199 Halloween † rose
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やべえねむけのせいで繰り返しがが… 削除すればよかった…
(-31) 2014/10/25(Sat) 01時頃
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[――グレッグを見送った後、街を離れる事への 寂寥の一言が、頭に残っていた。]
―――私も……。 私も、離れるのが、………
[誰も居ない店内だからこそ、なのか。 響く声は小さいけれど、物哀しさは殺せない。
カウンターの上に突っ伏し、眼瞼を伏せる。 空腹だから空虚なのか 他の何かが要因なのか、判断がつかぬまま。]
(129) 2014/10/25(Sat) 01時頃
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― →街へ ―
……そうだ。
[少し血を吸えたし、茶屋へ行ってみようかと。 彼もまたパーティに出席していたし、 昨日は朝向かうと言ったが、結局は足を運べなかった。 行ってみたいという気持ち半分、 外を歩けば、彼にまた会えるのではという思い半分。
ふらふらとした足取りではあるが、 何とか立ち上がると、 コートを取り、フードを被って店を出る。
サングラスはしたが、マスクを忘れてしまっていた。]
(138) 2014/10/25(Sat) 01時半頃
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[人混みを避けて石畳の上を歩いていたが、 歩を進めるほどに、足取りは重くなってゆく。
息が切れる。鼓動が早くなる。 本当に老体そのものだと苦笑いしたくなる気持ちで。]
あ。
[視界がぐらりと歪んだ時に、膝から力が抜けた。 転がるのは、造作もなく。 陽光も穏やかになって来た頃合だというのに、日差しが辛い
砂が口に入ったので、咄嗟に吐き出すが、 起き上がろうとする気力が無かった。]
(139) 2014/10/25(Sat) 01時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/25(Sat) 01時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/25(Sat) 03時頃
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[ぐぐ、と膝に力を入れる。 しかし此れでは行くも戻るも難があると思い。
大丈夫かと手を伸ばそうとする子供に、見覚えがあった。 正確には、声に聞き覚えがあったという方が正しい。 シーツを被っているから。
昨日…ハロウィンの前日に サラム・デ・ビスクイツィをあげた子供だ。
今触れられると、流石に吸血衝動は収まりそうになかった。 たかが子供の一人や二人、と食料にカテゴライズする性の中に、 この子はドナルドの生徒なのだと制する自我が生まれる。]
(173) 2014/10/25(Sat) 12時半頃
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[欲望を制する箍に、下唇を噛んだ。]
ありがとう……でも、私に触れては、いけない
[拳を握り、強く石畳を叩く。 血の霧に姿を変え、 衣服をそのまま残して路地の裡へ流れてゆく
日差しの届かない建物裏で、淡い金色の栗鼠の姿を借りる。]
「ふぅ…。」
[豊かな尾を丸めさせ、身に沿わせる。
通りの方では、衣服と石畳の上に残った緋色の滲みに、 子供が驚嘆の声をあげていたが、 遠いものとして脳は処理し、薬店のドアの前でへたりこんだ*]
(174) 2014/10/25(Sat) 13時頃
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「……実は、あまり大丈夫じゃない。」
[通りに置いてきた服は、路地の裏から視えない。 ただ、騒ぎの声が聞こえるだけだ
騒ぎとは異なる異質な声>>*25 ぴんと立った短い耳で聞き分けながら。
くぐもった声を届け、ちいさく息をついた。 ハロウィンが終わった後と仮定された彼の所存を耳奥で拾う。]
「……どうして?」
[野良の獣であったジェレミーを思い出し、 今の、ニンゲンの世に溶け込んでいる彼と比較するが どう考えても今の方が愉しそうに見えるので、疑問符を。]
(*27) 2014/10/25(Sat) 13時頃
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「街を出たい、という口振りではないな、 ――ジェレミー、一体……なにが、あった?」
[薄暗い路地の中に身を置きながら。 憧憬に憧れるような語り口に、少なからずの不安を覚える*]
(*28) 2014/10/25(Sat) 13時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/25(Sat) 13時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/25(Sat) 13時頃
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そろそろカップルで固まってる感あるので、 下手に動かない方がいい気してきたマン。
夜中いないので申し訳ないけどキリシマいてくれるから大丈夫やな
