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/* こんな時に不謹慎だけど。
メモの、リアが、すごく可愛い。(真顔
セシ兄が可哀想だなぁ、ヴェスー…
私も、さみしい。 もう、励ましてもらえないんだなぁ…
(-9) 2010/07/07(Wed) 01時半頃
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─ 雑貨屋 ─
─…ソフィ、居る?
[あてもなく歩いて、足が向かったのはつい昨日店主の訃報を聞いた雑貨屋で。
その中を覗いて、遠慮がちに声をかけた。]
(27) 2010/07/07(Wed) 02時半頃
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…だいじょぶ?
[丁度かくっと頭を落としたところを見てしまって、心配そうに見たものの。 ソフィのいらっしゃいませ、を聞くと、申し訳なさそうな面持ちになって。]
ごめんね、今日はお客さんじゃないんだ。
あの、ね。 お仕事中で悪いんだけど、一緒にこれ、飲んでくれないかな。 おじちゃんに味の感想言いたいんだけど、一人で飲むのはちょっと、さみしくって。
[とん、とカウンターにワインのボトルを置いて、ソフィに、やっぱり、ダメ?と。]
(31) 2010/07/07(Wed) 02時半頃
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痛くない?
[こちらもソフィの頭に手を伸ばして打ったところを撫でて、首を傾げ。
誘いに乗ってもらえると、良かった、と嬉しそうに笑って勧められた椅子を受け取って腰をおろした。]
あ、ごめん。 悪いんだけどお願いついでに、グラスも…良い?
[ボトルだけを持ってきて、他は何も考えてなかったことに今更気付き。 手を合わせてお願い、と。]
(34) 2010/07/07(Wed) 02時半頃
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気をつけてね、こぶでも出来たら大変。
[ちょっとだけでも痛いと聞くと、心配そうにソフィを見て。 栓抜きを渡されるとそれでボトルのコルクを抜きながら、うん、と答えた。]
私、あんまり苦いお酒得意じゃないから。 いつもあんまりお酒っぽくない甘いヤツを売ってもらってたんだ。
で、いつも飲んだ後、どんな味だったか言いに行ってたから。
[そう言って、ソフィが持ってきたグラスを見て、わぁ。と感嘆の声をあげ]
すごく綺麗。ソフィのところに来て得しちゃった。
[良い仕事が施されてる品物は、どんな物であっても見るのが嬉しい。 それが使えるなら尚のことで、嬉しそうな顔でソフィにありがと、と礼をいい、用意されたグラスにそれぞれ半分より少なめに注いだ。]
ジュースとワインの中間くらいって言ってたから、そんなに強くないと思うけど。
[ソフィ、お仕事中だしね。と申し訳なさそうに笑って。]
(38) 2010/07/07(Wed) 03時頃
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そう、かな? ─…セシ兄に似たのかなぁ。
[ソフィから大げさと言われるときょと、として。いつも自分も似たようなことを言っている人の顔を思い浮かべながら、嬉しいようなイヤなような微妙な表情になって。]
そうかなー、いっつもおじちゃんまた来たのかって言うよ? 喜んでくれてれば嬉しいけど。
…うん、そうだね。 やっぱり、自分のできることはしたいもんね。
[そういってグラスを手に取り、自分の作ったものもこうして使ってもらえれば良いと、心の中で呟いた。]
でも、お酒の匂いさせて接客するわけにもいかないでしょ?
[弱くないといってグラスを取るソフィに悪戯っぽい笑みを向け、こちらもグラスを傾け乾杯した。]
─付き合ってくれるソフィに、感謝を。
(42) 2010/07/07(Wed) 03時頃
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え?そういうものなの?
