150 堕天使達の淫哀歌〜ヴェルル女学院〜
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……お前な、それ。
[ふっと吐かれたその言葉と、その表情に。手を止めて。
ふいととんがり帽子の縁を引っ張って、目深にかぶり直した。 自分だから、って。その意味が判らないほど、自分だって馬鹿じゃない。
――だけど、知らないのだ。 蔑まれることには慣れている。怖がられることにも慣れている。慣れてしまった。 ミーハーじみた連中には頼れるところを見せてやればいいし、色欲目当ての奴とは適当に楽しめばいい。
けれど、本当に、子犬のように真っ直ぐに。ただ慕ってくる相手には。 こんな真っ直ぐな好意に対して、どんな役を演じてどう接していいかなんて、知らないのだ。
……だって、そうだろう。 この髪に生まれて以来、そんなことは、これまでなかったのだから]
(200) 2013/11/01(Fri) 02時頃
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なあ……どうしろってんだ、俺に。
[だから、訊くしかない。 だって、どうすればいいのか、自分じゃ判らないから]
……悪戯って、どうされたいのか、言ってみろ。
[ベッドから見上げる視線を、逸らさずに覗き込んだ]
(202) 2013/11/01(Fri) 02時頃
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/* NTRイベントはありますか?
(-74) 2013/11/01(Fri) 02時頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2013/11/01(Fri) 02時頃
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>>211 ……おう。
[それが、正しいのかは判らない。 けれど、訊ねて。望まれたなら。 それは理由としては充分で、そうしてはいけない理由も見当たらなくて。
身体を起こしたリンダの隣に、腰を下ろす。ベッドのスプリングが、二人目の体重に微かな悲鳴をあげた]
だけどな、ひとついいか。
[真面目な顔に、手を伸ばし。 頬に指先を触れ、距離を詰めながら]
……その面なんとかしろって。 そんなマジな顔されてちゃ、ムードもへったくれもねえ。
[笑顔のほうが似合うしな、なんて小さく呟いて。 そのまま、そっと静かに口付けた。 キスなんて、幾度となくしているはずなのに。まるで初めてのように緊張していた]
(224) 2013/11/01(Fri) 09時頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2013/11/01(Fri) 09時頃
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―少し前―
[音なき声が聞こえてきたのは、部屋に戻る前のこと。 幾らか慣れた不思議な会話、その内容にヒュッと口笛を吹く]
お堅いセンパイも残念脱出か。 ま、めでたいこったね。楽しんでくりゃあいい。
[契約はどうするんだ、なんて無粋なことは口に出さない。 そもそも、まだ仕事をしたわけでもないのだし]
(*4) 2013/11/01(Fri) 19時半頃
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お別れ?
[半瞬、首を傾げたが]
――ああ、まあ、地下は電波の圏外って相場が決まってるわな。
[近年は必ずしもそうとは限らないし、そもそも電波じゃない気もするが]
ま、いいんじゃねえの。 お楽しみ中の糖蜜漬けな奴と通じてたら、聞いてるだけで胸焼けしそうだしな。
(*5) 2013/11/01(Fri) 19時半頃
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……恋人ねえ。 セフレは何人かいるけど、そういうのはガラじゃねえな。
[たとえば、あの養護教諭と恋人なんて考えただけでもありえない。 割り切ったお楽しみと、恋人とはまた別物だろう]
……まあ、地下行く前からその調子じゃな。紅茶通信が蜂蜜通信になっちまわ。 いまのツラ拝んでみたいもんだぜ、ずるっずるに緩んでんだろ、きっと。
[鏡みてみろよ、って茶化したけど。 たぶんきっと、幸せ真っ只中で、いい顔をしてるんだろうな]
(*7) 2013/11/01(Fri) 20時頃
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あん、リンダ? どうっていったって、あいつは――……、
[あいつは――なんだろう? 慕われているというか、懐かれているのは確かだし。 別に嫌いではないし、邪険にするつもりはないけども]
……いや、まあ、リンダとヤッたことはねえよ。
[なんと続けるつもりだったのか自分でも判らず、いささか歯切れの悪い返事に]
(*9) 2013/11/01(Fri) 20時頃
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試験?
