78 光環の戦溟 ― bloody searoar wars ―
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……それが飛べたなら、話は変わったか。
[部屋を無事取れたならば、身を休めつつヤニクの来訪を待つだろう。 はじめに口にしたのはそんな言葉だった。天空昇る手段など持たなければ、駆けた巨鳥を羨んだのだ。 あまりに慌ただしく駆け出るペラジーに押されて、それから再び宙《そら》を見上げるのは忘れていたが。 もしも見上げていたならば、欠けた月、このざわめくような違和感の理由《意味》に気づけたのだろうか。
遠く落ちた双子星の所業も、目覚めた勇者の意味すら、まだ知らぬ**]
(223) 2012/01/29(Sun) 13時頃
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―幻想ノ刃隠れ里 アルマ・テルム―
はぁ…はぁ…はぁ…。
[息ひとつ乱さぬ巨鳥と、それとは対照的に随分疲弊した様子の少女が里へついたのは、マスア・ナを出てから僅か79(0..100)x1分後のことだった。 常識では考えられないほどの速度で移動してきたことがわかる。 普段あまり使わない幻想ノ刃としての力を、人の身で使い続けたせいか、身体が重い。 ペラジーはエストの背から崩れるように降りると、彼を労うかのように、その翼をぽんぽんと二度たたいた]
ありがとう、エスト…。
[鬱蒼と木々の生い茂るの森の奥…そこに張られた結界のさらに奥に、その里はある。 里のものはペラジーに気がつくと、笑顔で声をかけてくる]
ただいま、みんな。 でも今は挨拶してる時間も惜しいんだ。 ばあちゃん…長老は家?
(224) 2012/01/29(Sun) 13時頃
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― イェル=ゥラ自治区 / 『英雄の聖苑』 ―
レジスタンス…レジスタンス『雫ノ華』、ね。 やっぱり、聞き覚えは無い。無いわ。 それだけならあなた達の妄想って線を先に疑うのだけど……
[ゾンビ。砕けた月。それらは目の当たりにしている現実で。]
更に。更に言えば……その自販機も。
[あまり良くない眼で、睨むように自動販売機を観察した。]
――どれも知らないパッケージね。メーカーも。 ご当地飲料……って感じもしないし。
……悪いけど、本当に悪いんだけど。おごってくれるかしら。 ケータイも財布も無いのよ。
[あったとして、使えたとも最早思えないのだが。 弾かれた硬貨>>210を確かめる気にもなれない。]
(225) 2012/01/29(Sun) 13時半頃
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――……、
[『振ってぷるるんゼリー(くらげ味)』とラベルされた缶を 時折口に運びながら、《聖火の勇者-ホーリーブレイズ-》の伝説が 呟かれる>>211のを聞いていた。]
それ。 こっちの――『この世界』の人たちは、みんな知ってるの? わからない……ますますわからないわね。 どうして私がその『勇者』とやらなのか。
[仮面の女―― 『雫ノ華』の頭領は、確かに自分を見て『勇者』と言った。>>37]
自慢じゃないけど。自慢にもならないけど。 体育はサボりなしで評価2よ。
[そういう問題でも無いのかも知れないが、やはり実感は持てない。]
(226) 2012/01/29(Sun) 13時半頃
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武器……武器ね。 公園にショットガンやロケットランチャーが落ちてるとも思えないけど、 棒切れだけでも持っておく方がマシかしらね。
[言いながら、まるで持った剣でも振るかのように、 一度だけ腕を翻す。 何気なくしたその動作だけは、妙に身体に馴染む気がした。]
[されど、今、《聖火の勇者-ホーリーブレイズ-》の手に剣は無い。]
[金炎爆ぜる幻想ノ刃《パンタシア》―― かつての『相棒』の行方も今は知れず。]
(227) 2012/01/29(Sun) 13時半頃
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[聖苑の中心付近まで、しばらく黙って歩き]
……空が光って、星が落ちて…勇者が目覚めて、月が砕けて異変が起こり始めた。何が起きているのかと問われれば…最終戦争<<アルマゲドン>>と言われても驚けないね。時が、来てしまった…と。僕らの未知なる力も目覚めたりしないかな。
[胸の高鳴る鼓動は抑えきれず。自動販売機からはお茶を入手した]
あ、勇者っていうのは貴女のことだよセイカさん。貴女は勇者が封印されてた氷の中から出てきたんだ。…名前覚えてるし、記憶喪失ではなさそうだよね。
(228) 2012/01/29(Sun) 13時半頃
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/* 同じタイミングで現れるこいつら
(-65) 2012/01/29(Sun) 13時半頃
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仕方ないね。
[はい、とおしゃれな小銭入れから硬貨を一枚出してセイカに渡す。ワンコインで買えるようだ。パッケージを見れば、中身の予想は大体できるか]
(229) 2012/01/29(Sun) 13時半頃
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―アルマ・テルム 長老の家―
ばあちゃん! …痛っ!?