(-51) 2014/10/25(Sat) 13時半頃
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[緋霧が通った裏路地には、転々とビー玉のような 緋い結晶を落ちていた。 パンくずのような道筋は、風に吹かれて転がりはするものの 鳥に食われてしまう事はない。 眼球を啄くように、嘴で悪戯される事はあったとして。
ヒトには聞き取れぬ聲。 扉の友人の様子がおかしい事を訝しんでいたが、 その音が途切れた辺りで、体が浮く。>>@40 栗鼠に話しかける変人と輝名を受けるキリシマを想像し、 それはそれで面白そうだとは思いつつ。
プリムローズ・イエローの毛並みを鼓動と共に震わせ、 閉じていた緋色の丸い目を店主に向ける。
背皮を摘まれて店の中に招かれ、カウンターの上に鎮座し。]
(184) 2014/10/25(Sat) 15時頃
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[鼻をヒクヒクと動かした。 何やら得体の知れない匂いが嗅覚を擽る。 とても、美味しそうなものには思えない。
一瞬、この身が煮られるのではあるまいかと 金色の大きな獣を前にした時のような、畏怖を覚えたが、 …どうやら自身が単なる栗鼠とは思っていない様子。]
「散歩をしていたら、具合が悪くなってしまいました。 ……貧血の薬や、輸血パックは、ある?」
[偶々逃げ込んだのがこの路地であったというだけだったが、 陽光の届かない空間に避難出来たのは、悪くない。
くぐもった声音で喋る小動物は、店主の顔を見上げる。]
(185) 2014/10/25(Sat) 15時半頃
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また誤字してる… 眼鏡をかけよう
(-55) 2014/10/25(Sat) 15時半頃
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[溶けてしまう前に服を棄てて来た判断は 我ながら悪くない機転であったと結果だけ見て感想を抱き。
残した衣服が野ざらしに放置されていると想像は出来ても、 彼の腕がそれらを預かったとは、夢にも思わず>>180
こんな状態で陽の高いうちに外へ出れば ロクな事にならないと、分かっていた筈なのに。
どうして生きる為の知恵よりも、 ドナルドを悲しませたくない感情の方に 天秤の皿が傾いてしまったのか。
くりくりとした緋色の丸い眼球を伏せ、鼻を鳴らした]
(186) 2014/10/25(Sat) 15時半頃
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「道理だ。 いや、戻らなければ難しいでしょう。 しかし、今元の姿を取ると…」
[見せて困るものなど何もないが、全裸である。>>@42 弱点の中に向かっていく様は、 火中に飛びいる虫と大差ない。 評価が下がっていくのも当然だろう。 千年以上を生きていて、学習能力の無さを晒しているのだから]
「えっと、……毛布かなにか、も……」
[倉庫に向かう足取りが方向を転換させる。>>@43 何事かと疑問を抱くが、 促されるまま、じっと佇んでいた。]
(187) 2014/10/25(Sat) 16時頃
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「……?」
[>>@45ドアを開けて誰かの名前?らしき単語を口吟む薬師に、 違和感を覚えながら、丸い緋色の目を向けて。
入れ、と何もない空間に呼びかけるという事は 其処になにかが存在するのだろうか。 微動だにせぬまま置物のように動かずにいたが。
もう楽にして良さそうか。>>@46 ちいさな躯から力を抜き、へちゃりと台にへばりついた。
倉庫に消えてゆく男が戻るまでの間、 なにかが居るような気配の方向へ、視線を預けていた。]
(188) 2014/10/25(Sat) 16時頃
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[ふっさりした毛並みの尾をぴんと立て、 短い四肢で毛布目指しかけてゆく。
その中に入り込むよう身を押し入らせ、 毛布を纏う形で人の姿へ戻る。 色素の薄い肌を隠しながら、埃臭さにくしゃみを。]
へくち、 ありが、と… ――……あまり新鮮そうじゃない色だな……。
[賞味期限が切れているとまで明確に悟れた訳ではないが、 パックの中身の色合いを見て、そう感想を述べ。
パックにストローを差し込む形で飲みやすくし、 血液を吸い上げ、食事に肖る。
あまり美味しいとは言えないが、 空腹で死にそうになっていた躯も、少しはマシになった。]
(189) 2014/10/25(Sat) 16時頃
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……どなたかいらっしゃるんですか?
[>>@47埃臭いものの、毛布は大きい。 身を包み隠す程度の役には立ってくれている。 独り言を延々とボヤくほどボケた人物だとは思っていないので 本当に何者かが居るのだと判断をする。 した所で、見えるものでは無いのだけれど
キリシマと何者か?の邪魔にならないように、 大人しく保管されていた血液を啜り。]
(190) 2014/10/25(Sat) 16時半頃
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もっと慝い…というと、貴方の血ですか?
