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ううん、よくは分からないけど 多分持病だと思う……。
[リンダの死について告げた後、 ピッパも、との言葉にはゆるく首を横に振り]
ううん。死んだわけじゃない。 でもピッパさんは――リンダに、心を囚われて。
つらいの。どうしたらいいか分からないの。 死者を思い出にすることを否定するわけじゃない、 でも、ピッパさんはそんなんじゃなくて――
[頬を撫ぜるぬくもりに、不安定な瞳から雫が零れ落ち]
まるで、死んだリンダに依存している様で、 ――どうしたら、いい、か…
[繰り返す言葉。ピッパを救いたい、笑って欲しい、ただそれだけの願いが、届かなくて、もどかしい。 一方的にごめんね、と、少しだけ冷静さを取り戻した様にペラジーに謝罪して。]
(81) 2010/07/03(Sat) 04時半頃
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…は?支度って、街へ?
[想像していたのと違う言葉が出てきて、呆気にとられた瞬間、腕をつかまれた。少しだけぴくりと体を固くしたのに兄は気づくかどうか]
父さんと兄さんどうすんのさ。支度なんてしてねーじゃん。 ……まさかあたしだけ行けとか言うんじゃねーよな?
(82) 2010/07/03(Sat) 05時頃
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持病? そんな……隠してたのかな。
傍に居れば死者に囚われてしまう。 直ぐに追えるような立場になってしまうならなお更……。
思い出を囚われそれを否定せず胸に抱いて逝く事は、誰も止められないような気がする。
それもソフィアは嫌なのかな……。
そんな、気にしないで。 勝手に私が後をつけた事ではじまったんだから。
[頬を伝い落ちる雫。 また1つ増えた違和感にもどかしさを感じつつも ソフィアを包むように抱き寄せて優しく背中を摩った]
(83) 2010/07/03(Sat) 05時頃
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うん……隠してた、みたい。
[ぽつ、と呟くように紡いで 続く言葉を聞いては、瞳に涙が溜まり きゅ、と閉じた後、凛とした声で告げた]
―――厭よ。
後を追うなんて許さない。 私は、……。
[何故こうも気にするんだろう。他人のことなのに。 同じ村人だから?以前に仕事で関係があったから? 否―――]
気になってるの。ピッパさんが。 わらって、ほしいの。
[残酷な願いかしらね、と淡く笑んで、 抱き寄せて呉れるペラジーの体温を感じ、すん、と鼻を啜った]
(84) 2010/07/03(Sat) 05時頃
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それ以外に何があるってんだよ。
[腕を掴んだまま、顔を顰めて。]
…一度に乗れる数は限られてる。
[そして恐らく、次の馬車が最後の切符になるだろう。]
親父がどーするかは知らねーけど、俺は行かねえ。
ああもう、うっせえな。 ぐだぐだつべこべ言ってねえでさっさと用意しろっつの!
[妹を妹の部屋へ連れて行こうと、ぐいと腕を引いた。]
(85) 2010/07/03(Sat) 05時頃
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やだ!行かない! 兄さん行かないのになんであたしだけ行くんだよ!
[振りほどこうとして解けないなら、逆に兄の懐に飛び込む。 しがみつくように抱きしめて、胸元でイヤイヤと首を振った]
やだ!どうせ死ぬなら兄さん達と一緒に死ぬ…!
(86) 2010/07/03(Sat) 05時頃
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普通に接してほしかったのかな。 腫れ物扱いは辛いものね。
[続く言葉の強さには、少し呆気にとられるように間が開く]
……。 まるで、恋をしてるみたい。 リンダを恋敵のように見て、独占欲で苦しんでるみたい。
[続く凛とした言葉感じる彼女の感情。 違和感に自分なりの答えを出す。 鼻を啜る彼女を抱きしめたまま耳元で淡々と呟く。 髪が彼女の鼻先を擽るようになぜた]
(87) 2010/07/03(Sat) 05時頃
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…そうね。
[リンダの件には短く相槌を打って。 暫しの間、不思議そうに瞬いた折に紡がれた言葉]
―――っ
[どん、と心臓を打ち抜かれたような感覚に陥る。 そうなのだろうか。独占欲なのだろうか。 だとしたら――…]
只の私の、我儘ね。
[情けなく笑う。くすぐったい感触に笑みを深めた。 それでもやっぱり笑みは情けなくて。]
(88) 2010/07/03(Sat) 05時半頃
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――…。こんな私なのにね。 どれだけ人を弄んだかも分からない、非道な私が、 そんな、辛い想いに堕ちたのは、何故なのかしらね――。
[そっとペラジーの頭をフード越しに撫ぜて。 やがて静かに身体を離すと、そろそろ行く、と表情で示す。]
有難う、ペラジー……。
[彼女なりの推測を認めることはまだ出来ないけれど。自分について思案を巡らせてくれた彼女に、せめてもの礼を*告げた*]
(89) 2010/07/03(Sat) 05時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 05時半頃
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あたし一人で街に着いて生き延びて、ああ、きっと二人は死んじゃったな、って思いながら暮らせっての? そんなのまっぴらゴメンだって!