[幻想的な雰囲気の漂う里の中心。 そこの扉を開け放つや否や叫んだペラジーの額目掛け、お玉が飛んでくる。 普段ならいざ知らず、疲弊している上に慌てていたペラジーにそれをよけることが出来るはずもなく、お玉が直撃した衝撃に仰け反り、額がうっすらと赤くなる]
ッ…なにすんのよ、たった一人の孫娘にぃ! …えぇ? 長老って呼べって? だって…あぁ、もう、はいはい、『長老』! これでいい? …って、それどころじゃないんだってば! 外が大変なことになってるのよ!! 月は崩れるし、何か大きな光が二つ空から落ちるし、ネオ・イルーナには大きな穴が出来てるし…それに、様子がおかしい人も出てきてるみたい。 つまり…私が何をしに戻ってきたかっていうと…。
(230) 2012/01/29(Sun) 13時半頃
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[ペラジーは、ここに来るまでの間、空から目にした光景を思い出しながら語る。 そして、パン、と両の手を合わせると祖母に頭を下げ]
お願い! ばあちゃ…長老の書斎に入れてほしいの! どうしても気になることがあって…。
[孫娘のその言葉を聞いた長老は、驚きの色を浮かべる。 勉強嫌いの彼女が、まさか自分からこんなことを言ってくるとは思ってもいなかったのだろう。 以前不純な目的で書斎に忍び込んでからは使用を硬く禁じられていたのだが、どうやら今度は真剣だということが伝わったらしい。 長老は柔らかく微笑むと、書斎の鍵をペラジーへ渡した]
…ありがとう、ばあちゃん!
[ペラジーは笑みを浮かべ、感謝の意を表すように祖母に抱きつくと、書斎へと駆け出して行った]
(231) 2012/01/29(Sun) 13時半頃
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/* >>226 そんな喉の潤わなさそうなものを。 ……共食いだし。 */
(-66) 2012/01/29(Sun) 14時頃
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武器か……
封印されてる伝説の武器とか、秘密の種族に伝わるものとか、ないのかなあ。そういうのがあるなら、目覚める頃だよね。
[世界の危機ならばそのくらいあってもおかしくはないと、希望的観測をした**]
(232) 2012/01/29(Sun) 14時頃
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[白コートにどうも焦げたような緑マフラーといった妙な 出で立ちの割に、小銭入れだけはおしゃれだった。>>229 良平からもらった小銭は、妙なジュース>>226に変わる。]
――……味がしない。味がしないわ。
[好奇心に負けてつい選んでしまった飲料はハズレだったようだ。]
空に星……そっちは私、見てないのだけれど。 要するに、こっちの世界の常識に照らし合わせても、異常事態なのね?
[確認するように呟き、少しだけ俯き気味に、]
ねえ、もしも。もしもよ。 私が本当にその勇者だか何だかだったとして。
(233) 2012/01/29(Sun) 14時頃
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――……私が、これ、何とかしなきゃいけないのかしらね?
[尋ねる声には、不安が滲んでいた。]
……って言っても。言ってもね。 何とかできる気なんて全くしないんだけど。 それ以前に、元いた場所に帰りたいし。
[不安を振り払うように、首を振った。]
――あ、そうだ。ごめん、まだ言ってなかったけど。 りょうちゃんと、こーちゃん。だっけ? 二人とも……ありがとう。ありがとうね。 私だけだったらもっと怖かったと思うから……そこはお礼しとく。
[満面の、とはいかないが、二人に向けてようやく笑みを見せた。]
(234) 2012/01/29(Sun) 14時頃
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/* このポジションくそつらいな。
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
まあ、次世代勇者押し付ける先には困らなさそうで何よりです。
(-67) 2012/01/29(Sun) 14時頃
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―書斎―
…うわー、懐かしい! この絵本も書斎にしまってあったんだー…わぁー…。
[書斎に入ってしばらく。 ペラジーは目的の本を探すと中に見つけた懐かしの絵本に眼を落としていた。 眼をキラキラと輝かせ本に夢中になる姿はまさに子供のようであったが、やがてはっとして、絵本をもとあった場所に戻す]
いけないいけない、こんなことしてる場合じゃなかった…! えーっと…えーっと……。 …………あ、あった!
