人狼議事


296 ゴールイン・フライデー

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【人】 山師 グスタフ

[自分の手元にあったワイングラスを飲み干して、卓においてある水のボトルをつかみ、これくらいか、というところまで入れて、濡らした指で軽くふちをなでた。

"そのワイングラス、借りても?"

娘さんから4つほど借りて、それらにも水を注いだ。もちろん、量はバラバラだ。
順番に並べて、それぞれのグラスのふちをなぞった。

"ド、レ、ミ、ファ、ソ……これが俺の仕事ですよ。"

即興グラスハープの出来上がり、である。]

(14) 2019/05/17(Fri) 23時頃

【人】 山師 グスタフ

["つまり、大道芸人さん?"

娘さんの答えに、酒の陽気も手伝って、ぶふっと噴き出してしまったけど……それで、そうですね、なんて、笑いながら結局にごしたけれど。
きっと女主人があとで補足してくれるんだろう、あの人は楽器の調律師さんだよ、ってね。

あまり大っぴらに言わないのは、じゃあ楽器演奏できるでしょ、と無茶難題を言われることが多分にあるからだ。気分が良ければ演奏するのだって嫌いではないが、それは気分が良い時の話であって……]

(15) 2019/05/17(Fri) 23時頃

【人】 山師 グスタフ

[……心に影がさそうとしたときに、また店の活気に救われる。
ふと店内を見渡せば、酒や飯に舌鼓をうって、顔をほころばせている人のなんと多いこと。こちらの心のトゲまで丸くなりそうだ。
客の質が良いのは女主人の人徳だろうか?料理を分け振る舞っている人もいるくらいなのだから。

目をとじるともっと分かることがある。それぞれの足音の違い、卓から伝わる振動、料理の出来上がる音、誰かが動く気配、煙草の匂い……。
めいめいが、己のため、あるいは一緒に語らう誰かのための動作であって、別にこちらに向けられたものではない、それはわかっているけれど、……じわりと救われたような気持ちになった。
俺はちゃんと生きていて、そういうものを感じ取れるだけのメンタルがなんとか保てている、という確認行為。]

(16) 2019/05/17(Fri) 23時頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ 金曜日は休肝日――なんてこたぁない。
 酒のアテの度を越した美食で腹を満たすだけ
 酒足は普段より緩やかなだけだ。

 オンエアーの合間の休憩中。
 昨夜を思い出す。

 香ばしい薫りと、酒気に帯びた愛しき空間。 ]

(17) 2019/05/17(Fri) 23時頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ スモーキーな風味とバルサミコ酢の絡み合いが
 絶妙なハーモニーを生み出す鴨ロースト。
 齧り付けば肉汁と旨みがじゅわりと舌を喜ばせ
 咀嚼するほど口の中が幸せになれてしまう。

 だが、このひと皿を肉だけで満足してしまうのは邪道だ
 メインディッシュの引き立て役である筈のシュパーゲルが
 小麦色の焼き目を目立たせて俺も食えと誘っている。
 ソースをひたひたにつけ回してから口に運べば
 繊細な甘みがじゅわりと広がって涙腺が弱くなりそうだ

 この皿は、主役がふたり居た――感動に喉を震わせる ]

(18) 2019/05/17(Fri) 23時頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ わかったわかった、
 未だこれだけじゃないんだろう?お前のドレスは。
 ちょいと待ってろ
 クチイワシのコラトゥーラを頼んでやるからな

 シンプルに塩気を纏ったシュパーゲルは
 果実酢とも兼ね合うが
 酒飲みの血が騒ぎソース単品を頼む事にした。
 とろりと垂らすだけで余熱も相まってか
 醤油焼きを彷彿とさせる香りが鼻腔を擽る。
 ハーブで下ごしらえしてある為か
 魚醤特有の生臭さはちっとも感じさせない。

 思わずにんまりだ。
 こいつは、酒を飲ませたがる味だ。
 6瓶目のメッシーナビールを易々と空にした。

 そろそろワインに鞍替えをしようか 
 ……いや待てよ、トマトのジェラートが気になる。
 一度口直しにグラッパと氷菓と洒落こもうか… ]

