人狼議事


226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】

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【人】 露店巡り シーシャ

[風の中に自らの名を呼ぶ音が混じる。>>113
シーシャは弾かれたように顔を上げて、その顔を見た。

そして見る。白い肌を伝う雫を。
その中に見える微笑みを。

                 一瞬だけ瞬いて、消えた言葉を。]

(118) 2015/06/14(Sun) 21時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[それは瞬き一度で跡形もなく消え
後に残ったのは蒼い翅の蝶が一羽きり。

物言わぬ蝶が舞う様子をシーシャは黙って見つめていた。
やがて、白衣の姿が中庭にやってきて、その名を呼ぶ。
その時ですら、シーシャはそれを見ているだけ。

連れて行かれる蒼い翅をただ、見ているだけ。
途切れ途切れに微かに聞こえる旋律を耳に残しながら。

一度、二度とシャッターを切るように瞬いて。
それから、もう目から涙を落とすことは無かった。*]

(119) 2015/06/14(Sun) 21時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[蝶の通り過ぎた中庭。
静まり返ったその場所で他に何か言葉が交わされたか。

       何れにしろ、全てが終わった後。
        青年はその場を静かに立ち去る。

その手にしっかりと表紙のない絵本を抱えたまま。
もう片方の手には鈍色の鍵をしっかりと握り締めて。*]

(120) 2015/06/14(Sun) 21時頃

【独】 露店巡り シーシャ

/*
喉が足りない…?
あと、あんまりはやくオチつけるとやること、が…
ううん…

(-103) 2015/06/14(Sun) 21時頃

【人】 露店巡り シーシャ

― 屋上 ―

[シーシャがここへ来るのは一日ぶりである。
昨夜は鍵が開くことだけを確認して部屋へ戻った。夜に特定の場所へ長居するのは好ましくない。何時誰に見つかるともしれないから。…もしかしたら、連れ戻されることだってあるかもしれない。

屋上へ続く扉は何なくシーシャの持つ鍵を飲み込み、開いた。
切り取られた庭に吹く穏やかな風は、ここではシーシャの髪を浚って去っていくだけ。 風に攫われてしまわぬよう、しっかりと絵本を抱えて、シーシャは屋上へと足を踏み出した。

シーシャのこの場所に関する思い出は常に"私"と共にあった。
楽しかったことも、悲しかったことも"私"の関わらぬことはなかったし、一瞬たりともその存在を意識の底から失くしたことはなかった。
自分を失うことに恐怖を覚えてはいても、"私"を消滅させてやろうだとか、消してしまおうとは思わなかったのだ。

――消えたくない。そう思っていながらも、心の裡にもう一人が棲まうことに対する拒否感を抱いたことはなかった。
記憶の奪われる恐怖、自分を失くす恐怖、感情の消える恐怖。
"私"は最後までシーシャの恐怖だけは奪ってはいかなかった。]

(121) 2015/06/14(Sun) 21時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

[自分がいなくなったらどうなるのだろうと考えない日はなかった。
"私"がシーシャになってしまうことがずっと、ずっと、怖かった。自分が消えてしまうことが何より恐ろしく、その思いが壁へ消えない傷痕を幾つも残させた。

心が自分が自分であるということを求め続けた。
躰が自分がシーシャであるという自覚を失くしても、シーシャは"自分"を見失わないために必死だった。
魂がいなくなりたくないと。忘れられたくないと哭いていた。
擦り切れて失くなりかけても、歪みきった心が生き汚く消えたくないと叫んでいた。

自分を。"俺"を残しておくために。
生きるために行こう。生きるが故に逝くことになったとしても。

それだけがシーシャを突き動かしていた。
…それだけが"私"ではないシーシャの存在意義だった。
存在意義。――そして、存在命題。

何のために生まれて、何をして生きるのか。
生きることは、嬉しい。例え、胸の奥が痛んでも。]

(122) 2015/06/14(Sun) 21時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

[
      生きたい。
                     消えたくない。

               ただ。


"私"でないシーシャのままで、生きていたい。と、そう、思う。]