……『ウルヴェレア』。
[ずっと気になっていたこと。 それは、あの女統領の口にした言葉だった]
(235) 2012/01/29(Sun) 14時頃
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『ウルヴェレア』と『アルメヴィア』 天空爆ぜ別たれし光は地に落ち 地穿ちし者 月の民にまみえし時 英雄は目覚め 革命の使徒と再会を果たす 天使と悪魔が踊りし地で 龍と鳥は天を駆け 古の絆によって結ばれし者たちが暗躍する 幸運受けし者は天に願い 天の呼聞きし者は天に応える 地上に在りし幸と凶は無限を描き 刃によって天は裂かれ 刃によって地は成される
運命《サダメ》をうけし戦士たちよ 汝らと共に『再生の破戒』があらんことを
(236) 2012/01/29(Sun) 14時頃
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[それはある書物の記載。 コレが予言なのか伝承なのか、はたまたただの作り話なのかはわからない。 彼の言葉に関する記述は他にも多く存在するかもしれないし、これが唯一のものかもしれない。 ただひとつ確かなのは、仮面の女の言った『ウルヴェレア』と関係する事象がもうひとつ…『アルメヴィア』という事象が存在するということだ]
…なるほど、ね。
[記述に眼を通し終わったペラジーは、二度三度、その記述の書かれたページを行き来し、笑みを浮かべてパタン、と本を閉じた]
(237) 2012/01/29(Sun) 14時頃
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うん、さっぱり訳がわからん。
(238) 2012/01/29(Sun) 14時頃
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/* なるほどわからん
(-68) 2012/01/29(Sun) 14時半頃
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/*WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
(-69) 2012/01/29(Sun) 14時半頃
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/* >>238 俺が言いたい
こころからなにそれ
(-70) 2012/01/29(Sun) 14時半頃
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わかるわけないじゃないこんなの! なにこれ? 文章として成立もしてないし。 もうちょっとこう、ストーリー性とかつけてくれないとさー、退屈で寝ちゃうよ?
[そう文句をこぼしながら、本の拍子をパンパンと叩き、元あった場所に戻す]
…ま、何にせよ…ウルヴェレアっていう言葉が書物にもあるってことはわかったし…それと組になる何かがあるのもわかった。 とりあえず…まぁ、何かの事件かなんかって認識でいいのかな、コレは…。
(239) 2012/01/29(Sun) 14時半頃
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[思ったほどの収穫はなく、ペラジーは頭をがしがしと掻く。 と、砂粒がぱらぱらと舞い、ふと思い出す]
…そういえば、お風呂まだだっけ。 …うん、出発は水浴びしてから、かな。
[そう言うとペラジーは書斎を後にし、近くの小川へと向かった。 世界各地で川の水が汚染されているなどとは知る由もないが、幸いこの里の水は、結界により守られているようだった]
お風呂もいいけど、水浴びなんてこんなときでもないと出来ないしねー。
(240) 2012/01/29(Sun) 14時半頃
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/* 水浴びシーンと聞いてガタッしかけたが。 そういや貧相な乳だったこのペラジー。
ちっ
(-71) 2012/01/29(Sun) 14時半頃
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ペラジーは、里の小川で水浴びをしている
2012/01/29(Sun) 14時半頃
ペラジーは、レティーシャ《ホーリーブレイズ》が先ほどの記述にあった『英雄』なのだろうかと考えた
2012/01/29(Sun) 14時半頃
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/* >act 違うと言い張りたい
(-72) 2012/01/29(Sun) 14時半頃
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/* >>236 なるほど、わからん wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww わかりたくもねえ! 僕は家に帰らせてもらうぞ!! wwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww */
(-73) 2012/01/29(Sun) 15時頃
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―アルマ・テルム 小川―
…と、なれば…。
[身体の砂と汗を小川の水で清める。 ひやりと冷たい水が肌に心地良い。 岸に上がると、褐色の肌をタオルで拭い、洗濯された服へと袖を通す。 二本の短剣を下げたベルトを腰に巻き、白の外套を羽織、最後に大剣を背負う。 いくらかの休息もとったし、食事も済ませた]
よし…行きますか!
[長老や里の者に軽く挨拶を済ませると、ヤニクへ連絡を入れ、再び巨鳥とともに空へと昇っていった]
(241) 2012/01/29(Sun) 15時頃
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オスカーは、ペラジーに話の続きを促した。
2012/01/29(Sun) 15時頃
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-------------------------------------------- ―ペラジーからヤニクへ―
イェル=ゥラ自治区へ向かう そっちはよろしくっ --------------------------------------------
(242) 2012/01/29(Sun) 15時頃
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―イェル=ゥラ自治区上空―
おーけー、エスト。 この辺で良いよ!
[人目に付きにくい場所を選ぶと、巨鳥は一度地面に向けて急降下し、その背から白い影をおろすと、再び空へと帰って行った。 背から降りた白い影は巨鳥へと手を振ると、あたりを見渡す]
さて…と。 そういえば、星の片方が向かって行ったのがこの辺だったっけ…? …いや、でもあんまりそれはあてにならないし…まずは『英雄』の確認かな。 あの記述が何か意味があるなら、…既に『空は爆ぜ』たし、『光も別たれ』た。 なら、英雄が『目覚め』てるかもしれないしね。
[尤も、あの氷漬けの少女がどう目覚めるというのか、いまひとつピンとこないが]
えーっと…英雄の聖苑は…あっちだっけ?
[ペラジーは以前ここを訪れたときの記憶を頼りに、ふらふらと歩き始めた]
(243) 2012/01/29(Sun) 15時頃
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