一人ひとり神様に呼ばれて死んじゃうなら諦めもつくけど、一人だけ生きろって、それどんだけ勝手なのよぉ
血はつながってないけど…家族じゃん… 何で、最後まで一緒だって…言ってくんないのさ……
馬鹿ぁ
[声は潤み、肩は嗚咽で上下する*]
(90) 2010/07/03(Sat) 05時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 05時半頃
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/* 涙腺崩壊した。
なにこれ かわいい。
最早何度言ったかry
(-27) 2010/07/03(Sat) 05時半頃
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/* 此れは私、悲恋ルートに突入かしらね? いいよいいよ。どうせマゾいよ。 心臓痛めてのた打ち回るさ!
ただ、見物人と――だけでピッパを終わらせたくなかったのもある。 だからやれることはやる。 ピッパは思い出に生きるだけじゃ勿体無いよ。
(-28) 2010/07/03(Sat) 05時半頃
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[自嘲する彼女に向ける言葉はなく 礼を返してくる彼女に「気にしないで」と、緩やかに首を振った。 フードを撫でる手の感触を最後に彼女が離れてゆく。 ワインボトルを改めて胸に抱いて彼女の後ろ姿を見送り溜息を漏らす。]
(91) 2010/07/03(Sat) 05時半頃
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死者には誰も勝てないんだよ。
(92) 2010/07/03(Sat) 06時頃
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流浪者 ペラジーは、ソフィア哀れむような呟きを漏らし牧場へ続く道を歩み始め**
2010/07/03(Sat) 06時頃
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/* ペラジーひどいwwwwwww
生者にしかできることもある!
(-29) 2010/07/03(Sat) 06時頃
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/* スーパーソフィアタイム
(-30) 2010/07/03(Sat) 06時頃
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初めて目を覚ましたときにあったのは、 幸せそうな笑顔と自分の泣き声でした。
(*5) 2010/07/03(Sat) 06時頃
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子どもの頭を撫ぜる親はどうしてあんなにも幸せそうなんでしょう。
(*6) 2010/07/03(Sat) 06時頃
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もうこれ以上は無い、と思える平凡。 当たり前のことが当たり前にある奇跡。
理解したらもう失っているもの。
(*7) 2010/07/03(Sat) 06時頃
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病気になった、と聞きました。 詳しいことは分かりません。 誰が病気になったのでしょうか。 パパとママじゃありませんように。 せめて私でありますように。
(*8) 2010/07/03(Sat) 06時頃
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パパもママも隠れて出てきません。 必死に探し回るかくれんぼ。 外は雨が降っていました。 雨はいつも通りに音を奏でていました。
(*9) 2010/07/03(Sat) 06時頃
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パパとママは死んだらしい。 嘘だ。
(*10) 2010/07/03(Sat) 06時頃
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何度も呼びました。 パパ。 ママ。 隠れてないで出てきてよ。 私は自分を偽って、平気な笑顔を作っていました。
(*11) 2010/07/03(Sat) 06時頃
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その日初めて、私は本当に、 パパとママの為に泣きました。 自分を騙すのをやめた途端、涙が溢れて止まりませんでした。
(*12) 2010/07/03(Sat) 06時頃
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パパとママはびょういんで なんにちも、苦しんだ末に逝ったのだそうです。 そんなの聞きたくなかった。
(*13) 2010/07/03(Sat) 06時頃
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墓前に立つと涙が溢れます。 どうして苦しんで逝ってしまったんだろう。 どうして楽に逝けなかったんだろう。 何を責めたらいいかわからない。
(*14) 2010/07/03(Sat) 06時頃
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パパとママがいない毎日が目まぐるしく過ぎていきます。 私はいつしかパパとママがいないことが当たり前になりました。 私は私だ。
(*15) 2010/07/03(Sat) 06時頃
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いつしか、私は、この記憶を封じて生きてきました。 だけど今、鮮明に思い出せます。 ソフィア、と呼んで呉れた優しい声。 パパとママを蝕んだ病気。 最後に頭を撫でて貰った刻。
(*16) 2010/07/03(Sat) 06時頃
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すべてはしあわせで すべてはふしあわせな おもいでです。
(*17) 2010/07/03(Sat) 06時頃
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わたしに できることは くるしまずに いかせてあげること。
(*18) 2010/07/03(Sat) 06時頃
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