3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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―2階階段付近>>50―
……それもそうですね。
[一度サイモンが駆けていった階段の方へ目を向けたが、すぐに興味が失せたように反らした。]
悪戯か。 こんな季節に怪談なんて 流行りもしない。
[謂って、緩やかにうなじを擦る。]
大丈夫です。 ―――お気遣いなく。
[一定距離。 それを保つのは彼を知るものには周知の事か。 新たな足音が暮れなずむ光の中降りてくる。顔をあげた。]
(59) 2010/02/25(Thu) 08時頃
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……ああ、どうも。
[片手でうなじに触れたまま 教師――グロリアに目礼して、手を下ろした。 差し出された楽譜に瞬きをひとつしてから少し目を伏せ]
嗚呼、…はい。 わかりました。
[右手で受けとる。 上着の下の肌から少しだけ傷が覗く。 体育の授業の際、負ったものだろう。
楽譜を手にしたまま、上り階段を見上げた]
……練習するに超したことはありませんよ。 音楽室、ちょっと借ります。
[謂うと、そのまま音楽室へ向かいスティーブンと対比構造のように階段を上り始めた。]
(60) 2010/02/25(Thu) 08時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 08時半頃
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―階段→3階音楽室―
[階段の窓から降りてくる光は黄昏の色を帯びる。 渡された楽譜は少し汚れていた。 薄紫の双眸を俯ける。 卒業式定番の曲。 日常を終わらせるための儀式。]
…… ――
[ふ、と1つ息を吐く。 やけに足音が響いて聞こえた。]
(61) 2010/02/25(Thu) 08時半頃
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―音楽室―
[少し草臥れた扉を開けて、 音楽室へと足を踏み入れる。 黄昏色の光に赤い天鳶絨の遮光カーテンが映えている。
取り残されたような グランドピアノが1つ。
勝手知ったる足取りでまっすぐピアノに向かい、艶やかな黒に白い手を添えた。 鞄は床に。 開けたその中には、また別の楽譜が入っていた。
クラシック曲の、楽譜だった。]
(62) 2010/02/25(Thu) 08時半頃
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[卒業式用の楽譜を譜面台に置き、 クラシック曲の楽譜を手にする。
赤字で書き込まれた様々なメモ。 その総てはセシルの字だ。 楽譜を見下ろす薄紫の眸に痛みのようなものが過る。 眉を寄せ、唇を噛んだ。]
……どうして。
[苦く呟き俯く。 ピアノの縁に額を預けた。 手に力が籠ったか、 楽譜はくしゃりと歪んだ。]
(63) 2010/02/25(Thu) 09時頃
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/*
くっそう…このセシルあずまさんか? なんていうセシルホイホイ……。
こ、ここで、寄っていってはいけないッ(自重モード)
(-14) 2010/02/25(Thu) 09時頃
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(どうして弾けないの)
(そうじゃないでしょう)
(お兄ちゃんは弾けるじゃないの)
(――――ねえ)
(-15) 2010/02/25(Thu) 09時頃
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そんなの
俺だって、
ききたい。
(-16) 2010/02/25(Thu) 09時頃
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――――どうして
届かないんだ。
(-17) 2010/02/25(Thu) 09時頃
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どうして。
(-18) 2010/02/25(Thu) 09時頃
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[――――ややあって。]
[ゆっくりと顔をあげたセシルは、 短調のアルペジオを静かに弾いた。 鍵盤の上で指が緩やかに舞う。
放課後勝手に音楽室を借り、 様々な曲を弾いていた日々も終わる。
旋律は裡へ、外へ、流れていった。]
(64) 2010/02/25(Thu) 09時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 10時頃
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― 音楽室へ ―
[暫し逡巡した後、屋上にでも向かおうかと、職員室を避けるように南棟の端の階段を上へと。]
ん……―――。気の所為か?
