185 恋愛ラボ―橘の咲く頃に―
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ううん。
[緩く首を振る。 以前と同じように部屋に入ろうとして、留まって]
外、出ない? いい天気だよ。 ……話が、あるんだ。
[もう無防備ではいられない――変わった自分。]
(150) 2014/07/20(Sun) 14時半頃
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閑散としてるね。
[人気のない廊下を連れ立って歩いて庭へ。]
これだけ良い天気なら、流し素麺しても楽しそうだけど、昼間みんなの休みが合わないんだろうなぁ。 あと、企画するのって結構めんどくさいんだよね。だから、バーベキュー企画したリーチさんはすごいなって思う。
[スイカ割りしたかったなー、と素振り。 肝心の話を前に、緊張で頬がぴくぴくしてくる。]
(152) 2014/07/20(Sun) 16時半頃
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ちょくちょく不在のわたしが言うのもアレだけど、寂しいなぁ。
[溜息をひとつ。]
わたしは流し素麺得意だよ。身長を活かして下には渡さないっ
[今度は箸を持つ真似でスイングして笑うも。 付け加えられた言葉に、右手が空中で止まった。 あの時、ドキドキしたのは本当。その感情は、恋に近いものだったのかもしれないが。]
……リーチさん。
(154) 2014/07/20(Sun) 19時半頃
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[右手を下ろして、唇を引き結んだ。 こめかみを汗が伝う。
目の前の彼を思う気持ちが恋に近くても、それを伝えて何になる。 言い訳めいたフォロー発言など無意味だ。]
ごめんねリーチさん。 わたしは、あなたを、特別な意味では見られません。 幸せにしたい人が、誰かわかったから。
[きっぱり告げて深く頭を下げた。]
(155) 2014/07/20(Sun) 19時半頃
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……うん。
[思ったよりあっさりした返答なのは、自分を傷つけまいとする彼の配慮なのだろうか。 頷きに、頷きを返す。]
……知ってたの?
[途中まで出かけた渾名に目を見開いて。 それからまた頷いた。 振られた相手にそう言える強さが羨ましい。 振った自分は、この場に立っているのも痛いのに。]
勿論言わないよ。 リーチさんとわたしの間にあった事は、たとえ相手が恋人でも、言わない。
[それくらいのデリカシーはあるのだと、苦笑して首を横に振った。]
(158) 2014/07/20(Sun) 23時頃
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痛いのはね、リーチさんを好きな気持ちがあるからです。 振ると同時に振られてるからです。 でも、この痛みを選ぶんだ。 自分のしあわせの為に、自分を好いてくれる人をひとり、ふしあわせにする。 自分は加害者であるという事実をきちんと受け止めるんだ。 梨月、あなたは酷い奴です。
(-75) 2014/07/20(Sun) 23時半頃
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[一人称が「俺」に戻っている事に気づけば、自分が相手に何程想われているかが知れる。
ふたりともにドキドキしなければ。 待たせる事なく選べていれば、傷はもっと浅くて済んだのだろうか。
……「たられば」を言えばキリがない。 選べなかった選択肢は、それが正解ではなかったからだと信じなければ、選んだひとを幸せになど出来ないのだから。]
ありがとう。
[たくさん甘えさせてくれて。 好きになってくれて。 ドキドキさせてくれて。 たくさんの想いを5文字に乗せて、微笑んだ。 「じゃあ」と背中に背中を向ける。
二人の距離はもう、離れるばかり。*]
(160) 2014/07/20(Sun) 23時半頃
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本当に本当にありがとう。 うれしかったです。 たのしかったです。
こんなばかな子の為に、大人な対応をしてくださり、ありがとうございました。
(-77) 2014/07/21(Mon) 00時頃
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本当に非モテなので、どう振るのが一番傷が少ないのかわかっていなくて、余計傷つけていたらすみません……。エピ怖い病。
(-78) 2014/07/21(Mon) 00時頃
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