162 絶望と後悔と懺悔と
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>>63
[どうやら相手側もこちらの存在、早々に嗅ぎつけたらしい。 あきらかに、標的としてこちらを狙ってくる動き。 もちろん、予測はしている。単独行動の利点は、自分一人だけ気にすればいいだけである。
一人ならば、速度に加減を入れる必要はない。 サミュエルの想定は、ホリーの速度だ。 あの日、刻みつけられた動き、速度。(今はそれを超えるものかもしれないが) ホリーに劣るスピードに負ける気持ちはない]
(南西部、貨物庫上空部に、動きあり) (――基地中央部、電波塔先端に、金色の瞬きあり) (北部、時計塔中部に暗雲あり)
[敵をできる限り、避け、手に入れる上級吸血鬼である情報。 それは、本部を介し、ジャニスや安吾達はもちろん、各自隊員に伝わるだろう]
(78) 2014/02/10(Mon) 16時半頃
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面白い質問ね。
……まあ、その時になってみないと分からないでしょうね。 少なくとも、貴方はいまはあたしの事も好きじゃないでしょう?
[そう、一部の例外を除けば好意には好意が返る。 だからと言って、好きと言われた相手全員に好意を返すかはまた別の話。]
(*18) 2014/02/10(Mon) 16時半頃
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へえ……仕留め切れないなんて。
貴方達の怠慢と言うよりは、相手側を褒めるべきかしら。
[配下の吸血鬼の動きはこちらに伝わってくる。 それならば自分が相手するかとばかりに。
戦場の中へまた舞い降りていく。 抜き身の日本刀を持った漆黒の少女。 ただし、その気配は守護部隊ならば明らかに分かるであろう。 力をもった吸血鬼の一人だと。]
(79) 2014/02/10(Mon) 16時半頃
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/*
ホリーさんきたら、死ぬしかないんじゃないかと…。 まだ、許してくれるかな?
(-51) 2014/02/10(Mon) 17時頃
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ううん。…好きになってみようかなって。 だって嫌いな相手を守るより好きな相手守るほうがいいじゃん。 でも好きになっても嫌われるなら辞めておこうとおもっただけ。
あぁ、だからって君に守ってほしいとは思わないけど。
…うん。忘れて。
(*19) 2014/02/10(Mon) 17時頃
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>>79 [その黒頭巾は、吸血鬼を抜けて、移動していく。 だが、ふと、止まった。
感じるのは、 高速に移動してくる空気。
そして、それは記憶に刻みつけられた速度]
――……5年ぶりだべな。
[ぶわり、沸き立つ血潮。 影に隠れ、視るのは漆黒の気配。
そう、サミュエルは本来は、周のように名乗って殴り込んだりはしない。 けれど、それが…・・・ 己の標的だと確信したとき、 その姿を見せ、黒頭巾を剥ぐ]
(80) 2014/02/10(Mon) 17時頃
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[闇の中、照らされる金色の頭。 一斉にそれで吸血鬼がこちらを襲うなら、もちろん、繰り出されるのは、漆黒の暗器。 高速回転のそれは、四方八方から襲ってきた吸血鬼を瞬時に殴り、撃破していく]
――・・・・・・
[それらの勢いが止まったとき、見つめる先は黒羽の少女]
(81) 2014/02/10(Mon) 17時頃
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/* たぶん、ホリーさんはちゃんとマユミとかリーのところまで誘導してくれると思っている。 いや、戦ったら、負けるしかないし。
(-52) 2014/02/10(Mon) 17時頃
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[現在: ぴくりとこめかみがひくついた。 始祖が刻み付けた呪いのような束縛だ]
そっちいった方がいいかい。ホリー。 邪魔ならいかない。
(*20) 2014/02/10(Mon) 17時頃
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……へえ。
[金色の姿が見えるなり、周囲の吸血鬼が彼に殺到して行く。
それを次々と葬っていく武器には目を細めた。 なんとか視認出来なくも無いが、得物が何を扱っているのかまでは此方からは確認できない。]
お久しぶり、随分と腕をあげたようね。
[その口調は鬼ごっこでわざと道を譲ったあの時と変わらない。 サミュエルの戦闘能力の向上には感心していたが。
それでもまだ、余裕を見せていた。]
(82) 2014/02/10(Mon) 17時頃
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[ぴりり、とこめかみに痛みが走る。 始祖の支配する血が命を果たせというように。 乾坤圏の血を振るい、その先を見る。 受けたかすり傷が顔や手を赤くしている。
ホリーを守ること、彼女に害を加えるものを殺すのが自分の役目であり呪いだ]
誰だ。邪魔、すんの。
(83) 2014/02/10(Mon) 17時頃
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その様子だと、守護部隊に入ったのかしら。 せっかく見逃してあげたのにねえ。
[くすくすと笑ってから、こちらに向かってきた守護部隊の兵士を数名日本刀で切り捨てる。
5年前なら見えなかったであろうその剣閃は……果たして今の彼には見切れただろうか。]
あの時のお父様の約束はもう時効だわ。 だから……今日は見逃してあげないわよ?
