まぁ、御大事に。
[ピッパの頬が指の形に腫れているのに気づくと、眉間のシワはさらに深くなった。 身を屈めて珈琲牛乳のパックと小銭を回収すると、そこでは飲まずに自分の教室へ。
問題児一号と鉢合わせれば、恐らく眉間のシワはメモが挟める位になるだろう。]
(164) 2010/02/25(Thu) 17時半頃
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少し、いいかしら?
[ドナルドの長身に身を乗り出して鼻先を近づける、 制服のジャケット染み込んだ煙の匂いに、ゆるく微笑む]
……持ってるもの、出してね? 本当は駄目なんだけど、この時期だからそれで見逃してあげます。
[手を差し伸べると、近づく足音。 クラスでも品行については格別安心出来る存在。 …けれど、いつにも増して深い眉間の皺に、二人の生徒を見比べた]
ディーン君、こんな時間まで珍しいわね。 風紀委員、まだ引継ぎが終わってないの?
[見逃す、なんて言葉はよくなかったかしら、 と少しばかり視線が逸れた]
(165) 2010/02/25(Thu) 17時半頃
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切り捨てられるものは、愛しい。
かなしくて、愛しい。
……私自身のこと、かしら ね。
(-40) 2010/02/25(Thu) 18時頃
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―南棟3階廊下→音楽室―
[廊下を歩いても時間故か人は少ない。 漏れ聞こえる音を辿って道なりに歩き、突き当たりの部屋へ]
ここか。
[まだ音が聞こえてくる中に、 用も無く踏み入るのは気が引けたが。]
……だれか、居る?
[引き戸に手を掛けゆっくりと開くと、ピアノに向かう細身の影。 こちらに気付く事無く熱心に鍵盤を叩いていたが、 彼の表情が芳しくないのを見て声を出す事はせず。]
(166) 2010/02/25(Thu) 18時頃
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えぇ、生徒会の方で少し。
[生徒と間違えるほど若く頼りなくも感じる教師へと軽く頭を下げ、自分の席へ。 ちらりとドナルドの方を見るも、教師の顔を立てて煩くは言わずにおく。 机の中のものを取り出すと、丁寧に揃えてカバンへ。]
(167) 2010/02/25(Thu) 18時頃
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――3-B 教室前――
[鞄を取りに3-A教室に戻れば、3-B教室前にはグロリアとドナルド、ディーンの姿。3-Bの問題児トリオの一人がまた何かしでかしたのだろうか]
……アトラナート先生も大変だ。
[ドナルドの姿はときどきバイト先で見かける。 最初は制服のまま煙草を噴かす彼に呆れたりもしたが、今ではすっかり見慣れてしまい、時々会話を交わすこともある]
や、災難だね。
[小さく声をかけ、ひらひらと親しげに手を振り教室の中に入ろうとして、ついディーンの眉間の皺に目が行き、思わず頬が緩んでしまう]
(168) 2010/02/25(Thu) 18時頃
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― 3−B教室 ―
いやっ、用つーか。人探しつーか……―――。
[踵を返す前に、担任に気がつかれ、苦笑を零す。 グロリアが近づく様子に、じりっと後退する理由は ―――……推して知るべしだ。]
っと、探し人来たれり。 相変わらず、紙が挟めそうな眉間の皺だなぁ。おぃ。
[ディーンの姿に話題を逸らしてみようと試みるも、この場合相手が悪いとしか言いようがない。教師と元風紀委員、絶望的である。]
(169) 2010/02/25(Thu) 18時半頃
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あ〜。はいはい。謹んでお出し致します。
[案の定、制服に鼻を近づけて確認を取ってから、煙草を出せという担任に、素直にショートホープと赤いプラスチックの100円ライターを差し出す。問題児は問題児だが、教師に食ってかかるような段階は超えているようだ。いや、それとも……―――。
ドナルドは、お手上げのポーズを取りながら、担任とクラスメイトのやり取りを聴く。背後のBGMに、少し荒れた風なピアノの音色が未だあるのだろうか。]
って、ディーンまった。 ちょいとばかり、頼まれごとしてくれねぇ?
[帰り支度をしてる風なディーンの様子が目に留まれば、慌てたように口を開く。その間にキャロライナの姿が見えれば、なんとなく手をひらひらさせてみた。]
(170) 2010/02/25(Thu) 18時半頃
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―南棟3階音楽室―
[旋律の最後迄弾き切ると、鍵盤を押さえたまま 眉を寄せ、また短く息を吐いた。
だめだ
と唇だけで呟くが、声にはならない。 そこで漸く顔をあげて、人影に気づく]
……、何か?
[楽譜を手にし、立ち上がる。]
(171) 2010/02/25(Thu) 18時半頃
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―南棟3階音楽室―
[記憶と同じではあるが、今は苦々しく眉を寄せた顔。 気がかりになった時にこちらを誰何する声を聞けば。]
あ、いや。
[聞きたいことは幾つかあったものの。]
よく、ここでやってるの?
[無難な物に落ち着いた。]
さっき、聞こえた気がしてさ。
[屋上に居て、と天井を見上げる。]
(172) 2010/02/25(Thu) 18時半頃
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/* 個人的メモ 接触済:ディン、キャロ、グロリ、セシル、ジェレミ、ミシェル 接触未:ピッパ、オスカ、ラルフ、スティ、バーニ、マゴ、メアリー+3
(-41) 2010/02/25(Thu) 18時半頃
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ああ、生徒会…。 あそこはラルフ君がいなくなると、大変そうだから、 出来る範囲で手伝ってあげてね。
[ディーンがドナルドの顔を見るのには気づいたけれど、 とりあえず一旦矛先は収められたしいので、安堵する。
意外と素直に差し出された、問題児くんからの問題物。 大げさなお手上げのポーズをまじまじと見つめて]
これで全部? ……何にせよ、健康によろしくないから煙草なんてやめなさい。 先生も、この匂いがどうしても苦手なのよね…
[職員室に居にくくって、と愚痴るような言葉をぽつり。
2人のやり取りには、珍しそうな顔をして聞き耳を立てつつ、 ドナルドがキャロライナに手を振るのに、つられたように手を振った]
(173) 2010/02/25(Thu) 18時半頃
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―南棟3階音楽室―
[睫毛の長い、薄紫色の眸をひとつ瞬かせて。]
…… 弾いてる。
[短く肯定。 ピアノの蓋に手を滑らせた。 指し示され、天井を見上げた。 黄昏の色が濃くなっていく。]
ああ、…屋上か。
[眼を細めたのは赤毛の珍客を思い出してか。]
それで、…此処まで? …物好きばかりか、…今まで訪ねてくる生徒なんていなかったのにな。
[楽譜を手から離す。軽い音がした。]
(174) 2010/02/25(Thu) 18時半頃
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