[3階まで辿り着いた時か、微かに何かの音が聴こえた気がした。 女の声だった気がするが、と首を傾げて耳を澄ませば、次に聴こえたのは小さくピアノの音。]
まさか、なぁ。
[幽霊がピアノを弾いているなどと思ったわけではないのだが、気まぐれに足は音楽室の方へと方向を変えた。]
(65) 2010/02/25(Thu) 10時頃
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[ギっと小さく扉が軋む音。 お邪魔しますよっと身を滑らせれば、グランドピアノの前に人影。 相手はドナルドの登場に気がつくことはあるだろうか。 演奏が止まぬなら、赤毛の男は扉に身を預け、短調のアルペジオを聴く。最後まで演奏が行われるにしても、途中で途切れても]
ぴゅぅぃ
[音が途切れれば、揶揄うような口笛が音楽室に響くことだろう。]
(66) 2010/02/25(Thu) 10時頃
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[サイモンの後すぐに教室を出て行くのは 誰かに見られたら・・・そう思ってしばらくB組の教室の椅子に座っていた。
口の中を切ったのか口の中に鉄の匂いが広がってきた。手のひらは色が白いせいかすりむけた跡が赤く残る。]
…顔 腫れちゃうかしらね とりあえず 冷やさなくっちゃ
[ポケットからハンカチを取り出すと廊下にでてトイレに向かう 先客にA組の赤毛の少女がいたら少しだけ頭を下げて挨拶をする。タオルを冷たい水で冷やして頬に当てる。]
酷い顔…
[目の前の鏡を覗き込んで呟いた。 鏡の中 キャロライナと目が合うと]
なにか? あたしに用かしら?
[目線だけ動かして声をかける]
(67) 2010/02/25(Thu) 10時頃
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/*
くやしいくやしい、ドナが行った、くやしいけど、お似合いだ。 ここで早期にフラグが立つ気しかしない!
……い、いや、でもピッパともいいな、と思っている!>セシル
駄目だ、つい注目してしまうのは病気のせいだ。うん。 それより用務員トラップにかかる人材をかくh(何
(-19) 2010/02/25(Thu) 10時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 10時半頃
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―南棟3階音楽室―
[奏でる音は何処か荒れたようで、それでいて歌うようだった。 薄紫の眸は鍵盤を移して伏し目がち。 黄昏の中で独り演奏を続ける。誰か入ってきても気づくまい。]
(あそぼ) (――…、 )
[聞こえるはずのない小さな声が幽かに意識の端を侵食する。 ふと、顔をあげて そこに見えた赤毛の生徒。 アルペジオは途切れ、残響を口笛が裂いた。 僅か眉を寄せ、薄紫の双眸を向ける]
――………珍しい。
[端的な感想だった。]
(68) 2010/02/25(Thu) 10時半頃
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―― 補習室 ――
[コツコツと刻む、時計の音。 校舎にささやかに反響する、人の声。 グラウンドから届くカウント。 そして、上空から伝わってくる、ピアノの響き]
[絵を描くとき、そんな生活音を気にしたことは無い。 自分だけの世界に入るから]
…………っ
[それなのに]
[くすくすとくぐもったような、小さな声。 どこか、遠くから聞こえてくるよな、ふと自分の肩口から聞こえてくるかのような、声]
……うるさい。
(69) 2010/02/25(Thu) 10時半頃
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[その音量ではなく、そのまとう不快さに眉根をひそめた。 鉛筆を握りこんで、振り払うように腕を動かしながら振り向く]
[誰も、いない]
[舌打ちした]
(70) 2010/02/25(Thu) 10時半頃
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―音楽室― …何。……此処に用事でも?
[黄昏の窓を背に、 ピアノから少し腰を浮かし、首を傾いで尋ねた。
ドナルド=バルビエーリ。
眼帯に問題児とくれば、知らない方がおかしい。 編入時は噂になったものだ。 武勇伝もあるものの、別段セシルは面白がるでも、怖がるでもなく今日に至る。]
(71) 2010/02/25(Thu) 10時半頃
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― 南棟3階音楽室 ―
気でも荒れてるんかね? 音がロックみたいだったなぁ。
[珍しいといわれると、器用に片眉を上げて見せる。 まさか、女の笑い声に誘われたように此処に来た、などとは言えずに、誤魔化すように言葉を紡ぐ。けれど、誤魔化しと悟られないように、隻眼は真っ直ぐに薄紫の双眸を見据える。]
まぁ、俺は、すました音より、今んみたいのが好きだけど。
[くっと喉を鳴らした。]
(72) 2010/02/25(Thu) 10時半頃
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【RP】
その声は、きっと、
普段からもしていたはずなのに……。
なぜにこの日は響き渡る?