(19) 2019/05/17(Fri) 23時頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ その時、あの客のテーブルに新たな料理が運ばれた。
 キャサリンを呼び止めようと上げかけた掌は、
 吸い込まれるようにテーブルに付く。

 かぶりつく唇の動き、舐められたソース
 忙しなく動く喉、――なんだかゾクゾクする。 ]

(20) 2019/05/17(Fri) 23時頃

【人】 甲板員 デリクソン


[ 食事風景にエロスを感じるだとか、
 スパイシーなジョークだと思っていた時期はあった。
 それが正しいと、追いかける視線に篭る熱が物語る。 

 氷菓を頼むつもりだった心は打ち砕かれて
 あれ持ってきて、と同じメニューを頼んでしまう。
 
 デザートの気分がすっかり攫われた。
 名前も知らないあいつに。 ]

(21) 2019/05/17(Fri) 23時頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ 別に夜の蝶たちと違って商売じゃないから
 無遠慮に話しかけにくい…なんてことは無い。
 旨そうだな、どんな味だと問いかけることが
 たわいない世間話>>0:33が喉を絞り出そうとしても
 ひとつも出てこない理由は
             ――やっぱり ]

(22) 2019/05/17(Fri) 23時頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ ああ……、顔を覆いたくなる。

 慌ててビールの代わりを注文し、
 酔いのめぐりがいいのだと
 鼻まで赤い顔を誤魔化す。

 勘弁してくれ…、声を掛けるどころの騒ぎじゃない。
 今までずっとストレートだと自己認識してたのに
 なんで野郎相手にどきまぎしなきゃならないんだ。
 悪戯にテーブルの下を駆け抜けた猫の尾が
 足元にすれただけで内心、飛び上がりそうだった。 ]

(23) 2019/05/17(Fri) 23時頃

【人】 甲板員 デリクソン

[ 本番の30分前だと揺らされて毛布から這い出る。
 
 タヴェルナがL.Oを迎えた後は、
 朝までやっているパブで飲み直し
 気がついたら路上で目を覚ます低落だったものだから
 
――― 今日も、二日酔いだった。 


 なぜかゴミ捨て場で死んだように眠っていたせいで
 今日のシャツは少しばかり生ゴミ臭い。
 シャワーを浴びれば遅刻、着替えたら遅刻だ。
 何ひとつ身支度を気づかえないまま出勤してしまった。
  
 なんか変なにおいしますよと
 女ディレクターに鼻をつままれたが
 それも、まぁ、些細なことだ ]**

(24) 2019/05/17(Fri) 23時頃

【人】 山師 グスタフ

[……仕事の休憩時間が終わる。ぼんやりとした思考から目の前のことに意識を向ける。

ありがたいことに、楽団から指名をもらって、コンサートでの調律をまるごと任せてもらえることになったのだ。
実際のお客さんが楽しみにしているのは演奏家による音であって、そこに調律師がいることはほとんど忘れられているけれど、演奏家が気分良く音を奏でられるかどうかは自分にかかっている。

"どうしたの?"

"何がですか?"

"以前の君の仕事は、本当に無色透明で驚いたけど、今は逆に、ビターだったり穏やかだったりする音で、驚いた"]

(25) 2019/05/17(Fri) 23時頃

【人】 山師 グスタフ

[演奏家の耳の良さに、しまった、と内心呟いた。

"すみません、調律しなおします、指示を下さい"

"いや、このままがいいな!これでやらせてくれ。何があったか詳しく聞きたいところだけど、きっと君は濁すんだろうね?"