あー、いいよいいよ。 いまのあんただったら、俺のがまだ点数取れそうだ。 どうせ、可愛い恋人のことしか頭ん中にないだろ、いま。
(*10) 2013/11/01(Fri) 20時頃
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……本気、ね。
[他人に本気で好かれることなど、とうに諦めた。 だから、他人を本気で好くことなど、きっとないだろうと思うけど]
ま……、巡り会わせが良ければ、そういうこともあるかもな。
[そうだけ応えて]
っかし……、 地下行くまでもなくどピンクじゃねぇか、アホ。
[話題を転じられたのは、惚気のお陰といえる、だろうか?]
(*12) 2013/11/01(Fri) 21時頃
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……好き、か。
[小さく息を吐いて。 衣装にしがみ付くリンダの肩を、ベッドに向かって軽く押す]
……なんだって、お前は。
[とうに諦めたものを、持ってくる。 誰かに好かれるなんて、そんな望みは切り捨てた。 世界が求める自分を演じて、それでいいと思っていた。 どこか深いところに仕舞い込んで鍵をかけ、その鍵は捨てたはずなのに。
――それを、いまになって。 今更になって、どうして鍵を持ってくる]
(266) 2013/11/01(Fri) 22時頃
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……いいよ、望みとおりにしてやる。
[リンダの言葉に、答えないまま]
お前が駄目と言おうが、止めない。 怖がろうと痛がろうと、止めない。
[――だって、お互い様ってものじゃないか。 真っ直ぐ向けられる好意が――痛くて怖いんだ。
きっと、その火は温かいと判っている。 だけども、それは眩しすぎて。触れたら、火傷してしまいそうで]
……お前が思ってるような人間じゃねぇよ、俺は。 残念ながら……好く相手を間違ったぜ、リンダ。
[吐き捨てた、冷ややかな嘘は。まず自分を、真っ先に傷付けた]
(268) 2013/11/01(Fri) 22時頃
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/* ……あ、あれ? 甘いらぶらぶどこいった?
シリアスってこうでいいんですよね!!
(-89) 2013/11/01(Fri) 22時頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2013/11/01(Fri) 22時頃
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……る、せえ。黙れよ、馬鹿野郎。 それ以上くだらねぇこと抜かすんじゃねぇ。
[ぎちり、歯を噛み締める。 やめろ、それ以上は。鍵を開けるな、蓋を壊すな]
……誰が、誰が、強がってんだ! 仮にそうだとして、お前になんの関係がある!
[そうだ。確かに、この裏表のないルームメイトには、素で接してこれたけど]
クソ、本当の俺だと!? だったら見せてやる!! お前が思ってる"優しいぴーちゃん"なんてどこにもいないって、教えてやりゃあいいんだろ!? とっとと脱いで股開けよ、乱暴にブチ犯してやるから!!
[そうして別の仮面を被ればいい、って。ほとんど悲鳴のように、そう喚いた]
(290) 2013/11/01(Fri) 23時半頃
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……ああ、そうだよ! 赤毛は邪悪な裏切り者、恥ずべき悪魔の使者の象徴だ! あの偉大な聖書サマにそう記されてるからな!
[だから、両親にさえ疎まれた。娘への愛を、信心とやらが上回って]
あの糞ったれのモンゴメリの書く夢物語みたいにゃ、現実は回らねえんだ! 俺にはマリラもマシューもいなかった! ギルバートもダイアナもどこにもいなかった!
[露になった首筋に、噛み付くように吸い付いて]
……作って演じる以外の生き方を、知らねぇんだよ。
[顔を埋めながら、ぽつりと漏らした]
(301) 2013/11/02(Sat) 00時頃
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