199 Halloween † rose
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ハロウィンは昨日じゃないのか?
[>>*4
ダンスを昨晩教えた妖精の疑問符に、やはり疑問を重ね、>>14 教示していた間は、足を踏まれたが、 頑張って覚えようとする様がいじましかったので許してしまった。
それが――ハロウィンの夜だった筈。 では、一体、昨日はなんだったというのか。]
(*8) 2014/10/22(Wed) 20時半頃
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—— 朝 ——
[目が開くのは、いつもより少し遅い時間。 朝陽のさす天井は、左側が真っ黒に塗りつぶされている。 まわらぬ頭で暫し考え、思い至るのは]
……ああ、そうか、
[眼帯を外さず眠ってしまっていたのだ。ものもらいが出来てから妙に馴染んでしまった眼帯は、うっかり寝てしまうくらいには煩わしさを感じなくなっていた。 勢いをつけて身体を起こしす。 摂取したアルコールが身体の動きを鈍らせる——かと思いきや、思ったよりも機敏に起き上がることが出来た。 多少の自画自賛をしつつ、ベッド傍のカーテンを開く。 ここから眺めるハロウィンの名残は、毎年少しだけ物悲しくて——]
——………………、ん?
[出店の準備を整えた露天と、賑やかな人々の声。 聞こえてくる声は「Trick or Treat」と楽しげに跳ねる。 それは名残ではなく、これから行われるかのような期待感を含み]
(35) 2014/10/22(Wed) 20時半頃
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―街の中― [こつこつと、石畳を分で歩く音が響く。靴を履くのは余り好きじゃないけど人目を考えれば仕方がない。 街の中は浮かれた空気、お菓子か悪戯かといってはしゃぐ子供の声。 感じる違和感はきっと気のせいだと、そう、自分に言い聞かせて――]
あ。霊蝶さん、だよねぇ? 昨日月餅を食べさせてくれた。
[昨日?本当に昨日? 頭の中で問いかける声は効かない振り、お菓子を持って祭りの中を歩く霊蝶>>30に気付けば愛想良く声をかけた。 一緒にいたクシャミがその名前を連呼していたから覚えてる。 しかし自分の名を名乗ってなかった気がして……忘れられていないだろうかと、若干不安を覚えながら]
(36) 2014/10/22(Wed) 20時半頃
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はぁ、…………は、あ?
[右目を擦っても、頭を叩いても、その光景は消えない。 呆然と見つめながらも、昨日の出来事が頭をよぎる。 悪戯か菓子か、新たな知り合いがたくさん増えた。 昔のことを懐かしみもした。 「来年は一番に」と約束をした。 差し出された手のひらを、確かに握った>>2。
そして、振り返れば]
……ある、よな。
[ベッドの上に、預かったままの懐中時計。 止まった針と、モノクロームの写真をうちに秘めたるもの。 驚きと、戸惑いと。浮かべる表情は昨夜の肩書きと同じくぐちゃぐちゃだ。]
(37) 2014/10/22(Wed) 20時半頃
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ハロウィンが延長、か? いや、聞いてねぇ……
[まだ寝ぼけていて、おかしな夢を見ているのかもしれない。 立ち上がり、ふらふらと向かうは洗面台。 着用にも慣れてきた眼帯を取り外し、流水で勢い良く顔を洗う。 指で確かめる左目の腫れは相変わらずで、鏡で腫れ具合を確かめようと顔をあげて]
な、!?
[頭は冴えている。思わず叫んだ声で余計に醒めた。 頬を伝い落ちる水の感覚は冷たい。 これは夢ではないと、明らかにわかるのだが、夢であると信じてしまいそうだ。
右目よりも腫れている、それは昨日と変わらぬが 鏡に映った自らの左の瞳は赤く。その視野すらも、赤く染まり。]
ものもらい……こじらせた……?
[タオルで水滴を拭うこともせず、呆然と鏡を眺めたまま*]
(38) 2014/10/22(Wed) 20時半頃
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[目が冷めたときに何故かハロウィンだと思った。 けれど昨日のことが思い出されておかしいと思ったその感覚は間違いじゃなかったらしいと、人狼と、吸血鬼の彼の反応にほっとする。
変身を見られたこと、ダンスを教わって…足を散々踏んでしまったこと、等全部夢なのかと思っていたから]
…街の中はハロウィンのままだよ。 なんで?
