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>>119 ん?
[そして、投げやりな言葉で、やっとその表情に気がつく。]
ああ、その話か……。 まぁ、そう言ってるだなぁ。
[棺おけを担いだまま、ラルフを見やり……ため息をついたが……。]
っでごどは、暇あんだな?じゃ手伝ってくでろ?
[棺を指す。]
一人だと、ゆらゆら揺れすぎでかわいそうなんでな。 あと、埋葬もきでぐれるど嬉しいだな。
――……どだ?
[あがるキセルの煙はどう動くか。]
(120) 2010/07/03(Sat) 09時半頃
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お、 ……御願い、します
きっと、リンダも喜ぶ、から
[ギリアンの声に小さく頷いて、 願う言葉と眸が、キセルの青年へ。]
(121) 2010/07/03(Sat) 10時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 10時頃
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…うん。
リンダは、いい人だったから。 [昨日の朝の姿を思い出し、頷いてキセルの火を消す。 棺桶を支える手は、いつもよりきっと丁寧。]
(122) 2010/07/03(Sat) 10時頃
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じゃ、行くだな。
[ラルフが支えてくれれば、棺おけは安定した。 墓地へ、あとは無言で歩いていく。
朝の空気は澄んでいて、病魔のことなど嘘のようだ。 いや、実は嘘ならいいと思う。]
んじゃ、今から掘るがら。
[墓地の一角、手を合わせてから、慣れた手つきで土を掘っていく。 その間、棺おけの蓋は開け、気がつき訪れる人物がいればリンダと会えるようにしておいた。
掘りながら、口づさむ祈りの言葉。 それは低く響くものだけど。]
(123) 2010/07/03(Sat) 10時頃
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―墓地・リンダの墓になる場所―
[それから、リンダの埋葬をする間。 訪れる者には礼を。
小鳥は、普通に鳴き、 空はいつもの色。
その儀が終えるまで、男は丁寧に仕事を続ける。]
(124) 2010/07/03(Sat) 10時頃
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ありがと。
[柔らかな笑みを青年へと向ける。 道中、名を問うたりもして、 此方からも青年へと名乗り返したかもしれず。]
一緒に。
[土を掘り始めたギリアンに声を掛けて、 手伝える事であれば、了承を得て、 彼の指示を仰ぎながら、手伝ったかもしれない。
低く響く歌を、聴きながら。]
(125) 2010/07/03(Sat) 10時頃
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…手伝うよ。
[本職ほどとは行かないけれど、スコップを握って黙々と土を掻きだすのを手伝う。 仕事は嫌いじゃない。むしろ何も考えずに済む分その方が好き。 あまりに単調すぎて、普段はぼんやりドジをやらかすのだけれど。
ピッパの家には使いで行くこともあったから、娘が病気でふさぎこんでいるというのも聞いていた。 その時も、ちゃんと役に立つ人が病気で、僕なんかが元気なんだろうと切なくなったりもしたのだけど。]
リンダ、きっとこれでよかったんだよ。 …死んじゃったら終わりだから、これ以上辛くも苦しくも悲しくもない。
村が滅んでいくのも、みんなが死んでいくのも、見なくて済むんだから。
[こんな時いつも、母を思い出す。 墓標を作るカネさえも無くて、墓地の隅に小さな石ひとつしか残せなかった人。
衝動的に何かの腹いせにか農薬を飲み干して、血を吐いてのたうち回りながら、殺して、楽にしてと泣き喚いた姿… 真っ赤に塗りつぶされた思い出は、とぎれとぎれに曖昧。]
(126) 2010/07/03(Sat) 10時半頃
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…
[ラルフの声を聴く。 ちらと見遣る眸には言葉の内容に、 聊か冷たい色が灯っていた。 けれど、その表情を見て、]
良かったって言うなら ……なんでそんな か、 悲しそうな顔、してるの
[見えたままを、問い掛けた]
(127) 2010/07/03(Sat) 10時半頃
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―少し前・ワイナリ前―
お、おおぅ?
[ふと、視界に影が差し、顔をあげると、アイリスが無言で仁王立ちしていた。]
な、なんだよ? 『俺はずっとここにいたぜ?』
[無言で佇む彼女から、不思議な威圧感を感じ、目を逸らしながら言う。 少しの間が開き、暴力か罵声が飛んでくることを覚悟していたのに、何も来ないことに拍子抜けする。 常に無くしおらしい態度で、必要最低限なことだけ告げ、その場をあとにするアイリスの背を見送る。]
わかってるよ。
……ちっ、なーんか調子狂うな……。
[ぶつぶつと呟き、自分も自宅へと足を向けた。]
(128) 2010/07/03(Sat) 10時半頃
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/* 笛吹き……だと……?
