271 【突発ネタ推理村】狼哭館連続殺人事件
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[庭では同じく何かを探している素振りの使用人がいただろう。 門を開いた使用人は]
「失礼――」
[と言いながら別の使用人を呼び寄せてひそと耳打ちし合う]
(――いたのか?)
(いたぞ、あの井戸の中だ。 私はお客を案内するから、頼んだぞ――)
[任せろ、と入れ替わりに井戸へと向かう使用人。 すれ違い様にきっちりと客人に会釈して、 それから腕捲りをして何やら 井戸の中を覗き込んでいるようだった――*]
(39) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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/* ただのニコラスのペット脱走事件です。
(-7) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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どうも。 自分は、宝霊山奨といいまして……。
[>>38バーのマスター兼探偵であるということは、幾人かの使用人は知っているはずだ。 さて彼はどうか。 だがそれを推理するのは、今は不必要なことだ。 丁寧な案内に礼を言い、館の中に入らせてもらうとしよう。]
…………?
[館に足を踏み入れようとした時。 遠雷が、聞こえたような気がしたが……気のせいだろうか?**]
(40) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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/* やあどうも北狼さんだよ!!!!!
ここぞとばかりの北狼さんだよ! つーか、北の大地の人狼>>37噴いたわwwwwwwwwwwwwwww
(-8) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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/* おおっと、何を空目したかな。 井戸でなくて雨戸井。
(-9) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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― 館の中 ―
[とてとて、籠一杯の食材を抱えて厨房への道を急ぎます。 わたしは鈍臭いから、早く食材を持っていかないと、 厨房で待っている先輩たちに叱られてしまうからです。]
……!
[嗚呼。ちゃんと気をつけていたのに転んでしまいました。 膝の痛みにうる、と視界が歪みますが、泣いている場合じゃありません。 視界の端には、ころころと籠から転がっていく玉葱や馬鈴薯が見えるのですから。]
(41) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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[ごしごしと目元を擦ってから、大急ぎで辺りに転がった野菜たちを拾い集めます。 確か、このあたりにも転がっていったはずです。
館の中、一抱えほどの大きさの籠を手に、転がった野菜を探してきょろきょろ辺りを探し回る、メイドの姿があったかもしれません。 もし館の住人に見つかったら叱られてしまうかも、なんて気づきもせずに。]
(42) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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― 門前 ―
[面識のない使用人であったようだが、 仲間内でその探偵の存在は噂となっているようだ。 ほんの少し、名乗りに対して反応があっただろう]
「如何されましたか?」
[遠雷など聞こえなかったのか。 はたまた、そんなものは反応するにも足らぬか。 どちらともつかぬ様子で、 使用人は笑顔のまま彼を中へと案内するだろう。
館の中には既に無数の燭台と洋灯が ゆらゆらと焔影を揺らめかせているのだった――*]
(43) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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/* おっと、可愛い子発見。
(-10) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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[案内してくれるという真弓の言葉には素直に頷いた。 迷子になるのは格好悪い。 冒険はしたいけど、ちゃんと館内図を頭に入れてからにしなくては。]
雷門様の秘書なんですね。 私は三ツ星堂の当主代理の三ツ星乙女です。 今の処困った事はありませんが、そうですねぇ、書庫を見せていただけないか先生に頼んで貰ってもいいですか?