(123) 2015/06/14(Sun) 21時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

[屋上はそう広くなく、空間と地上を遮る柵まではそう遠くはない。
シーシャは歩きながら目を細めた。

見上げる空は青く澄み、流れる風が薫る。ピクニックなら、此処まで来られれば良かったのに、と人知れず思う。
どれだけぶりにか、目にした病院の外の景色は何も変わってはいない。幾つか、淡紫の揺れる箇所が目に付いた。花を愛する誰かの窓から種が飛び立って行ったのかもしれない。

シーシャは一人きり、屋上に佇んで風景を眺め続けていた。
何処か遠くを見詰める蘇芳色の瞳には思い出の花が咲く――。]

(124) 2015/06/14(Sun) 21時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

      
  『 雲雀鳴いてる??どこにいるのかなあ? 』


[タルトが目をくるくると動かして鳥を探している。
オスカーと一緒に鳥の姿を探しているようだ。あれは、中庭でピクニックもどきをしたときのことだった。
雲雀は見つかったのだろうか。その後、シーシャは寝てしまったから覚えていないのだけれど。

タルトのいる場所でも雲雀の鳴き声が聞こえればいいと思った。
幾ら訂正してもシーシャをシーシャと呼んでくれず、ソーシャしゃんと呼んでいた。
太った猫と仲のいい、愛らしい子供だった。


――…タルトをそっと心の中から消した。

            さようなら、何時も光のように明るかった子。]

(125) 2015/06/14(Sun) 21時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

     
  『 おはようー。おっちゃん。 今日はなーに? 』


[食堂で調理師のオッサンに話しかけるナナオ。
あの日はちょうどきしめんの日で火傷をしたシーシャは熱いから気を付けろと忠告をしたのだった。
その後に医務室の近くですれ違った時にはひどく慌てていた。きっと、自分ではなくて他の誰かのために「せんせい」を呼びに行ったのだろう。
友達想いで、タルトを可愛がるいい子だった。

時々中庭で、自作の歌を歌っている様子を見かけた。
たまにトレイルと一緒にいるとき、視線を感じたような気がしたのは、トレイルを見ていたから、だったろうか。
彼女の作った優しい子守唄の旋律が好きだった。


――…ナナオをそっと心の中から消した。

          さようなら。何時も歌を心の中に持っていた子。]

(126) 2015/06/14(Sun) 21時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

     
  『 なんだ、シーシャか 』


[トレイルが肩をすくめる。
シーシャが"私"の時も"俺"の時も、トレイルの態度は常に変わらなかった。
自分を失う恐怖に囚われ続けているシーシャにはその態度が有難かった。それと同時に、同じ恐怖を抱えているはずの彼が平静でいることに嫉妬のようなものを抱いていた。
トレイルもまた、何時かどこかのピエロに似たような思いを抱いたことをシーシャは知らない。

花を後生大事にしていたことも知らなかった。
年が近いからか、たまに話すことはしたような気がするけれど、トレイルについて知らないことは多かった。
…本人には言わないけれど、花を揺らす風のように飄々とした態度に何度か助けられたことがあった。


――…トレイルをそっと心の中から消した。

           さようなら。最後まで平静を忘れなかった人。]

(127) 2015/06/14(Sun) 21時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

     
  『 花は“お気に入り”だよ。 』


[ゆりが無邪気に笑う。
――…あれは"私"の記憶の中のひとつ。どうしてお姫様抱っこなんてコトをしようと思ったのだろう。
それでも、ゆりの顔は楽しそうだったから気紛れは悪くはなかったようだと、思う。
感情を失くしていくゆりに自分を重ねたことも少なからずあった。

紙で鶴を折っているところを見かけたことがあった気がする。
物静かで、独特の雰囲気の漂う少女だった。
そんな彼女も、連れて行かれてしまった。


――…ゆりをそっと心の中から消した。

              さようなら。何時も静かに笑っていた子。]

