226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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/* トレイルが、ナナちゃんと幸せになればメルやんはそれなりに満足だよー そうか図書室だからナナちゃんを取りに行くんだね
(-66) 2015/06/13(Sat) 00時頃
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僕は。何人か、忘れたくなくても忘れてしまうひとを知ってる。 だからじゃないけど。その分僕は覚えていようと思ったんだ。
その人の分までってわけじゃないけど、さ。 [ふ、と溜め息を零す。]
通り過ぎていった人が多過ぎるよ、ケイト だから。全員の思い出はなぞれない。再現はされても、ね。 …普通の人だって、いつか忘れる。
忘却は、罪じゃないよ。 …誰もが皆、忘れるんだ。
僕は”忘れられない”性質なだけ。多分、病気の副作用だよ。
[それを伝えたかったのは、ケイトではなかったかもしれない。 それはメルヤにもよくわからない。]
(+191) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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そうだね。七年も前のことだから。 僕がこうなったのはそのせいかもね。 [おどけたように笑って見せた。その口元は微笑を浮かべる。]
だから彼はピエロだったんだよ。僕にとっても、みんなにとっても。
[当人が亡くなった。彼は死んだ。 それを聞いてまだ時間は少ししか経っていない。
ケイトが告げる彼の小さな変化のさざ波は、ピエロの男の死を確信してしまい、その心の傷みに気づいていないのもあっただろう。
ひどく心は渇いているのに、何故か雄弁になっていた。 その変化を、彼女はおそらく勘付かない。]
(+192) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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断固として否定したいからだよ。
[メルヤも負けじと、言い返した。]
人、らしくね。 …何だか僕が今まで人間らしくなかったみたいな言い方だけど。
叶うかどうかわからないよ。ケイト ただの未練だから、叶ったらいいけどね。
……僕は観察者失格だとしても 諦観者には変わらない。希望なんて、無いよ。
現実を見つめ続けるだけ。
(+193) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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[淡々としたものには、諦観と退廃しか宿っていなかった。 メルヤの未練は、彼の望みではない。他の誰かの望みに触れてしまったが故の、未練。
――ピエロの男とずっと一緒に居たかった。 それがはじめの望みだった。
――みんなで穏やかで過ごしていたいだけだった。 次々と皆連れていかれた。
――…みんな、一緒に消えられれば良かった。 その望みが叶わないと知っていて抱いていた。心の中に望みを仕舞う箱があるとすれば、彼の箱の中身は空っぽだった*]
(+194) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/13(Sat) 01時頃
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/* 紫の花を推理してみようと思って 勿忘草だとありきたりだしさ
勿忘草:わたしを忘れないで下さい
アネモネ:儚い恋
(-72) 2015/06/13(Sat) 01時頃
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/* 最終的に行き当たったのは
紫苑:あなたを忘れない 追想、追憶 遠い人を思う
(-73) 2015/06/13(Sat) 01時頃
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/* 推理が外れても恥ずかしくないけど、描写には入れられなかった
(-74) 2015/06/13(Sat) 01時頃
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僕も忘れたくなかったから。感情も、鮮明に留めて置きたかったからね。 だから、僕は傍観者だよ。
[>>+195の瞳の奥に微かに灯るものを、眩しくなってメルヤは目を細める。 メルヤは両親から、およそ愛情というものを受け取らなかった。生意気で小賢しい性格が災いして友達と言える相手も外の世界にはいない。
何も残してきていない。だから何も遺したくなかった。]
知ってるよ。知ってる。嫌という程知ってるよ。 怒らない。
……僕には、忘れてしまう恐ろしさがわからない。 そして僕には、忘れる救いも訪れないって言ったら皮肉にしか聞こえない人達がいるかもしれないからね
[芯を捉えていないような瞳は、ケイトにどう映っただろう。 ここにいるようで、いないような感覚。過去と、今。錯綜する想いは何時だって、現実的だ。
それでも過去と今が混ざることが、なかった。]
(+200) 2015/06/13(Sat) 01時半頃
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君も最近僕にひどくない [ついに聞いてしまった。]
うん。別に囚われようとしたんじゃないよ。僕がそう位置づけた。 そうだね。いいと思うよ。
僕には何の望みなんて無いからね。 [声は抑揚がなく、何かを隠している風ではなかった。]
(+201) 2015/06/13(Sat) 01時半頃
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[彼女の瞳には、一昨日までの絶望が嘘のようだった。
瞳の中に花が咲く。そう比喩したのは誰だったろうか。 それは希望なのか、生きる気力なのだろうか。
彼自身、彼の心などわからぬまま。希望などない心の中を見つめずに、ただ、静かに現実を見つめることを、選んだ*]
(+202) 2015/06/13(Sat) 01時半頃
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そうだね。邪魔したね。ケイト。 ……それじゃね。
[メルヤは長く話していたから疲れただろう。巡回がまた来るかもしれないと思い、暇乞いをした。”また”とは口にせず。]
頼んでたこと、よろしくね。
[それが明日でなかったとしても。 もう――長くはないのだろう、とメルヤはほとんど確信めいていた。
彼が”連れて行かれる”ことを望まなくても。 足取りよりは帰りよりは、軽い。筋弛緩剤の効果が無くなってきたのだろう。
心はどこか虚ろだった*]
(+206) 2015/06/13(Sat) 02時頃
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[途中でナナオの部屋を覗いたが、彼女は寝ているようだった。 そっと閉めて、自室へと真っ直ぐ向かう。
手錠と足枷の音が妙に生々しかった。
囚人、咎人。見ているだけで何もしない。それも罪で咎だと、責められているような気分に陥ったのは何故だろうか。]
[自室に戻って、枷を嵌めたまま気怠そうに横たわる。 乾いた心は応えない。 救済なんて、どこにもない。
一縷の未練だけが、彼の心をどうにか留めようとしていた――**]
(+207) 2015/06/13(Sat) 02時頃
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