[果たして二人効いたところで答えが戻ってくるのかわからないが。 効かずにはいられなかった]
(*9) 2014/10/22(Wed) 20時半頃
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――…そうだな。
[それは、漠然と、魔女の仕業だとわかった。 だが、わかったところでどうなのか。
だから、小さな返事ののち、黙り込む。]
(*10) 2014/10/22(Wed) 20時半頃
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ジェレミー、何処かで会えたらパイを引き取ってくれ。 余らせてしまってね。
[とはいえ、材料は雀の涙。 さした量には為らなかった、が。]
あの記憶が夢だったとは思い難い。 [じんじんと痛む左腕。 今もまた夢では無いという証拠。]
――なぜ、だろう。 ジェレミー、この街にはそういう曰くでもあるのかい?
[多くの者達に大いなる力が幻覚を魅せているのか。 それとも――。]
(*11) 2014/10/22(Wed) 20時半頃
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[おかしい。 昨日の記憶はすべて夢だったのだろうか。]
あ。そうダ。
[一度店に戻り、棚を見る。 昨日貰ったクッキーも明之進から貰ったマシュマロ>>9も、今日のんびり食べて過ごそうと其処に置いていたはずだ。 そう思い見てみたが。]
ワタシのクキーとマシュマロ、いなくなちゃたヨ。
[楽しみにしていたブラックチェリーのクッキーも、蝶の形をしていたクッキーも、蜜柑の香りが美味しそうだったマシュマロも、其処にはなかった。
勘違いだったかと、何よりあのお菓子を食べられなかったことに肩を落として再び外に出た。]
(39) 2014/10/22(Wed) 20時半頃
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[困惑したまま、道を歩いていると声を掛けられた>>36。 振り返れば、クシャミと一緒に店に来てくれた青年だ。]
ニーハオ。 おにいさんはえーと……ミケ?
[確かクシャミがそう呼んでいたと記憶を手繰り、確認するように聞いてみる。]
……ワタシ、ミケと会ったのは昨日だたカ?
[自分の記憶では祭りの前日に会っていたが、昨日は会っていなかったはずだ。 やはり記憶がおかしいのかと、不安になる。]
(40) 2014/10/22(Wed) 20時半頃
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―31,October? 朝・ホテル応接室―
[古い柱時計は、正常に時を刻んでいる。
いつもなら朝日に合わせて目覚めるグレッグだが、 今朝は8時の時計の声が響いてもソファの上に居た。 昨夜のパーティ、たっぷり飲んだ赤ワイン、菓子と会話、 更には即興創作タンゴを踊り、また酒を飲み―― ホテルに戻って眠りに着いたのが明け方近かったせいだ。
ドナルドがくれた赤ワインは香りと舌触りが良く、 遊ぶ合間に何度も「おかわり」と強請りに行った。 露蝶やリーのダンスに負けじと クシャミと見よう見真似に踊ったのは楽しかった。 蜘蛛ゼリーはもちろん彼のカボチャのバケツの仲間に。
行き交う人も遠目に見る人も皆が楽しそうで、 実に良い夜だった。]
(41) 2014/10/22(Wed) 21時頃
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―…帰らねぇと。土産は結局、買えなかったなぁ。
[昨晩の騒ぎを思い出しながら、 グレッグは帰り支度をするために立ち上がる。]
あれ?これ…――
[その時、手元からころりと転がり落ちたのは、 手付かずの小振りなカボチャがふたつ。 どちらにも昨日の朝早くに彫刻を施したはずだ。
不思議に思いながら見やった窓の外の光景に グレッグは目を丸くする事になる。]
――…祭りは、終わったんじゃないのかい?
[窓外では露天屋台の菓子売りがはりきって声を上げ、 仮装をした子供たちが駆け回っている。 あちこちから楽しげな「Trick or Treat」が聞こえる。*]
(42) 2014/10/22(Wed) 21時頃
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― 翌朝(?)ホテル ―
[夢を見ていた。 ”最後に”という願いを二度も持ちかけてきた人間の男。 騙されていた悪魔。 ずる賢い人間程やり込められた時の快感は強い。『覚えていやがれ!!』そう捨て台詞を放つのも少しばかり愉快だった。 最後には自分が勝つと確信していたのに、勝負は永遠につかず――]
……あ?