(128) 2015/06/14(Sun) 21時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

     
  『 ──じゃ、お大事に。 』


[記憶の中のオスカーが素っ気なく言う。
元が高齢だからか、小さくなった見た目にそぐわぬほど悟りきった言動をする人だった。
本を薬代わりに毎朝読み返すのだと、聞いたことがあっただろうか。
シーシャの名前を忘れてしまうのか、なかなか覚えてくれないものだから、何時の間にか名乗ることをやめてしまった。

悟りきっているようで、人を笑わせることに長けている人だった。
年の功よりなんとやらと言うのだろうか。動物にも、詳しかった。
雲雀の探し方を聞く機会はついに訪れない。


――…オスカーをそっと心の中から消した。

               さようなら。誰よりも賢しく聡かった人。]

(129) 2015/06/14(Sun) 21時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

     
  『 何をしているのかしら、酔っ払い共 』


[ケイトリンが眼鏡を光らせて立っていた。
朧な記憶は矢張り"私"のもの。 ケイトリンと仲がよかったのは、"私"のほうだった。
無表情なようでいて、よく人を気にかけていた。…特に、キルロイを。
図書室で居眠りをしていたら怒られる、なんてこともあったっけ。図書館の中でケイトリンを見かけることは少なくなかった。

キルロイの気持ちは直接本人から聞いたけれど、ケイトリンはキルロイのことをどう思っていたのだろう。
今となっては知るすべはないが、…せめて、何時か会うことが出来ればいいと思う。
それが何を意味するか知らないわけではない。それでも、そう、思う。


――…ケイトリンをそっと心の中から消した。

        さようなら。無表情の下に宝石箱を抱いていた人。]

(130) 2015/06/14(Sun) 21時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

     
  『 シー兄ちゃんは立派な"兄ちゃん"だよ。 』


[思い出す弟分の顔はずっと昔のもので。
最初のうちは兄ちゃんなんてガラじゃねぇよと言ってもいたものだったけれど、気付けば本当の弟のように可愛がっていた。
たまに、…実の弟の面影を重ねたりもしていたのはシーシャだけの秘密だけれど。

気持ちが表情になりやすいキルロイ。
ケイトリンがいなくなってしまったことで、寂しさに囚われてしまっていた。
何時か乗り越えていければいいとシーシャは思う。
――そして、シーシャのことも忘れてしまえるよう、願う。
道の先に光が無くとも闇は無ければいいと、そう思う。


――…キルロイをそっと心の中から消した。

           さようなら。誰よりも優しくて愛おしい俺の弟。]

(131) 2015/06/14(Sun) 21時半頃

【独】 露店巡り シーシャ

/*
喉が足りない(しろめ
ごめんメルヤとヒナの話ができな…

(-104) 2015/06/14(Sun) 21時半頃

シーシャは、ふと、遠い目をした。

2015/06/14(Sun) 21時半頃


【独】 露店巡り シーシャ

/*
喉がないから…

(-105) 2015/06/14(Sun) 21時半頃

【独】 露店巡り シーシャ

/*
もう喉管理ダメだ俺…いじいじ

(-106) 2015/06/14(Sun) 21時半頃

【独】 露店巡り シーシャ

/*
ふぇぇヒナありがとううう
でもこれで終わりじゃなんだぜ…(遠い目

(-108) 2015/06/14(Sun) 21時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

     
  『 せっかくだから、お茶でも飲んでいく? 』


[メルヤが澄まし顔でシーシャを誘う。
何時も何時も澄まし顔の癖に、慕っていたピエロがいなくなったときは酷く泣いていた。
自分のことを放り出して他の誰かのことにばかりかまけているような奴だった。

どういうわけかバナナが好きで最後の置き土産もバナナだった。
トレイルと喧嘩している様子を見かけたこともあったろうか。
人の心配が好きなお節介焼きだった。シーシャは、嫌いではなかった。


――…メルヤをそっと心の中から消した。

        さようなら。誰よりも"家族"のことを想っていた人。]

