人狼議事


226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】

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【人】 露店巡り シーシャ

[約束。>>51
たどたどしい言葉にシーシャは一瞬目を瞠って、伏せる。
捲られる本の頁を見ることも、捲る手を止めることもしない。]


  ――――……そいつァ、俺の預けた本だったな。


[確認するように呟くけれど、答えはない。
頁を捲る音だけが静かな廊下に響く。]


  『 わたしが わたしのままでいるうちに 』


[止まった頁には一文。
廊下が再び静まり返ればシーシャは顔を上げて、それを見た。]

(56) 2015/06/14(Sun) 00時半頃

【人】 露店巡り シーシャ


  ――…約束。


[シーシャは拙い言葉を繰り返すように囁く。約束。約束。
袖が引かれれば、見下ろす顔には笑み。>>53]


  ……付いてこいって?


[その表情は直ぐに消えてしまってその場には残り香だけが漂う。
覚束ないと形容するに正しい足取りで走っていくその姿を止めることはできなくて、シーシャもまた後を追う。

中庭へ着いたとき、その場には先客>>55がいた。]

(57) 2015/06/14(Sun) 00時半頃

【人】 露店巡り シーシャ


  お早う。 何してんだ?


[看板片手>>55の、見た目は子供、頭脳は大人の少年を見下ろせば、シーシャはそう問い掛ける。
目だけは蒼い蝶の翅の方へ、うろうろ、うろうろと。]

(58) 2015/06/14(Sun) 00時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

[シーシャの言葉に返事が返ることはついぞない。>>59
中庭へ出れば建物に四角く切り取られた空が見えた。

巨木の上から吹き降ろす風は花壇に咲く花も、
シーシャの月色の髪も嬲って通り過ぎていく。

空の色は青い。
落ちていけるほど、青い。

少年への問いに揺らぐ蒼い翅
振り向いた顔は矢張り色のない表情で。

表情の欠落した瞳が少年へ手向ける花の色は――白。>>61
そのまま踵返す姿へシーシャが声をかけることはないままで。]

(70) 2015/06/14(Sun) 02時頃

【人】 露店巡り シーシャ


  ヘェ――急にまた、どうして。
  …トレイルが?


[少年の方へ向き直れば、訝しげな顔をした。>>62
風に揺れる花の淡紫を見遣れば、名前は分からず。]


  まァ、鉢植えよりは花壇の方が花も嬉しいだろうよ。
  ――…アンタが何時いなくなるとしてもさ。


[そう、告げて少年の首を傾げる様子に気付けば、ヒナコのことがちょっと、と濁した言葉で気になる旨を伝えてみる。

木の近く。ふらふらと歩く翅が地面へ倒れそうになれば>>66寄ろうともするけれど、飛び上がってしまえば手を伸ばしたとしてももう、届かない。]

(71) 2015/06/14(Sun) 02時頃

【独】 露店巡り シーシャ

/*
>>73
えっ まさか

(-60) 2015/06/14(Sun) 02時頃

【独】 露店巡り シーシャ

/*
ヒナちゃん…!

(-63) 2015/06/14(Sun) 02時半頃

【独】 露店巡り シーシャ

/*
全シーシャ(私含む)が泣いた…
どうお返ししたものか…

(-67) 2015/06/14(Sun) 02時半頃

【人】 露店巡り シーシャ


  あァ、…そうか。
   連れて行かれたのは知ってたケドよ。
     花は――残ってたんだな。


[シーシャはあの"ミイラちゃん"が花なんて自室に置いていたとは知らなかったから、素直に驚いた。>>81

年の近い割に達観したところがあって、シーシャがころころと"代わって"も動じない人だった。
最後に顔を突き合わせたのは――朝食のきしめんが包帯に似ている>>0:103なんて話をした時だった。

アダ名が名前にならなきゃいいな>>0:95とかなんとか言った気がするが、もしかしたら、今は本当に"ミイラちゃん"かも知れない。と。ふと、心に過ぎった。

淡紫の花の花は群生してそよそよと揺れている。
…花は喋らない。ただ風に揺れているだけだった。>>4:156]