[誤解されている事など夢にも思っていなくて、ソフィが頷く様子を不思議そうに見て。 ゴドウィンのことを言われれば、そっかな。とこちらも微笑んで。]
そうだと良いな。
─…うん、そうだね。 でも、買う人がいなかったらソフィがつけてくれたりすれば良いよ。 一回でも使われることがあれば、それで充分。
[自分の作ったアクセサリー達を見、切なげなまなざしをむけるものの、そう言って微笑み。 ソフィからも感謝を返されると、照れくさそうな笑みに変わって、グラスに口をつけ。]
…うん、美味しい。
[お酒が好きな人には物足りないかもしれないけれど、果物の甘みがしっかりと感じられるそれは、自分の舌にはとても美味しくて。 ゴドウィンが自分の好みを考えてくれて出してくれたのだと伝わる味だった。]
(45) 2010/07/07(Wed) 03時半頃
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へー…そうなんだ、知らなかった。
[兄妹みたいなもんだからかな?その割にはヴェスとセシ兄にてないけどなぁ、などと内心思いながら頷くソフィを見てこちらも誤解は解けず。
独り占めしたりしない、と言われるとにっこり笑って]
うん、ソフィの思ったようにしてくれれば良いよ。 ソフィなら悪いようにしないって思ってるし。
[そう言いながらワインを飲み進め。 ソフィからも美味しいと言われると自分が褒められたように嬉しそうな顔をしたの、だが。]
─…っ… え?
[ぶつん。と。
自分の心の中、繋がっていた何かが途切れるような感覚が走った。]
(49) 2010/07/07(Wed) 03時半頃
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ヴェ、ス?
ヴェス、聴こえる?
今、変な感じが、したの。
ねぇ、ヴェス、返事、して?
(=0) 2010/07/07(Wed) 03時半頃
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───…… ヴェ、ス ?
[がたん、と立ち上がると、この場には居ないその名を呼んで。
青褪めた顔でソフィを見ると、─ごめん。と謝った]
ごめ、ん。ソフィ…
私、ちょっと。 ワイン、後、あげる。
[説明すらも出来なくて、とにかくこのイヤな感覚が誤解であって欲しいと確認したくて、短くソフィに告げるとそのまま雑貨屋を飛び出した。]
(50) 2010/07/07(Wed) 03時半頃
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ヴェス、ヴェス、ねぇ!
返事して、ねぇ、聞こえてるでしょう? どうしたの、ヴェス、無視してないで、ねぇ
今、そっちに、行くから
返事、して…!
(=1) 2010/07/07(Wed) 04時頃
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…やだ、ヴェス、ど、して…
どう、して、返事…くれないの…!
[何度も心の中でヴェスに呼びかけるが、返ってくるはずの声が聞こえなくて。 ヴェスの元へと向かう間にどんどん悪い想像が浮かんで、いつしか涙ぐみながら走っていて。
彼の気配を最後に感じた場所に辿り着いた時には、既に泣いていた。]
─…ヴェス? 居るの?
[教会の戸を、ぎぃ…と押し開け、中を見て。
呼吸が一瞬、止まった。]
(52) 2010/07/07(Wed) 04時頃
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ヴェ、ス。
─…メア、リ?
[教会の床に、折り重なるように倒れている二人の姿。
呆然としながらその傍まで近寄って、ヴェスの首が裂かれていることに気付いて血の気が引いた。]
なん、で。
[頑張ると、言っていたのに。 出来る限りをすると、言っていて。 私のことも、いつも彼なりの言葉で励ましてくれたのに。]
どうして。
[病ではない何かが、彼の命を奪ったのだと示している現状が、理解できなくて。]
ねぇ、ヴェス。メアリ。おきて。
(53) 2010/07/07(Wed) 04時頃
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[血で汚れるのも構わずに二人を揺すっても、その手から伝わるのは冷たく硬い感触だけで。
流れる涙はそのままに、もう動かぬ二人に向けて言葉を続けて。]
ねぇ、やだよ、こんなの。
生きてる限り、頑張るって、言ったじゃない。 どうして、こんなことに、なったの。
ヴェスがいなく、なったら。 セシ兄が、泣いちゃうよ。
ねぇ、ヴェス、ねぇ…ねぇ。 やだよ、…私を、セシ兄を、置いてかないで。
ねぇ、ヴェス─…!!