何か月が満ちたのか、何か境界線が途切れたか。
そう、彼らは知らない。
その日が彼女の で、
満ちた が、
(#13) 2010/02/25(Thu) 10時半頃
たこと……?
(#14) 2010/02/25(Thu) 10時半頃
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ああ・・・これが気になるの? 痴情のもつれって・・・やつよ
[[赤く腫れた頬と手の甲に目をやってクスリと笑う]
でも・・・カナリ本気でやられたなー保健室にでもいっておこうかな。顔が腫れちゃうのはみっともないもの。 ---でも、保健室のゲイルってあたし苦手なのよねー。 あのおばはん・・・ 生徒の癖に化粧がどうのこうのとかうるさくって 自分だって相当塗りたくってんのにね
[そういって キャハハと笑う。 キャロライナがこちらへ話しかけてこようが、こまいが関係なしにつかのまひとりごちるようにしゃべると]
あなたキャロライナだったっけ? コーヒースタンドで見かけたことあるわ。 今度奢ってね、じゃあ
[手を振ると 手洗い場を後にした]
(73) 2010/02/25(Thu) 10時半頃
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―南棟3階音楽室― [む、 と不機嫌そうな顔になる。]
……別に、荒れてなんか…… ない。
[否定しながらも図星を刺してくるような、 見据えてくる隻眼を睨むように薄紫は見る。]
…、――
[喉を鳴らす笑いに瞬きをひとつして]
知るか。
[眼を逸した。]
(74) 2010/02/25(Thu) 10時半頃
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………。余計なものが、入った。
[紙面を見下ろすと、忌々しげに呟いた。 他人には分からないかもしれない、些細な木影の変化。 どこか、昏い線がにじんでいる。 がすがすと乱暴に、鉛筆で木のクロッキーを塗りつぶす]
[そうして、意識は『現実(ここ)』に]
あーあ。これ全部終わらないとまた現級か。 そんならいっそ退学するかね。 今年ならまだ放校にはならないし。
[わざとらしく、口にする。 中卒、資格なし。それはそれで自分に似合ってる気もした]
[教卓に出来上がった代数や幾何のプリント、そして比較的とっかかりやすい文法や外国語の作文を積み上げる]
[社会科科目や音楽、理科の課題レポートは、ぶっちすることにした。ネットでどこかからちゃちゃっとコピーしてくればいい。なあに、あと1月ばれなければ問題ない]
(75) 2010/02/25(Thu) 10時半頃
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[そうと決めれば、少し気分が良くなって。 窓からの風に乗せるように、1Fの廊下に向けて小さな紙飛行機飛ばした]
[スティーブンス先生の出してくれた、レポート課題解説プリントで作った紙飛行機を。だって、そこに書かれている言葉が自国の言葉であると認識することすら難しかったから]
(76) 2010/02/25(Thu) 10時半頃
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んや?音が聴こえたから、気まぐれに。
[理由を聴かれたなら、小さく肩を竦める。 売られた喧嘩は買うが、売られてないなら眼を飛ばすこともない。そもそも、眼は逸らされてしまったが。
相手の様子を気にした様子なく、戯れに音楽室においてある、アコースティックギターを手に取る。 先ほどの短調のアルペジオの一節が、柔らかい音で響く。]
そんな理由じゃ、駄目なんかねぇ、セシル。
[確かそんな名前だったと、B組の女達が噂をしているのを小耳に挟んでいたか、相手の名を呼んだ。不機嫌そうな様子に、また、くっと揶揄うように喉が鳴る。]
(77) 2010/02/25(Thu) 10時半頃
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/* ソロール最多弁自重
(-20) 2010/02/25(Thu) 10時半頃
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/* グロリア先生のクラスに、問題児が集結している件について。 だから、生活指導補佐だし、風紀委員もいるんだな。
(-21) 2010/02/25(Thu) 10時半頃
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/*
ホラーにどきどきする。
眼帯の人が歩いてたらどきどきする(2回目)
ピッパ可愛いな。 嫌われるタイプじゃないと思うんだが。
グロリア先生も可愛い。
(-22) 2010/02/25(Thu) 10時半頃
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