人狼議事


287 ―シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア2―

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【人】 渡し船 ユージン


   答えがないのは、知ってる
   答えがでるはずがない

   俺があんたの立場で答えるなら、そうだから

[向ける情はないといった。
 言葉どおり、無い。愛は、ない。
 けれどジェレミに対し苦いものは存在する。

 多分それは、自分が「こうなる」可能性を
 ジェレミに見出しているからだ。

 新聞、折りたたみ式携帯、スマートフォン、と
 うつりゆく世界を眺めていても
 気を抜けば他人事になりがちな男だ。
 おそらく、もう200年ほど生まれるのが早ければ
 「こう」だったのではないだろうか、と思う。
 ……思わないために、わざわざ死にかけたりするわけだが。]
 

(253) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン


   憎んでほしいのは、俺があんたを憎むから
   愛と憎しみってよく似てるらしいけど全然違う
   憎しみってね、相手を変えたいと思うときに
   生まれるんだってさ

   変えたい、ってことは
   手が届く範囲にいると思ってるってことで
   少なくとも俺の中で、
   あんたは「俺の世界」にいるのかもね 

   その理屈で言えば
   俺を夢から醒ましたがったあんたも
   俺を憎んだことになるけど

   別に、そうでもないのかな?
   ……わかんないか? 忘れちゃった?

[苦笑した。]

(254) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン


   ね、ジェレミ。
   多分俺はあんたより先に死ぬよ。
   あんたはまだまだ生きていくんだろうね。

[多分、事実として、そうだ。
 男は長生きできる吸血鬼ではない。
 ――そういう体質、という意味では無くて
 そういう、性格だからだ。

 多分置いていくなあ、と思うので
 男は、訳知り顔で、
 ジェレミにとっては「居場所が無い」らしい世界から
 こう物申すだろう。]
 

(255) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン

  
   覚えてたらさ。

   あんたが、他の奴らよりすこしだけでも
   大事なひとが――

   長い時間を寄り添えると思ったひとが、
   できたときに、聞いてごらんよ
 
   「あなたはどうして生きてるの」 って 

   多分それが、
   なくしてしまったあんたの居場所を教えてくれるよ
   あんたがどれだけ否定したって分からなくたって
   忘れちゃったって、さ
 

(256) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン


   あんたの世界に俺はいないけど
   俺の世界にはあんたがいる。
   多分、他の奴らの世界にも、あんたはいる。
   

   頭痛してきたなら、何より。
   ざまあみろ、って感じ。

 

(257) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン


[男も先ほどから頭が痛いが、それはさておき
 炭酸水が溢れたジェレミのグラスを一瞥する。

 男はそれを一瞥し
 いとも簡単に手をのばし、
 薄くなりすぎた それ を干した。]

   ……まあこれも、悪くはないけどさ

[男はくすくすと笑う。
 満たした時間は、いとも簡単に空になる。
 空であれば、満たしたくもなるだろう。]

(258) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン

[その中身がただの水か酒かを選ぶのは
 所詮、そのひと自身なのだから。
 
 男にはジェレミのそれを選ぶ権利は無い。
 けれど、少しでも、
 濃い「感情」であればいいなとは思う。
 次にグラスを満たすものたちが。
 からっぽな魂を暖める何かであれば、いいと思う。

 なので、腹いせにジェレミのグラスに
 もう一回酒を注いでおいた。
 にっこり、笑って]

   どうぞ?
   てか呑めないの? 案外チキンだな

[言葉にしないとわからないなら、するまでで、
 男はそう言い放つとけらけら笑って、

 ゆるりと、調度品を運び出す手筈を整えだすだろう。*]

(259) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時頃

【独】 渡し船 ユージン

/*
お時間をみつつ、こんなかんじかなーーーとお返事を打ったりした

まあそら2000年もいきてくれば、こうなるよね!!!ってめっちゃおもうのでなかのひとは解ってます わかってます
外の人が煩いけど。

指どうなったかだけ書いて、ねます…*

(-344) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン


  [――いつか聞いた事があった。
   あるいは、勝手に知ったのかもしれなかった。
   海の傍に>>127 女が愛したひとの墓があると。]
 

(260) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃

【人】 渡し船 ユージン

―― 長い夜 ――

[夜の海の不気味なさざめきを聞きながら、
 男はその墓石を遠くから見ている。
 城を出て何日が経ったのかも知れない。
 随分と長い時間を歩いている。

 いくつもの火傷痕を体に刻んだその男は、
 見つけたその墓石の群れをだまって見下ろしている。
 吐きそうなほどの忌避感を、堪えていた。

 手のうち、かさりと包みが鳴った。
 それをあければ、女の指がひとつ入っている。

 ざざ、ざざ、と鳴る潮騒を背に
 男は淡々と墓石を見下ろしている。]
 