[秘書である彼女なら雷門と接触もしやすいだろうし。 そのくらいの簡単な頼み事なら聞いてくれるかもしれない。 駄目だと言われたらその時はその時だ。 迷った振りをして入ってもいいわけだし。]
(44) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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ご案内ありがとうございました。 私が三ツ星堂を継げば、もしかしたら貴女とは長い付き合いになるかもしれませんね。 今後ともよろしくお願いいたします、ね。
[にこりと笑って一礼をして。 それから今日泊まる部屋に入って、ベッドにぼすんと身体を沈めて。 やがて瞼が下がるのを感じた**]
(45) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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― 客間 ―
――これは嵐のようだ。
[雷は確かに遠くの山を一瞬鮮やかに照らしていた。 窓の外を眺めていた青年はすっと目を細めて]
やれやれ。 こんな日に逃げ出すなんてあの子も運が悪いな。 無事戻って来ると良いけど。
[金盞花の栞を文庫本に挟み直して]
(46) 2017/12/12(Tue) 01時頃
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さて。 ちょっと、地下を見てくるよ。
[真弓はきっと知っているはずだ。 この孫息子、塔の地下室に十二匹の蛇を飼っている、と。
その一匹が未明に脱走したという事までは 耳には届いていなかったかもしれないが。 まあ、それはさておいて]
→ 廊下 ―
(47) 2017/12/12(Tue) 01時半頃
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― 廊下 ―
[ゆらり、ゆらり。 電気も通らぬ廊下に影が揺れている。 明るいだけで風情がないより、 個人的にはこの薄暗さは気に入っているのだけれど]
……――。
[こつり、途中で足音が止まった。 廊下の隅に不自然な影が落ちていたからだ]
誰だい。 落し物をしたのは。
(48) 2017/12/12(Tue) 01時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/12/12(Tue) 01時半頃
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[わたしは、このお屋敷でご主人様――冠城 雷蔵様にお仕えする女中(メイド)です。 まだ小さい頃、ここに連れてこられました。 以来ずっと、ここで女中としてご主人様やこのお屋敷に住む方たちにお仕えしています。
それより昔の、小さい頃の記憶はありません。 『おとうさん』や『おかあさん』という人がわたしにいたのかも、何も覚えてはいないのです。
このお屋敷にはとても長く暮らしているのですが、 でも、わたしは他の召使いの先輩たちのようにお客様をご案内したりすることができません。 それは、わたしがお馬鹿さんだというのもあるのですが。]
――…。
[わたしは、他の人たちのように言葉を話すことができないから。]
(49) 2017/12/12(Tue) 01時半頃
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[いつからそうなのか、生まれつきなのかそれとも何かの病気なのか、ご主人様も誰も、教えてはくれませんでした。
それでも、お屋敷の仕事をするぶんには不自由はなくて。
わたしは馬鹿だと、屋敷にお仕えする召使いは皆そういいます。 わたしに聞いてもどうせわからないと、皆、わたしの意見を聞こうとはしません。 でもその代わり、言われたとおりにさえちゃんとできていれば怒られたりしません。
……ちゃんとできていることのほうが、とっても少ないのですけれど。]
(50) 2017/12/12(Tue) 01時半頃
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……っ。
[廊下に響くニコラス様の声>>48 落し物、という言葉にびく、と身体をすくませます。
きっと、わたしが落とした野菜を見つけられたのでしょう。]
……。
[おずおず、と声のしたほうに近づきます。 怒られるのはとても怖いです。 でも、嘘をついたり誤魔化したりしたほうが、もっと怒られてしまうから。]
……。
[野菜の入った籠を持ったまま、ぺこと頭を下げます。 わたしが落としました、という言葉の代わりに。]**
(51) 2017/12/12(Tue) 01時半頃
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[使用人にも様々な者がいる。 おずおずと返事もなく こちらへ進み出る姿に目を留めれば]
嗚呼、きみか。 まあ、そんなところだろうと思ったけど。
[よいせ、と屈み込むというより 腰を折ってひょろっと長い腕を伸ばす。 手に取った野菜の形をしげしげと眺めて]
僕の蛇が一匹逃げ出してるから。 気をつけなよ。
(52) 2017/12/12(Tue) 01時半頃
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あと、もう客人も幾らか到着してる。 余所の人はきみの事を知らないんだから、 十分注意するんだね。
[通り過ぎざま、彼女の手にした籠の中へ野菜を落とす]
そうだ。 文字は、書けたっけな? まあ、無理ならきみがやってくれれば良い。
いつも夕食後に部屋に紅茶を用意させてるだろ。 今日はあれ、ティー・ロワイヤルにしてくれないか。
[いわゆるブランデー紅茶というやつだ。 憂鬱な夜には決まって誰かに用意させているから、 もしかするとその習慣も知っていたかもしれないけれど**]
(53) 2017/12/12(Tue) 02時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/12/12(Tue) 02時頃
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……ああ、そうだ。 冠城さんに呼ばれていたんだった。