うーむ。どうやってRPに絡めようか。 というかちょっち時間足りんかなあー。 二人は厳しいって。
(-33) 2010/07/03(Sat) 10時半頃
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…よかった、って思えないとさ。 納得いかないじゃない。
[目を合わせぬまま、ポツリと小さく言った。]
(129) 2010/07/03(Sat) 10時半頃
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墓堀 ギリアンは、仕事をしながら、ピッパとラルフの会話を小耳に挟んでいる。*
2010/07/03(Sat) 10時半頃
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…
[言葉を受けて、手が止まる。 なんて莫迦な事を聴いたんだろう。 どうかしてる、と自分を戒める、溜息。]
ごめん。 ……でも、 ―――そう。
そうだよ、ね。
[何故だろう。 気付けば、口許に、緩い笑みが浮かんでいた。]
(130) 2010/07/03(Sat) 10時半頃
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―少し前・自宅―
[自宅へ戻ると、一人暮らしのはずの家の中に、人の気配。]
父さんっ!?
[慌てたように中に駆け込むが、そこに望んだ姿はなく、居たのは自警団の人間で。]
なんだよ……。で、何のよう?
[不機嫌を顕にして尋ねる。]
……そう。
[自警団の話を聞き、最初の言葉は、感情の色を含まずに。]
俺は、出ていかないよ。 理由? 『そんなもん無いよ。』
[それだけ告げると、自警団の人間を追い払うように家から出した。]
(131) 2010/07/03(Sat) 10時半頃
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[こくんと小さく頷き、両手を泥だらけにして黙々と土を掘る。
しばらくかかって、棺を収めるのに十分なだけの墓穴が出来上がった。]
…きれいだね、リンダ。
[いつものように、優しくやわらかい笑顔。 蓋の閉められる前の棺を見下ろして、ぽつりとそんな言葉がこぼれた。]
(132) 2010/07/03(Sat) 11時頃
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―広場―
[自宅を出ると、村の中央の広場へ。 既に馬車で街へ向かった人達がいるせいか、いつもよりも人が少なく、また、活気もない。]
まあ、そりゃそうだよなあ。
[適当なベンチに腰掛け、空を見上げながらポツリと呟く。 自分自身、あまりの唐突な話に、感情が追いついていない。]
死ぬって、なんだろーな……。
[誰にも届かない問いかけは、虚空の中に溶けて消えた。 そのまま、しばらくの間、時たま広場を通る人々をただじっと眺めていた。]
(133) 2010/07/03(Sat) 11時頃
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[ちらと窺った表情と、掌。 泥だらけの其れが、綺麗だと、零す。 自身の掌も出来る事を手伝ったせいか、汚れている。]
うん。
[ラルフの横に並んで、ぽつり、零す頷き。]
あっちでもきっと、 この子なら、引っ張り凧だよ
[あえてそんな軽口を向けて、微笑]
(134) 2010/07/03(Sat) 11時頃
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[家族会議の席で父に何を言われても、俯き固い顔で]
家族全員で一緒じゃなきゃ、あたし動かねーから。
[とそれだけを繰り返す。 しかし全員一緒なら街に行きたいのか残りたいのかの質問には動揺を隠せず、チラリと兄を見て言葉を濁した]
…二人はどうなのさ。
(135) 2010/07/03(Sat) 11時半頃
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――…じゃ、これで埋めるだよ。
[最後のお別れをピッパやそこに来た参列者に促し、終われば、土をかけていく。 そして、すっかり埋めてしまったあと、簡素ではあるが、小さな墓標をたてた。]
これは、おでからだ。 そんなにいい奴は用意できなんだがな。
[そう、男も、ここに残ると決めた以上、 もう、金も、貯める必要はない。]
まぁ、話が本当が嘘がはわからんが、 ――……病ってのは、忍び寄るもんだだなぁ。
[そして、背中を向けて小屋へ帰っていく。 ついてくるものがいれば拒みはしない。]
(136) 2010/07/03(Sat) 11時半頃
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ん。
[ギリアンの声には緩い頷き。 他にも参列者が居れば、小さな礼を告げたかもしれず。 被さる土で棺が隠れてしまう前に、 女は小さく、別れの言葉を呟いた。]
また、ね。
[魂なんていうものが、在るのなら。 その願いは何時か叶うのだろうか。]
――、ありがとう。
[墓標に対しては、そんな言葉をギリアンへと向けた。]
(137) 2010/07/03(Sat) 11時半頃
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[暫く墓標の前で無言に佇んでいたが。 去っていったギリアンの後を追い、 静かに、彼の小屋の方へと。]
ギリアンさん
[小屋の入り口。 確かな声で、彼へと呼び掛ける。]
(138) 2010/07/03(Sat) 12時頃
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墓堀 ギリアンは、漂白工 ピッパどうしたべ?と小屋の中から振り返った。
2010/07/03(Sat) 12時頃
双生児 オスカーは、広場でただぼうっと空を眺めている。
2010/07/03(Sat) 12時頃
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[振り返る彼に向く眸は真っ直ぐ向いて。 先程までの涙は既に、乾いている。
あ、と言い掛けた口が一度閉じて 再び、開くと]
御願いが、あります。 ……私は、この村を出る心算は、無いから。
だから、貴方の仕事を。 どんな小さな事でも、良いから、仕事を。
手伝わせて、ください。
[きゅ、と自身の服の裾を掴んで、見据える]
(139) 2010/07/03(Sat) 12時頃
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>>139
――……?