[>>@48寧ろ血は通っているのかという 根本的な疑問を口に出し、思い出したように]
すみません、代金を支払うにも 服のポケットに財布が入っているので…。
[此処からそう遠くもない道ではあるものの、 下着すら纏わず毛布一枚で拾いにいくのは難がある。
空になったパックをカウンターの上へ預け、 持ってこられたスーツ>>@49に目を丸くし。
無言の圧力に、肩を竦ませて。 大人しく受け取り、部屋の隅でスーツに着替えてゆく。
下着が無いのでこそばゆい上、 着丈は悪くないのだが、幅や胴回りが大分余って、 格好もつかない事この上無いが、裸毛布よりはマシか。]
(191) 2014/10/25(Sat) 16時半頃
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― 街中 ―
ありがとう。 シーツもお借りしますね
[誰かの喧騒の聲は耳に届いていないが、 シーツを頭から被る形で陽避けにし キリシマに礼を告げ、店を出て行く。
緋色の結晶が通る道を進む足取りは、 食事をきちんと取った事もあり、存外軽く。]
………ぁ、
[帰路につくその途中で、赤髪を見つけ。>>183 夕日に包まれた街の片隅で、歩を止めた。 その腕に抱かれた衣服は、見覚えのあるもの。**]
(192) 2014/10/25(Sat) 16時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/25(Sat) 16時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/25(Sat) 16時半頃
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[薬品の薫りが強いスーツ。くさい。あと、タバコ臭い ただでさえ日中は目が弱い。 斜陽を避けるように、屋根下伝いに歩く。
前が視えないと間違いなく転倒するので どこかの店の壁に背を預け、 シーツをヴェールのように頭から背にかけて流し
ドナルドもまた、自身に気づいたようだ。>>198]
……はい、ニコラエです。 えっと、その荷物…は、
[間違いなく自身の其れだろうと察しを届かせ、 明らかに菓子配り>>197には向いていない格好だと 理解を及ばせ、驚きに緋色の目を見開いていたが
打ち捨てられていると思っていたものを、 彼が拾ってくれたのだと分かれば、 嬉しそうに目を細めさせ、緩慢に近づき。]
(203) 2014/10/25(Sat) 18時半頃
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あの……君に会いたくて、
[謝罪を言うつもりだったが、表を出歩いた目的が先に零れ、 それから、すみません、と荷物の事を謝った。]
何度も足を運んでくれたから、 私も、君を探したくて………、ええと。
あの…
[どんな所に住んでいるのか。どんな風景を見て過ごしているのか
家主に一度招かれた場所にしか 足を踏み出すことのできない戒律はあれど 表から覗くくらいなら叶うから。
告げたいことをそのまま伝えるには、 余りに気色が慝いと解し、シーツを握り締め、黙り込んでしまう]
(204) 2014/10/25(Sat) 19時頃
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[輸血パックで食事を取ったことを 心配してくれた友人に伝えなければ。
斜陽に包まれた街角に佇みながら、 ヒトには届かぬ聲をのせて]
ジェレミー、ごめん。 ……心配をかけてしまって
先程キリシマさんに血のパックを貰ったんだ [追い出す為に処分品を押し付けられたという方が 幾分も正しい気はするが、それはそれとして。]
(*31) 2014/10/25(Sat) 19時頃
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だけど…私は、君の方が心配だよ。 なにを、思いつめている?