(261) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[墓石を前にして
 大きな戦争があったことを思い出す。
 灰色の戦争が。
 神の教えを説いても所詮、
 人のエゴで人が死んでいく、そういう戦争が。
 

「神は死んだ」と説いた哲学者がいたが
 そういう灰色の時代にあって十字架は確かに意味をなくし
 そういう時代に牧師となるべく生まれて
 …………男もまた、生きる意味を捨てた。

 夢から醒めてしまえば――
 「吸血鬼」として、生きて返ってしまえば>>233
 もうこの手には、執着しか残っていない。
 自分を「ひとでなし」にした女への執着しか。]

(262) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[……男は、女の指を、そっと見下ろした。

 本当は、埋めてやろうと思ったのだ。
 さいごまで執着を捨てられなかった
 愛する「あなた」に一部だけでもあわせてやるべく

 その場所に、埋めてやろう、と思ったのだ。
 けれど。]
 

(263) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 
    ……あんたが、全部悪い

[気が変わった。
 男は小さく呟く。呟いて――
 茶色く酸化したそれの爪先から根元までを、
 静かに、時間をかけて、喰らった。

 それは見せつけるようであった。
 それは誓うようでもあった。

 随分と昔に死んだものに対して、
 無駄すぎるともいえる、あがきだった。

 けれど咀嚼した骨は口内を傷つけ、痛みを齎し
 飲み込む血肉は美味ではなく不味さを運び
 確かに、そのひとを感じたから]
 

(264) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃

【人】 渡し船 ユージン


  [  たしかに、そのひとを思うとき
     いたみと共に、いきていることを感じるから ]

(265) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[男は最後まで、その愛の証を食いきって、
 たんたんと、遠くから、十字架の群れを見下ろす。

 真っ黒な海が月明を反射している。
 なまぐさい海風が鼻先を擽っていく。

 ――……戻ったら
 愛の証を落とされた女は、死んでいるだろうか。
 いきているだろうか。

 死んでいたなら、きっと、
 男はこれだけを抱えて生きていくのだろう。

 いきていたなら――……
 まず、どんな顔で会えばいいのかわからないが
 指をなくした女が男に何をいうのかが見ものだなと思った。]

(266) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[いずれにしても。
 停滞していた時は、動き出してしまったのだから
 男は「祈りもせず」に踵を返し、来た道をいく。
 
 ――夜闇を。
 どこまでも続く、冷たい道を。]
 

(267) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[ナタリアのシェアハウスに帰ったのは
 きっと、夜も遅い頃。

 誰に挨拶をすることもなくキッチンに入り込んだ男は
 あの日のように、苦いカフェオレを作っている。**]

(268) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃

【独】 渡し船 ユージン

/*
埋めるか埋めないかを迷ってたんですが
夢からさめちゃったし ぽやぽや野郎やってもないので
たべちゃった。ごめんね。ってします

とりあえず指はこんなかんじ…で、だめだったらもうしわけない!です


>>-346 ジェレミ
なんかいいかんじのを拾えてたらうれし!です
やりとり楽しかったです〜〜〜〜ありがとうございます!!

と、そろそろ夜もおそいのでねます
おやすみ…**

(-349) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃

【独】 渡し船 ユージン

/*そういえば吸血鬼系の村はいるならEuchaetaさんのThe longest nightどっかで聴きたいとおもってたので、それっぽいロールがかけて満足でした…**

(-350) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃

【人】 渡し船 ユージン

―― いつかある夜に ――

  そう。

[男は片眉をあげ、
「隔たり」があると言ったジェレミを見た。
 机一個分くらいの距離しかないそこに、
 2000年の時間を経た吸血鬼は隔たりを見出すという。

 あるいは。
 頭蓋を隔てる骨は、
 あらゆる時間よりも距離をもっているのかも。

 男はふとそんなことを思ったけれど、
 相手が別のいきものである、ということに
 まだ、楽しみを見出せるほど老成していないので
 少し怪訝そうにジェレミを見つめ返すばかりだ。>>271

(291) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時頃

【人】 渡し船 ユージン


  あんたの行動は、想像に難くないけどね?