[一瞬、ピッパが何をいってるのかわからなくて、沈黙する。 ただ、出るつもりはない。その言葉は、つまりは……。]
ああ、ええど……。 あんだは若い娘さんだがや? その娘さんが、残りの時間を墓地で過ごすのはどうだが?と思うだが……。
[だけど、その眸がまっすぐこちらを見てくる。 それには、カリ…と頭を掻いて……]
その、何でそげに考えだが教えでもらえるがな? それで、もっがい自分で考えて、それでも考えが変わらないなら、
――……おでは構わんよ。
[そう返事をする。]
(140) 2010/07/03(Sat) 12時頃
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貴方を見ていて、思ったん、です。 私が出来る事、してあげられる、事。
此れは貴方にとって、失礼な事かもしれない。 だけ、ど。
[去来するのは、去っていく笑顔。 祖父の、リンダの。そして、見送る者達の、笑顔。 自身が抱える物のせいで、役に立たないかもしれない。 むしろ、邪魔、かもしれない。]
あの話が本当、なら。 私は最後まで、………見送る立場で在りたい。
それだけじゃ、駄目ですか。
[けれど、相当に拒否をされぬ限りはもう 下がる心算も無い、意志の双眸。]
(141) 2010/07/03(Sat) 12時半頃
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[宵闇から次第に朝へと白くなっていく空をぼぅと眺めていた。 自宅のある雑貨屋には帰っていない。 考え事をしながら歩いていたら朝になってしまった。 膝が笑っていた。]
……。
[一寸遠くに墓地が見える。人影が見える。 ―――そうか。 納得したように瞬いて、墓地へと足を運んだ。]
(142) 2010/07/03(Sat) 12時半頃
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[其れでも構わない、と彼が漏らすなら。 一度、俯いて]
さよならと。 涙を流す人は、傍に居て欲しい、から。 私は、誰も、独りで死なせたくないから。
[ゆっくり顔を上げて]
好きだったんだ。 この、村が。
[虐げられた事も、上手く行かなかった日々も。 こんな時に、漸く愛せるようになって、 気付かされるなんて、と ―――、女は笑った。]
(143) 2010/07/03(Sat) 12時半頃
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―― 墓地 ――
[ラルフはまだ其処に居ただろうか。 小屋の二人ではなく真新しい墓標の元に歩み寄る。]
…――
[リンダの名が刻まれた墓標に、静かに祈りを捧げて。]
リンダ……
[一瞬だけ複雑そうな表情が、浮かんだ。]
(144) 2010/07/03(Sat) 12時半頃
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リンダに罪は無い。
[只、結末が残酷すぎただけ]
……分かっている。
[半ば自分に言い聞かせるような響きを伴った]
貴女は何を望む。
[問いかけに答えは返らない]
(145) 2010/07/03(Sat) 12時半頃
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>>141>>143
[ピッパの様子には、そが…とつぶやいて…]
ほだら、手伝ってくでるといい。 時間はおまさの好きで任せるだ。
いつ家にかえっでも、出かけでもええ。 逆に居たいなら、いつでもいるがええ。 小屋のもんも自由に使えや。
ああ、昔、墓守の子がいだがらな、大きさ合うがわがらんが、服とがも勝手に漁っていいだよ。そして、奥の部屋のベッドはおまさが使え。どうせ、おではそこでは寝てねぇだし。 おまさが寝てる時はそごには入らないだよ。安心しろだ。
[そう言って、ほいじゃ、とバケツを差し出す。]
とりあえずは、墓石に水かけてやってくでだべ。
[そういって、へったくそな笑いを零した。**]
(146) 2010/07/03(Sat) 12時半頃
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ラプンツェルね。
[長い髪を下ろして、青年を登らせ逢引した御伽噺の女性。]
失明した青年と、
[喪失は盲目を伴って]
私が魔女かしら。
[親から奪い、恋人からも奪おうとした悪い魔女]
(147) 2010/07/03(Sat) 12時半頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 12時半頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 12時半頃
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――昨夜・村はずれの小屋――
[ミッシェルと別れて、自宅へと辿りついた頃にはすっかりと夜の幄に辺りは包まれていた。]
何かしら――…。
[でも、その闇に覆われた暗い道をぼんやりとランタンの火を燈した何かが近づいてくるのに、気が付けば。 心がざわめく、こんな時間にこの街へと続く道をランタンを燈した誰かが通り過ぎる事など滅多にない事だから。
そのランタンの灯火が運んできた報せは>>#2]
そう、病が――。
[街の生まれでない女に、今から街に戻れば、治療もと言われたけど――。 翡色の瞳を揺らしながら、それは丁重に断り、知らせてくれた自警団の人に謝しながら、その姿を見送った。]
(148) 2010/07/03(Sat) 12時半頃
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