233 逢魔時の喫茶店
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昼でも夜でも、似合う。 ……… 服。
[リツとトレイル>>*8の会話が聞こえたので 半裸同然の客も、いかがわしい意味ではなく そういえば居るな、と、申し訳半分、頷いた。
そして、席に座ってから 視線を落とす先、分厚いメニュー。]
おれは、コーヒーとか、コーヒーとか ……… 雲の糸とか。
[蜘蛛ではなく、雲。 人間が見る、触れることの出来ないそれではなく 比較的おれに親しみのある食感がするが、 味付けしないと味がないところが、難だ。]
(+27) 2015/08/07(Fri) 20時半頃
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おればかり見ていると
面白いものを見逃すと、思う。
[トレイル>>*10の会話に 茶々を入れる意味ではなく、おれなり、至極真面目。
なにか良からぬ面白そうな気配>>12を 無意識のうち、察していたような気がする。]
(+28) 2015/08/07(Fri) 20時半頃
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――ぇ、……
[ ――なんで。 俺、なにか言ったか。 そんなこと、匂わせたか。 覚えがない。ずいぶん前の酒場での吐露だって、自分でも意味不明な支離滅裂さだったんだから。]
――なんで、……
[ まるで誤魔化せない。 肯定してるのと一緒だ。 ――ついこの間見た夢が蘇る。最近の心当たりといえば、あれだ。隠れてて悪かった、とエフは言った。――まさか、本当に]
――……、い、いいだろ、別に もう、結構前の、ことだし
[なんだか、すごくバツか悪い。 元カレとか元カノの話、みたいな。いや、そんなんじゃ、なかったし。]
(+29) 2015/08/07(Fri) 20時半頃
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−過日の喫茶店で−
そうそう。まだ、ね
[あっという間に明かされた小さな嘘に、 拍子抜けする様をくつくつと笑い観る。>>13 人間相手にこんなに早く、寛いだ笑みを見せるのは稀だ。
詫びのコーヒーは、名実共に"普通"。 既に珍しいやつ、味わい深いやつを経験した後では 物足りないのも当然だろう。]
うん。もうすっかり
[リツと同じく。"変な店の、変な客"の仲間入りだと。 今度こそ無言で、ニヤリと口角を上げてみせた。]
(21) 2015/08/07(Fri) 20時半頃
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おっ、似合うじゃん
[バックヤードで着替えを果たしたコテツに。>>2:317 東洋の優しい願いのつまったそれは、誂えたかのよう。
「甚平」と「着物」の違いは、 欧州人には解るような解らないような程度。
裾が、ローブでなくズボンの形式な分動きやすそうで。 ヴェスパタインが自身が身に着けている着物でなく 此方を選んだことに、彼の気遣いとセンスを感じた。
――なんてことは、本人には言ってやらない。]
(22) 2015/08/07(Fri) 20時半頃
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……、
[ 知りたい、と聞いて こころが浮つく感じが続く。飲んでもいない酒に酔ったみたいだ。 ]
――俺は、……、 ――あんたのこと、気に なる、
[ 何も、知らないんだから。 知れば、近づけるかと思って。 なんで、俺の秘密、知ってるのかというのも――気になるし。]
――あんた、 夜の方が起きてるみたいだ
[ 夜行性か。 ]
(+30) 2015/08/07(Fri) 20時半頃
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ものを大事にするのは苦手でね。 …… うん、でも、意外と壊れない。
[人間の物作りに対する情熱は、中々だ。 別におれの為では全くないが、感慨を覚えて 眼鏡の蔓に触れた。度は、人間の近視用程度、ある。
いや>>+26と此処でも言われないので 席に座るまで、このままだとおれは離さないのである。 片手でも飲み物は飲めるはずだ。]
勿体ない。 あんたの夢も、…… 大事な夢なのかと、思った。
(+31) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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[ ケイのコーヒー。 俺も、それにしてみよう。 冒険気味の注文はそれからでも遅くない。
と、>>*10トレイルがくれたのは アドバイスらしい。 >>+28しかし、エフはこう言う。]
……なんか、変わってるのか、その
[ マスターの言葉を誤解していたが、いかがわしいなにかってことはないみたいだし。なんか、――ワイバーンとか聞こえた気がする。 ]
(+32) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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本当に信じるか如何かは …おれがあんたを夢で探してからで、良い。
[良い、んだが。 此処でなら話して良いか、この店の中なら。
繋いだ指を引き寄せて、おれの目は、リツの指。 落としたまま、視線を重ねず、話を続けた。 ――― 人間ではないことを拒まれたら、と そんな予想を、思考に、組み立てていた所為。]
良いんだが、 ……… あんたは、おれが人間じゃあないと言ったら 厭か。 だめか。
[ゆるく、首を捻る、視界の隅。 うん、まあ、此処から、人間でないものが見えるのだが。]
(+33) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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[例の"約束"の後は、ほとんど惚けていた。