[泣きながらヴェスの名を呼んで、思い浮かぶのは、大好きな人の悲しむ姿。 今ある現実と近い未来の現実、そのどちらも悲しくて、苦しくて。 骸となった二人に縋るように伏せて*泣き崩れた。*]
(54) 2010/07/07(Wed) 04時頃
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/* えぇ、と。
セシ兄、少女、か。 マジ、か。
………うわあああああああああ!!!!
[恥ずかしさに頭を抱えた。]
(-41) 2010/07/07(Wed) 16時頃
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─ 教会 ─
[どれだけ泣き暮れていただろう、身体や服についた血が乾いてこびりつく。 空を見上げれば、月が高く上がっていて。 まだ夜だということは、見て取れた。 いつまでもこんな冷たい床の上で二人を寝かせておくのは、イヤだった。 でも、自分の力じゃ二人を運べない。 ヴェスは細身だけど、大きくてやっぱり男の人で、ぐいと引っ張ってもずる、と少し引き摺るくらいしか出来なくて。 メアリーはヴェスの下で横たわっているから、やっぱり動かせない。]
…誰か、呼んでこよう。
─…ギリさん、居る、かな。
[本当は、真っ先に浮かんだ顔は違うのだけれど。 このことを伝えるには、まだ、覚悟ができなくて。
泣き腫らした顔で、髪や身体、服に血をこびりつかせたまま、ふらりと教会の外へ出て。 ギリアンがいるだろう、墓地へと*向かった。*]
(96) 2010/07/07(Wed) 17時頃
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─ 墓地 ─
[墓地へと向かう途中、人にはあまり出会わなかった。 会っても、血塗れの自分に声をかけてくる人はいなかっただろう。 墓地に着くと、埋葬の準備にとりかかっているギリアンの姿を見つけ、そちらに駆け寄った。]
ギリさん…!!!
ギリさん、お願い、聞いて。 教会に、ヴェスとメアリが、いるの。
二人とも、床の上で寝てて、動かしてあげたいのに、私じゃ無理なの。 お願い、ギリさん。 二人を、連れてきてあげたいの。 ここまで、連れてきてあげて欲しいの。
[泣きそうな顔で、それでももう涙は零れなくて。 言葉も出てこない中、必死にギリアンに助けを求めた。]
(104) 2010/07/07(Wed) 21時頃
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ありがと、ギリさん。
[作業を中断させることになるのに、わかった、と返事をしてくれたギリアンに礼を言って。 こんな時、もっと自分に力があったら、手を煩わせることもなかったのにと思うと、非力な自分が悲しかった。
それでも、もう二人が冷たい床の上で寝ていなくて済むと思えば、安心したのも確かで。 そこに過ぎったのは、あの人の顔。]
…セシ兄、どこにいるんだろう。
[弔うならば、傍に居させてあげたいと思い、そう呟いた。]
(107) 2010/07/07(Wed) 21時半頃
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リアのとこ? またピアノ弾かせてもらいにい……え?
ラル、具合悪い、の…?
[セシルがリアのところに居ると聞いて、きょとんとした後。 続いた言葉に表情が心配するものに変わり。
セシルを探してきていいとギリアンから言われると、申し訳ないという色を浮かべたものの、きっと早い方がいいだろうと、思って。]
─…うん。 ありがとう、ギリさん。
私、セシ兄迎えにいってくる。
[礼を言うと、そのまま踵を返し、リアの屋敷へと向かった。]
(109) 2010/07/07(Wed) 22時頃
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─ リアの屋敷 前 ─
[只夢中で走って、リアの屋敷に着いたものの、今更ながら自分が今どんな姿をしているか自覚して。
ラルの具合が悪いとも聞いていたし、リアもこんな姿を見たらきっと驚いてしまうだろうと思うと、中に入る事が出来なくて。]
─…どうしよう。
[屋敷の外で、どうしようか逡巡した。]
(116) 2010/07/07(Wed) 22時半頃
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セシ兄、セシ兄…!