[手紙に記せないようななにかが、 彼の身に起こっていたのだろうかと。 それを見抜けなかったのかと想像すれば、哀しくなる
それとも、訪れてからなにかあったのだろうか。 どちらにせよ、狡い。
…もしくは己が莫迦だ 再会を喜んでくれる聲に、悪戯を許してくれる甘さに、 何も察し付くことが叶わなかった、なんて]
(*32) 2014/10/25(Sat) 19時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/25(Sat) 19時頃
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ええ、私の……。 すみません、靴まで預からせてしまって……。
[>>208近くなった距離で、動揺を右目から感じ取り。 往来を憚ることは特に無く。 道往く子供や住人も、動くオブジェのように見えた。
屋根から身を離したせいか、斜陽が差し、 頬にじわりと赤みが滲む。 火傷と変わる前に店へ戻らねばと思う反面で、 初めてこの時間、屋外で会えたのだからと 惜しむ気持ちもある。
そう、ニンゲンのように。 ニンゲンのように当たり前な環境で、陽の光の下で―― こうして話している。 些細な出来事で或るが、とても貴重で尊いものに思えた。
物思いに耽る思考を押し流し、 慌てて、荷物を受け取ろうと手を浮かせかけて。]
(212) 2014/10/25(Sat) 20時頃
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[告げられた言葉に>>209、安堵と充足が満ちる。 もう少しだけ、爛れずに話が叶うまいかと更に一歩詰め。 頭部を隠すシーツを持ち上げ、ドナルドの頭部も覆うように、]
……いえ、そんなことは。 薬店で休ませて貰ったので、
[シーツを抑えている手甲が、じじ、と鈍い音と共に 陽に爛れ、つめたい皮膚に熱を通す。 でも、赦されるなら、もう少しだけこのまま。 火傷の痛みは、麻痺して遠い処にあった]
、……トマトジュースとビールを貰ったので、 もし、良かったら………。
貴方の時間を、今晩頂けないでしょうか。 それに……私の選んだものが調和している部屋を、見たい。
(213) 2014/10/25(Sat) 20時頃
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[一緒に座ってゆっくり飲むなら、酒場では叶わない。 シーツの即席カーテンが覆う中で、 火傷よりも熱い切なさに、心を焦がし、顔を歪ませた。]
……私、も 貴方のことが、もっと、知りたいのです。
私の知らない貴方を、………教えて欲しいのです。
[左目を覆う眼帯と、明るみにある右目を見詰め。 ぽつり、ぽつりと繋ぐように言葉を間近で告げる。
薄手のシーツでは夕焼けを預かってしまう。 それのみが原因ではないが、白い肌は緋く染まっていた。]
(214) 2014/10/25(Sat) 20時頃
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彼はいい屍人だ。 もし訪れることがあるなら、礼を伝えて欲しい。
[>>*33お願いをひとつ彼に伝え。 しかし、心配無用だと聞かば、本当にそうなのかと 不安の滲む吐息を乗せ。]
あぁ、そんなことは良い。 私は君に頼ってばかりだね……、
ねえ、じゃあ、……これだけは聞かせて。 何故街を出る必要が、あるんだい
魔女殿とうまくやっているのでは?
[魔女とだけではない。 この区域でうまくやっているのだと思っていたから。 何故自ら安息を得た環境を打破しようとしているのか。 覚えた痼を発露し、友人に返答を求める。]
(*34) 2014/10/25(Sat) 20時頃
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……だめ、でしょうか
[>>219シーツの下で告げた言葉は、吐息も近く。 彼の告げかけた言は理解も易かったが、 陽の下での願いごとを、密やかな約を求める為に 忘れられてしまわないように。 忘れてしまわないように。
彼にとっての自分が、不思議な人物で畢ってしまわないように 自身にとっての彼が、……。
確認を促す声音は、震えてしまっていた。]
[>>220返って来たのは、笑顔だった。 万が一今日がハロウィンの終幕であったとしても、 彼は己の為に時間をくれると。
かえして己に問えば、それは―――是非もなく。]
(225) 2014/10/25(Sat) 21時頃
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良かった…。 嬉しい、
[覆われた仮面ではない、飾り気のない笑顔が 緋色の瞳の中に篭もり、他のなにも見えていなかった。 日光の輝くうちは昼目の効かない此の目にも 確かに彼の表情は、鏡面のように映りこんで。 互いに緋色に染まった顔を向け合わせ、微笑む。]
は、い…。 [シーツの繋がりをゆっくりと剥ぎ、 己の頭部と背に被さるように正す。
遅れて来た手の痛みに、 若干余裕あるスラックスのポケットへ手を差し込み、 火傷跡を隠す形で寄り添ってくれる躯に、ちいさく笑う。
道中、長い影が陽を遮断し、過ごしやすさを与えてくれた。 行きよりも存外楽な帰路を迎え、 雑貨店内まで荷物も運ばせてしまったが。]
(226) 2014/10/25(Sat) 21時頃
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― ガラス雑貨店「Curcubeu」 ―
[夕刻の店内。 筆記具をドナルドに所望されたので 半紙とペンを託し、その道順が記されてゆく紙を見下ろす。]
……はい、愉しみです。 また夜に……。
[ドナルドを見送ったその後。 半紙の上を、地図の上を愛おしそうになぞる。
癒えぬ火傷の跡、手背に唇を寄せて。 先程の眼帯を撫ぜる仕草と、照れた眼差しを思い出し。
緊張と、嬉しさに、唇は震え、口端は弧を描いた**]
(227) 2014/10/25(Sat) 21時頃
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