(89) 2015/06/14(Sun) 05時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[シーシャは眼前の少年の名前を知っている。>>82
けれど、長話を交わすということはあまりなく、名前"だけ"を知っているに等しくて。
数日前にその名前を口にした口は今は名前を紡がない。]


  ――…まァ、忘れっちまったなら仕方ねぇ。
    それでもよ、こいつがココにあるってだけで、


[一旦花々を見下ろして、シーシャは続けた。]


  この花に思い入れがあるってェなら十分だろうよ。
   ココならよっぽどのコトが無きゃ枯れそうにねぇし。


[だろう?と同意を求めつつ、足音>>72に振り返ればそこには一日ぶりの弟分の顔。
よォと手を振れば"声">>75が聞こえて、樹上へと視線を戻した。]

(90) 2015/06/14(Sun) 05時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[枝の上で揺れる蝶の翅をシーシャの蘇芳色の瞳は見上げる。
ばさりと固い音が聞こえた。――紙の音、だろうか。>>74
直後、意味を成さぬ声が風に乗ってシーシャへ届く。

音の羅列に混じる"やくそく"の言葉が耳朶を這う。


その時、体の奥深く。どこか見えぬ場所で音が鳴る。]

(91) 2015/06/14(Sun) 05時頃

【人】 露店巡り シーシャ

            [ ……ぱりん。 ]

(92) 2015/06/14(Sun) 05時頃

【人】 露店巡り シーシャ

           
 『 約束。 やくそくだよ 』

              『 ぜったい、うたうから ききにきて 』


 「 約束だ。 」

          「 もし、オレがオレを忘れてしまったとしても、
               "私"しかいなくなったとしても、きっと 」 


  ( 忘れない。絶対に、思い出すから――――…… )
          

(93) 2015/06/14(Sun) 05時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[記憶の奔流は一瞬で通り過ぎ、後には何も残らない。
シーシャはハッとしたように目を瞠ったけれど、
過ぎていった記憶の端を掴むことは出来なかった。
その間に話しかけられたとしても気付かなかっただろう。>>86

そうしているうちに樹上の"声"はやがて歌に変わる。]

(94) 2015/06/14(Sun) 05時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[それは、確かに歌だった。
荒削りの、けれど想いのこもった歌だった。

穏やかに吹く風が中庭を渡っていく。
不意に、目の奥が熱く。熱くなる。
堪えきれずに瞬けば一筋、頬を水滴が伝って。

流れていく液体は奇妙な温かさを伴って、落ちる。
次々と溢れるそれを止めることもせず、
シーシャは繰り返される歌を聴いていた。

いつまでも、いつまでも聴いていた。**]

(95) 2015/06/14(Sun) 05時頃

露店巡り シーシャは、メモを貼った。

2015/06/14(Sun) 05時頃


【独】 露店巡り シーシャ

/*
ヒナちゃんんん
かなしい…でも約束果たしてくれてありがとうう

(-85) 2015/06/14(Sun) 13時頃

【独】 露店巡り シーシャ

/*
とりあえず絵本だけ受け取って
ヒナちゃん連れて行かれたらシーシャも終わりの始まりするか。

やー…本当に拾うの上手い。ヒナちゃん>>98

(-86) 2015/06/14(Sun) 13時頃

【人】 露店巡り シーシャ

― 回想:夢から醒めて ―

[青年の目が醒めたとき、>>31
失くしたはずの記憶が自分の中にあることに気付いた。

――…けれど、それはただの"記録"だった。
記憶のひとつひとつ、思い出せはすれど、
その中に宿る感情を思い出すことは出来なかった。

…青年は、"私"との境界が薄れ始めていることを悟った。
記憶を記録としてしか感じられないのも、そこに残った感情を感じられないのも、"私"と混ざりかけているからだと、理解する。

混ざって、砕かれて、青年の欠片はやがて消える。
今は最後の最後、星が燃え尽きるみたいに、
僅かに青年の意識が表に浮かんでいるに過ぎないのだと。]

(103) 2015/06/14(Sun) 13時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

[…次に"私"に代わったら、二度と戻れない。
――それは、予感ではなく、確信だった。

どれだけ今のままでいられるのか、青年にはわからない。
一分?十分?一時間?それとも、一日?
わからないけれど、それが長くないことはわかっていた。

時間は、ない。
自分が自分であるうちに、
『 わたしが わたしのままでいるうちに 』]