[屋根の上、やけに賑やかな気配で目を覚ます。 望まずに夢を見るなんて珍しいこともあるものだ。]
(43) 2014/10/22(Wed) 21時頃
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―朝 宿泊先のホテルにて―
……ぁいたっ
[頭に鈍い衝撃。跳ね起きると、枕元に転がる林檎]
アンタたち2日続けていい加減にしなさいよね!
[くるくると飛びまわって笑う悪戯妖精に苦言を呈すと、妖精は不思議そうに首を傾げる。 ふと、感じる違和感。昨日ハンガーにかけた衣装が見当たらない。辺りをぐるりと見回せば、ソファの上に畳んだ衣装]
……寝ぼけたのかしら。
[パーティーから戻って、来ていた衣装を干したはずなのだけど。 テーブルにはルームサービスのフルーツボウル。妖精が林檎をくすねた部分だけ凹んでいる。一昨日頼んで、ハロウィンの朝に食べたはずのもの]
なーんか、やな感じ。
[ベッドを離れ、思い切りカーテンを開けて]
(@2) 2014/10/22(Wed) 21時頃
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[>>12使い魔の黒猫がやってきたのはその直後。 ハッピーハロウィン、と確かに言った]
はぁ?テメェついにどうかしやがったのか? ニコラエ、ってあの……土産?
おいおい待て、おい――おい!!
[何が何だか分からない内に飛んでいってしまう。 人間に姿を見られてももう助けてやらん、といつものように思う傍らでいくつもの疑問が浮かぶ。 黒の上着を引っ掛け、ホテルのロビーへ向かう。 従業員に掛けられる挨拶の言葉は……]
(44) 2014/10/22(Wed) 21時頃
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パイ? あ、ああ。もちろんもらうよ。
[ニコラの言葉にはそう答えるけれど、やや、生返事気味なのは、ベネットを探しているからだ。]
この街に曰く? いや、きっと今回がはじめてだ。
[額の皺は直らないまま]
(*12) 2014/10/22(Wed) 21時頃
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覚えていてくれてありがとう。 そうそうミケ。
[一瞬の後、自分の名を呼んだ相手>>40に少しほっとしたように笑う。 しかしその後の問いかけには一瞬黙って……]
…違うと思うけど今日がハロウィンなら、昨日じゃないと、おかしいよねぇ?
[そもそも今日って本当にハロウィンだっただろうか。 昨日ハロウィンをしたあれは、夢だったのだろうかと、曖昧な問いかけを返した]
(45) 2014/10/22(Wed) 21時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2014/10/22(Wed) 21時頃
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……もー、勘弁してよね。
[華やかに飾られた町並み。家々に掲げられた南瓜のランタン。 めいめいに仮装した子供たちが、お決まりのセリフを叫んで街を走る。
冷たい汗が、背中を伝った]
(@3) 2014/10/22(Wed) 21時頃
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僕が踏んだあととか、残ってたりしない?
[夢でない証拠を探すような問い。 曰くがないというのなら何故、“明日”は来なかったのか…?]
…心当たりはないの、狼の、君。
(*13) 2014/10/22(Wed) 21時頃
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/* 昨夜の回想をほんとうに回想としてしか触れんかった… あれこれ、今日出会えたら補完回想落とすつもりで、 時間軸にくらいつくがんばる。
(-5) 2014/10/22(Wed) 21時頃
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[おかしい。 ハロウィンは昨日終わった筈なのに、そういえば昨夜寝る前に横に積んでおいたパーティー会場での戦利品も忽然と姿を消していたし、試しに”ゲート”を開けてみようとも開かない。 何かの罠なのだとして、何の意味があるのか。]
……このオレ様がハロウィンに仮装してないなんてな。
[ジョークめいた独り言。 けれどこの状態で「なんだ、今日もハロウィンか」とすんなり仮装して呑まれる程間抜けではない。 ロビーに隣接するラウンジで”ハロウィン限定ティーセット”を注文して思考を巡らせる]
(46) 2014/10/22(Wed) 21時頃
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[ソファの上の衣装に袖を通す。 黒の外套を腕にかけ、トランクを持てば昨日と全く同じ出で立ち]
しかし何から手をつければいいのやら。
[拝みも祓いも本業ではない。ただ見えてしまうというだけのこと。こんな時の対処法も、誰からも習っていない。 ひとまず状況を把握しようと、外に出るべくロビーに降りる]
(@4) 2014/10/22(Wed) 21時頃
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そうか。 まあ、もし会えなくとも誰かに頼んで届けて貰おう。
[>>*12余裕の薄い声音に、約は取り付けずにおく。 先程から煮え切らない返事。 ミケの追求>>*13にも耳を貸しつつ、静聴気味に過ごそう。
確かめたい事もあるが、それは昼間では為せない事。 街の境界を見上げる事は、今の自分にはできない。]
ふふ、私は吸血鬼だからね。 夜負った怪我は、たちまち治ってしまうよ。 それに、青痣を作るほど痛くは無かったさ
[労いの句を混ぜ、ミケを安心させる声音で告げ。]
(*14) 2014/10/22(Wed) 21時頃
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シーシャは、ニコラスのもとに預けた菓子の安否も気になる。
2014/10/22(Wed) 21時頃
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覚えてるヨ。ワタシ、名前覚えるの得意ね。 あ、食べるカ?美味しいヨ。
[胸を張り自慢してから、持っていた籠から揚げ菓子を出してミケへと差し出す。 訳が分からないままではあるが、配る用にと用意していたお菓子なのだから、配らなければ勿体無い。]
ワタシ、ミケと会たの一昨日だと思てたヨ。 でも今日もハロウィンだから、昨日なのカ?
