150 堕天使達の淫哀歌〜ヴェルル女学院〜
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[ふっと思い出したのは、あれから聞こえていない声。 紅茶の効力が切れたのか、それとも、どちらも意識して喋っていないだけなのか]
――あー、あー。 ただいま脳内マイクのテスト中……っと。
[さて、通じてるんだろうか。まあいい]
この紅茶通信、何か判ったか? 暇があったら、俺も図書室で調べるつもりなんだけどよ。
[用件だけ告げて、あとは返事があろうがなかろうが。 そのまま廊下を幾らか歩いて、ふいと思いつき]
――と、そうだ。 お前らさ、地下室の噂って知ってっか?
[どこの誰か知らないが、普段接することのない相手なら、情報網の種類も違かろうと]
(*46) 2013/10/30(Wed) 22時半頃
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あー……んじゃ、あの紅茶か。 あのクソ教師め……。
[拳を掌に、パンと打ちつける。 まあ、物理的な音が伝わるかどうかは知らないけど]
今からそいつを殴りにいこうか……、……ん、理事長?
[あれ、と首を傾げる。どうして理事長が出てくるんだろう。 いや、それも疑問だが、今なんつったコイツ――ラブホテルて、おい]
……て、手前なぁ! いきなり爆弾放り込むんじゃねぇよバカ!
[ちょっと廊下で挙動不審になってしまったじゃないか]
(*49) 2013/10/30(Wed) 23時頃
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……んーにゃ? 呼ばれてねぇよ? 理事長なんて、行事のときに見るくらいだな。
[何やら話が妙な方向のようだが]
……誘導? 誰かって……その、ラブホテル、ってなら、カップルとかか。
[カップルといっても、この学園では女同士しかいないわけだけど]
……ハロウィンはお前、もっと陽性にパーッとやるもんだろ。 いや、秘密の部屋でやり放題ってのも、パーッとなのか……?
[幾らかズレた相槌を打ちつつに]
(*51) 2013/10/30(Wed) 23時頃
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人狼ねぇ……、 ありゃ結構古いんだよな。ローマ時代から……、
[言いかけて――違和感に気がついた]
つか……、なんで名前知ってんだ。 俺、あんたらに名乗った覚えねぇんだけど。
[二人はどうも知り合いのようで、名前で呼び合っていた気はするが]
(*52) 2013/10/30(Wed) 23時頃
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……協力だぁ? なんだって、そんな面倒に付き合わなきゃいけねぇんだ。 頼まれたってなら、あんたはそれで理事長の覚えも目出度くなるんだろうけど。 こっちは働き損じゃんかよ、アホらしい。 誰に頼まれたわけでもないのに、そんな趣味の悪い仕事するほどヒマじゃねぇよ。
[と、悪態を吐く。 狙ったのか葉を間違えたのか知らないが、やっぱり、あの養護教師はブン殴ろう]
相手いませんのか、残念な奴だな。
[いやまあ、かくいう自分も特定の相手はいないけど]
(*56) 2013/10/30(Wed) 23時頃
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……んー?
[お風呂、お風呂。 風呂で会った……というと、リンダの知り合いの上級生か?]
あー、あーあー……、あんたか。 悪ぃな、連れが茹で上がる騒ぎになったんで、すっかり。
いや、ま……風呂って声がヘンに響くし水音とかもしてっし。 この紅茶通信もアレだ、直接の声じゃねぇから微妙に感覚違ってな。 アレだよ、自分の声だって、普段聞いてるのと録音したのとじゃ違うだろ。そんな感じだ。
[なんだか声がしょげた調子になったので、一応のフォローを試みる]
(*57) 2013/10/30(Wed) 23時頃
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……いや、だってメリットねぇだろ俺に。 清くも正しくも真面目でもねぇんで、タダ働きはしねぇぞ。
[ばっさりした。たぶん、残念でもない]
ま……これも縁っちゃ縁だけどよ。 にしたってお前、カップルご案内なんて――、
[そこで、ふいと言葉を切る。あ、いいこと思いついた]
――……そういや、明日も小テストがあんだよなぁ。 真面目なセンパイ様なら、きっと簡単に答えが解るんだろうなぁ。
[とてもとてもわざとらしく、脳内ひとりごと]
(*60) 2013/10/30(Wed) 23時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2013/10/30(Wed) 23時半頃
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……お、おう。 ま、まあ……悪目立ちするより、いいんじゃねぇの。
[気にしてないって奴は、大抵気にしてるもんだけど。二回も言ったし]
(*62) 2013/10/30(Wed) 23時半頃
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あん? 脅してなんてねぇよー? ちょっと考え事が、紅茶通信のせいで洩れちまっただけで。
[勿論、意識して喋ろうと思わなければ洩れないわけで]
……そういや、ふっと思ったけど。 考えたことが伝わるなんて、こんな不思議、話のネタには最高だよなぁ。
[つい一瞬前、他の人に話すなと云われたばかりである。 色々と悩んでいるのであろう沈黙に、口元がにやにや歪む]
(*63) 2013/10/30(Wed) 23時半頃
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――よーし、そんなら2科目。 4と5だけなら、1科目じゃ割に合わねぇ。それで契約成立な!
[反論の隙を与えず、強引に話を先に進める]
あ、明日のは三コマ目の英語な。 もう一個はどれにするか考えて、あとで伝えるわ。
そんで、協力って何すんだ。 カップル見つけたら、あんたに報告でもすりゃいいのか?
(*64) 2013/10/30(Wed) 23時半頃
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おいおい。 カンニングなんて誤解を招く表現は止めようぜ、センパイ。
俺がたまたま試験の問題を頭のなかで繰り返し考えてて、 たまたまそれを聞いちゃったセンパイが、つい答えを思い浮かべちゃうってだけだろ。 この不思議な紅茶通信による、ただの事故だよ事故。
何も問題ねぇって。何の証拠もねぇし。 ノーリスクハイリターン、素晴らしいね。
[よくまあ、言ったものである]
(*66) 2013/10/30(Wed) 23時半頃
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話が早くて助かるね。 んじゃ、ちっと気をつけて見てるようにするわ。
ただ、カップルってもよ。 その、なんだ……ラブホテルみたいなとこなんだろ? 清く正しいお付き合いの連中を放り込んでも……どうなん?
[ちょっと気になったので、確認しておく。 いちゃいちゃしている程度の連中なんて、わざわざ探すまでもなくそこら中にいる気がするが]
(*68) 2013/10/31(Thu) 00時頃
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―放課後:保健室―
――間違えたって、手前な……。
[溜息吐いて、額を押さえる。 やっぱり、あの紅茶の葉はヘンだったらしい]
……あー、もういいわ。ったく。
[そうして、ついっと伸ばしてくる養護教師の手を、ぴしゃり叩く]
昨日さんざんヤッたろうが、猿かよ。 あいにく先約があんだよ、じゃあな。
[捕まってはかなわないと、保健室を脱出する。
しかし――先約とはいったが、リンダはどこにいるのやら。 部屋に戻ればいいのか、クラスに行ってみればいいのか。 まあ、最悪、夜には部屋で会えるだろうけども――さてはて]
(437) 2013/10/31(Thu) 00時頃
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