24 明日の夜明け
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ふふ。何だかメーちゃんとこうして話せるの、嬉しい。 もとの世界に戻っても、このままだったりして。
[それはそれで大変な気もするが。 そこは気にせずに、久しぶりに楽しげな声で]
ううん、大丈夫。……ただ、ちょっと心配な人が、多いから。 ひとりはメーちゃんが自由に、お願い。わたしも、考えるね。
(*29) 2010/08/08(Sun) 23時頃
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そうですね。
[つられて笑いつつ]
……分かりました。じゃ、先輩に。
[手を引っ込めた。そして]
先輩、もしも決まったら、教えてもらってもいいですか? 一応、その人に私の種もって思うんですけど。 ……大丈夫、かな?
[首を傾げた]
(*30) 2010/08/08(Sun) 23時頃
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[掌の種を、見つめる。これが自分に埋められるなんて、と。 今からでもメアリーを説得したい自分も、いて]
ごめん、ごめんね、メーちゃん。
[どうしようもなくて、謝るしかなかった]
(*31) 2010/08/08(Sun) 23時半頃
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何で、謝るんですか。 私の我侭なのに。
絶対、帰りますから。 自分を責めないで。悲しまないで下さい。 ……大好きですよ。先輩。
[にこり微笑んで、再度気持ちを告げた]
(*32) 2010/08/09(Mon) 00時頃
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メー、ちゃん。
[自分は、生きて帰るつもりなど、なかったのに]
ありがとう。
[そんなことをメアリーに言うことは、出来なくて]
わたしも、大好きだよ。
(*33) 2010/08/09(Mon) 04時頃
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メーちゃん、フィリップくんを連れて、逃げて。 わたしは死なないから。お願い。
[必死な心の声は、メアリーに届いてくれるか。そして]
わたし、種を植えに行けないかもしれない。
[自分の足を見る。このままでは、走ることは無理だろうと]
(*34) 2010/08/09(Mon) 21時頃
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……ごめん。代わりに、誰かに、植えて欲しいんだ。
["誰か"。しかし、頭に直接響くゆえに、きっと想いは伝わって。 講堂の壇上で堂々と話す生徒会長が、にこにこと微笑む表情が、 そしてタキシードにうさみみを着けた光景が、浮かぶだろうか]
(*35) 2010/08/09(Mon) 21時頃
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先輩!!大丈夫ですか!? 無事ですか!?
……『種』は、無事植えましたので。 安心して下さい。
(*36) 2010/08/09(Mon) 21時半頃
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大丈夫。大丈夫、だよ。
[そうして続けられた言葉に、どこか泣きそうな声で]
……ありがと、メーちゃん……。
[それだけを。自分の想いが届いたとは、気付かぬまま]
(*37) 2010/08/09(Mon) 22時頃
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ありがとう。メーちゃん。大好きだよ。
[彼女に届く事を、ただ祈って]
星空の下で、聞かせてね。――……みんな、どうか。
(*38) 2010/08/10(Tue) 00時頃
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