分からないネ。
[曖昧な問い掛け>>45に、困ったように呟く。]
(47) 2014/10/22(Wed) 21時頃
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おい黒猫野郎。 テメェ本当に今日もハロウィンだと思ってやがるのか?
[自由奔放な使い魔に問いかける。 本気で違和感のひとつもなく、疑いの欠片もなくそう思っているのだとすれば―― 仮にも悪魔の使い魔をも心底から騙せるだけの存在の仕業だろうと。]
(*15) 2014/10/22(Wed) 21時頃
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―ロビー―
おはよう。今日もいい天気ね。
[昨日と同じ女性に声をかけると、笑顔で「ハッピーハロウィン」と返される。そして衣装を褒められて、同じ和服の青年が泊っていることを教わった]
……あらそう、それは、会ってみたいものね。
[この返事も2回目だ。 自分だけが過去に戻ってしまったのだろうか。 混迷はさらに深まった]
(@5) 2014/10/22(Wed) 21時頃
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親方っ!今は何月何日何曜日の何時だ?!
[向かいのソファで鼾をかいている親方の肩を揺さぶり 起きてくれよと声をかけたグレッグだったが、 「…うるせぇ。徹夜仕事で疲れてんだ。」と叩かれて 言葉を失い、呆けた顔でげんこつ食らった頭を擦る。
古い柱時計に目を向ける。 こいつが刻む時間は、果たして正常なのか――?]
夢にしちゃ…夢じゃないな。痛い。
[ぼやきながら、ひとまずロビーへ出る事に。 “昨日”話した宿の主人に会えば少しは何かが解るかと 淡い々々期待を抱いて。]
(48) 2014/10/22(Wed) 21時頃
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心当たりか。 とりあえず、楽しい祭りをもう一度楽しめばいい。
[まぁ、その魔女の仕業と決まったわけではない。 ただ、決まったわけではない、というだけだ。]
(*16) 2014/10/22(Wed) 21時頃
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ジェレミーは、屋敷で、魔女をただ、探し回るが、見当たらなかった。*
2014/10/22(Wed) 21時頃
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―ホテル・ロビー―
あ。アンタ…昨日の、マジシャンじゃないかい?
[主観的な昨日の記憶との違いは、早速現れる。 昨日は主人と話をしただけだったロビーに在る人影に 確かに見覚えがあったのだ。 “今日”、グレッグが寝坊したせいなのかもしれない。
目立つ異国風の出で立ちが覚え間違いなわけがないと 声をかけながら、青年の傍へと歩み寄る。
Trick or TreatともHappy Halloweenとも言わない。 ハロウィンは、昨日で終わってしまったのだから。]
(49) 2014/10/22(Wed) 21時頃
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—— 観光案内所前 ——
[男にしては難しい顔をして、案内所の前のベンチに腰掛けていた。 飛び込んだ観光案内所が示していた日付は、10月31日。 ——つまり、ハロウィン当日。 カボチャの飾りがあちらこちらに飾られている様に、眼帯を摩る。
性質の悪い夢だと、決め込んで楽しめたらどんなに良いか。 けれど男は知っている。]
夢……じゃ、ない。
[迷いに迷って、ポケットに入れてきた懐中時計。 ポケットの上からおさえて、感覚を確かめた。]
(50) 2014/10/22(Wed) 21時頃
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