[だからわからないのだと笑う。>>272
 男から見てジェレミは地続きの未来だったから。
 きっと、言葉にされない断絶が、
 そこにあるのだろうと知りつつも]

(292) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時頃

【人】 渡し船 ユージン


[ 「好き嫌いしてたら相手の好みも
   知れないでしょう?」と
 舌がすこし馬鹿になったバーテンは
 一笑に付した。>>273
 ようやく、零された一言に耳を傾ける。

 随分と遠い昔まで遡ったという彼は>>273
 男がジェレミへ向けるものを、「情」だという。>>274
 けれど、「分からない」ものであると。]

  ざまあみろと言ってるあんたは見てみたいけど
  相当似合わないだろうな

[相手の痛みをせせら笑うだけの感情が、
 鈍磨した心に芽生えるかが疑問だ。
 ジョークとしていうなら、さまになるだろうが>>275]

(293) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時頃

【人】 渡し船 ユージン

[――いっそ、自分がハンターであったなら。

 ただしく、彼を憎めただろう。
 ただしく、彼の遠い頭蓋に銀の弾丸を撃ち込んだだろう。
 ただしく、死んだ生に生を自覚させただろう。

 その鼓動が誰のためにあり、何のために続いていたのかを
 自覚する瞬間も、齎せたかもしれない。

 けれど男はハンターではなく
 ジェレミの見つめる
 「城の皆」の領域の中にあるものだから
 それは、できないのだ。]

(294) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時頃

【人】 渡し船 ユージン


[男はその言葉を聞いて、肩を竦める。>>276
 少し動揺したような、嫌悪したような表情で]

  ……愛なんかじゃないよ
  そう、愛なんかじゃない

[言葉でグラスは揺れない。
 けれどたかだか100年程度しか生きていない心は
 簡単に言葉で揺れてしまう。
 続く言葉に、黙って耳を傾ける。>>278>>279
 男の顔は、笑ってはいない。]

[見返りもなく、見守って、好きだと思い続ける。
 それが愛なのだと思う。
 例えば、いましがたジェレミが見せたこれを。]

(295) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時頃

【人】 渡し船 ユージン


  俺はあんたが嫌いだよ、ジェレミ
  どうやら見透かしていたようだけれど 

[反抗するように呟いた。
 多分、きっと、その日のどの瞬間よりも
 男は「傷ついた」顔をしている。

 ゆっくりと、笑顔をつくった。]

  だからね、あんたが俺を好きだと思おうが思うまいが
  俺はあんたを憎み続けるよ
  あんたのようにはならない、って思い続ける

  そのくせ、多分、視界の端に
  あるいは俺が吸血鬼である瞬間に
  あんたを、思い出すんだろうね

  それがとても とても 忌々しくてたまらない
 

(296) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[本当は、
 この心の裡に、あなたを住まわせるスペースなぞ
 つくりたくはないのだとごねる。

 いっそ殺せてしまえればいいのに。
 殺せないから。
 殺すには、あまりにも言葉を重ねすぎたから。]

  ――死ねる日を心待ちにしているよ。
  あんたの愛から逃れるその日を。
  あんたが俺をがらくた以下にして、忘れる日を。

  その日に初めて思えるだろう。
 
  あんたを愛してたんだなって

*

(297) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時半頃

【独】 渡し船 ユージン


[きっと彼は生き続けるのだろう、と思う。
 吸血鬼の生の中にはきっと、
 明確なラインが存在している。
 そこを踏み越えてしまったひとたちは生き
 踏み越えられなかった連中は死に
 そういう、もののように思えるから

 あそこまで遠くを歩いてしまった彼は、
 これから先も生きつづけてしまうのだろうなと思う。

 吸血鬼の保護者のように仲間達をみつめるまなざし。
 それがこれからもあるだろう、ということに
 どこか安堵を覚えながら
 彼が死んだ時に
「おめでとう」を言ってやれないだろう自分を
 男はせせら笑った。]

(-362) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時半頃

【独】 渡し船 ユージン

[誰かいってやれ、
 生きているのに、死んでいるような彼が
 死ぬ瞬間がやってきたなら
 「死ねておめでとう」と、
 いってやれ、と思うのだけれど。

 ――どう考えても彼より先に死ぬ男には、
 かける言葉が見当たらない。
 去るものが残せるものは、言葉しかないのだけれど。]

(-363) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[――>>280

  はは、いいじゃん。
  あんただってよっぽど「寝てる」ようなものでしょ
  ちょっと頭痛で目を醒ましたほうがいい

  ちゃんと飲みなよぉ、その酒
  薄めないでさ

[男は軽薄に笑って、まとめた荷物を運ぼうとする。
 それから、投げかけられた言葉に
 ぱち、と瞬きをして、

 ふふ、と小さく笑った。]
 

(298) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 
   ――のたれ死ね、クソ野郎
 

(299) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時半頃

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