"……そうですね、悪いことも、……良いことも、あったもので。"]**

(26) 2019/05/17(Fri) 23時半頃

【独】 公安部 カガ

/*
いや、ほんとファンだわ……。

(-13) 2019/05/17(Fri) 23時半頃

【独】 宇宙原理衆 ウツギ

/*
アーサーを王子様に残す理由は
王子様である風格の持ち主であることと
アーサー打ちした人への配慮、だろうか。

初期セットがアーサーでした。
す、と変えましたけど。
あと独り言にして修正すると
表発言になるから喉がヒュッてなる。

(-14) 2019/05/18(Sat) 00時頃

【人】 宿屋 ルパート

[朝に寝て、夕に目覚め、夜に仕事をする。
 昨日と同じ明日を願う己には相応しいルーチン。

 だが、金曜日は駄目だ。

 夕に目覚めて、身なりを整え、タヴェルナへ行く。
 そうしたらもう仕事なんて手につかない。
 家に帰ってもぼんやりと朝になるのを待つだけ。
 お蔭で土曜日は実質休日だ。靴作りに休みなど必要ないのに。]

(27) 2019/05/18(Sat) 00時半頃

【人】 宿屋 ルパート

[若い頃はともあれ、今はあまり酒も飲まない。
 身体が酒精に溺れやすくなってどれほど経つか、老いた証拠は三日越しの二日酔いに表れる。

 故に飲めや歌えやと賑やかなタヴェルナでも些か浮いている。否、世間から浮いているのは元からだから、単にあらゆるものに馴染めないだけだろう。

 食前酒のグラッパ。
 シュパーゲルはレモンと塩で。
 肉はハムみたいに平たいサラミを少し。

 経年劣化で縮んだ胃袋に一日分のカロリーを詰め込むと、あとはゆっくりとミードを傾ける。
 それが良くある金曜の過ごし方。]

(28) 2019/05/18(Sat) 00時半頃

【人】 宿屋 ルパート

[気の良い女主人は長居をしても嫌な顔ひとつしない。
 食事も飲酒も料理も好きだと聞いたことがあるが、食べさせること自体も好きなのだろう。その日も自分のような無精者を気にかけて、ドライフルーツの小皿を出してくれた。
 自身の長居は下心塗れなのに、此処には真心が溢れている。

 干したイチジクを渇いた指先で摘まめば、電光に照らして世界を透かす。ぼやけて見える世界との隔絶こそ、正しい距離感に思えた。卑屈との付き合いは長い。


 ―――― カラン、とドアベルが鳴った。]

(29) 2019/05/18(Sat) 00時半頃

【人】 宿屋 ルパート


 …………、

[視線を電灯から足元へ下げる。
 強張りそうになる口元をグラスで隠す。
 身体を目立たないように壁際へ寄せた。


 確かな緊張感を覚えながら、
   鼓膜に全神経を集めて足音を聞く。


 一週間、それだけで生きていける。

 粘ったのは自分なのに、逃げ出したくなった。
 不審で疚しい真似をして恥ずべきなのに、年を考えず泣きたくなったのも本当だ。]

(30) 2019/05/18(Sat) 00時半頃

【人】 宿屋 ルパート

[瞼の裏に溜めた涕涙は、その日の夢に降る。

 金曜を反芻するような夢の果て。
 昼過ぎに眼を覚ませば、いい年をして眦が濡れていた。]

(31) 2019/05/18(Sat) 00時半頃

【独】 宿屋 ルパート

/*
>>4のホレーショーさんがしぬほど格好良い。
>>0:28のグスタフさんが滅茶苦茶かわいい。

すげーなやむぅ!

(-15) 2019/05/18(Sat) 00時半頃

【独】 宿屋 ルパート

/*
いや、でもグスタフさんはイケメン過ぎて、
好きとかそういう前に灰になってしまいそうな気もする。

(-16) 2019/05/18(Sat) 00時半頃

【独】 山師 グスタフ

/*
堅気を気質と変換してしまっていることに気づきました。訂正アクションとか……もういまさらですよね……。

グスタフはあわーい片想いみたいな何かで満足なのですが、中の人てきには、どこか両片思い状態になったらおいしいのになって思ってしまっています。はい、読みたいだけです。失礼しました……。