昼の営業を終えた後は、そのまま図書館へ。 借りっぱなしになっていた写真集を返却するためだ。
まじないのカードについての噂は、 トレイルも耳にしたことがある。 叶えている相手がブローリンだとは思わぬまま、 養父の教えもあって、胡散臭いものと受け止めていた。
――なのに今、手には一枚の白い紙が握られている。]
(23) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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―回想:喫茶店内―
[どんな原理なのか解らずも驚きを呈して双眸を瞠らせた相手。 それは自分の言が、届いて、響いた、証拠。>>3
アイスの熔融の気配を察知しても、 グラス内の緑蜜を干さずに口は彼の為に開かれ]
店員としてでは無いトレイルと、夜に逢いたいと思った。 其れに関して、どう解釈されようと 構わないな。 …私がお前を欲しがった事実は、変わらない。
[彼の躊躇と不安の矛先。脳裏を過る記憶が在る されど変わらず、そっと、下限の月を描いて唇が撓み。 引き寄せた腕を笑みの元へと誘い込む>>4]
(24) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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良くない。
……… 夢に見るくらい、なんだろ。 おれは、気になる。
[勿論、酒場で居合わせたわけじゃあない。 ただ、はぐらかされそうな口振り>>+29に 眠気ばかり含んでいた声に、熱が籠もる。
良くない、おれは、良くないのだ。]
(+34) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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お前が、誠実で在ると知っているが 今日の私との約束を …放棄されては嘆くぞ。
[伏せた瞳に、彼が気づかぬ計らいで 幾年前の言葉を使い揶揄る>>1:272
起因は意地悪としてでなく、純な願いとして >>2既に見つめた相手を意識していないと、自分を騙せぬ程]
………楽しみだから。 **
(25) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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[やがて>>15梧郎から似合うと賞賛された 柘榴色のコテツの反応は如何だったか
もし、似合わないと囁く悪魔の声量が 此方まで届いて居れば 喫茶店の室内の温度を5度は下げて居たに違いない。>>5
最も幸い 自分はコテツ達の遠くに佇んで居た故 膨大な冷気で、大切な店員等の仕事に、支障を憚らせる事は無かったが]
――――………、……
[>>11>>20ブローリンから指差された気遣いは察知出来ずも どれ程自分が滞在するか解らぬと指摘する、店主の声は拾う]
(26) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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[思う所は、或る。
されど気が変わるどころか 数日の時間を噛んでも尚
約束>>4は、―――金科玉条の如く。**]
(27) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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[叶えたい願いは、いくつかある。 そのどれもが切実で、 誰かの、悪魔の、死神の力を借りてでも 叶えたいかと言えば。]
――…
[深くため息を吐き。 結局写真集には何も挟まないまま返却手続きを終えて。
夜の帳が降りれば、あとはいつも通り。 保留の願いは、ポケットに仕舞ったまま。]
(28) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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――数日前のこと――
[ゴロウの言う過去と未来が交差した国>>14、というのは、想像が難しい。 ただ、過去、というフレーズにだけ、記憶の何処かが興味を示した。 バックヤードに向かう間にかき消えてしまうような、ほんの僅かな引っ掛かり。]
幸せ……
[真紅の布地に袖を通し、紐を結ばれる間。 燕の意匠と、それに込められた意味をヴェスパタインから聞く>>1。]
(29) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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どうして。
[確かに、とても気易い常連客の一人で、毎年の訪れが楽しみだった。 そんな彼が自分を気にかけてくれているのは、輪をかけて嬉しい。けれど、どうして。 不器用で、特に話すことが苦手で、語り弾む夜を過ごしたことはないはずだ。他の店員のほうが、よっぽど喋る。]
(30) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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[ただ、答えがなんであれ、その気持ちに偽りなしとわかれば、はにかむように視線を外して、ありがとう、と。 見た目よりは随分と齢重ねた自分だが、目の前の氷の精は、なお、より、歳上だろう。 こんな子供じみた感謝も、許されたい。]
……ヴェスさん。
[バックヤードを出る直前に、和装の背を呼び止める。 迷う。口籠る間、表情の惑いは隠せてなかったかもしれない。]
――……幸せって、何だ?