(132) 2015/06/14(Sun) 21時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

     
  『 その時まで……ちゃんと預かってるよ。 』


[ヒナコの笑顔。
涙で目を腫らしながらも、約束を交わした時の笑顔は何よりも綺麗だった。
どんな花より、どんな蝶よりも綺麗だった。]


  ( だ い す き で し た )


[口だけで綴られた言葉の意味を知る者はシーシャしかいない。
確かに約束は果たされた。忘れないよ。その言葉を、「ヒナコ」の笑顔を、シーシャは忘れない。
柔らかい春の日差しのような笑顔が好きだった。


――…ヒナコをそっと心の中から消した。

               さようなら。俺の瞳に最後に咲いた花。]

(133) 2015/06/14(Sun) 21時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

[他にも過ぎていく思いがある。
体から花を咲かせたオーレリア。
飴が好きだったニコラス。
それと、それよりもずっとずっと昔にいなくなった人たち。

ラベンダーの香り、バラの花。
そして、騒々しいピエロの顔さえも、流れて、流れて、消えていく。

失くしたくないと思う。
今までの自分を、シーシャを。"俺"を。


絵本を抱えたまま、ひらりと柵を掴んで向こう側へと降りる。
一歩、二歩と歩けば下へ無限に続く緑色と、白色の上にシーシャはいる。

キルロイやオスカーがここへ来なければいいとそれだけを思う。
シーシャは、暫く、そのまま吹き上げる風に身を任せていた。*]

(134) 2015/06/14(Sun) 21時半頃

【独】 露店巡り シーシャ

/*
最後まで飴食い妖怪で…妖怪で…で…
ぐう…。

(-110) 2015/06/14(Sun) 21時半頃

【独】 露店巡り シーシャ

/*
あっ…とりあえずシーシャの顔が続いてごめん…ごめんよ…

(-111) 2015/06/14(Sun) 21時半頃

【独】 露店巡り シーシャ

/*
コミットは考えなくて大丈夫かなあなどと。
まあ、出来なくはないけど。
それよか最後のやつを考えないとだな

(-112) 2015/06/14(Sun) 22時頃

【独】 露店巡り シーシャ

/*
えええええ
ま、まじか!?ここで絵日記来ちゃうか!
補完、補完をだな…。

(-113) 2015/06/14(Sun) 22時頃

【独】 露店巡り シーシャ

/*
飴は嬉しいけど俺はどうしたらいいんだ(頭抱え

(-114) 2015/06/14(Sun) 22時頃

【人】 露店巡り シーシャ

― 少し前、中庭で ―

[不意に声をかけられて、シーシャの肩が揺れる。>>135
振り向く前に目を乱暴に擦って平静を装った。]


  …あげるって、……コレは?


[半ば押し付けられた形でシーシャの手元に渡ったのは日記のような体裁の何か。
片手でぺらぺらと捲れば中身は絵日記のようだった。]


  ………………。


[中身を詳しく確認する暇はないけれど、返してしまおうかと腕を上げかけた。…けれど、結局は受け取り、その場を辞する。]

(137) 2015/06/14(Sun) 22時半頃

【人】 露店巡り シーシャ


      ――――……じゃあな。


[通り抜け際、ぽん、と軽く伸ばした腕でキルロイの頭へ触れて直ぐに離し、その手をひらひらと振って中庭を後にした。*]

(138) 2015/06/14(Sun) 22時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

[それから、建物の中へ戻った青年は近くの食堂まで歩いていくと、筆記用具と紙を借り、何事かを走り書いて絵日記に挟み、食堂を後にする。

屋上へ行くまでに捲るのは手にした絵日記のほう。
歩きながら読み、時には柱にぶつかり、いてっ、などと声を上げながらもその足は廊下を進み、階段を昇り、やがて目的の場所へ到達する。

その間に目を通した絵日記には、歪ながらも描き主の想いの残された絵が並んでいた。
シーシャはそれを見て、少しだけ泣いた。*]

(139) 2015/06/14(Sun) 22時半頃

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