[セシルの顔を見た途端、枯れ果てたと思った涙が零れ落ちて。]
わた、し。
ごめん、まに、あわなか、った。
(117) 2010/07/07(Wed) 22時半頃
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───……っ…
[自分の涙で揺らぐセシルの顔を見て、言葉が喉にひりついて。
それでも、言わなければならないと、掠れた声を出した。]
ヴェス、が。
しんじゃった、の。 のどから、血、ながしてて。
私、がついた時には、もう。
メアリも、つめたくなって、た。
(120) 2010/07/07(Wed) 22時半頃
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[自分の手も、髪も。 服も、きっと顔も、血がこびりついていて。]
わたし、おきてって、言ったの。
でも、もう。 ヴェス、返事して、くれなかった。
ごめん、セシ兄。
わたしが、まにあってたら、ヴェス、まだ。
しななくて、良かったかも、しれないのに。
(121) 2010/07/07(Wed) 22時半頃
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[違う、というその人の顔を見た。 いつもの優しい顔ではなくて、複雑な感情に押しつぶされそうなその顔が、悲しくて。 こちらを向いた瞳に、涙がみえなかったことが、余計、辛かった。]
私、は。大丈夫、怪我もしてない、から。
[失ったのは、心の支えのようなもので。 喪失感は、激しかったけれど。
ずっと聞こえてきた、あの声が、返事がない。 彼なりの遠まわしな励ましや、後押しが、どれだけ支えになっていたのか解らないのに。 でも、それを口に出しても、もう戻らないから。]
あの、ね。 ヴェス、ギリさんが運んでくれてる、から。
行こう?…セシ兄。
[そっと手をとろうとして、血に塗れた自分の手に気付いて躊躇った。]
(127) 2010/07/07(Wed) 23時頃
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─…うん。
[こちらが躊躇った手を、セシルにとられると。 一瞬驚いて、その顔を見て。 その笑みを見るのが、こんな時なのに嬉しいことが後ろめたくて。
心の中で、ごめんね、と呟いてから頷いて、セシルの少し後をついていくように歩き始めた。]
(131) 2010/07/07(Wed) 23時頃
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─…あれ、ペラジ?
どしたの、おじちゃん、は?
[セシルに手を引かれながら歩いている途中、ふと聞こえた溜息に視線を向けると。
ゴドウィンの定位置だった場所にペラジーが座っていて、どうして?と首を傾げた。]
(137) 2010/07/08(Thu) 00時頃
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─…っ そ、っか。
おじちゃん、…苦しんで、なかった?
[微笑んで告げるペラジーに、こちらもなんとか笑顔を作って返し。 続いた言葉には、んーん、と緩く頭を振った。]
こんな格好じゃ、デートにもならないよ。
[そう言って、苦笑しながら自分を指差し。 出来る限り普通に振舞おうとしている自分は、多分傍から見たら異様だろうと思うけれど。]
(143) 2010/07/08(Thu) 00時頃
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それにさ。
わたし、妹、だもん。
(-59) 2010/07/08(Thu) 00時頃
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─…そっか。
[率直なペラジーの言葉に、ゴドウィンのことを思い表情を翳らせるが。 自分の姿に疑問を持たれると、あぁ、とペラジーを見て。]
ヴェスが、しんじゃったの。
[上手く説明できなくて、短くそう答えた。]
(149) 2010/07/08(Thu) 00時頃
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あぁ、それなら…
[良かった、と言いかけるも、その言葉は声には出なくて。
サイモンの名を出し、ヴェスの死を聞いて怪訝な顔をするペラジーに、ほんの少し、躊躇して。]
ヴェス、は。 多分、喉を、切られて。
メアリも、いっしょ、だったよ?
[あんなに縋りついて泣いたのに、直視することは出来なかった。 メアリには外傷はなさそうだったけれど、ヴェスは。 あんなにも、たくさん。血が、流れていて。
思い出して、また、青褪めた。]
(154) 2010/07/08(Thu) 00時半頃
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