(-17) 2019/05/18(Sat) 00時半頃

【独】 奴隷運び ヌヴィル

/*
>>31
涙腺が弱いおじさんかわいいかよ

知ってたけどこの村深夜のログ読みに向いてない。
めっちゃお腹空く

(-18) 2019/05/18(Sat) 00時半頃

【独】 奴隷運び ヌヴィル

/*
誰が誰に恋するのか予想する遊びをしようと思っていたプロローグが俺にもありました。

ぜんっぜんわっかんないけどみなさんの恋焦がれ描写ににこにこする。2d以降は割とはっきり混ぜ込むのか、それともエピローグまでぼかすのか。両想いになるとこあるのかなー。にこにこ。

(-19) 2019/05/18(Sat) 00時半頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

[一昨日の食事を思い出しながら、のそりと起き上がる。
見の丈に合った胃袋は、もう長いこと満腹を知らない。]

 ……腹、減った

[残り僅かとなったパンの耳は、日が経ったことでやや乾いていた。すかすかの裡を投影したよな冷蔵庫を開け、ベーコンと卵、……と必要な材料を取り出す。

スキレットに並べるベーコンはやや幅広に、じっくりと脂を溶かし出す間に、塩コショウとにんにくで味付けした卵液へパンの耳を浸した。バターなんてものはないから、ベーコンから滲みた脂でパンを焼く。
野菜不足は……また週末、タヴェルナで補うとしよう。

煙草と酒を控えようとも、節制に務めようとも、味の拘りを捨てられなかったのが珈琲豆。
塒にある食材の中で一番の高級品だ。]

(32) 2019/05/18(Sat) 02時頃

【人】 奴隷運び ヌヴィル

[深入りの濃い珈琲は咽喉から胃へ重く流れて心地いい。
カリカリに焼けたベーコンとフレンチトーストをもそもそ咀嚼しながら、作り付けの棚へ茫洋とした視線を向ける。
工具や仕事に使うパーツなど、ごっちゃりとした部屋の中でこの一角だけが整然としていた。

其処に並ぶ幾つかを、彷徨う無骨な指が取ったのは、赤い印のついたカレンダー。

魔が差したとしか言いようのない、あの日から早、十年。
離婚した後も娘には会いたいからと、妻の要求はすべて呑んだ。身の丈に合わぬ慰謝料と養育費に顔色を失くしたのは事実だが、彼女の人生に、嘘と裏切りと形ばかりの誠意で疵をつけてしまったことを思えば足りぬとさえ思ったし。

月々の支払いが闇金に手を出したり、内臓を売らずに済む範囲だったのは、最後の優しさとやつだろう。
性的欲求を含む愛情は同性にしか抱けないが、妻も娘も、家族として大切に思っていたことは、理解してくれた。]

(33) 2019/05/18(Sat) 02時頃

【人】 公安部 カガ


[土曜の朝は惰眠を貪る。
 瞼を閉じたって夢の中で出会える訳でもないのに
 まだ特別な金曜日の余韻に浸っていたかった]
  

(34) 2019/05/18(Sat) 02時頃

【人】 公安部 カガ

[グラス越しに眺める横顔。
 息を潜めて気取られないように注意を。
 それも唇を湿らす果実酒と
 香辛料の効いた仔羊を楽しむ間に
 緊張は徐々に紐解けていった。
 
 耳を欹てれば声が聞こえる。
 声色から唇の形まで脳裏に浮かべて
 想像力を無駄遣いする自分に呆れた]

  あの人と同じものを一つ。
  ……美味しそうだから、欲しいんだ。

[我慢出来なくて注文する辺り堪え性がない。
 普段器用に舌が回っているならば
 もう少し上手に立ち回れるだろうか。
 同じものが並ぶまでの間すらも恋しくて
 先に選ばれ含まれる一口が羨ましい。
 そんな、浅ましい夢想に耽るなんて
 酒も飲めない子どものようだと思えた]

(35) 2019/05/18(Sat) 02時頃

【人】 公安部 カガ

[見てはいけない。
  ――夢中になって盲目になるから
 声をかけてはいけない。
  ――抑えが効かなくなってしまうから。

 もう二度と会いたくなくて
 会えない時間が恋しくて苦しくなる。

 そんな感情を自らが抱いてしまうなど
 少女よりも歳上の妹を持つ男として、
 あまりにも滑稽じゃあないか]

(36) 2019/05/18(Sat) 02時頃

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