[叔父の縁で何度か世話になった相手。 生憎とXebecで取り扱うような記事にはなりそうもない相手だったが。
それでも、義理を欠くわけにはいかないだろうと。 編集部の隅にあるボードに予定を書き込んでいく。
「数日、出張する」と。]
(54) 2017/12/12(Tue) 07時頃
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― 狼哭館へ ―
[愛車を駆り。 一路北関東へと向かっていく。
悪路であろうと、自身の四駆には影響は出ない。 その道中で立ち往生している人でも居れば拾って行ったかもしれないが。]
しかし、随分と久しぶりだな。
[幼い頃の自分は叔父に連れられてやってきた。 塔のあるような洋館は子供にとっては憧憬の対象だった。
そして青年の頃に来た時。 ある程度分別が付くようになった者にとって。 大きな洋館はまた別の印象を持ったのだった――]
(55) 2017/12/12(Tue) 07時頃
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[ニコラス様の声にぎゅ、と籠を抱く手に力が篭ります。 けれど、かけられた言葉は思いの外優しくて。>>52>>53]
……。
[おそるおそる顔を上げれば、丁度通り過ぎざま、 彼の大きな手が籠に野菜を入れるのが見えました。>>53
そうして、ふと思いついたようにかけられた言葉にお返事代わりにこくこくと頷きます。
文字は書けます。 お話することはできませんし、そのせいもあって学校というところに行ったこともないですけど。
誰かに言伝でしょうか? ニコラス様の顔を見上げながら首を傾げていると]
(56) 2017/12/12(Tue) 07時半頃
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…。
[こくっと、一際大きく頷きます。 他に何をやってもうっかりばかりのわたしですが、紅茶を淹れるのは、ちょっとだけ得意です。 (あんまり得意そうな顔をしてると、先輩たちに怒られてしまいますが)]
(57) 2017/12/12(Tue) 07時半頃
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[――おいしいこうちゃ、いれてきます。
ぐぐっと両手に力を込めて。 それからはっとして廊下に飾られた柱時計を確認しました。
……いけない。 急いでこの野菜を持っていかないとまた怒られてしまいます。
ありがとうございました、と。 ニコラス様に深々とお辞儀をして。 (野菜が転がり落ちるのはかろうじて阻止しました) とてとてと足早に厨房のほうへ。]**
(58) 2017/12/12(Tue) 07時半頃
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― 狼哭館門 ―
[誰かの出迎えはあっただろうか。 巨大な館。
そして、以前は気が付かなかったのだが。 メインの館と塔だけでは無く。 離れの建物がいくつも見えていた。]
……すごいもんだな。 物置には見えないし。
なんかの建物なんだろうけれど。
[一人、そう呟いて。 まずは用意された場所へと向かう。 まずは荷物を置きたかったから**]
(59) 2017/12/12(Tue) 07時半頃
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― 客間 ―
[通された客間は。 彼に配慮してくれたのか。灰皿が用意されていた部屋だった。
テーブルの中心にはクリスタルの灰皿。 そして、その脇には陶器の入れ物に入った葉巻。
一本手に取って一服すると。 いかにも高級品と言う味わいだった。]
……ありがたい事だな。 こんな記者にまでこの待遇とは。
[Xebecを知る者ならば分かるだろう。 ギャンブルや金の話。 後は、オカルトめいた噂話を記事にしたり。
或いはゴシップの類と。 分かりやすいぐらいの三流誌だった。]
(60) 2017/12/12(Tue) 20時頃
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― 右塔 ―
[部屋で一休みして、それから部屋から抜け出した。 暇だったのである。 レッツ館内探索という事で気になっていた塔へと向かう事にした。 右側の塔にしたのは理由はなくなんとなく。 面白いものがあればいいのだけど。]
おぉ、これは雰囲気ありますねぇ。
[人が住んでいる気配はないが鍵も掛かっていない。 どきどきしながら塔の階段を上がって行けばやがて屋上へと出る事になる。
雨が降っているのに、屋上に、出る。
風が強く雨が叩きつけられる。 思わず腕で顔を庇ってみてもあまり意味はない。 全身ずぶ濡れになりながら、でも折角来たのだからと下を見てみた。]
(61) 2017/12/12(Tue) 20時半頃
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思ったより高い。 それに思ったより雨降ってる……っ!
[ここで足を滑らせれば真っ逆さまに落ちて死んでしまうだろう。 この風と雨音ならひっそりと後を付けてきた誰かが背中を押したとして。 背中にその手が触れるその瞬間まで気づかないかもしれない。
そろり、と振り返ってみたけど勿論誰もいない。 背中を押す者もいない。 なので真っ逆さまに落ちて地面に激突する事も当然なく、只々雨に濡れただけでこの探索は終える事になった**]
(62) 2017/12/12(Tue) 20時半頃
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―少し前・客間―
それもそうですね。雨の匂いが強くなってきました。 少し荒れる天気になるかもしれません。
[私はそうニコラスさんに>>32返事をしました。]
構わないでしょう。今年はあまり多くの方に招待状をお送りしてはおりませんし、あまり人が多いと先生もお疲れになってしまわれるでしょうから。
…あの便箋。やはり気になりますか。私も、こんな日に縁起でもないとは思いつつ、少し気にかかるのです。先生はどうもあれを見てから塞ぎがちのように私には思われて… やはり、あれはガリアの紋章の…
いえ。いけませんね。そんな風に考えていると、気が滅入ってしまいます。
(63) 2017/12/12(Tue) 21時頃
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