                   ――――……ころして。


[絵本には書かなかった。――…書けなかった。
鮮やかに蘇るその声。その顔。空白の言葉>>101
青年は噛み締めるように口にし、それを飲み込んだ。
それから、青年は小さく歌を唄う>>33と――…、*]

(104) 2015/06/14(Sun) 13時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

― 中庭 ―

[塩辛い水が頬を伝い落ちるけれど、
シーシャにはその正体がわからない。

        ずっと昔に忘れてしまったから。
         ずっと昔に失くしてしまったから。

それでも、シーシャは"泣く"。
拙い歌に、その中に込められた想いに。


                    ( …忘れない )


確りと伝わるたった一言。

  『 君が忘れる日が来ても 』

                ――…わたしは忘れないよ。>>1:34 ]

(105) 2015/06/14(Sun) 14時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

[やがて、歌は終わる。>>101
オスカーやキルロイはどうしていただろう。
そちらへ目を向けることはしないで、
シーシャは、地面へふうわりと降り立つ蝶の翅を見詰めた。

流れる雫は未だ止まらないまま。
地面へ落ちる二枚の紙を蘇芳色が捉えたが、拾うことはせず。
差し出された絵本を受け取り、ぎこちなく手を伸ばす。

頭へ伸ばした手のひらが触れることが叶っても叶わなくても、
身を屈めれば、小さく小さく、傾げられた首元へ言葉を落とした。]

(106) 2015/06/14(Sun) 14時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

        ――――……ありがとう。ヒナ。

(107) 2015/06/14(Sun) 14時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

[確かにそれを、それだけを伝えれば遠くから足音が聞こえる。
――…誰の足音か。見ずとも、聞かずとも、分かる。
時間が、来てしまったのだと。

シーシャは涙を拭って、蝶の翅から身を離す。
けれど、くすんだ蘇芳色は黒々とした瞳を見つめたままで。]


   君が忘れる日が来ても、俺は君を忘れない。
        俺の瞳に咲く最後の花が君であるように。

     ――…けれど、君の瞳に花咲く日。
           願わくはそれが俺の姿ではないことを。


[それは歌にならない詩(うた)だった。
掠れ声で囁くそれは蒼い翅の少女にだけ届いていればいい。
…意味が分からなかったとしても、聞こえていれば、いい。
言葉を終えればシーシャはその場に佇む蒼い翅を凝視する。
目の中に留めておこうとするように。忘れないでいるように。**]

(108) 2015/06/14(Sun) 14時半頃

【独】 露店巡り シーシャ

/*
>>108
一応語呂とか考えて作ったけども、俺に作詞のセンスなどない!

(-87) 2015/06/14(Sun) 14時半頃

【独】 露店巡り シーシャ

/*
ところで、オレシーシャとわたシーシャが混じり始めたので一人称を"オレ"から"俺"に変えたよとか誰が気づくんだよそれっていうギミックを仕込む俺です。

(-88) 2015/06/14(Sun) 14時半頃

【独】 露店巡り シーシャ

/*
あとごめんオスカーとキルの番待たないで進めちゃってるううう

(-89) 2015/06/14(Sun) 15時頃

【独】 露店巡り シーシャ

/*
>>108
あーーーっシーシャは涙の自覚が無いから涙という単語を出さないように気をつけて書いた来たのにこんなところで!

(-90) 2015/06/14(Sun) 15時頃

【独】 露店巡り シーシャ

/*
回想を落とそうと思ったが喉が足りない気がする(ゲンドウ

いざとなったら更新してからでも、いいかな…

(-93) 2015/06/14(Sun) 20時半頃

【独】 露店巡り シーシャ

/*
あとキルとオスカーは動きにくくしてしまってごめんな!
ごめんな!あとで殴ってくれていいから…
とくにキルが。

(-94) 2015/06/14(Sun) 20時半頃

【独】 露店巡り シーシャ

/*
ヒナあああああ…
あー…これは…
こんなものもらったらもう、ダメだ書き直そう うん

(-95) 2015/06/14(Sun) 20時半頃

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