[着せられる間、思い返してみて。 幸せという感情の薄さ、縁遠さに考え至った。 偏見と、差異と、それから多くの"人間"の中に晒され続けて。 思えば、心から幸せ、なんて思ったことはないのかもしれないと。]
(31) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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[問いかけの答えは、すぐに返るとも思わず。 何てことなかったように、表情に笑み作って表へ戻った。
評判は上々のようだが、一人だけ「見飽きた」なんて言う>>5。 上下見渡してみても、着方がわからなかったくらいだ、見飽きる要素などどこにもない。色だけ取ればアグレのアバターも似た色だけれど、まさか。 ならば、自分の口を逆手に取っての言葉だろうと。]
誰が脱ぐか。
[ただ、YOLO、と締める口調はブローリンらしくなくて、首を微かに傾げた。 ネットスラングのようなもの。けれど自分のゲーム傾倒を知るのは店員ばかりだし、昼仕事をしているはずのブローリンがユニオンにいるとは思ってもみなくて、それきりだ。]
(32) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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マツリ。フェスタ?
[日本の祭りに連れていきたい>>15、というので、そこまでかと、きょとり。 流石に言葉のあやだろうと思い直すが、続いた言葉にまた疑問符が脳裏に浮かぶ。]
ハナビ……は、知ってる。
[ファイアワークはよく見かける。けれど、こちらにもあるものが和のものに似合う、という感覚は、"日本の花火"を知らなくて、ぴんとこなかった。]
(33) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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うん。
[落としていた視線が、持ち上がる。 リツ>>+30の、ことばが、耳に届いて。 拙いようないらえ、喜色に、想定以上に柔らかく溢した。]
はは、 ………うれしいねえ。 夢みたいだ。
…… ん? 夢か? ……夢じゃないか。
[現と夢を取り違えるのも、一瞬。 目許から滲むように、笑う、昼と違う面で。 そういう面を、させられているわけで。]
昼は、ねむい。
[真面目に、言う。]
(+35) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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見たい。
[写真を持ってくると聞けば、今度はこっちが横入りした。 日本のもの。見たい、知りたい、そういう興味が湧いたのは実に、実に久しぶりのことなのだけれど、きっと彼は知るまい*]
(34) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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[コーヒーと、コーヒーと、雲。 まるで詩のようなオーダーを厨房に伝えれば、返事はあったか。]
それもそうなんだけどさ 慣れない内は、色々刺激が強いかなって
[面白いもの、他では目にできないものはここには沢山ある。 新規の客――特に人間は、概ね歓迎されるものだが。 それが、そのままプラスで相手に伝わるとは限らない。
ここの客はどれもこれも、悪戯好きが多いから。]
(*13) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/08/07(Fri) 21時頃
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[今日も店主の酒は、尋常でない肌色の客から好評だ。 シェイカーを振る彼の横で、 つまみを盛りつけながら小声で尋ねる。]
あの、さ。――今度……なるだけ早いうちに 休みが欲しいんだけど
[昼でなく夜に、こういった願いを申し出るのは珍しい。 こちらの営業が本番だと理解しているからだ。]
昼間、その分働くからさ。ねっ?
[いつになく殊勝なことを並べて、店主の返事を待った。]
(*14) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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ホレーショーは、ここまで読んだ。
2015/08/07(Fri) 21時頃
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/* ログしゅごいのびのびしてるぅアヘェ
(-36) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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/* おっいいぞ!おっちゃんなんぼでも休みやるわガハハッ!
(-37) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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―― cafe & bar ≪Twilight≫ ――
[いらっしゃいませ、とマスターやトレイルが口にするのに合わせて、深く一礼する姿がある。 昼間の赤とは真逆に、黒基調の制服に身を包んで、そこに居る。
カウンターの奥の客の注文を聞いては記憶して、バーテンのマスターに投げる。 それから、伝票に書き留めて管理をする。 名詞と筆記のやり取りで可能な仕事を出来る限り率先してやるのが、昼間働かない代わり。 厨房の洗い物も片付けていたりしたから、最終的にエフたちと話す機会が持てたのは、少ししてからだった。]
(*15) 2015/08/07(Fri) 21時半頃
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コーヒーと、コーヒーと、雲の糸 了解
[オーダーを復唱>>*13 獏と人間が見える。 あの獏は珍しく蛇のコーヒーを好んでくれているが。
早速のデビュー 慌てるのか、案外肝が座っているのか。 それを楽しみながら見守るのも、人外の役目]
(*16) 2015/08/07(Fri) 21時半頃
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こんばんわ。 ……オレのことって、言ってない?
[口元を指して、エフに聞いてみる。つまりどれぐらい言葉に気を使うべきかと。夜の客の中には、もう一切修正をかけなくてもそのまま喋れる客も、ゼロではないからだ。 YesNoの疑問文は反語になっても大抵意味が通るから楽でいい。]
(*17) 2015/08/07(Fri) 21時半頃
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