(84) 2014/02/10(Mon) 17時頃
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こちらに? そうね、あたしを殺そうとしてる相手が居るわ。
すぐに助けに来てね。
[これがきっとお父様のしたかった遊びなのだろう。 ならば、その再会は手伝ってあげようと思ったのだ。]
(*21) 2014/02/10(Mon) 17時頃
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サミュエルは、余裕のあるホリーの声に眉を寄せた。
2014/02/10(Mon) 17時半頃
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/*
ホリーさんと戦ったら負ける選択肢しか見えないんだけど、 見逃してくれないっぺ?うう
(-53) 2014/02/10(Mon) 17時半頃
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>>84
――……ホリー・ニルヴァーナ おではおまーを探してだんだ……。
[余裕のある声、その話しぶりは耳に入っている。 けれど、その内容には返事をせず、
ただ、彼女が振るう日本刀。 その動きを見ていた]
おまーにききたいごどがある……。
(85) 2014/02/10(Mon) 17時半頃
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――……マユミはどごだ……。
[5年前、連れていかれたその名を問うた]
(86) 2014/02/10(Mon) 17時半頃
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──承知した。
[紅い気配に返すのは現実の声 周に向かって駆けていた足を止め、 人足り得ないほどの速さで向かうのはホリーの元。
そして、ホリーと対峙しているその人影に向け 乾坤圏を一振り振り投げた]
(87) 2014/02/10(Mon) 17時半頃
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ああ、あの子ね。 すぐに会わせてあげてもいいけれどせっかくだし。
[その言葉を交わすあたりで、乾坤圏が一振り飛んで来た。 彼はそれを当然避けるだろうけれど。]
紹介するわ、お父様の新しい眷族。 彼を倒せたら、あの子に会わせてあげるわ。
[尤も、その相手もまた吸血鬼。 運命の皮肉に笑みを浮かべながら、サミュエルに語りかける。]
(88) 2014/02/10(Mon) 17時半頃
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/*
リーはやす……wwwww 吸血鬼さんたちが殺しにかかっているよう。
た、たぶん、大丈夫だと思うんだけど、サム怖いナリ
(-54) 2014/02/10(Mon) 17時半頃
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マユミ、聞こえる?
ちょっとこっちは面白い事になってるから。 あたしが次に良いって言うまでこっちとは別方面の家畜を倒しててくれるかしら。
[楽しげな口調で、真弓の脳内に語りかける。]
(*22) 2014/02/10(Mon) 17時半頃
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理依、見せてもらうわ。
貴方のお父様への忠誠がどれだけのものか――
[その言葉は彼にはどう響くのだろうか。 付け加えるように囁いた。]
過去を全部振り切った貴方なら。 きっとお父様は愛をくださるわ。
(*23) 2014/02/10(Mon) 17時半頃
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>>87>>88
[風がまた変わる。 耳は、その空気を裂いてこちらに向かう刃の存在にもう身体は動いていた。 頭上すぎていく回転にその武器の凶悪さも知る]
――……やっばりおまーは遊び好きなんだな。
[ホリーの言い分に、もう戦闘の構えをとりながら、 こちらに向かってくる眷属を迎え討つ体制]
(89) 2014/02/10(Mon) 17時半頃
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──…愛?
[よくわからない。 もらったこともあげたこともないから]
そう。それがいいものなら、嬉しいね。
(*24) 2014/02/10(Mon) 17時半頃
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[戻ってきた圏を受け止めて、ホリーをかばうように前に立つ。 その者の顔を見る前に今度は二つの圏を投げつけた。 不規則に圏は動き、かなりの速度だが、目の前の者はきっとよけるだろう。 なぜかそう思った。思わず口端が上がる]
良さそうな「家畜」だね
(90) 2014/02/10(Mon) 17時半頃
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まあ、そうね。
あたしの遊び好きはきっとお父様譲りだわね。
[そう言いながら、一騎打ちになるのなら無粋な邪魔は入らないようにと。周囲には露骨なまでの殺気を振りまいていた。
無論、隙を突いてこちらに何か仕掛けてこないようには気をつけていたが。]
(91) 2014/02/10(Mon) 17時半頃
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>>90>>91
ともがぐ、 マユミは生きてるんだな……。
いや、マユミだけじゃねぇ。 おまーらが連れてっだやつ、
みんな返しやがれ
[その赤い衣を纏った眷属が、ホリーをかばうようにたつと、 目を細めて…もちろん、投げられた刃に当たることはない]
――……
[だが、その雰囲気に、つぎにはまた眉を潜め…]
(92) 2014/02/10(Mon) 18時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2014/02/10(Mon) 18時頃
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――……リー
[つぎにその眷属がこちらを向いた時、 ざあっと風が吹いて、
金色の髪は靡き、その眸はその眷属の顔をしっかり見て……
戦慄する……]
(93) 2014/02/10(Mon) 18時半頃
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そう、理依君は今やお父様の眷属。
そしてあたしを護衛してくれるってわけ。 ま、あたしの方が強いんだけどね。
[こんな時にまで冗談めいた事を口にしながら。 サミュエルの表情を愉しむ様に。]
ほら、どうしたの? 理依君を倒して、真弓さんに逢いたいのでしょう?
(94) 2014/02/10(Mon) 18時半頃
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え。
[風にあおられて圏が進路をゆがめる。 手に戻ってきたとき、僅か刃に触れた]
……サミィ。なんで……。
[手から零れた赤は刃で掌が切れたからか それともありえない再会に握り締めたせいか]
ホリー。これは…どういう……
(95) 2014/02/10(Mon) 18時半頃
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さて、フラグが悉く不発だったり折られたりなので 潔く死亡フラグを取りに行きます。いそいそ。
(-55) 2014/02/10(Mon) 18時半頃
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